法人を設立すると、アメックスからクレジットカード勧誘のDMが届くのが恒例となっています。
零細新設法人にも高級カードからお誘いがあるのはちょっと嬉しい側面もあります。
ただし、アメックスの法人カードは年会費が高いので、果たしてそのまま申し込んでいいか迷う方もいらっしゃるでしょう。
そこでアメックスのビジネスカードに保有価値があるのか、63枚のクレジットカードを保有した経験があり、年会費の最高額は118万円の専門家が徹底的に解説します。
机上の空論ではなく、実際にアメックスのビジネスカードを実生活において徹底的に活用した経験を活かして2024年10月の最新の状況を分析しました。
目次
アメックスのビジネスカード概要
アメックスは中小企業経営者、個人事業主向けにアメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードを発行しています。
以下2つのパターンがありますが、どちらも年会費・特典などのカードスペックは完璧に同一です。
- 個人事業主として申し込み
- 法人格のある法人代表として申し込み
違いは引き落とし口座、法人名をカードに入れられるか否かの2点のみです。
- 個人事業主向けカード:個人名義の銀行口座から引き落とし
- 法人格のある法人代表者向けカード:法人名義の銀行口座から引落
個人事業主だと損をするといったことはないのでご安心ください。
なお、法人や個人事業主だけではなく、サラリーマン(会社員)でも保有することは可能で、副業の経費決済カードとして活用できます。
アメックスの法人カードはグリーン、ゴールド、プラチナの3種類があります。
- アメックスビジネスグリーン(アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カード)
- アメックスビジネスゴールド(アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード)
- アメックスビジネスプラチナ(アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード)
個人向けカードにあるアメックス・センチュリオンはありません。
カード名 | 税込年会費 (家族会員) | 主な特徴 |
---|---|---|
アメックス・ビジネス・グリーン | 13,200円 (6,600円) | 1%のANAマイル付与率 アメックスのポイント3倍 アメリカン・エキスプレス JALオンライン 福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員 充実の付帯保険 (治療費用300万・ショッピング保険年最高500万・返品まで補償) 本人だけではなく同伴者1名まで空港ラウンジ無料 海外旅行先での24時間日本語サポート(案内だけではなく手配まで) 手荷物無料宅配サービス(往復) |
アメックス・ビジネス・ゴールド | 36,300円 (13,200円) | 1%のANAマイル付与率 東京・新宿・博多駅構内からホテルに手荷物無料配送 ヘルスケア無料電話健康相談 ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン アメリカン・エキスプレス JALオンライン 福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員 充実の付帯保険(返品・旅行キャンセル・国内航空便遅延まで補償) 本人だけではなく同伴者1名まで空港ラウンジ無料 海外旅行先での24時間日本語サポート(案内だけではなく手配まで) 手荷物無料宅配サービス(往復) |
アメックス・ビジネス・プラチナ | 165,000円 (4名無料、 以降13,200円) | 秀逸なコンシェルジュサービス 有名ホテルの上級会員の資格 ファイン・ホテル・アンド・リゾート フリー・ステイ・ギフト(年1回の無料宿泊2名分) 予約困難店の照会・予約などのダイニング特典 国内旅館の優待、手荷物無料宅配、エアポート送迎 アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション 最上級の付帯保険(ビジネス家電・カーピッキング・ゴルフ保険も) セカンドオピニオン・優秀な専門医の紹介 海外旅行先での24時間日本語サポート 手荷物無料宅配サービス(往復) |
アメックス・ビジネス・グリーンはお得な入会キャンペーンを開催しています。
アメックスビジネスゴールドなら、大量のポイントがプレゼントされてお得な入会キャンペーンが適用されます!
