新規上場!マイネットのIPOの初値予想

更新日:   IPO

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マイネット

マイネット(3928)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は12月4日(金)~12月10日(木)、上場日は12月21日(月)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,680円(1単元16.8万円)です。仮条件は1,500~1,680円と下振れました。

公開価格は仮条件の上限である1,680円となりました。予想PERは49.1倍、予想PBRは2.48倍です。

初値予想はプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りとなっています。

  • 1,700〜2,000円
  • 2,000〜2,500円

マイネットは、現在最もオンライン化が進行している市場の一つである、スマートフォンゲームの領域でゲームサービスの開発・運営を主たる業務とし、とりわけリリース済のスマートフォンゲームをゲーム事業者から買収ないしは協業という形で再生・運営を行う「リビルド事業」を展開しています。

監査法人は新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都港区北青山2-11-3 A-PLACE青山です。

マイネットのIPO

マイネットとは

マイネットは、「オンラインサービスの100年企業」を経営ビジョンに、社会のオンライン化の最先端で、人と人とを結び付けるサービスを提供し続けることを目指して事業を展開しています。

スマートフォンネイティブアプリと、ブラウザゲームの形態でスマートフォンゲームを展開しています。

スマートフォンゲーム市場は、スマートフォンの誕生・普及をきっかけに急拡大しました。

それまでも、携帯電話端末を使用したゲームはありましたが、フィーチャーフォンの機能が限られていたため、ゲーム表現に大きな制約がありました。

しかし、高機能なスマートフォンの誕生により、これまでのフィーチャーフォンゲームユーザーに加え、オンラインゲームに関心の薄かった一般ユーザーまでもが、日常の生活の中で空き時間等を使ってゲームを楽しむという社会現象を引き起こしたことから、スマートフォンゲーム市場は急速に成長いたしました。

スマートフォンゲーム市場の市場規模は、平成25年に5,468億円となっており、平成26年以降も順調な拡大を続け、平成28年には8,238億円まで増加するといわれています。

このように順調に拡大するスマートフォンゲーム市場ではありますが、 早期に先行投資の回収が可能な優良タイトルが市場の売上と利益の大半を占めているという厳しい市場となっています。

また市場内競争においては、大手ゲーム事業者による寡占化が進んでいる状況になっています。

このように二極化が鮮明となっている昨今のスマートフォンゲーム市場において、大手中小問わずゲーム事業者はゲームタイトルのリリースまでにかかった先行投資の回収を急ぐ一方で、回収期に入ったゲームのライフタイムバリューを引き上げるための様々な施策を講ずるようになっています。

ライフタイムバリューとは、一人の顧客が取引期間にゲームにもたらすと期待される利益です。

具体的には、新規ユーザーの流入が減ったゲームに新たな送客施策を講ずることや、ゲーム自体の運営コストを引き下げること等が代表的な施策となっています。

このような背景のもと複数のゲームタイトルを保有する大手ゲーム事業者を中心に、ゲームの運営に特化した事業者にタイトルの運営委託や売却を行う動きが見られるようになっています。

こうした動きにより、これまでの新規タイトルの開発が中心のスマートフォンゲーム市場において新たな市場、すなわちセカンダリ市場が形成されつつあります。

セカンダリ市場とは、スマートフォンゲームタイトルの買収・協業等の二次取引により形成される市場です。

マイネットはセカンダリ市場の事業者としての実績を積み重ねることで、Google PlayとApp Storeのゲームカテゴリのランキング上位100位以内のタイトルを保有している企業の多くとリレーションシップを構築しつつあります(平成27年9月30日現在58社)。

マイネットが展開するスマートフォンゲーム事業はリリース済のスマートフォンゲームをゲーム事業者から買収ないしは協業という形で再生・運営を行うリビルド事業ならびに自社で企画・開発・運営する自社ゲーム事業を展開しています。

