新規上場!ノムラシステムコーポレーションのIPOの初値予想

更新日: IPO

ノムラシステムコーポレーション

ノムラシステムコーポレーション(3940)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2016年8月30日(火)~9月5日(月)、上場日は9月16日(金)です。

新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は920円(1単元9.2万円)です。仮条件は920円~960円と上振れました。

公開価格は仮条件の上限である960円となりました。予想PERは10.0倍です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。

  • 1,500〜1,800円(公開価格比+56.2%~+87.5%)
  • 1,700〜2,000円(公開価格比+77.1%~+108.3%)

初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 1,500円(公開価格比+56.2%)
  • 1,600円(公開価格比+73.9%)

ノムラシステムコーポレーションは、ドイツに本社を持つSAP SE提供のSAP ERPの導入コンサルティング及び保守サービス等のERPソリューション事業を主たる事業としています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツです。本社所在地は東京都渋谷区恵比寿1丁目3番1号 朝日生命恵比寿ビル7Fです。

西日本支社は、大阪市淀川区宮原4丁目1番9号 新大阪フロントビル10Fです。

ノムラシステムコーポレーションとは

ノムラシステムコーポレーションは、平成14年3月にERPソリューション事業を本格的に開始しました。ERPとは「Enterprise Resource Planning」の略語です。

企業内の会計、販売、物流、人事等のあらゆる経営資源を統合的に管理、有効活用し、経営の効率化を図るための手法・概念のこと、また、その基幹系統合システムのことです。

当事業では、企業の財務会計・販売・物流・購買・生産・人事等の基幹業務機能をコンピュータソフトウェアの機能上に統合するERP用パッケージソフトウェアの導入・運用支援等のコンサルティングサービスを行っています。

ノムラシステムコーポレーションは、SAPジャパン株式会社とのサービス・パートナー契約の締結によりデモライセンスを得ています。

SAPジャパン株式会社とは、全世界に130カ国以上の支社を持つ、ヨーロッパ最大級のソフトウェア会社SAP SEの日本法人です。

SAPは、大企業や中堅企業、公的機関といった比較的規模の大きな法人向けERP市場で、25業種約30万社の顧客企業を抱えています。

自社でSAPの教育、研修ができる環境と教育体制を整備し、より付加価値の高いサービスを提供するためにSAP認定コンサルタント資格の取得を強力に推進しています。

その結果、ノムラシステムコーポレーションのSAP認定コンサルタント数は120名、国内SAPパートナー企業122社中22位となっています。

順位は平成28年6月末日現在にSAPジャパン株式会社が発表したものです。複数認定取得者は取得数で人数算出しています。

また、ノムラシステムコーポレーションは、他社との差別化および知識と技術力の向上を図り、高品質・短期間・低価格での導入を実現するためのオリジナルソリューションテンプレートの開発に力を入れてまいりました。

「SAP HRパートナーコンソーシアム」の設立時から参加し、最新技術等を習得して日本版ベストプラクティスを使用したテンプレートの開発に早期に取り組みました。

このことにより、ノムラシステムコーポレーションの人事ソリューションテンプレート「Jet-One」は、SAPジャパン株式会社の ALL in-Oneソリューションの認定を取得しています。

サーバー

なお、ノムラシステムコーポレーションは技術・品質・効率の全てにおいて満足頂けるサービスの提供を目指し、資産除去債務ソリューションテンプレートの「Zex-One」等、人事分野以外においてもオリジナルソリューションテンプレートの作成を行っています。

ノムラシステムコーポレーションは、SAP PartnerEdgeチャネル契約VARの締結及びPartner Center of Expertiseの認定取得により、SAP ERPの導入・保守サービスだけでなく、ライセンス販売とライセンス保守サービスの提供も行っています。

その結果、人事分野での元請け案件(以下「プライム」という。)を受注することができ、案件を積み重ねています。

従業員数は101名、平均年齢は34.9歳、平均勤続年数は7.2年、平均年間給与は516.9万円です。

ノムラシステムコーポレーションは単体で事業を行っており、企業集団を形成しておりません。

また、ノムラシステムコーポレーションのセグメントはERPソリューション事業のみの単一セグメントです。

FIS(ファンクション インプリメント サービス)