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アメックスの法人カードのメリット
アメックスの法人カードは、アメリカン・エキスプレスらしい充実のベネフィットを享受できる点が魅力的です。
アメックス・ビジネス・グリーン
アメックス・ビジネス・グリーンは、1度の交換でポイント有効期限が無期限となり、メンバーシップ・リワード・プラスへの加入で1%のマイル付与率となります。
Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store/App Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.でポイント3倍となるボーナスポイント・プログラムもあります。使いやすい店舗で3%のポイントを得られてパワフルです。
また、その他、アメックスのビジネスカードならではの充実のベネフィットが付帯します。
- 1%のANAマイル付与率、ANAマイル3%のメンバーシップ・リワード・プラスのボーナスポイントプログラム
- ポイントの有効期間が無期限
- ポイントフリーダム、Amazing、年会費の支払い、ANA SKY コインなどマイル以外も魅力的なポイント
- 海外旅行傷害保険は傷害・疾病治療費用が300万円と充実
- 充実の付帯保険(特にショッピング保険・リターンプロテクション)
- 本人だけではなく同伴者1名まで空港ラウンジ無料
- 手荷物無料宅配サービス(往復1個)
- 福利厚生プログラム「クラブオフ」のVIP会員
- 事前振込みしたら利用限度額が無限「事前デポジット」
- 海外での24時間日本語サポート「オーバーシーズ・アシスト」
- 所定条件クリアでサクララウンジを利用できる「アメリカン・エキスプレス JALオンライン」
- 経費管理サポートサービス
- ビジネスセービング等のビジネスサポート
- 海外では「American Express Contactless」を利用可能
- アメックスオファー、AMEX共通優待(エクスペディアでの割引、阪急メンズ東京での期間限定優待などの優待一覧)
- アメックスの充実のイベント(清水寺・醍醐寺・横浜花火祭り・東京湾大華火祭・ゴルフコンペなど)
その他、アメックス・ビジネス・グリーンの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
法人カードでマイルを貯めたい方、アメックスの充実のトラベル関連ベネフィットを受けたい方におすすめのビジネスカードです。
メンバーシップ・リワードのポイントが貯まる個人用アメックスを保有している場合は、ビジネスカードで得たポイントを個人と合算することも可能です。
現在、アメックスビジネスグリーンはお得なキャンペーンを行なっています。年会費数年分相当のポイントを獲得可能です。
お得に発行できるキャンペーンですので、アメックスビジネスグリーンをまだお持ちでない方は、この機会にぜひ発行してみてはいかがでしょうか。
アメックス・ビジネス・ゴールド
グリーンより充実したベネフィットがほしい場合は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードが選択肢となります。
グリーンにはない特典
- 東京・新宿・博多駅からホテルへの手荷物当日宅配サービス
- ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン
- ヘルスケア無料電話相談
- 手荷物宅配サービス(羽田空港も対象)
- 充実した旅行傷害保険
- 国内航空機遅延費用保険
- キャンセルプロテクション
- 京都観光ラウンジ
- ゴールド・ワインクラブ
- コットンクラブ・新国立劇場の優待特典
- 会員誌「IMPRESSION GOLD」
- ビジネスゴールドカード会員限定イベント「DISCOVERY」
東京・新宿・博多駅からの手荷物ホテル当日宅配サービスは、他のプラチナビジネスカードにもない稀有なベネフィットです。
アメックス・ビジネス・ゴールドの年会費は特典の活用でペイできます。
ビジネスの今を突破して戦いを勝ち抜いていく力となる一枚であり、新しい世界へ雄飛できる機会を手に入れられる卓越したビジネス・ゴールドカードです。
現在、アメックス・ビジネス・ゴールドカードは、大量のポイントがプレゼントされるお得な入会キャンペーンを行っています。
以下からのお申込みで限定キャンペーンが適用されます。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード 入会キャンペーン
アメックス・ビジネス・プラチナ
アメックスの法人カードで最上級カードは、「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナカード」です。
年会費が高いものの、世界中で知名度が抜群であり、水戸黄門の印籠のようなパワーがあるプラチナカードです。
年会費は130,000円(税抜)。従業員・家族向けの追加カードの年会費は4枚まで無料です。5枚目以降は1枚あたり12,000円(税抜)の年会費がかかります。
