上場が中止!SANEI(6230)のIPOの初値予想

更新日: IPO

SANEI

SANEI(6230)のIPOが決定していましたが、上場延期となりました。以下、中止前に発表されていたIPOの情報です。

ブック・ビルディング期間は2020年4月9日(木) ~4月15日(水)、上場日は2020年4月24日(金)です。

新規上場する市場は東証2部で、想定価格は2,200円(1単元22.0万円)です。仮条件は2020年4月7日(火)、公募価格は2020年4月16日(木)に決定。予想PERは6.8倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

2,000〜2,300円(想定価格比-9.1%~+4.5%)

SANEIは給水栓・給排水金具・継手及び配管部材の製造・販売を展開しています。

監査法人はひびき監査法人で、本社所在地は大阪市東成区玉津1丁目12番29号です。

SANEIとは

SANEIの製品の主な特長としては、プロダクトデザイナーや、建築や空間を手掛けるデザイナーにも積極的に協力してもらい、従来とは異なる水栓を提案していることがあります。

インテリアを構成する素材の一つとして、その空間のコンセプトに調和するようなデザインの選択肢を提供する製品を揃えています。

また、主に住まいやホテルの一般室で使用されていますが、スウィートルームやペントハウスなどの高級なゾーンにおいても採用してもらえる製品作りにも注力。

住居以外の事務所ビルやアミューズメント施設、病院・介護施設、駅舎等、人が集まる公共の場、いわゆる非住宅の分野でも使われる製品にも力を入れています。

今後SANEIが製品開発面でめざすのはエレクトロニクスとの融合。他社にはない製品を生み出す事が、新たなライフスタイルの提案につながると確信しています。

一般向け水栓や給排水用品等の水まわり商材のほか、付加価値の高いデザインや水の流れにこだわった高級水栓や、スマホのような静電タッチ水栓を製品化しています。

従業員数は311名、平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は14.9年、平均年間給与は554.2万円です。

SANEIのIPOの諸データ

SANEIの業績推移

業績面では売上高は横ばいで、経常利益・純利益は減益の年度もあります。

SANEIの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第58期 第59期
決算年月 2018年3月 2019年3月
売上高 (千円) 20,923,235 20,805,926
経常利益 (千円) 1,248,994 938,064
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 831,942 608,972
包括利益 (千円) 810,716 611,834
純資産額 (千円) 7,684,434 8,237,469
総資産額 (千円) 16,667,268 16,863,672
1株当たり純資産額 (円) 3,920.63 4,202.79
1株当たり当期純利益金額 (円) 458.74 310.7
自己資本比率 (%) 46.1 48.8
自己資本利益率 (%) 11.6 7.6
株価収益率 (倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 924,847 750,787
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △353,810 △239,091
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) △267,703 △543,545
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 645,361 604,175
従業員数 (名) 715 731

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数は2016年7月以降は長らく上昇トレンドが続いていましたが、2018年1月23日をピークに調整局面に突入し、下落相場が続いていました。

2018年12月をボトムにもちなおし、2019年はボックス相場でしたが、2020年に入ってからはコロナウイルス・ショックで崩壊しています。

再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

SANEIのIPOの規模は最大で約11.6億円であり、東証二部としては小型です。

公募株式数は260,000株、売出株式数は200,000株、オーバーアロットメント(OA)は69,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約24%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は44%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
西岡利明 34.69%
吉川正弘 34.69%
西岡明 5.10%  
吉川弘二 5.10%
SANEI従業員持株会 5.10%
夏目和典 3.06%
尼見幸一 2.04%
岸田敏雄 1.28%
新田裕二 1.02%
(株)岡本製作所
(株)坂井製作所
(株)多喜プラスチック
(株)田中工業
1.02%

初値予想

SANEIの事業は給水栓・給排水金具・継手及び配管部材の製造・販売ということで、IPOにおける人気度は低めです。

約11.6億円という上場規模は東証2部としてはやや小型です。上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

予想PERは6.8倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
3449 テクノフレックス 7.23 0.68 5.90%
5341 アサヒ衛陶 62.40 1.04 0.00%
5999 イハラサイエンス 8.46 0.75 3.90%
6484 KVK 7.08 0.54 3.41%
7925 前澤化成工業 22.54 0.43 2.82%

東証2部の10億~20億円のIPOの初値結果は以下のとおりです。

  • 日本インシュレーション:-7.6%
  • ベース:+92.6%
  • 恵和:+33.2%
  • レオクラン:+8.1%
  • ヤシマキザイ:+13.3%
  • ユーピーアール:+21.2%
  • KHC:-2.1%
  • 東海ソフト:+91.5%
  • オーウエル:+14.0%
  • コーア商事ホールディングス:+49.8%
  • 共和コーポレーション:+57.9%
  • ジェイ・エス・ビー:+33.8%
  • マーキュリアインベストメント:-4.1%
  • イワキ(銘柄名:イワキポンプ):+2.5%
  • 中本パックス:+0.7%
  • JESCOホールディングス:+5.4%
  • 土木管理総合試験所:-2.4%
  • ホクリヨウ:+8.9%
  • 東京ボード工業:-8.0%
  • 綿半ホールディングス:+6.3%
  • ヤマシンフィルタ:+19.6%
  • ダイキアクシス:+3.9%
  • エンビプロ・ホールディングス:+48.6%
  • サンヨーホームズ:+78.6%
  • パンチ工業:-5.4%
  • アジュバンコスメジャパン:+4.8%
  • 三洋貿易:-3.5%
  • 阿波製紙:+0.3%
  • ジャパンマテリアル:-7.9%
  • AGS:-6.3%
  • 大研医器:±0%
  • 電算システム:-7.1%
  • TAIYO:-6.7%
  • ニホンフラッシュ:-7.5%
  • リンクアンドモチベーション:+100.0%
  • ラサ商事:+25.4%
  • 山下医科器械:+0.4%
  • デリカフーズ:+35.3%
  • サーラ住宅:+24.0%
  • ゼロ:+38.2%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事は大和証券です。その他は、野村證券、三菱UFJモルスタ証券、SBI証券、SMBC日興証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
大和証券 414,000 90.00%
野村証券 23,000 5.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 13,800 3.00%
SBI証券 6,900 1.50%
SMBC日興証券 2,300 0.50%

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郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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