セカンドサイトアナリティカ(5028)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2022年3月17日(木)~3月24日(木)、上場日は2022年3月30日(水)です。
セカンドサイトアナリティカが新規上場する市場は東証グロースで、想定価格は1,290円(1単元12.9万円)です。公募価格は 2022年4月4日(月)に決定。
仮条件は1,290~1,390円と上振れました。予想PERは37.8~40.7倍です。
日本市場のIPOは「国策に買いなし」という情勢に陥っており、IPO市場は冷え込んでいます。
初値予想は大幅なプラスリターンで私は全力で申し込みます。以下のレンジを想定しています。
2,300円~3,300円(仮条件の上限比+65.5%~+137.4%)
セカンドサイトアナリティカは「データから、新たな価値を。」を経営理念として、アナリティクス・AIサービスを展開しています。
監査法人は有限責任監査法人トーマツです。
セカンドサイトアナリティカとは
セカンドサイトアナリティカの経営理念には、「データから価値を創造し、顧客企業のビジネスを加速させる。そして日本をデータ活用先進国にしていきたい」という思いが込められています。
セカンドサイトアナリティカの事業は、アナリティクスコンサルティングとAIプロダクトから構成されています。
機械学習を活用して個々のビジネス課題を解決するアナリティクスコンサルティング事業と、そのアナリティクスコンサルティングを通じて培われたノウハウ、市場のニーズの理解及び先端の機械学習技術を適用して、汎用的に利用できるシステムを開発し、提供するAIプロダクト事業とによって構成され、その両輪により事業を拡大させていくモデルです。
セカンドサイトアナリティカは、データアナリティクス・AI(機械学習)、データエンジニアリング及び経営課題解決を三位一体で対応しており、アカデミックなアプローチとものづくり(技術者)の視点、ビジネス目線アプローチの融合を追求しています。
先端技術を積極的に導入しつつ、実践に則した課題解決支援策を提供する独自のポジションを追求する方針です。
ワンストップでアナリティクス・AIの開発・導入・活用・運用のサービスを提供する「アナリティクスを活用したビジネス価値創造企業」として事業を展開しています。
従業員数は34名、平均年齢は32.9歳、平均勤続年数は1.8年、平均年間給与は620.0万円です。
セカンドサイトアナリティカのIPOの諸データ
セカンドサイトアナリティカの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。
主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | 第5期 | |
---|---|---|---|---|---|---|
決算年月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 | |
売上高 | (千円) | 64,500 | 132,841 | 266,655 | 272,415 | 495,131 |
経常利益 | (千円) | 12,006 | 5,997 | 42,549 | 13,327 | 46,800 |
当期純利益 | (千円) | 8,788 | 2,754 | 20,341 | 7,716 | 30,996 |
資本金 | (千円) | 100,000 | 109,079 | 114,224 | 158,709 | 185,017 |
発行済株式総数 (株) | ||||||
普通株式 | 126,000 | 292,603 | 299,103 | 448,279 | 1,173,587 | |
甲種類株式 | 874,000 | 874,000 | 874,000 | 874,000 | 318,000 | |
純資産額 | (千円) | 108,788 | 129,703 | 160,334 | 259,795 | 351,604 |
総資産額 | (千円) | 125,178 | 148,919 | 220,052 | 338,934 | 497,126 |
BPS | (円) | 21.39 | 36.26 | 62.17 | 64.14 | 103.52 |
1株配当 | (円) | - | - | - | - | - |
EPS | (円) | 8.79 | 2.42 | 17.44 | 3.1 | 10.72 |
自己資本比率 | (%) | 86.9 | 87.1 | 72.9 | 75.8 | 68.5 |
自己資本利益率 | (%) | 8.1 | 2.3 | 14 | 3.7 | 10.4 |
配当性向 | (%) | - | - | - | - | - |
営業CF | (千円) | - | - | - | △6,397 | 89,685 |
投資CF | (千円) | - | - | - | △142,597 | △30,722 |
財務CF | (千円) | - | - | - | 118,945 | 22,089 |
現金等 | (千円) | - | - | - | 121,432 | 202,484 |
従業員数 | (名) | 3 | 8 | 11 | 18 | 24 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数はここ数ヶ月下降トレンドが続いていましたが、足元では底打ちしつつあります。
軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。
上場規模
セカンドサイトアナリティカのIPOの規模は最大で約8.7億円であり、東証マザーズとしては小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は50,000株、売出株式数は494,000株、オーバーアロットメント(OA)は81,600株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約24%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は91%です。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
(株)新生銀行 | 17.56% | ○ |
深谷直紀 | 12.63% | ○ |
髙山博和 | 12.27% | ○ |
加藤良太郎 | 11.57% | ○ |
エクシオグループ(株) | 9.85% | ○ |
TIS(株) | 9.85% | ○ |
(株)ミロク情報サービス | 5.80% | ○ |
TUSIC投資事業有限責任組合 | 4.91% | ○ |
(株)セブン銀行 | 2.90% | ○ |
TUSキャピタル1号投資事業有限責任組合 | 2.63% | ○ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
セカンドサイトアナリティカの事業は「データから、新たな価値を。」を経営理念として、アナリティクス・AIサービスということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。
訴求力の高い東証グロースネット企業の範疇に属しています。
予想PERは37.8~40.7倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。
上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。
約8.7億円という上場規模は東証グロースとしては小型です。
東証マザーズの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- イメージ・マジック:+60.9%
- マーキュリーリアルテックイノベーター:+6.7%
