上場!Institution for a Global Society(4265)のIPOの初値予想

更新日: IPO

Institution for a Global Society

Institution for a Global Society(4265)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年12月13日(月)~12月17日(金)、上場日は2021年12月29日(水)です。

Institution for a Global Societyが新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,660円(1単元16.6万円)です。公募価格は2021年12月20日(月)に決定。

仮条件は1,660円~1,720円と上振れました。予想PERは479.8~497.1倍です。

初値予想はプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

2,100円~3,000円(仮条件の上限比+22.1%~+74.4%)

Institution for a Global Societyは個人が持つ多面的な能力を科学的に評価するシステム、評価データにもとづき成長を支援する教育コンテンツ、そして個人がデータを安全かつ主体的に活用するためのプラットフォームを展開しています。

監査法人は太陽有限責任監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区恵比寿南1-11-2 4Fです。

Institution for a Global Societyとは

Institution for a Global Societyは、ビジョンとして、「人を幸せにする評価と教育で、幸せを作る人、をつくる。」を掲げています。

基幹システム「GROW」は、回答者自身の気質(性格)を潜在的な認知バイアスを除去して正確に測る技術(特許取得)や、他者による評価を補正し忖度などの評価におけるバイアスを除去するためのAIアルゴリズム(特許取得)に強みがあり、公平で一貫した評価を行えることから、ハーバード・ビジネス・スクールのPeople Analyticsに関する代表ケースとしても取り上げられています(2017年8月25日「GROW: Using Artificial Intelligence to Screen Human Intelligence」)。

また、Institution for a Global Societyは、ケンブリッジ大学や慶應義塾大学などとの共同研究をベースにして産官学連携でサービス開発に取り組んでおり、国内の大手企業や先進的な取り組みを行う学校法人のみならず、国際機関や海外の政府機関などでの導入実績があります。

主力のHR事業では、企業の人材採用・育成・配置・組織開発を、人材評価システム、オンライン教材、コンサルティング、研修など、多岐にわたるサービスを組み合わせて支援しています。特に、AIによってバイアスを補正した人材評価データを取得、分析し、データに基づく人事を可能にする点に強みを持っています。

もう一つの主力である教育事業では、学校や教育機関向けに、生徒の能力と教育効果をAIで可視化する評価システム「Ai GROW」、Society5.0時代を切り拓く基礎となる非認知能力などを育むSTEAM教育動画コンテンツ「GROW Academy」、AIを搭載したオンライン英語学習ツール「e-Spire」を利用したサービスの提供を行い、日本の次世代を担う人材育成支援を行っています。

その他、ブロックチェーン技術を用いて個人が主体的かつ安全に自らの情報をコントロールするシステム(BCシステム)を構築し、慶應義塾大学経済学部経済研究所FinTEKセンターと共同で、学校、企業、自治体などでの個人情報の利活用を広げ、AIを活用することで教育・キャリア形成・人材育成支援を強化する実証事業「STAR(Secure Transmission And Recording)プロジェクト」を開始しており、12団体(2021年10月末時点)に参画頂き、学生の登録者数は4,000名(2021年10月末時点)を超えています。