当サービスは、プライムベンダーであるパートナー企業に、顧客要件分析及び実現機能の設計、または標準機能でカバーできない既存業務に対して新機能の作り込みなど個々の課題に応じたSAP ERPのコンサルティングサービスを提供しています。

ノムラシステムコーポレーションの主要なサービスです。プライムベンダーとは元請け企業のことであり、システムを導入する際、システムを構成するハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク及び開発要員等をとりまとめる主体です。

プライムベンダーの求めるスキル、経験等に合致したコンサルタントまたはチームが、プロジェクト場所に常駐またはノムラシステムコーポレーションにてコンサルティング支援を行っています。

また、必要に応じてパートナー企業の個人事業主及び外注会社にコンサルティング支援を外注しています。

プライム

当サービスは、エンドユーザーと直接取引を行っています。

多くの事例をもとにしたノウハウを活用し、顧客が抱える課題の抽出・分析を行い、最適化された業務プロセス「あるべき姿」をもとにシステム構築を行います。

主として、SAP ERP製品導入の企画から運用までワンストップでサービスを提供しており、ノムラシステムコーポレーション従業員を中心にコンサルティングサービスを行っています。


ノムラシステムコーポレーションのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、人材採用・育成等に係る人件費、テンプレート開発費用等の運転資金、事業拡大に伴うオフィス移転等の設備資金に充当する予定です。

ノムラシステムコーポレーションの業績推移

業績面では売上高、経常利益、純利益のいずれも、減収や減益の年度があります。大局的には右肩上がりの傾向となっています。

ノムラシステムコーポレーションの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回っている年度と下回っている年度があります。

連結経営指標では、前期の自己資本利益率(ROE)は12.8%であり、自己資本比率は81.4%です。主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

決算年月平成23年
12月
平成24年
12月
平成25年
12月
平成26年
12月
平成27年
12月
売上高(千円)1,808,9972,035,4941,816,7372,095,3932,267,917
経常利益(千円)86,082290,766102,568226,240260,165
当期純利益(千円)50,431164,12746,260141,307162,656
資本金(千円)100,000100,000100,000100,000100,000
発行済株式総数(株)14,19014,19014,19014,19014,190
純資産額(千円)844,9091,009,0361,055,2971,190,0571,359,260
総資産額(千円)1,065,6251,309,5931,254,1201,489,3161,669,203
BPS(円)59,542.5871,108.9874,369.06838.66957.9
1株当たり配当(円)
EPS(円)3,553.9811,566.403,260.0899.58114.63
自己資本比率(%)79.37784.179.981.4
自己資本利益率(%)6.217.74.512.612.8
配当性向(%)
営業CF(千円)211,50499,850
投資CF(千円)△299,380329,040
財務CF(千円)
現金等(千円)835,2481,264,137
従業員数(名)9388918996

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

日経JASDAQは6月13日から暗転して大きく崩れて、英国離脱ショックによる暴落後はしぶとく切り返しました。

急反発後はボックスでの推移となっています。このまま上昇トレンドに回帰すると、IPOにおいては追い風となります。

日経JASDAQのチャート(2016年5月13日~8月12日)
(※マネックス証券より)

上場規模

ノムラシステムコーポレーションのIPOの規模は最大で約5.0億円であり、JASDAQスタンダードとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は342,000株、売出株式数は134,500株、オーバーアロットメント(OA)は71,400株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約31%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約28%です。

売出人かつ貸株人である野村芳光及び売出人である酒井秀和、並びにノムラシステムコーポレーション株主である大山亨、根本康夫には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

株主名保有割合ロックアップ
野村芳光87.44%
大山亨2.24%
有賀滋1.30% 
酒井秀和1.07%
黒沢利行0.97% 
根本康夫0.65%
内山勉0.65% 
吉田勤0.65% 
関口由実0.26% 
酒枝英俊0.16% 