リビルド事業は「買収型リビルド」事業、「協業型リビルド」事業の形態でサービスを提供しています。

従業員数は136名、平均年齢は31.8歳、平均勤続年数は1.4年、平均給与は481.8万円です。

「買収型リビルド」事業

DSPはRTBを活用した広告主の広告配信効果を最適化するための広告買付プラットフォームです。

他社ゲーム事業者が企画・開発・リリースしたスマートフォンゲームを買収し、マイネットスマートフォンゲームタイトルとして自社タイトル同様に提供し、スマートフォンゲーム内の一部アイテムや機能の追加等を有料でユーザーに提供することで収益を得るビジネスモデルです。

既にリリースされたタイトルを買収するため、将来の収益予測が行いやすく、自社で企画・開発する自社タイトルと比べ、事業リスクが低いビジネスモデルです。

他社ゲーム事業者が開発したスマートフォンゲームを買収した結果、平成27年10月末現在マイネットのタイトルとしてユーザーに提供されている主力スマートフォンゲームは以下の6本になります。

タイトル内容契約先/契約月
神姫覚醒メルティメイデンプレイヤーが召喚の力が支配する世界「レエンカ」を舞台に神姫(しんき)と呼ばれる少女たちと共に魔女討伐の旅をするパズルロールプレイングゲームです。
カードの数字を重ねて繰り出す「コンボ」「全体攻撃」、敵に向かってフリックでカードを投げる攻撃方法など、爽快さ、戦略性の高いバトルを楽しむことができます。500キャラ以上におよぶ神姫たちは、それぞれが個性的な力を宿しています。また神姫たちは共に旅を続ける中で覚醒という儀式によって本来の力を発揮します。自慢の神姫ナンバー1を決めるプレイヤー間バトルや、個性的な神姫たちが登場する討伐ミッションなどイベントも定期的に開催されています。
株式会社イグニス/平成26年9月
ドラゴンジェネシス王道ファンタジーRPGです。舞台は「剣と魔法」に彩られた壮大なファンタジーワールド「ロドリス大陸」。プレイヤーは騎士としてこの世界に降り立ち、数多の幻獣たちを従えて世界を進撃します。多彩なジョブシステム、テンポよく進む爽快なバトル、ハイクオリティなビジュアルで描かれるキャラクターたち。そして、仲間たちとともに挑むギルドVSギルドのバトル「聖戦」の奥深さ、魅力的な世界観とストーリー。そのすべてがモバイルゲームの枠を超えたスケールでプレイヤーに迫ります。株式会社gumi/平成27年4月
幻獣姫美少女カードバトルRPGです。凶悪な幻獣をその身に封じ込められた乙女「幻獣姫」たちを服従させ、世界の覇者を目指す壮大な物語です。姫たちには「情熱」「妖艶」「清純」の3タイプが存在し、「姫調教」「姫昇天」「服従」といったシステムで育成・進化させていきます。株式会社gumi/平成27年4月
騎士姫美しき大地「ロドリス」大陸を舞台に、美少女アリアが聖騎士として覚醒してゆく壮大な物語です。ギルドVSギルドのリアルタイムバトル、組み合わせ1万通り以上のオリジナルアバター、聖なる武器を手に入れ強化する「クロスギア」など、やり込み要素が満載の本格ファンタジーRPGゲームです。株式会社gumi/平成27年4月
ドリランド魔王軍vs勇者!グリー株式会社が運営するソーシャルゲーム「探検ドリランド」の外伝的作品で、ハンター達が王国の平和を取り戻すべくパーティーを結成し、魔王軍を倒す冒険の旅に出るRPGです。グリー株式会社/平成27年6月
ボーダーブレイク mobile-疾風のガンフロント-アーケードで人気の「ボーダーブレイク」の世界観を踏襲したカードバトルRPGです。自由度が高く奥深いカード育成や、プレイヤー同士のチーム「クラン」を組むことで最大20人vs20人のチームバトルを楽しめます。株式会社セガゲームス/平成27年9月
リバースドライヴ異世界の存在を召喚する能力を持った主人公達が活躍する本格学園RPGです。スキルボードによるキャラクター育成や、最大50人参加可能なリアルタイムGvGバトル、世界の有名クリエイターが参画している超美麗カードが満載のゲームです。株式会社アプリボット/平成27年11月
レジェンド オブ モンスターズ/
Legend of the Cryptids
ハイ・ファンタジーをテーマとしたカードを集めるRPGです。自分だけのオリジナルデッキを作る事でバトルを有利に進める事ができます。テイスト、クオリティー共に海外をメインターゲットに製作されています。株式会社アプリボット/平成27年11月