従業員数は41名、平均年齢は37.5歳、平均勤続年数は2.4年、平均年間給与は616.3万円です。

Institution for a Global SocietyのIPOの諸データ

Institution for a Global Societyの業績推移

業績面では売上高は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

Institution for a Global Societyの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第7期第8期第9期第10期第11期
決算年月2017年3月2018年3月2019年3月2020年3月2021年3月
売上高(千円)56,700139,295248,243314,217514,426
経常利益(千円)△160,066△118,863△193,295△107,5579,123
当期純利益(千円)△164,482△119,092△211,037△249,1093,690
持分法を適用した場合の投資利益(千円)3,092
資本金(千円)98,00098,00098,00059,90159,901
発行済株式総数(株)
普通株式
乙種普通株式1,2921,3121,9932,2182,218
丙種普通株式1,4001,4001,4001,9001,900
A種優先株式1,8342,3342,3342,3342,334
A2種優先株式1,5001,5001,5001,500
純資産額(千円)246,693453,062630,194436,637440,327
総資産額(千円)266,193475,943682,689483,216489,690
BPS(円)△10,552△53,9269,102.09△78.39△76.59
1株配当(円)
EPS(円)△45,676△20,420△31,399△67.500.93
自己資本比率(%)92.794.892.190.389.8
自己資本利益率(%)0.8
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業CF(千円)△128,341△121,336
投資CF(千円)△84,117△55,681
財務CF(千円)56,051
現金等(千円)380,654203,637
従業員数(名)1220242833

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっていましたが、足元では崩れています。

軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

Institution for a Global SocietyのIPOの規模は最大で約36.6億円であり、東証マザーズとしてはやや大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は320,000株、売出株式数は1,595,300株、オーバーアロットメント(OA)は287,200株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約51%とかなり高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は83%です。

株主名保有割合ロックアップ
UTEC3号投資事業有限責任組合17.59%
福原正大14.43%
TUSキャピタル1号投資事業有限責任組合13.18%
みやこ京大イノベーション投資事業有限責任組合9.89%
慶應イノベーション・イニシアティブ1号投資事業有限責任組合9.11%
岩永泰典7.50%
(株)ウィザス6.69%
船野智輝5.37% 
(株)KEIアドバンス4.05%
学校法人河合塾2.31%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

Institution for a Global Societyの事業は個人が持つ多面的な能力を科学的に評価するシステム、評価データにもとづき成長を支援する教育コンテンツ、そして個人がデータを安全かつ主体的に活用するためのプラットフォームということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは479.8~497.1倍であり、類似企業と比較すると割安感はありません。

上位株主にはVCが名を連ねていますが、万遍なくロックアップがかかっています。

約36.6億円という上場規模は東証マザーズとしてはやや大型です。

東証マザーズの35億~50億円未満のやや大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • ジェイフロンティア:-15.0%
  • サーキュレーション:+77.1%
  • Enjin:+55.8%
  • ステラファーマ:+54.8%
  • Fast Fitness Japan:+33.3%
  • モダリス:+110.0%
  • ビザスク:-12.7%
  • きずなホールディングス:-4.3%
  • マクアケ:+74.8%
  • トゥエンティーフォーセブン:+11.1%
  • ダブルエー:-0.2%
  • ツクルバ:±0%
  • Delta-Fly Pharma:-8.1%
  • マネーフォワード:+93.5%
  • ティーケーピー:+74.3%
  • ソレイジア・ファーマ:+26.5%
  • うるる:+11.0%
  • MS-Japan:+5.8%
  • グローバルグループ:+60.0%
  • オープンドア:+23.3%
  • 中村超硬:+11.8%
  • U-NEXT:+31.7%
  • ムゲンエステート:+10.0%
  • GABA:-6.0%
  • ネクスト:+35.5%
  • エムケーキャピタルマネージメント:+157.8%
  • ナノ・メディア:+62.7%
  • クリエイト・レストランツHD:+28.6%
  • フィンテック グローバル:+103.0%
  • ディー・エヌ・エー:+210.0%
  • コスモス薬品:+5.5%
  • シコー技研:+66.7%
  • ディップ:+100.0%
  • 日本ケアサプライ:+23.1%
  • 日本ベリサイン:+108.3%
  • メディネット:+260.0%
  • トランスジェニック:+30.6%
  • ウォーターダイレクト:+200.0%

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。

主幹事は野村證券です。その他は、下表の証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
野村証券1,743,10091.01%
みずほ証券95,8005.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券26,8001.40%
SBI証券26,8001.40%
いちよし証券5,7000.30%
丸三証券5,7000.30%
岩井コスモ証券5,7000.30%
極東証券5,7000.30%

SBIグループのSBIネオモバイル証券SBIネオトレード証券、大和証券グループのCONNECT、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。

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野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。

郵政3社、JR九州などのやや大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

野村證券

大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。

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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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