お得なメリットが満載のクレジットカードです。特に大きいメリットは以下のとおりです。
- 秀逸なコンシェルジュサービス(プラチナ・セクレタリー・サービス)
- 有名ホテルの上級会員の資格(ホテル・メンバーシップ)
- ファイン・ホテル・アンド・リゾート
- フリー・ステイ・ギフト(年1回の無料宿泊2名分)
- 予約困難店の照会・予約などのダイニング特典
- 上質の金属製メタルカード、ACカード
- メンバーシップ・リワードプラスのボーナスポイント(Amazon・Yahoo!ショッピング・JAL・HIS・iTunes等が3%還元)
- デルタ航空の「デルタスカイクラブ」を利用可能(※デルタスカイクラブ羽田)
- プライオリティ・パス(追加カード会員・同伴者1名も無料)
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション(センチュリオンラウンジ等)※例:香港のセンチュリオンラウンジ
- KIWAMI 50、ダイニング・イベント、フランス大使館でのカクテルレセプションなど限定イベント
- 阪急メンズ大阪 プレミアム サービス、パーソナル・インポート・サービス
- エアポート送迎、インターナショナルエアラインプログラム、プライベート・クルーズ、プレミア・ゴルフ・アクセス
- 高級スポーツクラブを都度料金で利用可能(スポーツクラブ・アクセス)
- プラチナ・カード限定のボーナスポイント・パートナーズ
- 最上級の付帯保険(ビジネス家電・カーピッキング・ゴルフ保険も)
- セカンドオピニオン・優秀な専門医の紹介
- 海外旅行先での24時間日本語サポート
- 手荷物無料宅配サービス(往復2個)
類まれなるゴージャス感、驚異のスケール感があり、キラリと光るエクセレントな魅力が燦然たる輝きを放っています。
特にトラベル関連特典は圧巻の内容であり、他社のクレジットカードではブラックカード級のサービスとなっています。
アメックスのコンシェルジェの航空券手配については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価なさっています!
まさに「溢れる生命力と優雅さが調和」「最高のバリューの結晶」と評価できるハイ・クオリティー・カードです。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナカードは、他のカードを寄せ付けない桁外れのパワーを誇る守護神です。
「The Platinum」もしくは「Final Platinum」と形容できます。あるいは「スタープラチナ・カード」です。星の白金であり、「オラオラ」の威力があります。
ビジネスはもちろん、プライベートでも役に立つ卓越したベネフィットを享受でき、八面六臂の活躍をしてくれます。
オン・オフのどちらでも役に立つ二刀流で、仕事や日常の生活を豊かに彩ることができます。
日本では最高峰のビジネスカードであり、アメックスの上級カードならではのメリットが満載。バリューの雨を降らせるレインメーカーです。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 追加カード
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
年会費(税込) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 追加会員 | |
165,000円 | 4人無料 | 約2週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.4~1.0% | メンバーシップ・リワード |
- 4つのホテルの上級会員資格
- フリーステイギフトで年1回無料宿泊
- ファイン・ホテル・アンド・リゾート
- 充実の付帯保険(ビジネス家電・サイバー攻撃・カーピッキング・ゴルフ・返品・旅行キャンセルまで補償)
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション
申し込み時に決算書等は不要(身分証明書のみでOK)
アメックスの法人カードの地味なメリットは、免許証などの身分証明書のみで作成でき、決算書や登記事項証明書などは不要である点です。
開業直後の個人事業主、設立直後の法人でも、お手軽に申し込むことが可能となっています。
他社カードは面倒な書類が必要なこともあって不便。例えば、年会費無料のP-one business Mastercardは、事業実績確認資料のコピーが必要となっています。
いずれかの提出
- 直近一期分の決算報告書(表紙・貸借対照表・損益計算書・販売費・一般管理費内訳)
- 代表者個人の前年度の収入証明書(源泉徴収票もしくは収入記載の課税証明書)
一例として個人事業主で自宅がオフィスとなっており、家庭用プリンターしかない場合、決算報告書一式をプリントアウトするのも面倒ですよね。
しかし、アメックスの法人カードの場合、必要な書類は個人の身分証明書(免許証・パスポート・マイナンバーカード等)のみで簡便です!
