上場!PHCホールディングス(6523)のIPOの初値予想

更新日: IPO

PHCホールディングス

PHCホールディングス(6523)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年9月29日(水)~10月5日(火)、上場日は2021年10月14日(木)です。

新規上場する市場は東証1部で、想定価格は3,700円(1単元37.0万円)です。公募価格は2021年10月6日(水)に決定。予想PERは32.5倍です。

仮条件は3,250円~3,500円と窓を開けて下振れました。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

3,300〜3,900円(仮条件の上限比-5.7%~+11.4%)

※仮条件が上限で決まるのが予想の前提でした。申し込んでいないのに勧誘があるケースがありますが、公募割れの可能性があるので慎重な対応がおすすめです。

PHCホールディングスは血糖自己測定システム・Point of Care Testing製品等の体外診断機器並びに電気式医薬品注入器の開発・製造・販売、医科医事システム・電子カルテ等医療IT製品の開発販売や臨床検査事業、研究・医療支援機器・病理診断機器等の開発製造販売を展開しています。

監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都港区西新橋2丁目38番5号です。

PHCホールディングスとは

PHCホールディングスは経営理念として「わたしたちは、たゆみない努力で健康を願うすべての人々に新たな価値を創造し豊かな社会づくりに貢献します」を掲げています。

ビジョンは「グローバルの診断・ライフサイエンス、日本のヘルスケアサービスにおいて、ベストインクラスのプレシジョンとデジタルソリューションを提供するリーダーとなる」です。

また、「多様性とチームワーク」、「イノベーション志向」、「チャレンジ精神」、「高い倫理観」を価値観とし、お客様基点のイノベーションによって、研究から診断、医療までの幅広い領域の医療ニーズに対するソリューションを提供しています。

PHCホールディングスは、1948年の大新鉱業株式会社設立をルーツとし、顧客に喜んでいただける「高性能・高品質」なモノづくりを追求し、積極的にR&Dへ投資することで、画期的な製品を世に送り出してきました。

HCホールディングスの事業は、3つの事業ドメインにより構成されています。

  • 血糖自己測定システム(測定器及びセンサ)及びPoint of Care Testing(臨床現場即時検査、POCT)製品等の体外診断機器並びに電気式医薬品注入器(インジェクタ)の開発・製造・販売
  • 医科医事システム・電子カルテ等医療IT製品の開発販売や臨床検査事業を展開する「ヘルスケアソリューションドメイン」
  • 研究・医療支援機器、病理診断機器等の開発製造販売を行う「診断・ライフサイエンスドメイン」の

従業員数は181名、平均年齢は47.8歳、平均勤続年数は17.7年、平均年間給与は904.6万円です。

PHCホールディングスのIPOの諸データ

PHCホールディングスの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。

PHCホールディングスの業績推移

主要な連結経営指標(国際会計基準)の推移は下表のとおりです。

回次第6期第7期第8期
決算年月2019年3月2020年3月2021年3月
売上収益(百万円)186,546272,637306,071
営業利益(百万円)22,74613,17717,599
税引前利益(百万円)20,6505,61122,788
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)15,4535,27616,906
親会社の所有者に帰属する当期包括利益(百万円)13,9623,23526,239
親会社の所有者に帰属する持分(百万円)65,26270,275107,018
総資産額(百万円)325,216529,757569,020
1株当たり親会社所有者帰属持分(円)579.44619.38921.04
基本的1株当たり当期利益(円)135.8446.61149.07
希薄化後1株当たり当期利益(円)130.4545.22143.93
親会社所有者帰属持分比率(%)20.113.318.8
親会社所有者帰属持分当期利益率(%)267.819.1
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)33,79036,86547,850
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円)△7,415△135,467△16,314
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円)△19,86795,585△20,395
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)50,06645,37960,762
従業員数(人)5,3689,6159,753

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

ここ3ヶ月間の株価推移としては9月に入ってから堅調な相場となっており、このまま好調な市況が続けば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