「協業型リビルド」事業

他社ゲーム事業者が企画・開発・リリースしたスマートフォンゲームのリリース後の企画・運営等をマイネットが行うことの対価として、他社ゲーム事業者がプラットフォーム事業者を通じて得られる収入の一定割合を、マイネットが収受するレベニューシェアモデルを採用しています。

当該サービスは、マイネットがこれまで培ってきたゲーム運営のノウハウや送客力を活かし、ゲームの企画・新機能開発・運営業務を総合的に引き受けるサービスです。

マイネットで企画・開発を行う必要が無いことから、開発費等が発生しないため、事業リスクとしては自社ゲームに比べて低い反面、スマートフォンゲームタイトルで得た収入の一定割合しか得られないため、収益は自社ゲームに比べ限定されます。

なお、平成27年10月末現在、ゲーム事業者からの協業により運営しているタイトルは下記の6本となっています。

「自社ゲーム」事業

Google Inc.のGoogle PlayやApple Inc.のApp Storeに代表されるプラットフォームを通じてマイネットが企画・開発したスマートフォンゲームを提供し、スマートフォンゲーム内の一部アイテムや機能の追加等を有料でユーザーに提供することで収益を得るビジネスモデルです。

なお、自社で企画・開発し、ユーザーに提供している主要なスマートフォンゲームタイトルは以下のとおりです。

タイトル内容配信開始月
ファルキューレの紋章プレイヤーが最強の騎士となって風の王国の美女達と共に冒険を繰り広げるロールプレイングゲームです。
プレイヤーは各地に散らばった一族の美女「ファルキューレ」達を仲間にし、悪の女帝へ戦いを挑んでいきます。500種以上の美麗キャラクターたちは共にクエストを進行するにつれて進化を遂げ、最終進化においてプレイヤーへの信頼と愛情の証に身体に刻まれた「ファルキューレの紋章」を差し出します。プレイヤー間でのバトルイベントや気の合う戦友と力を合わせて強大な敵へ戦いを挑むイベントなども定期的に開催されています。
平成24年10月
エンジェルマスタープレイヤーがエンジェルたちを導いて、アーリマンの復活により危機が訪れた世界に再び光を取り戻させるために冒険を繰り広げるロールプレイングゲームです。平成25年9月

マイネットの強み

いずれの事業領域においても、単なる企画・運営等のコスト削減だけではなく、ゲーム自体の活性化を図ることで、当該ゲームのライフタイムバリューの引き上げ、新規タイトルの開発が中心のスマートフォンゲーム市場の中に新たにスマートフォンゲームのセカンダリ市場を形成することで、業界全体の持続的な成長に貢献したいとマイネットは考えています。

上記サービスを推進するにあたってマイネットが有する特徴および強みは次の通りです。

ゲームタイトルの獲得力

マイネットはスマートフォンゲーム事業においてリビルド事業に着目し、経営資源を集中させてから約2年が経過しています。この間にマイネットが買収もしくは協業という形で関わったゲームタイトルは15タイトルに及びます。

ゲームタイトルの獲得にあたってはゲーム事業者よりマイネットリビルド事業に関して理解を得る必要があります。

マイネットはゲーム事業者のリビルド事業に関する理解を促進するため、リビルド事業において最も理解を得ることが困難な、スマートフォンゲームタイトルの買収価格等の算出方法について、標準化に努めてまいりました。