アメックスの法人カードのデメリット
アメックスの法人カードには複数の欠点が存在しています。
主なデメリット
- 年会費が高い
- 海外で利用可能店舗が少ない
- 電子マネーチャージに弱い
- キャッシングが利用不可
アメリカン・エキスプレス発行カード固有の短所があります。
高額な年会費
アメックス・ビジネス・グリーンのデメリットは第一に高額な年会費です。しかし、特典が充実しているのでやむを得ません。
問題はサービスを利用するか否かです。付帯サービスを全く使わない場合は、年会費無料の法人カードがおすすめです。
海外での利用可能店舗
Visa、Mastercardと比較すると、海外で利用可能店舗が少ないのもデメリットです。
日本国内ではJCBとの提携によって、現在はほとんどのJCB加盟店でもアメックスを利用できますが、海外では弱い状況となっています。
このデメリットを緩和するためには、住信SBIネット銀行のデビットカード、Visa・Mastercardの法人カード等をサブカードで保有すればOKです。
電子マネーチャージ
法人カードということもあり、電子マネーの利用・チャージでポイントが貯まらないのがデメリットです。
電子マネーにチャージしたい場合は、サブカードとして対応の個人用クレジットカードを使いましょう。おすすめのクレジットカードは下表の通りです。
電子マネー | カード名 | 還元率 | 年会費(税込) |
---|---|---|---|
nanaco | セブンカード・プラス | 0.50% | 無料 |
楽天Edy | リクルートカード | 1.20% | 無料 |
エポスカード | 0.50% | 無料 | |
WAON | イオンカードセレクト | 0.50% | 無料 |
JALカード (JCB/ TOKYU/DC) | 0.5-1.0% | 2,200-34,100円 | |
モバイルSuica | ビックカメラSuicaカード | 1.50% | 年1回の利用で無料 |
「ビュー・スイカ」カード | 1.50% | 524円 | |
PASMO | Apple PayのPASMOは Tカード Primeがお得 | 最大1.5% | 実質無料 |
TOKYU CARD ClubQ JMB | 1.00% | 1,100円 | |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 0.5-1.0% | 2,200円(初年度無料) | |
OPクレジットカード | 0.50% | 年1回の利用で無料 | |
JALカード OPクレジット | 0.5-1.0% | 2,200円 | |
モバイルPASMO、 SMART ICOCA | リクルートカード (VISA / Mastercard) | 1.20% | 無料 |
Delight JACCS CARD | 1.00% | 無料 | |
オリコカードザポイント | 1.00% | 無料 |
キャッシングが利用不可
アメックスのビジネスカードはキャッシングが利用できません。ただし、法人カードは他社もキャッシングは対象外のカードが大多数です。
個人事業主でキャッシングを使いたい場合は、Orico EX Gold for Biz S、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスが候補となります。
年会費に見合う価値があるのか?
アメックスの法人カードのメリット・デメリットについて解説してきました。
それらを総合考慮すると、年会費を超える価値があるか否かが重要な論点ですね。
この点、他の法人カードにはない特典が豊富であり、プライス・レスの価値があるクレジットカードだと考えます。
利用限度額が最強
アメックス・ビジネス・カードには、「事前承認手続き」というサービスが有ります。事前入金(デポジット)システムです。
例えば、3,000万円を事前入金しておけば限度額3,000万円のクレジットカードとして使えます。多額の決済も可能です。
高額の税金の支払いがある場合、事前入金しておけば限度額の制限でカードが使えないという事態はありません。経費の支出がはかどります。
事前入金は必要でクレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、ポイントが貯まるというメリットがあります。余った入金額は次回以降の支払いに利用できます。
高額納税をカードで決済したら、メンバーシップ・リワードのポイントがザクザクと貯まるのでお得です。
カード利用分は事業経費決済用の銀行口座からまとめて自動引き落としされるので、面倒な振込手続きなどの経費処理を簡素化できます。
ビジネスでの納税では、時として多額の支払いが必要な時があります。そのような際に、他社のカードだと利用限度額という壁にぶち当たります。
プラチナカードでも利用限度額は最大で1000万円程度です。しかし、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードなら利用限度額の壁を突破できます。
