
クラシコム(7110)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2022年7月20日(水)~7月26日(火)、上場日は2022年8月5日(金)です。
クラシコムが新規上場する市場は東証グロースで、想定価格は1,420円(1単元14.2万円)です。公募価格は2022年7月27日(水)に決定。
仮条件は1,340~1,420円と下振れました。予想PERは15.6~17倍です。
初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性が高い」です。以下のレンジを想定しています。
1,250~1,550円(仮条件の上限比-12.0%~+9.2%)
クラシコムは「北欧、暮らしの道具店」を展開しています。
監査法人は有限責任監査法人トーマツです。
クラシコムとは
クラシコムは、「フィットする暮らし、つくろう。」をミッションとして掲げています。
このミッションは、クラシコムの持つ世界観に共感する人たちのWell-beingを実現することを意味しています。
クラシコムは、Well-beingに欠かせない価値観の一つとして「自分の生き方を自分らしいと感じ、満足できること」=「フィットする暮らし」が重要だと考えています。
クラシコムは事業活動を通じて多くの人の「フィットする暮らし」づくりに貢献し、Well-beingな人が大勢いる「心地よい社会」の実現の一助になることを目指しています。
クラシコムの運営する「北欧、暮らしの道具店」は、2007年にヴィンテージの北欧食器等を扱うECサイトとして始まりました。
北欧に関係するものが占める割合は小さくなりましたが、販売する商品だけでなく、ユーザーとのつながりをつくり、深めるために提供しているコンテンツについても、すべて「暮らしを自分らしく、美しいものにすること」、「日常のささやかな幸せを大事にすること」といった、クラシコムが強く共感した北欧カルチャーの本質に根ざしてつくられています。
このようなクラシコムの世界観を「ライフカルチャー」と称し、「北欧、暮らしの道具店」を通じて、ライフカルチャープラットフォーム事業という単一のセグメントで事業を展開しています。
クラシコムはビジネスラインとして「D2Cドメイン」「ブランドソリューションドメイン」を有しており、「カルチャーアセット」「エンゲージメントチャネル」がビジネスラインを支える構造となっています。
従業員数は77名、平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は4.1年、平均年間給与は647.4万円です。
クラシコムのIPOの諸データ
クラシコムの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益いずれも、美しい右肩上がりとなっています。

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第11期 | 第12期 | 第13期 | 第14期 | 第15期 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2017年7月 | 2018年7月 | 2019年7月 | 2020年7月 | 2021年7月 | |
| 売上高 | (千円) | 1,707,540 | 2,157,704 | 2,748,235 | 3,472,464 | 4,532,154 |
| 経常利益 | (千円) | 255,589 | 315,235 | 413,638 | 561,214 | 797,311 |
| 当期純利益 | (千円) | 78,878 | 218,859 | 292,571 | 374,607 | 570,990 |
| 資本金 | (千円) | 8,000 | 8,000 | 8,000 | 8,000 | 8,000 |
| 発行済株式総数 | (株) | 840 | 840 | 840 | 840 | 840 |
| 純資産額 | (千円) | 296,201 | 515,060 | 807,631 | 1,182,238 | 1,753,229 |
| 総資産額 | (千円) | 678,141 | 950,482 | 1,376,303 | 1,993,789 | 2,480,635 |
| BPS | (円) | 370,251 | 643,825 | 1,009,539 | 184.72 | 273.94 |
| 1株配当 | (円) | ― | ― | ― | ― | ― |
| EPS | (円) | 97,607 | 273,574 | 365,714 | 58.53 | 89.22 |
| 自己資本比率 | (%) | 43.7 | 54.2 | 58.7 | 59.3 | 70.7 |
| 自己資本利益率 | (%) | 30.7 | 54 | 44.2 | 37.7 | 38.9 |
| 配当性向 | (%) | ― | ― | ― | ― | ― |
| 営業CF | (千円) | ― | ― | ― | 490,418 | 444,324 |
| 投資CF | (千円) | ― | ― | ― | △7,600 | 15,504 |
| 財務CF | (千円) | ― | ― | ― | 65,350 | △87,543 |
| 現金等 | (千円) | ― | ― | ― | 1,647,272 | 2,019,559 |
| 従業員数 | (名) | 35 | 52 | 55 | 65 | 72 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数はここ数ヶ月、ボックス相場が続いています。
軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

上場規模
クラシコムのIPOの規模は最大で約34.9億円であり、東証グロースとしてはやや大型です。やや大型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は670,000株、売出株式数は1,468,000株、オーバーアロットメント(OA)は320,700株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約35%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は69%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 青木耕平 | 75.50% | ◯ |
| 佐藤友子 | 20.00% | ◯ |
| 青木祐一郎 | 4.50% |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
クラシコムの事業は「北欧、暮らしの道具店」ということで、IPOにおける業種の人気度はやや高めです。
予想PERは15.6~17倍であり、類似企業と比較すると割安感はありません。
上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。
約34.9億円という上場規模は東証グロースとしてはやや大型です。
東証グロース&旧マザーズの25億~35億円のやや重量感があるIPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- INTLOOP:-10.0%
- マイクロアド:-8.5%
- CINC:+28.2%
- ワンキャリア:+19.6%
- プロジェクトカンパニー:+32.1%
- コラントッテ:+25.9%
- BlueMeme:+1.1%
- ステムセル研究所:+72.5%
- アイドマ・ホールディングス:+77.7%
- ペルセウスプロテオミクス:+15.5%
- オキサイド:+133.6%
- Sharing Innovations:+63.2%
- バルミューダ:+63.2%
- Sun Asterisk:+72.7%
- コプロ・ホールディングス:+14.6%
- ミンカブ・ジ・インフォノイド:+33.3%
- プロレド・パートナーズ:+68.7%
- ジェイテックコーポレーション:+331.1%
- ソウルドアウト:+76.1%
- ロコンド:+41.9%
- キャリアインデックス:+1.5%
- WASHハウス:+40.9%
- アイドママーケティングコミュニケーション:-14.6%
- 日本スキー場開発:+9.9%
- RS Technologies:-23.6%
- シリコンスタジオ:+102.0%
- イグニス:+342.1%
- 日本アクア:+24.9%
- エナリス:+156.1%
- メドレックス:+120.0%
- ポールトゥウィン・ピットクルーHD:+21.3%
- クックパッド:+101.1%
- タケエイ:+12.1%
- アジア・メディア・カンパニー・リミテッド:+5.0%
- ジャパンインベスト・グループ:-1.5%
- マガシーク:+24.5%
- 日本M&Aセンター:+27.8%
- アドウェイズ:+5.0%
- ファーマフーズ:+36.5%
- 比較.com:+500.0%
以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性が高い」です。
主幹事はみずほ証券です。その他は、下表の証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| みずほ証券 | 1,218,900 | 57.01% |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 812,600 | 38.01% |
| SBI証券 | 21,300 | 1.00% |
| 楽天証券 | 21,300 | 1.00% |
| マネックス証券 | 21,300 | 1.00% |
| 松井証券 | 21,300 | 1.00% |
| いちよし証券 | 21,300 | 1.00% |
SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、大和証券グループの大和コネクト証券、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。
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クラシコムのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
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郵政3社、JR九州などのやや大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
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<投資スタンス>
弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)