特に理解を得ることが難しいのは、対象ゲームタイトルの将来見通しの合理的な算出ですが、マイネットは買収対象タイトルをビジュアルキャラクターゲームにフォーカスすることで将来見通しの精度向上に努め、さらに買収・協業を重ねることによりマイネット独自の将来予測モデルの構築を行っていく方針です。

この結果、リビルドの候補となるゲームタイトル保有事業者84社(平成27年10月末現在)と定期的な情報交換等の営業活動が可能になり、引き合い件数が増加しています。

また、株式会社セガゲームス、株式会社サイバーエージェント、グリー株式会社、KLab株式会社、株式会社gumi、株式会社イグニス、株式会社ポケラボ等のゲーム事業者とのリビルド案件の実績が着実に増えています。

マイネットでは「ビジュアルキャラクターゲーム」を「ゲーム内に美麗なキャラクターが登場し、ユーザーがキャラクターの入手と活用を目的にプレイや課金を行うゲーム」と定義しています。

ゲームタイトルのリビルド力

リビルドにおいて重要なポイントは当該ゲームにおける機能・施策・ワークフロー等を要素分解し選択と集中という観点からそれぞれのパッケージを見直すことにあります。

具体的には、過去のユーザーに関する導線分析から使用頻度の低い機能を省き、ユーザーから支持されている機能を集中的に改善するといったことを指しています。

リビルドの実施については、マイネット内において蓄積された改善プログラム(上記のパッケージの見直し)を実施するに際して、イラストアセットの中から援用できるものを選び出し、改修を行うため、改修期間は極めて短期化でき、コスト削減を実現しています。

リビルド実施におけるノウハウは、案件ごとにマイネット内においてリビルド実施に係る標準化モデルとしてストックされ、次のリビルド案件にさらに援用されます。

今後は、さらにノウハウを蓄積し、システム化を進めることでリビルドに関するベストプラクティスをし、マイネット固有のノウハウとして育成していきたいと考えています。

ゲームタイトルのスマート運営力

ゲームタイトルのリビルド後もマイネットではユーザー行動データの収集を通じて、日々PDCAを行いゲームの最適な調整を続けています。

特に注視するのは当該ゲームのユーザー継続率で、継続率が当初の想定を下回っている場合にはその原因を分析することで継続率の低下に歯止めをかけ、さらに新規ユーザーの定着を図るための導線分析を運営改善に繋げています。

当該分析については、ゲーム内でのユーザーの行動データや消費データをもとに分析しています。マイネットは当該ビッグデータを用いてユーザーに最適かつ豊かな体験を提供することを目指すことをスマート運営と呼称し、コスト削減を主軸とした運営とは一線を画しています。

ユーザー継続率とは、ゲームを開始したユーザーの内、1日後にゲームにログインした割合や、ゲームを開始した1日後にログインしたユーザーの内、ゲーム開始7日後(または30日後)にもログインした割合等のユーザーがゲームを継続しているかを図る指標になります。

ゲームタイトルの集客力

ゲームタイトルの運営において収益を向上させるためには、売上高の増加又は、コストの削減が必要となります。

コスト削減は初期段階においては有効な施策となりますが、継続的な収益の向上を目指すためには、リビルドがなされたゲームタイトルに新しいユーザー、既存ユーザーの再訪を促すための集客施策も必要となります。

マイネットではこの施策をマイネットが運営する相互送客ネットワーク「CroPro(クロプロ)」により実現しています。

「CroPro(クロプロ)」とは、「ビジュアルキャラクターゲーム」を中心としたスマートフォンゲームを提供しているゲーム事業者向けにマイネットが提供している相互送客ネットワークです。

大手ゲーム事業者も参加しているジャンル特化型の相互送客ネットワークとして、61社(平成27年10月末現在)のゲーム事業者が参加し、多数のゲームタイトルがCroPro(クロプロ)上で相互送客を実施しています。