アメックスのデポジットの制度詳細については、以下で徹底的に解説しています。
国税のクレジットカード払いに使うクレジットカードとしても有力です。この場合は還元率0.5%となりますが、ポイントをマイル交換に使う場合はお得です。
事前承認手続きを行う場合は、フリーダイヤルで通話料無料のデスクに電話をかければOKです。
以下は12,026,503円のカード利用を行い、800万円を事前振込みして、次回の引落しが4,026,503円になっている例になります。
例えば7月25日にカードで支払う場合、24日までに振り込んでおけば、その夕方にアメックスが振込を確認して、決済できるようにしてくれます。
24時間365日の海外日本語電話サポート
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは、レストランの予約、医療機関の紹介、緊急時の支援等の日本語電話サポートが受けられます。
「オーバーシーズ・アシスト」というかっこいい名前です。世界中のほとんどの国から24時間、通話料無料またはコレクトコールで連絡できます。
24時間365日いつでも日本語で電話できるというのは便利ですね。海外旅行における大いなる安心が確保できます。
普通のクレジットカードの海外旅行の電話サポートは、対応時間は平日の昼間のみです。アメックスの法人カードの場合は、24時間365日という大いなる安心があります。
個人用カードだと年会費39,600円(税込)のアメックスゴールドでようやく利用可能なサービスです。
月会費1,000円(税抜)のアメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードで利用できるのはお得感があります。
例えば、以下の事項について電話相談ができます。
- 航空券・ホテル・レンタカー・レストラン・ゴルフコースなどの案内・予約・確認・キャンセル
- 主要都市でのミュージカル等のチケット
- パスポート・査証・予防接種
- カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
- トラベラーズチェックの紛失・盗難
- パスポート・所持品の紛失・盗難
- 電話による簡単な通訳サービス(業務は対象外)
- 緊急メッセージの伝言サービス(業務は対象外)
- 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
- 海外旅行傷害保険の保険金請求
- 最寄りの日本大使館・領事館
アメックス・ビジネス・グリーンの「オーバーシーズ・アシスト」は、個人用グリーンの「グローバル・ホットライン」に加えて、医師の派遣、救急車や入院の手配などの「緊急支援サービス」も受けられます。
例えば、以下の事項について電話相談ができます。
ジャンル | サービス内容 |
---|---|
メディカルサービス | 24時間電話医療相談、病院紹介 病院の予約・入院手配 電話での日本語アシスト 医療機関への信用保証 上限5,000USドル立替え資金援助 家族への緊急連絡 緊急移送、治療経過管理、帰国手配 |
リーガルアシスタントサービス | 緊急時の弁護士紹介 1件あたり上限1,000米ドルの弁護士費用立て替え 1件あたり上限1,000米ドルまで保釈金立て替え |
ゴルフ場で倒れたカード会員が電話して、ドクターヘリが駆けつけて無事助かったというエピソードもあります。
緊急時に頼りになります。アメックスならではのミニ・コンシェルジュ的なサービスですね。異国の地で絶大な安心があるサポートが受けられます。
アメックス・ビジネス・グリーンを保有していると、海外旅行・出張時のトラブルにも対応できるディフェンスを構築できます。 安心・安全です^^
しかも、本人・家族会員のみならず、カード会員に同行する家族(健康保険が同一か税法上の扶養関係にある6親等以内の血族・3親等以内の姻族)にも適用されます。
海外のみならず日本国内においても、緊急時の対応については、年中無休のカスタマーサービスを提供しており、24時間365日、オペレーターと直接やり取りができます。
秀逸な会員限定イベント
会員限定のイベント「DISCOVERY」は、ゲストを招いてビジネスの糧となる一時を過ごせるイベントです。楽しめて実用的でバリューが高い内容となっています。
実際にこのイベントの第一弾に参加してきました。ワインの選び方を学ぶことができ、かつ美味しいワインとコース料理を堪能しました。
有名なホテルの上級会員資格を無条件で得られる
アメックスビジネスプラチナは「ホテルメンバーシップ」という特典で、世界1位・世界2位のホテルグループの上級会員資格をダブルで取得できます。
また、その他2つのホテルも対象となっており、マリオットボンヴォイ、ヒルトン・オナーズ、プリンスホテル、ラディソンリワードの上級会員資格によって、世界中でお得に宿泊できます。
この特典が付帯しているのは稀有であり、オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンのパワーがあります。
