上場!日通システム(4013)のIPOの初値予想

更新日: IPO

日通システム

日通システム(4013)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年9月25日(金)~10月1日(木)、上場日は2020年10月13日(火)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,880円(1単元28.8万円)です。公募価格は2020年10月2日(金)に決定。

仮条件は2,880円~3,000円と上振れました。予想PERは54.6~56.9倍です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

3,300〜3,900円(仮条件の上限比+10.0%~+30.0%)

日通システムは、就業・人事・給与マネジメントシステムと「ヘルス×ライフ」等のソフトウエア製品・ハードウエア製品(就業情報端末)の開発・販売、クラウドサービス・コンサルサポート等を展開しています。

監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都千代田区外神田4丁目14番1号秋葉原UDXビル北8階 です。

日通システムとは

日通システムは「想像から創造へ」のもと「CSR&イノベーション」を企業理念としています。

コアコンピタンス(競争優位の源泉)を強化して他社との差別化を図り、Human Resource Management事業(HRM事業)においてステークホルダーの期待を重視し、顧客企業の満足度向上を追求することを経営方針としています。

セグメントの名称事業区分製品とサービス
HRM事業クラウド事業クラウドサービス
統合ERP
「勤次郎Enterprise」
(就業ソリューション)勤次郎、勤次郎Smart
(人事ソリューション)人事郎
(給与ソリューション)Q太郎
(健康管理ソリューション)ヘルス×ライフ
(電子カルテシステム)ヘルス×ライフカルテ
コンサルサポートクラウドコンサルサポート
NRLコンサルサポート
就業情報端末NRL-m、NRL-ms、NRL-1、NRL-2
オンプレミス事業統合ERPパッケージ
「勤次郎Enterprise」
(就業ソリューション)勤次郎、勤次郎Smart
(人事ソリューション)人事郎
(給与ソリューション)Q太郎
(健康管理ソリューション)ヘルス×ライフ
コンサルサポートソフトウエアコンサルサポート
NRLコンサルサポート
就業情報端末NRL-m、NRL-ms、NRL-1、NRL-2
プレミアムサポートソフトウエアプレミアムサポート
NRLプレミアムサポート
その他貸会議室事業貸会議室ネット・カンファレンス

日通システムのクラウドサービスにおける利用者数・契約社数の推移は次のとおりです。

決算期利用者数(人)契約社数(社)
2014年12月末29,960165
2015年12月末51,025281
2016年12月末72,226381
2017年12月末105,360532
2018年12月末178,529766
2019年12月末246,3581,036
2020年6月末286,5491,187

従業員数222名、平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は6.3年、平均年間給与は564.7万円です。

日通システムのIPOの諸データ

日通システムの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。

日通システムの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第38期第39期
決算年月2018年12月2019年12月
売上高(千円)2,747,1143,188,571
経常利益(千円)323,878459,801
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)236,802332,074
包括利益(千円)236,774331,750
純資産額(千円)1,277,1481,587,463
総資産額(千円)2,282,2272,540,169
1株当たり純資産額(円)178.75222.18
1株当たり当期純利益(円)33.1446.48
自己資本比率(%)5662.5
自己資本利益率(%)20.323.2
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)361,738545,821
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△302,052△285,035
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)53,378△108,932
現金及び現金同等物の期末残高(千円)472,258626,463
従業員数(名)197235

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月ボックス相場が続いていましたが、高値レンジをブレイクしています。

このまま堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、反落して再び軟調な相場に回帰すれば向かい風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

日通システムのIPOの規模は最大で約82.8億円であり、東証マザーズとしてはかなりの大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は2,500,000株、売出株式数は0株、オーバーアロットメント(OA)は375,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約29%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%です。

株主名保有割合ロックアップ
エヌイーシステムサービス(株)47.51%
日通システム持株会19.53%
加村稔12.59%
MK(株)7.29%
三菱UFJキャピタル(株)5.96%
國井達哉2.43%
加村光子2.12%
加村光造0.62%
西垣延夫0.48%
鷲尾康史0.33%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

日通システムの事業は就業・人事・給与マネジメントシステムと「ヘルス×ライフ」等のソフトウエア製品・ハードウエア製品(就業情報端末)の開発・販売、クラウドサービス・コンサルサポート等ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しており、クラウドというキラーワードを事業に内包しています。

予想PERは54.6~56.9倍であり、類似企業と比較すると中間的です。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
3921ネオジャパン73.908.170.33%
3983オロ50.598.710.26%
3986ビーブレイクシステムズ35.841.980.74%
3999ナレッジスイート赤字4.800.00%
4397チームスピリット297.0030.830.00%
4776サイボウズ96.3332.420.35%
6436アマノ30.071.681.63%
9928ミロク情報サービス25.673.501.76%

約82.8億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの大型です。上位株主にVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • ロコガイド:+130.3%
  • SREホールディングス:-6.6%
  • ランサーズ:+15.3%
  • JTOWER:+63.8%
  • フリー:+25.0%
  • JMDC:+32.5%
  • メドレー:-2.3%
  • BASE:-6.9%
  • HPCシステムズ:-6.0%
  • ギフティ:+25.3%
  • ステムリム:-7.0%
  • ブシロード:+16.6%
  • 新日本製薬:+13.2%
  • Sansan:+5.8%
  • EduLab:+2.2%
  • ポート:-37.2%
  • 自律制御システム研究所:-16.8%
  • SBIインシュアランスグループ:±0%
  • MTG:+21.6%
  • メルカリ:+66.7%
  • ラクスル:+9.7%
  • SOU:+24.2%
  • 神戸天然物化学:+56.6%
  • HANATOUR JAPAN:+10.0%
  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

東証マザーズの大型IPOは、メルカリ・CYBERDYNE・ミクシィのようなテーマ性がある銘柄か、相場の時流に適した銘柄、バイオ旋風が吹き荒れている時のバイオ銘柄以外は、公募割れも目立っています。

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。

主幹事は野村證券です。その他は、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、東海東京証券、SBI証券、岩井コスモ証券、エース証券、豊証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
野村証券2,275,00091.00%
みずほ証券50,0002.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券50,0002.00%
東海東京証券25,0001.00%
SBI証券25,0001.00%
岩井コスモ証券25,0001.00%
エース証券25,0001.00%
豊証券25,0001.00%

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野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。

郵政3社、JR九州などの中型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

野村證券

大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。

SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。

現在はお得なキャンペーンを開催しています。

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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