CroPro(クロプロ)は、「ビジュアルキャラクターゲーム」のジャンルに注力していることによって、それらのゲームを愛好する良質なユーザーが集まる基盤が整っており、相互送客の実施により広告宣伝費の削減が図れていることから、マイネットのゲームタイトルへの集客における大きな強みとなっています。

具体的にはCroPro(クロプロ)を活用することにより、マイネット1社で年15万人の新規ユーザーの獲得(平成26年11月~平成27年10月の直近1年間)ができています。

広告宣伝費換算(CPI(注7)×インストール数)にて年1.6億円分の集客効果(平成26年11月~平成27年10月の直近1年間)に繋がっており、CroPro(クロプロ)参加企業においても、効果的な集客を実現しており、多額の広告費用を使用できないゲーム会社においては有効な集客サービスとして、認知が広まりつつあります。

上記の通り、ゲームタイトルの獲得を行い、リビルドをし、スマート運営を実現することで、タイトルのリビルドが完了し、そのゲームタイトルに集客を行うことで、利益の最大化を行っています。

マイネットの業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

マイネットの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回ってる年度と下回っている年度があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は6.0%であり、自己資本比率は53.8%です。

決算年月平成22年12月平成23年12月平成24年12月平成25年12月平成26年12月
売上高(千円)195,560243,480397,740800,630993,302
経常利益(千円)4946391,250△319,618568
当期純利益(千円)204349720△8,81910,135
持分法適用時
投資利益
(千円)2,843△829
資本金(千円)88,00088,00088,00088,000184,060
発行済株式総数(株)15,06015,06015,06015,06019,150
純資産額(千円)74,46174,81075,53066,711268,968
総資産額(千円)118,389130,122189,401193,136499,812
BPS(円)4,944.304,967.525,015.3344.3140.45
配当(円)
EPS(円)13.5723.2247.81△5.866.07
自己資本比率(%)62.957.539.934.553.8
自己資本利益率(%)0.30.51.06.0
営業CF(千円)△267,52157,804
投資CF(千円)257,895△34,689
財務CF(千円)12,732194,807
現金等(千円)70,133288,057

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は8月下旬の急落後は下値を切り上げながら上昇を続けています。

東証マザーズのチャート(2015年8月19日~2015年11月18日)
(※マネックス証券より)

上場規模

マイネットのIPOの規模は最大で約16.4億円であり、東証マザーズとしては中型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は854,000株、オーバーアロットメント(OA)は128,100株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約31%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約30%です。

売出人である上原仁、嶺井政人、橋詰大造、保田隆明、土川剛史、綱島容一、辻将也、平島浩一郎及び伊藤祐策並びにマイネットの株主であるグリー株式会社、笠原健治及び中元正也には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

株主名保有割合ロックアップ
上原仁32.99%
グリー(株)17.83%
B Dash Fund 2号投資事業有限責任組合8.82%制度
(株)セガゲームス7.20%
嶺井政人7.00%
新生企業投資(株)4.46%
笠原健治3.58%
SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合2.93%制度
橋詰大造1.85%
住友商事(株)1.72% 

上記のほか、マイネットは、取引所の定める有価証券上場規程施行規則の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式の割当等に関し、割当を受けた者との間で継続所有等の確約を行っています。

まとめ

マイネットの事業は、スマートフォンネイティブアプリと、ブラウザゲームの形態でのスマートフォンゲームということで、gumiで影を落として一時の快進撃は影を潜めたものの。IPOにおける人気度は高いです。

約16.4億円という上場規模は東証マザーズとしても問題ない規模です。

現時点ではIPOのスケジュールは、6営業日連続IPOの5日目となっています。ビジョンとの2社同時上場です。例年恒例のIPOラッシュのもとで、過密日程となっています。

予想PERは43.8~49.1倍、予想PBRは2.22~2.48倍です。ゲーム業界は期待度でバリエーションには大きなバラつきが生じます。参考類似企業の予想PERは以下の通りです。