セントレジスホテル大阪、ウェスティンホテル東京、東京エディション虎ノ門、東京マリオットホテルなど秀逸なホテルにお得に宿泊できます。
現在のMarriott Bonvoyのプラチナエリートの特典では、私はなんとスイートルームにアップグレードしてもらったこともあります。
ホテル・メンバーシップでヒルトンの上級会員資格を保有していると、ヒルトンのセールにて25~50%OFFで予約して、朝食無料&部屋のアップグレードを受けるという二刀流が可能になります(ヒルトンゴールド特典)。
コンラッド東京に1室あたりなんと17,500円(2名宿泊で1人あたり8,750円)というビジネスホテルか!と突っ込まざるを得ない戦慄的な安値で泊まれました。
広々とした客室で快適なホテルライフを送りました。スパ・プール・ジムも無料で、朝食も充実の種類・質で大満足でした。
金属製メタルカード
アメックス・ビジネス・プラチナは、金属製のメタルカードのクレジットカードです。
金属製のクレジットカードであるラグジュアリーカード(ビジネスカード)も斬新な質感が話題を呼んでいます。
日本のアメックス・ビジネス・プラチナにもメタルカードが導入され、より一層魅力がアップしました。
カードの質感は抜群に良好であり、高級感に溢れています。驚異のスケール感があり、まさにプラチナ・カードという様相を呈しています。
実際にメタルカードを使ってみた感想については、以下にまとめています。
個人用アメックスカードとの2枚持ち・使い分け
基本的にはアメックスは公私混合はNGであり、プライベートの支出は個人カード、事業用の支出はビジネスカードというのが原則です。
ただし、それで怒られてカード会員資格が停止されるといった状況はあまり前例がないようです。
対税務署の観点でも、個人用のクレジットカードで支払った支出を法人の経費に計上することは可能です。それで経費が否認されることはありません。
法人の経費を処理するクレジットカードの引き落としで、代表者の個人口座を利用することも可能です。
ただし、個人用の入出金と混在すると経理処理が煩雑になるので、その場合は引き落とし口座を法人のクレジットカード決済専用の口座として、他の取引・資金移動は混在しないようにしましょう。
しかしながら、原則として個人用経費は個人向けアメックスカード、事業用経費はアメックス・ビジネス・カードという使い分けが正規の使い方です。
私自身、プラチナ・カードとアメックス・ビジネス・プラチナを2枚持ちして、プライベートの支出と経費算入の支出で切り分けています。
また、個人用カードとビジネスカードは同じグレードでも特典が微妙に変化します。一例としてプラチナカードについては以下で解説しています。
他の法人カードとの比較
アメックスの法人カードは年会費を上回る価値があると考えていますが、他の法人カードとの比較も重要となります。
とにかく年会費無料カードがいい場合は、無条件で年会費0円&還元率0.6%のP-one business Mastercardがおすすめです。
コスパが良い法人カードがいい場合は、Orico EX Gold for Bizが候補となります。ポイント還元率が最大1.1%で、レストランのコース料理1名分無料サービスが附帯しています。
マイル還元率が高い法人カードを希望する場合は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスが候補に上がってきます。
JALマイルが1.125%であり、コンシェルジュサービス、プライオリティ・パスのプレステージ会員が無料というベネフィットがあります。
サブカードを持ちたくない場合は、VisaもしくはMastercardの法人カードが候補です。
個人事業主、法人代表者が発行できる「三井住友ビジネスカード for Owners」は、特定の支払い方法の活用で年会費を抑えることができるのが魅力的です。
その他多種多様な法人カードが存在しているので、比較検討したい場合は法人カードのランキング、最強の法人カードをご参照ください。
まとめ
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・グリーン・カードは、年会費は高いものの、充実のベネフィットが付帯しているハイ・クオリティー・カードです。おすすめのビジネスカードの筆頭に挙げられます。
特にトラベル関連ベネフィットが充実しており、出張や旅行に八面六臂の活躍を見せてくれます。
高いステータス、1%のANAマイル付与率、有効期間が無期限のポイント制度、事前振込みしたら利用限度額がなくなる点、24時間365日の海外日本語電話サポート、会員限定イベントが大きなメリットです。
最上級のアメックスビジネスプラチナの場合、コンシェルジュ、ホテル・メンバーシップ、グローバル・ラウンジ・コレクションなど至高のベネフィットを享受できます。
事業経費の支出で個人としてポイントを貯めてマイルに交換できるので、ザクザクとマイルが貯まります。
アメックス・ビジネス・カードを持っていると、夢のファーストクラスが近い現実となります!
