上場!Retty(7356)のIPOの初値予想

更新日: IPO

Retty

Retty(7356)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年10月15日(木)~10月21日(水)、上場日は2020年10月30日(金)です。

レッティが新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,150円(1単元11.5万円)です。公募価格は2020年10月22日(木)に決定。

仮条件は1,150円~1,180円と上振れました。予想PERは赤字です。

初値予想はプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

1,600〜2,200円(仮条件の上限比+35.6%~+86.4%)

Rettyは、ユーザーの実名に基づく飲食店オススメ口コミ情報及び全国の飲食店情報等を蓄積した実名型グルメプラットフォーム「Retty」を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル3Fです。

Rettyとは

Rettyは、「食を通じて世界中の人々をHappyに。」をビジョンに掲げ、各ユーザーの好みに合わせて個別最適化された飲食店情報を提供するサービスを運営しています。

「Retty」を利用するユーザーは全国の飲食店情報を閲覧できるほか、実際に飲食店を訪れたことがあるユーザーをフォローし、オススメ口コミ情報を閲覧することができるようになっています。

「Retty」では実名型のサービスとなっているため、当該オススメ口コミ情報の信頼性が高く、趣味嗜好が合うユーザー同士で情報提供ができるSNS機能を組み込んでいいます。

飲食店側においても、点数評価ではないオススメ口コミ情報が掲載されることから「Retty」を受け入れやすい仕様となっています。

当該オススメ情報を投稿するユーザーやフォローするユーザー数を確認できるほか、SNS機能を通じて当該ユーザーとの接点を持つことができるため、単なる一次集客のみならず、二次、三次集客へとつなげることが可能。

このような設計にすることで「Retty」に蓄積される情報は多岐に及ぶことになり、現在は店舗データや実名口コミ情報にとどまらず、閲覧のログデータ、フォローや「いいね・いきたい」といったアクションデータなどが蓄積されています。

これらのデータを分析しユーザーの閲覧、投稿、アクションから割り出された好みやシチュエーション、雰囲気などを考慮した、各ユーザーに最適化された飲食店情報を提供できるのが、「Retty」の持続的な成長の源泉となっています。

従業員数は132名、平均年齢は30.3歳、平均勤続年数は2.8年、平均年間給与は620.5万円です。

FRM

多くの飲食店は稼働率の向上を通じた売上の増加及び採算の改善による利益率の向上を至上命題としており、「Retty」を通じたオンラインでの販促を提供することで、飲食店から毎月定額のサービス利用料収入を得ています。

具体的には、契約した飲食店に対して、「Retty」内で上位に表示される仕組みや有料店舗の広告を掲載するサービスを提供しています。

また、飲食店に訪れたことがあるユーザーや当該ユーザーのオススメ口コミ情報及び当該ユーザーをフォローしているユーザーなど、多種にわたるユーザー情報を管理できる顧客管理システムを提供しています。

広告コンテンツ

「Retty」を積極的に利用するユーザーを対象にブランド認知向上等のプロモーションを行いたい広告主に対して「Retty」内にタイアップ広告を掲載することで収入を得ています。

また、「Retty」上の広告枠を、テクノロジーを活かして効率的に運用することで広告掲載収入を得ています。


RettyのIPOの諸データ

Rettyの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。

Rettyの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第5期 第6期 第7期 第8期 第9期
決算年月 2015年9月 2016年9月 2017年9月 2018年9月 2019年9月
売上高 (千円) 132,400 540,254 1,268,337 1,690,541 2,268,123
経常利益 (千円) △471,866 △593,734 △392,198 △221,021 99,899
当期純利益 (千円) △477,859 △596,481 △427,377 △230,421 155,849
資本金 (千円) 730,820 1,271,612 100,000 100,000 100,000
発行済株式総数(株)
普通株式 514,000 514,000 514,000 687,364 687,364
A種優先株式 135,000 135,000 135,000 111,361 111,361
B種優先株式 194,000 194,000 194,000 134,638 134,638
C種優先株式 184,000 184,000 184,000 132,829 132,829
D種優先株式 140,923 140,923 101,731 101,731
純資産額 (千円) 700,526 1,185,629 758,623 536,905 692,754
総資産額 (千円) 779,282 1,349,977 996,897 779,789 1,055,457
BPS (円) △710.20 △1,135.22 △1,501.15 △137.65 △120.97
1株配当 (円)
EPS (円) △507.66 △566.36 △365.93 △24.66 16.68
自己資本比率 (%) 89.8 87.8 76 67.6 64.7
自己資本利益率 (%) 25.8
株価収益率 (倍)
配当性向 (%)
営業CF (千円) △378,899 △285,430 46,089
投資CF (千円) △231,494 △6,135 △11,122
財務CF (千円) △9,629 9,530 76,674
現金等 (千円) 561,718 279,682 391,384
従業員数 (人) 52 76 103 109 119