- BeeX:+134.4%
- ライトワークス:+42.9%
- セキュア:+130.0%
- HYUGA PRIMARY CARE:+40.0%
- スローガン:+50.0%
- ラストワンマイル:+47.4%
- デジタリフト:+34.4%
- ジィ・シィ企画:+35.4%
- リベロ:+38.6%
- デジタリフト:+34.4%
- ジィ・シィ企画:+35.4%
- フューチャーリンクネットワーク:+74.7%
- オムニ・プラス・システム・リミテッド:+57.3%
- ベイシス:+154.9%
- ワンダープラネット:+60.7%
- メイホーホールディングス:+122.6%
- ブロードマインド:+93.3%
- ジーネクスト:+131.8%
- ベビーカレンダー:+123.8%
- T.S.I:+100.0%
- WACUL:+342.4%
- オンデック:+190.3%
- クリングルファーマ:+48.0%
- 交換できるくん:+125.1%
- かっこ:+290.6%
- ビートレンド:+257.5%
- カラダノート:+320.0%
- アクシス:+432.7%
- ニューラルポケット:+466.7%
- ティアンドエス:+150.4%
- KIYOラーニング:+133.0%
- アイキューブドシステムズ:+202.2%
- グッドパッチ:+299.6%
- コマースOneホールディングス:+335.6%
- 松屋アールアンドディ:-7.9%
- ミクリード:-8.1%
- リグア:-2.1%
- スポーツフィールド:+211.4%
- ユナイトアンドグロウ:+152.4%
- ALinkインターネット:+136.5%
- ジェイック:+117.3%
- インティメート・マージャー:+110.5%
- AI CROSS:+65.1%
- パワーソリューションズ:+155.5%
- フィードフォース:+140.0%
- インフォネット:+130.2%
- バルテス:+175.8%
- グッドスピード:+25.0%
- エードット:+121.0%
- Welby:+246.7%
- gooddaysホールディングス:+128.1%
- 識学:+152.8%
- テノ.ホールディングス:+25.0%
- AmidAホールディングス:+6.3%
- Kudan:+276.3%
- アルー:+46.7%
- 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
- VALUENEX:+133.7%
- ブリッジインターナショナル:+92.6%
- イーエムネットジャパン:+133.3%
- アズーム:+113.3%
- チームスピリット:+101.4%
- アクリート:+100.3%
- ロジザード:+177.8%
- エーアイ:+250.0%
- プロパティデータバンク:+130.3%
- ログリー:+149.2%
- ベストワンドットコム:+242.5%
- HEROZ:+988.9%
- コンヴァノ:+135.4%
- ブティックス:+137.8%
- 和心:+167.9%
- Mマート:+333.9%
- すららネット:+113.0%
- ナレッジスイート:+150.5%
- イオレ:+169.8%
- エル・ティー・エス:+313.2%
- 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
- サインポスト:+287.7%
- エスユーエス:+116.1%
- ユニフォームネクスト:+137.1%
- Fringe81:+133.1%
- ビーブレイクシステムズ:+361.1%
- アセンテック:+197.5%
- 旅工房:+173.7%
- テモナ:+215.7%
- 力の源ホールディングス:+271.7%
- ファイズ:+220.8%
- フォーライフ:+31.6%
- グレイステクノロジー:+130.0%
- イノベーション:+214.1%
- リネットジャパングループ:+92.9%
- G-FACTORY:+54.3%
- シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
- チェンジ:+149.9%
- バリューデザイン:+111.5%
- カナミックネットワーク:+186.7%
- デジタルアイデンティティ:+88.3%
- ストライク:+125.9%
- ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
- はてな:+278.1%
- ソーシャルワイヤー:+56.9%
- アークン:+262.1%
- 鎌倉新書:+180.6%
- ネオジャパン:+401.7%
- パートナーエージェント:+217.5%
- ピクスタ:+34.8%
- べステラ:+25.0%
- パルマ:+70.5%
- 富士山マガジンサービス:+126.4%
- ファンデリー:+102.1%
- マーケットエンタープライズ:+167.0%
- ジグソー:+236.4%
- レントラックス:+53.1%
- 海帆:+76.5%
- プラッツ:+70.2%
- 日本動物高度医療センター:+44.2%
- ハウスドゥ:+47.2%
- ショーケース・ティービー:+193.9%
- ヒューマンウェブ:+11.7%
- コラボス:+137.6%
- ALBERT:+115.7%
ただし、新しい資本主義ではこれまでの常識が通じない側面があります。
日本市場のIPOは「国策に買いなし」という情勢に陥っており、IPO市場は冷え込んでいます。
以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。
主幹事は SMBC日興です。その他は、下表の証券で申し込めます。
証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
---|---|---|
SMBC日興証券 | 497,900 | 91.53% |
大和証券 | 16,300 | 3.00% |
SBI証券 | 13,600 | 2.50% |
楽天証券 | 10,800 | 1.99% |
水戸証券 | 5,400 | 0.99% |
SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、大和証券グループのCONNECT、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。
SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。
セカンドサイトアナリティカのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと口座開設だけで3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。口座開設・維持は無料です。
↓
SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。
岩井コスモ証券は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。
マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。
野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
岡三オンラインでも取扱いを期待できます。
岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
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↓
<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)