経理処理・経費管理をスムーズに行うことができ、かつポイント還元やサービスを享受できるので、ビジネスに着実に役立ちます。
1度交換したらポイントが無期限となり、マイルを無期限で貯められるのも大きなメリットです。個人用アメックス・カードと紐付けると、個人カードへポイントが加算されます。
アメックスのコールセンターの従業員は、ほとんどがアメリカン・エキスプレスの正社員であり、しっかりとしたサポートを受けられます。電話応対は素晴らしく、いつも気持ちよく電話できます。
アメックスのスタンダード・スペックで十分である場合、年会費を抑えたい場合は、アメックス・ビジネス・グリーンが候補です。
現在、アメックスビジネスグリーンはお得なキャンペーンを行なっています。年会費数年分相当のポイントを獲得可能です。
お得に発行できるキャンペーンですので、アメックスビジネスグリーンをまだお持ちでない方は、この機会にぜひ発行してみてはいかがでしょうか。
将来的にアメックス・ビジネス・プラチナを目指している場合や、グリーンより充実した特典がほしい場合は、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードが選択肢となります。
東京駅構内から宿泊先のホテル(東京23区内)に手荷物を無料で当日配送してくれるサービスはとりわけ魅力的です。
一歩先に進んだ画期的な制度であり、T&Eカードの基準を変えて一新する程のインパクトがあります。
海外旅行先での24時間無料の電話サポート(日本語)も便利。案内だけではなく手配までしてくれるのは絶大な安心です。海外旅行・出張時の守護をしてくれます。
キャンセル・プロテクション、リターン・プロテクション、往復の手荷物無料宅配、同伴者1名まで空港ラウンジ無料などは他のビジネスゴールドカードにはほとんどないメリットです。
アメックス・ビジネス・ゴールドカードは、世界中で通用する輝きを誇るステータス・信頼性・ブランド力があるカードです。プラチナカードと同等以上として認識されています。
富裕層が保有するステータス・カードとして有名であり、世界のステータス・シンボルとなっています。お会計のときに出すだけで一目置かれるカードです。
サービスの面でも、他のゴールドカード以上の充実した内容となっています。特に国内外の旅行・出張向けサービスが充実しているので、旅行・出張に行く機会があるとお得なカードです。
アメリカン・エキスプレスはニューヨークで運送業として開業し、顧客サービスの1つとしてクレジットカードを開始しました。
こうした歴史的背景からT&E(Travel & Entertainment)が極めて充実している点にエッジ・優位性があります。
ビジネスはもちろん、プライベートでも役に立つ卓越したベネフィットを享受でき、八面六臂の活躍をしてくれます。
オン・オフのどちらでも役に立つ二刀流で、仕事や日常の生活を豊かに彩ることができます。
ベネフィットが充実して総合的に優れており、おすすめのビジネスカードの一枚です。
現在、アメックス・ビジネス・ゴールドカードは、大量のポイントがプレゼントされるお得な入会キャンペーンを行っています。
お得なキャンペーンですので、アメックス・ビジネス・ゴールドをまだお持ちでない方は、この機会にぜひ発行してみてはいかがでしょうか。
最高峰のビジネスカードをご希望の場合は、アメックス・ビジネス・プラチナが選択肢です。