ウォルマートが西友を再上場させる方針を固めたと報じられました。西友のIPOが具現化する可能性が急浮上しました。
西友は2007年12月期に6期連続の最終赤字となった翌年の2008年に、ウォルマートが完全小会社化して上場廃止となっていました。
西武百貨店が設立した西武ストアーが源流で、かつては旧セゾングループの中核的企業でした。
あの無印良品も西友のプライベート商品として誕生(現在は分離・独立)するなど、華やかな歴史があります。
2018年には楽天と提携を開始して楽天西友ネットスーパーをスタートしました(初回購入限定のクーポン)。
西友本体も他企業への売却の動きがあり、ドン・キホーテが買い手として浮上していましたが、その後に展開が激変。
2020年11月には、KKRは西友の過半数の株式を取得して、楽天が20%、ウォルマートが15%の株域を保有することが発表されました。
将来的にKKRが再上場を選択するか、楽天が全株を取得して完全子会社化するかの二択が有力になります。依然として単独のIPOの流れは残っています。
大型IPOは大量取得が容易です。西友のIPO獲得に向けて今から備えることが重要です。
西友の上場・IPO
西友はウォルマートの傘下入り後は、EDLP(エブリデー・ロー・プライス/毎日低価格)戦略を推進し、日本で定番の日替わりセール・特売ではなく、いつ買っても常に安いというストラテジーを採用しました。
ウォルマートの国際調達網を活用して低価格戦略を推進しており、2013年には欧州の加工食品の直輸入も導入しました。
会社形態はコストパフォーマンスが良い合同会社となっています。ちなみにGoogle、Amazon、Appleの日本法人も合同会社です。
社名 | 合同会社 西友 |
本社 | 〒115-0045 東京都北区赤羽二丁目1番1号 |
電話 | (代表) 03-3598-7000 |
創立 | 1963年4月 |
最高経営責任者 (CEO) | リオネル・デスクリー |
資本金 | 1億円 |
事業内容 | 食料品、衣料品、住居用品などの小売チェーンの運営 |
店舗数 | 全国に334店舗(2019年2月21日現在) |
従業員数 (2019年1月1日現在) | 23,294名(臨時雇用者18,517名含む ※8時間換算人数) |
クレディセゾンと提携してクレジットカード「ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」も発行しています。
ウォルマートカード セゾン・アメックスでは常に3%OFF(月2回は5%OFF)とバリューが高いベネフィットが付帯しており、人気を博しています。
ウォルマートカード セゾン・アメックスは西友で日常的にお買い物している方なら、持たないと損といって過言ではないハイ・クオリティー・カードです。
公式サイトウォルマートカードセゾン・アメックスはいつでも西友で3%OFF!
希少な年会費無料のアメックスの一角であり、幾多のセゾンカードの種類の中でも、おすすめのセゾンカードです。
ウォルマートは西友の他企業への売却を検討していると報じられていましたが、価格が折り合う企業が出現しなかったと観測されています。
単独で再上場し、株式市場を通じて出口戦略をはかる方針に、潮目が変化しました。
上場の場合は多くの個人投資家にとって密接な関係が生じるので、投資戦略の構築が重要となります。
株主優待に期待!
西友の事業はスーパーマーケット、スーパーセンター、大型店舗の新生活百貨店(リヴィン)、ショッピングセンター等ということで、株主優待との親和性が極めて高くなっています。
イオン、マックスバリュ、マルエツ、ユナイテッド・スーパーマーケット、いなげや、エコスなどライバルの小売企業は、3%OFF~10%OFF等の株主優待を実施しています。
イトーヨーカドーを擁するセブン&アイHDは株主優待を実施していませんが、見習うべきはセブン&アイではなくイオンです!
株主優待があるか否かでPBRが2~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。
高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。
コード | 銘柄名 | PBR | PER | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
2928 | RIZAPグループ | 5.09 | 赤字 | 0.00% |
3387 | クリエイト・レストランツHD | 22.24 | 赤字 | 0.00% |
7616 | コロワイド | 17.88 | 赤字 | 0.26% |
8200 | リンガーハット | 5.34 | 赤字 | 0.00% |
株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。飲食企業ですと株主優待の活用が経営のスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。
コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。
RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。
経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄い、成長を加速させています。
西友にも株主優待レバレッジ経営を期待します。
西友の上場に備えてすべき準備
西友の株式を購入するには、上場後に株式を買う以外にも、IPOでの購入という方法がありますね。証券会社に口座を開く必要があります。
IPOで株を買う場合、ブックビルディング期間中に証券会社で申し込んで、抽選に当選すれば手数料無料で購入できます。
IPOに当選するには、多額の株を引き受ける主幹事証券はもちろん、それ以外の証券会社からも申し込むことが重要です。
数打てば当たる可能性が着実に上昇します。現在は証券会社の口座開設・維持費用は国内株に関しては無料の証券が大多数ですから、できる限り数多くの証券会社から申し込みましょう。
西友のIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
株式の売り出しを担当する主幹事は野村證券、大和証券(auアセットマネジメント仲介)、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券あたりが選定される可能性が高いです。
三菱UFJグループのauカブコム証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
SMBC日興証券のダイレクトコースは個人投資家でもIPOが当たるチャンスがあるオンライン証券です。
特に大型株は当たりやすいです。西友も当選が大いに期待できます。店頭証券の営業とのやり取りが不要で気軽に申し込めます。
野村證券や大和証券、SMBC日興といった大手証券だけではなく、ネット証券でもお手軽に申し込めます。
ネット証券ではSBI証券がIPOに積極的ですので、西友のIPOもほぼ確実に幹事団に名を連ねるでしょう。
西友のような大型案件は株式数が多いので当選が比較的容易になります。IPOは勝率が高く、無難に上場日の初値で売却した場合でも、利益が出る確率が高いです。
SBI証券には「SBIチャレンジポイント」という仕組みがあり、IPOに落選した場合はポイントが貯まります。
このポイントを貯めていくといつかは必ずIPOに当選するという嬉しい仕組みがあります。
西友のIPOに備えてSBI証券に口座開設しておくことを強くおすすめします。SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。
SBI証券はIPO以外にもメリットが多いネット証券です。私もフル活用して、パフォーマンスを向上させています。
SBI証券の口座開設・維持費用、ネット入金・出金の費用は無料です。IPOに申し込むのに際して費用は一切かかりません。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
↓
SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いが開始しました。口座開設者数が大手ネット証券と比較すると少ないのでライバルが少ないのがメリットです。
機械的な完全ランダム抽選で平等・公平です。事前入金は不要で、口座残高がなくても申し込めるのも便利です。ネット上で手間をかけずにサクッとIPOのブックビルディングに参加することが可能です。
口座開設キャンペーンでは、約2ヶ月間も売買手数料が無料となります。
マネックス証券も完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。IPOにおいてはぜひ口座開設しておきたいネット証券です。
この他、幹事団として、岡三オンライン証券、東海東京証券、岩井コスモ証券などが入る可能性が高いです。
岡三オンライン証券は、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。