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月ボックス相場が続いていましたが、高値レンジをブレイクしています。

このまま堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、反落して再び軟調な相場に回帰すれば向かい風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

RettyのIPOの規模は最大で約63.7億円であり、東証マザーズとしては大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は200,000株、売出株式数は4,618,600株、オーバーアロットメント(OA)は722,700株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約51%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は96%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
武田和也 29.40%
YJ2号投資事業組合 13.12%
JAPAN VENTURES I L.P. 10.32%  
AT-Ⅰ投資事業有限責任組合 7.19%
WiL Fund I, L.P. 6.22%  
CA Startups Internet Fund 1号 投資事業有限責任組合 3.96%  
テクノロジーベンチャーズ3号投資事業有限責任組合 3.84%  
PC投資事業有限責任組合 3.35%
NTTインベストメント・パートナーズファンド3号投資事業有限責任組合 3.30%  
長束鉄也 3.17%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

Rettyの事業は、ユーザーの実名に基づく飲食店オススメ口コミ情報及び全国の飲食店情報等を蓄積した実名型グルメプラットフォーム「Retty」であり、IPOにおける業種の人気度は最上級です。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しており、ソーシャルやスマホアプリは依然として人気が高い分野です。

予想PERは赤字であり、類似企業と比較すると割高感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
2371 カカクコム 45.06 14.29 1.34%
2440 ぐるなび 赤字 2.13 0.00%
4689 Zホールディングス 59.12 4.59 1.19%
6098 リクルートホールディングス 64.04 7.12 0.42%
7849 スターツ出版 41.28 1.10 0.78%

約63.7億円という上場規模は東証マザーズとしては大型です。上位株主にVCが名を連ねており、公開株式のほぼすべてが売出でVCのExitの要素はあります。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • ロコガイド:+130.3%
  • SREホールディングス:-6.6%
  • ランサーズ:+15.3%
  • JTOWER:+63.8%
  • フリー:+25.0%
  • JMDC:+32.5%
  • メドレー:-2.3%
  • BASE:-6.9%
  • HPCシステムズ:-6.0%
  • ギフティ:+25.3%
  • ステムリム:-7.0%
  • ブシロード:+16.6%
  • 新日本製薬:+13.2%
  • Sansan:+5.8%
  • EduLab:+2.2%
  • ポート:-37.2%
  • 自律制御システム研究所:-16.8%
  • SBIインシュアランスグループ:±0%
  • MTG:+21.6%
  • メルカリ:+66.7%
  • ラクスル:+9.7%
  • SOU:+24.2%
  • 神戸天然物化学:+56.6%
  • HANATOUR JAPAN:+10.0%
  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

東証マザーズの大型IPOは、メルカリ・CYBERDYNE・ミクシィのようなテーマ性がある銘柄か、相場の時流に適した銘柄、バイオ旋風が吹き荒れている時のバイオ銘柄以外は、公募割れも目立っています。

以上を総合考慮して、東証マザーズの市況が現在の好況を続けるという前提で、初値予想はプラスリターンです。

ただし、規模が大きいことから、東証マザーズのIT銘柄が崩壊する流れとなった場合、RettyのIPOも急速に暗雲が立ち込める点には留意が必要です。

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証券会社名 割当株式数 割当比率
大和証券 3,903,500 81.01%
SMBC日興証券 674,600 14.00%
SBI証券 120,400 2.50%
野村証券 48,100 1.00%
みずほ証券 24,000 0.50%
岩井コスモ証券 19,200 0.40%
いちよし証券 19,200 0.40%
エース証券 9,600 0.20%

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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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