上場!メドレー(4480)のIPOの初値予想

更新日: IPO

メドレー

メドレー(4480)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年11月27日(水)~12月3日(火)、上場日は2019年12月12日(木)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,280円(1単元12.8万円)です。仮条件は2019年11月26日(火)、公募価格は2019年12月4日(水)に決定。

メドレーは「医療ヘルスケアの未来をつくる」というミッションのもと、医療ヘルスケア領域において各種インターネットサービスを開発・提供しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー22Fです。

メドレーとは

メドレーは、医療ヘルスケア領域における人材の不足や地域偏在という課題を解決する人材プラットフォーム事業として「ジョブメドレー」を運営しています。

また、医療機関の業務効率の改善や患者の医療アクセスの向上等を実現するための医療プラットフォーム事業として「CLINICS」及び「MEDLEY」を展開しています。

更に介護施設を探す方のための介護施設検索サイト「介護のほんね」等の新規開発サービスにも、中長期的な成長の準備として取り組んでいます。

従業員数は343名、平均年齢は30.4歳、平均勤続年数は1.1年、平均年間給与は462.3万円です。

人材プラットフォーム事業

高齢化の進む日本において、医療ヘルスケア領域でのサービス提供の担い手不足は深刻な課題です。

実際に、医療ヘルスケア領域における有効求人倍率は全産業平均と比べて数倍高い水準で推移しています。

しかしながら、病院・診療所等の医療機関や介護・保育等の事業所には中小規模の事業所も多く、採用にリソースを割くことが難しい場合や高単価の人材紹介サービスを利用することが難しい場合もあり、多くの事業所が採用に課題を抱えています。

このような課題を解決するべく、メドレーは人材プラットフォーム事業として、医療ヘルスケア領域の事業所向けに成果報酬型の人材採用システム「ジョブメドレー」を運営・提供しています。

特徴

  • 採用成功時の成果報酬を低単価に設定
  • 医療ヘルスケア領域における幅広い職種の従事者会員を有する
  • ダイレクトリクルーティングの機能

医療プラットフォーム事業

日本の医療においては、診察・会計・処方箋交付までの待ち時間が長いこと、疾患情報へのアクセスが十分でないこと、及び疾患の治療に関わる情報を患者自身で管理することが難しいこと等、患者の通院体験における様々な課題が存在しています。

このような課題に対処するため、メドレーの医療プラットフォーム事業では、患者の通院体験の向上を目指した事業を展開しています。

メドレーでは、オンライン診療にまつわる規制緩和に歩みを合わせる形で、2016年2月よりオンライン診療システム「CLINICSオンライン診療」を医療機関向けに開発・提供してきました。

その後、クラウド型電子カルテ「CLINICSカルテ」や予約管理システム「CLINICS予約」の機能拡張を行い、医療機関が予約、診療、会計までを一貫して1つのシステムで管理できるようにしました。

医療機関の診療効率の改善に寄与するとともに、患者の通院体験も向上させるSaaSとして、医療機関からシステム利用料を徴収するビジネスモデルでクラウド診療支援システム「CLINICS」を開発・提供しています。

機能

  • CLINICSオンライン診療、CLINICS予約
  • CLINICSカルテ
  • 医療情報提供サービス「MEDLEY」

メドレーのIPOの諸データ

メドレーの業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がりとなっています。経常利益・純利益は減益の年度も目立っています。

メドレーの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第6期 第7期 第8期 第9期 第10期
決算年月 2014年12月 2015年12月 2016年12月 2017年12月 2018年12月
売上高 (千円) 116,433 243,140 729,408 1,712,491 2,933,043
経常利益 (千円) -15,502 -341,897 -429,041 38,012 -87,829
当期純利益 (千円) -15,792 -371,895 -449,080 35,651 -153,562
資本金 (千円) 131,750 397,750 397,750 50,000 50,000
発行済株式総数(株) 925 57,850,000 57,850,000 26,094,400 26,094,400
 普通株式 687 41,700,000 41,700,000 26,094,400 26,094,400
 A種優先株式 115 5,750,000 5,750,000
 B種優先株式 33 1,650,000 1,650,000
 C種優先株式 90 4,500,000 4,500,000
 D種優先株式 4,250,000 4,250,000
純資産額 (千円) 130,732 501,407 52,327 1,230,099 1,090,468
総資産額 (千円) 152,261 582,426 355,107 1,762,965 2,310,889
BPS (円) -55,911 0.47 -18.94 47.14 41.26
1株配当 (円)
EPS (円) -18,602 -18.03 -19.41 1.41 -5.88
自己資本比率 (%) 85.86 84.27 11.76 69.77 46.59
自己資本利益率 (%) 5.61
株価収益率 (倍)
配当性向 (%)
営業CF (千円) -263,433 -251,886 153,609 192,389
投資CF (千円) -7,145 -15,932 -142,770 -411,110
財務CF (千円) 542,570 80,000 1,157,904 452,545
現金等 (千円) 441,344 253,524 1,422,268 1,656,092
従業員数 (名) 16 58 92 147 246

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、2018年1月下旬をピークとして下降トレンドが続いていました。

記事交換時点までの数ヶ月はボックストレンドとなっています。

軟調になると向かい風となり、底打ちして堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

メドレーのIPOの規模は最大で約202.5億円であり、東証マザーズとしてはかなりの大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は2,530,000株、売出株式数は11,230,000株、オーバーアロットメント(OA)は2,064,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約57%とかなり高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は82%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
瀧口浩平 21.76%
豊田剛一郎 14.01%
グリー(株) 6.50%  
MSIVC2012V 投資事業有限責任組合 4.94%  
インキュベイトファンド1号投資事業有限責任組合 4.84%
山田進太郎 2.77%
白崎杏輔 2.77%
イーストベンチャーズ投資事業有限責任組合 2.77%
ニッセイ・キャピタル6号投資事業有限責任組合 2.77%
日本生命保険(相) 2.63%

初値予想

メドレーの事業は、医療ヘルスケア領域において各種インターネットサービスということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

医療関係はIPOにおいては堅調な傾向があり、訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

高齢化社会において、医療効率化には、一定の社会的テーマ性があります。

上位株主に多数のVCが名を連ねており、ロックアップがかかっていない大株主も存在しています。

約202.5億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの大型です。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • BASE:-6.9%
  • HPCシステムズ:-6.0%
  • ギフティ:+25.3%
  • ステムリム:-7.0%
  • ブシロード:+16.6%
  • 新日本製薬:+13.2%
  • Sansan:+5.8%
  • EduLab:+2.2%
  • ポート:-37.2%
  • 自律制御システム研究所:-16.8%
  • SBIインシュアランスグループ:±0%
  • MTG:+21.6%
  • メルカリ:+66.7%
  • ラクスル:+9.7%
  • SOU:+24.2%
  • 神戸天然物化学:+56.6%
  • HANATOUR JAPAN:+10.0%
  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

東証マザーズの大型IPOは、メルカリ・CYBERDYNE・ミクシィのようなテーマ性がある銘柄か、バイオ旋風が吹き荒れている時のバイオ銘柄以外は軟調な傾向があります。

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

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