コード銘柄名PERPBR
2121ミクシィ7.104.49
2138クルーズ38.215.07
2706ブロッコリー26.003.41
3632グリー22.481.49
3656KLab50.134.27
3662エイチーム24.969.92
3668コロプラ14.727.28
3689イグニス38.4812.41
3904カヤック50.097.81
3911Aiming14.494.53
7844マーベラス12.984.19

東証マザーズの15億~35億円の中型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • AppBank:+45.8%
  • デザインワン・ジャパン:+50.9%
  • リンクバル:+27.9%
  • 日本スキー場開発:+9.9%
  • モバイルファクトリー:+99.4%
  • RSTechnologies:-23.6%
  • イード:+46.4%
  • シリコンスタジオ:+102.0%
  • KeePer技研:+49.1%
  • インターワークス:+16.7%
  • クラウドワークス:+73.2%
  • GMOTECH:+135.2%
  • 弁護士ドットコム:+215.4%

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。

主幹事は大和証券です。その他は、SMBC日興証券、みずほ証券、SBI証券、いちよし証券、岩井コスモ証券、エース証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
大和証券640,50075.00%
SMBC日興証券102,50012.00%
みずほ証券59,8007.00%
SBI証券17,1002.00%
いちよし証券17,1002.00%
岩井コスモ証券8,5001.00%
エース証券8,5001.00%

三菱UFJグループのauカブコム証券でも取り扱いが期待できます。

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ちなみに、東海東京証券では2016年3月31日まで現物取引&信用取引手数料無料キャンペーンを行っています。かなりお得なキャンペーンです。

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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・弱気の4段階)

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年)発表時BB直前結果
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RSTechnologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気126.4%
クレステックやや強気やや強気82.4%
平山やや強気やや強気29.5%
アイリッジ強気強気429.2%
デクセリアルズ弱気弱気-3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気やや強気-10.5%
イトクロ中立中立4.1%
PCIホールディングスやや強気やや強気169.6% 
エスケーホーム中立やや強気13.8%
パルマ強気強気70.5%
メタップス中立中立-7.9%
ラクト・ジャパン中立中立0.0%
土木管理総合試験所中立中立-2.4%
アクアライン強気強気21.7% 
ベステラやや強気やや強気25.0%
STUDIOUSやや強気やや強気20.0%
JESCOホールディングス中立中立5.4%
ピクスタ強気強気34.8%
アイビーシー強気強気251.0%
ブランジスタやや強気強気43.8%
AppBankやや強気強気45.8%
グリーンペプタイド弱気弱気-8.0%
GMOメディアやや強気やや強気101.1%
パートナーエージェントやや強気強気217.5%
バルニバービやや強気やや強気130.0%
日本郵政中立中立16.5%
ゆうちょ銀行中立中立15.9%
かんぽ生命保険中立中立33.1%
ロゼッタ強気強気433.1%
あんしん保証強気強気292.5%
ベルシステム24HD弱気弱気-5.0%
ネオジャパン強気強気+401.7%
いちごホテルリート投資法人中立中立-1.8%
インベスターズクラウドやや強気やや強気93.3%
鎌倉新書やや強気強気 180.6%
ラクス強気強気 
ランドコンピュータやや強気やや強気 
ダブルスタンダード強気強気 
オープンドアやや強気やや強気 
ミズホメディーやや強気やや強気 
ツバキ・ナカシマ弱気弱気 
アートグリーン中立中立 
フリューやや強気弱気 
ビジョン中立中立  
アークン強気強気 
マイネット強気やや強気 
ソネット・メディア・ネットワークス強気強気 
ソーシャルワイヤー強気強気 
ケイアイスター不動産弱気弱気 
プロパティエージェントやや強気やや強気 
グラフィコ強気強気 
銘柄名(2014年)発表時BB直前結果
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGEGROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-1.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立1.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMOTECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%

-IPO