初値予想

ノムラシステムコーポレーションの事業は、顧客要件分析及び実現機能の設計、または標準機能でカバーできない既存業務に対して新機能の作り込みなど個々の課題に応じたSAP ERPのコンサルティングサービス、ERP製品導入の企画から運用までワンストップでサービスということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

約5.0億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしても小型です。筆頭株主と第2位の株主にはロックアップがかかっています。

需給面ではプラス材料が揃っています。予想PERは10.0倍と類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR
3666テクノスジャパン52.856.93
4335アイ・ピー・エス17.571.52
4828東洋ビジネスエンジ23.652.48

JASDAQスタンダードの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • デュアルタップ:+127.0%
  • 富士ソフトサービスビューロ:+13.5%
  • プロパティエージェント:+115.0%
  • ナガオカ:+40.6%
  • デジタル・インフォメーション・テクノロジー:+246.2%
  • スマートバリュー:+344.9%
  • 三機サービス:+37.1%
  • エムケイシステム:+332.0%
  • 今村証券:+27.4%
  • マークラインズ:+77.3%
  • 東武住販:+12.0%
  • 白鳩:+46.2%
  • サイバーリンクス:+172.9%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事はみずほ証券です。その他は、SMBC日興証券、いちよし証券、SBI証券、岡三証券、エース証券、岩井コスモ証券、マネックス証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
みずほ証券409,90086.02%
SMBC日興証券19,0003.99%
いちよし証券14,4003.02%
SBI証券14,4003.02%
岡三証券4,7000.99%
エース証券4,7000.99%
岩井コスモ証券4,7000.99%
マネックス証券4,7000.99%

ノムラシステムコーポレーションのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・弱気の4段階)

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年)発表時BB直前結果
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RSTechnologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気126.4%
クレステックやや強気やや強気82.4%
平山やや強気やや強気29.5%
アイリッジ強気強気429.2%
デクセリアルズ弱気弱気-3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気やや強気-10.5%
イトクロ中立中立4.1%
PCIホールディングスやや強気やや強気169.6% 
エスケーホーム中立やや強気13.8%
パルマ強気強気70.5%
メタップス中立中立-7.9%
ラクト・ジャパン中立中立0.0%
土木管理総合試験所中立中立-2.4%
アクアライン強気強気21.7% 
ベステラやや強気やや強気25.0%
STUDIOUSやや強気やや強気20.0%
JESCOホールディングス中立中立5.4%
ピクスタ強気強気34.8%
アイビーシー強気強気251.0%
ブランジスタやや強気強気43.8%
AppBankやや強気強気45.8%
グリーンペプタイド弱気弱気-8.0%
GMOメディアやや強気やや強気101.1%
パートナーエージェントやや強気強気217.5%
バルニバービやや強気やや強気130.0%
日本郵政中立中立16.5%
ゆうちょ銀行中立中立15.9%
かんぽ生命保険中立中立33.1%
ロゼッタ強気強気433.1%
あんしん保証強気強気292.5%
ベルシステム24HD弱気弱気-5.0%
ネオジャパン強気強気401.7%
いちごホテルリート投資法人投資法人中立中立-1.8%
インベスターズクラウドやや強気やや強気93.3%
鎌倉新書やや強気強気 180.6%
ラクス強気強気228.7%
ランドコンピュータやや強気やや強気103.4%
ダブルスタンダード強気強気128.8%
オープンドアやや強気やや強気23.3%
ミズホメディーやや強気やや強気156.5%
ツバキ・ナカシマ弱気弱気4.5%
アートグリーン中立中立46.2%
フリューやや強気弱気0.6%
ビジョン中立中立 10.7%
アークン強気強気262.1%
マイネット強気やや強気19.3%
ソネット・メディア・ネットワークス強気強気139.1%
ソーシャルワイヤー強気強気56.9%
ケイアイスター不動産弱気弱気6.8%
プロパティエージェントやや強気やや強気115.0%
一蔵中立弱気2.1%
  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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