PHCホールディングスのIPOの規模は最大で約1,976.9億円であり、東証1部としても大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は5,807,500株、売出株式数は40,652,900株、オーバーアロットメント(OA)は6,969,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約44%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は88%です。

株主名保有割合ロックアップ
KKR PHC Investment L.P.45.77%
三井物産(株)20.17%
(株)生命科学インスティテュート12.59%
パナソニック(株)10.79%
LCA 3 Moonshot LP4.69%
PHCホールディングス従業員持株会0.83% 
平嶋竜一0.21%
宮﨑正次0.21%
大塚孝之0.20%
山根健司0.19% 

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

PHCホールディングスの事業は、血糖自己測定システム・Point of Care Testing製品等の体外診断機器並びに電気式医薬品注入器の開発・製造・販売、医科医事システム・電子カルテ等医療IT製品の開発販売や臨床検査事業、研究・医療支援機器・病理診断機器等の開発製造販売ということで、IPOにおける業種の人気度は標準的です。

上位株主にはVCはなく、満遍なくロックアップがかかっています。

予想PERは32.5倍であり、類似企業と比較すると中間的です。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
4538扶桑薬品24.490.692.26%
4543テルモ42.634.690.56%
6849日本光電工業22.652.400.99%
6869シスメックス76.759.970.50%
6960フクダ電子14.831.181.99%
7702JMS12.090.592.02%
7747朝日インテック83.729.270.36%
7749メディキット18.161.151.66%
7775大研医器21.232.883.23%
8086ニプロ12.971.202.45%

1,976.9億円という上場規模は東証1部としても大型です。

東証一部の1000億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • ソフトバンク:-2.5%
  • SGホールディングス(佐川急便):+17.3%
  • 九州旅客鉄道:+19.2%
  • LINE:+48.5%
  • かんぽ生命保険:+33.1%
  • ゆうちょ銀行:+15.9%
  • 日本郵政:+16.5%
  • リクルートホールディングス:+2.3%
  • ジャパンディスプレイ:-14.6%
  • サントリー食品インターナショナル:+0.6%
  • 日本航空:+0.5%
  • 第一生命保険株式会社:+14.3%
  • ソニー・フィナンシャル・ホールディングス:+5.0%
  • あおぞら銀行:-13.2%
  • アコーディア・ゴルフ:-3.6%
  • 出光興産:+10.5%
  • 野村不動産ホールディングス:+11.4%
  • SUMCO:+12.7%
  • 国際石油開発:+23.9%
  • エルピーダメモリ:+3.1%
  • 電源開発:+3.5%
  • 新生銀行:+66.1%
  • NECエレクトロニクス:+27.4%
  • セイコーエプソン:+41.9%
  • 大同生命保険:+18.5%
  • 野村総合研究所:+35.0%

東証一部での2000億円前後のIPOの初値騰落率は以下のとおりです。

企業名上場規模騰落率
SGホールディングス1276億円+17.3%
LINE1329億円+48.5%
かんぽ生命保険1452億円+33.1%
リクルートホールディングス2138億円+2.3%
ジャパンディスプレイ3347億円-14.6%
サントリー食品インターナショナル3881億円+0.6%
あおぞら銀行3799億円-13.2%
アコーディア・ゴルフ1239億円-3.6%
出光興産1204億円+10.5%
野村不動産ホールディングス1645億円+11.4%
SUMCO1584億円+12.7%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。

主幹事はSMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券、みずほ証券、BofA証券、ゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券です。その他は、SBI証券、楽天証券、マネックス証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
SMBC日興証券7,039,40033.67%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券6,063,00029.00%
野村証券4,041,30019.33%
みずほ証券2,648,90012.67%
BofA証券209,1001.00%
ゴールドマン・サックス証券209,1001.00%
JPモルガン証券209,1001.00%
SBI証券194,4000.93%
楽天証券194,4000.93%
マネックス証券98,3000.47%

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また、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券の委託幹事としてPayPay証券でも取り扱いを期待可能。

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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