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新規上場!ヘリオスのIPOの初値予想

更新日: IPO

ヘリオス

ヘリオス(4593)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は5月28日(木)~6月3日(水)です。上場日は6月16日(火)です。

新規上場する市場は東証マザーズです。想定価格は1,550円(1単元15.5万円)です。想定価格1,550円に対し、仮条件は1,100〜1,200円と下振れました。公募価格は仮条件の上限の1,200円となりました。

初値予想はマイナスリターンの可能性が大きいです。大手初値予想会社の初値予想は1,200~1,300円となっています。

ヘリオスは、代表取締役社長の鍵本忠尚氏が国立研究開発法人理化学研究所が中心となって研究を進めるiPS細胞を用いた加齢黄斑変性の新たな治療法の実用化を担うことになり、設立されました。

社名のヘリオスは、Helios(ギリシャ神話の太陽の神)とHeal(癒す、治す)の2つの言葉から構成され、難治性疾患治療の新たな希望の光と、疾患に侵された患者を癒していきたいという願いが込められています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツです。本社所在地は東京都港区浜松町2-4-1 世界貿易センタービル15階です。


ヘリオスのIPO

ヘリオスとは

ヘリオスは、化合物医薬品分野では、国立大学法人九州大学の研究グループが発見したBBG250という染色性の高い色素を主成分とした眼科手術補助剤を、株式会社産学連携機構九州からの独占的ライセンスの付与を受けて、開発しています。

ヘリオスは、この眼科手術補助剤の日本以外の全世界向けの独占的なサブライセンスをDutch Ophthalmic ResearchCenter International B.V.(DORC社)に付与しています。

EU加盟国における必須安全要求事項に適合しているCEマーキング適合製品として、EU加盟国において製造・販売しています。

日本国内については、わかもと製薬株式会社に内境界膜を含む後眼部(網膜等、目の奥に当たる部分)についての独占的サブライセンスを付与しており、引き続き製造販売承認の取得に向けて開発を進めています。

iPSC再生医薬品分野では、難治性疾患を罹患された方々に新しい治療法を提供するべく、iPS細胞に関連する技術を活用した再生医療等製品(iPSC再生医薬品)の研究開発を行っています。

iPSC再生医薬品は、老化等の原因により機能不全に陥った細胞をiPS細胞から分化誘導して作製した健康な細胞に置き換え、機能回復を図るものであり、臓器移植に近似する治療効果が期待できる点に従来の医薬品と大きく異なる特徴を有しています。

ヘリオスは、iPSC再生医薬品分野を中核的な事業領域と位置づけており、現在、加齢黄斑変性に関する新たな治療法を開発することに注力しているほか、将来的にアンメットメディカルニーズの高い他の領域におけるパイプライン拡充にも積極的に取り組んでいく予定です。

一般的に、iPSC再生医薬品の原料となるiPS細胞は、罹患者自身から採取した細胞(自家細胞)から作製されたものと、他人の細胞(他家細胞)から作製されたものに大別されます。

自家細胞を使用する場合、罹患者ごとにiPS細胞の作製から細胞の培養までを行う必要があるため、細胞調整に手間がかかり、罹患者個人間のばらつきが大きくなるほか、製造コストが膨らみ製造期間が長くなるなどの問題で多くの罹患者の方々を治療することが困難になると予想されます。

そのため、ヘリオスは他家細胞を用いた治療方法を確立させることを目指しています。

製造販売承認の取得後は、国内においては、京都大学iPS細胞研究所から提供を受けた他家のiPS細胞の親株を用いて、ヘリオスが考案した効率的な分化誘導方法により、iPS細胞からRPE細胞を分化誘導、製剤化を行った上で、医療機関に販売し、各医療機関において罹患者への施術・投与がなされることを予定しています。

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ヘリオスが開発を進める治療法は、RPE細胞を含む懸濁液を注入し、又は、変性後のRPE細胞を摘出し新たにiPS細胞から作られたRPE細胞のシートを移植し、患部に定着させる方法となります。

この治療法により、感覚網膜への栄養補給や老廃物の分解機能を回復させ、視機能を改善させる効果が期待できます。また、ヘリオスの治療法は、ウェット型の加齢黄斑変性及びドライ型の加齢黄斑変性の両方を適応症として、実用化を目指しています。

ヘリオスはiPSC再生医薬品の事業化を進めるために、国内の有力研究機関からシーズをライセンス導入し、日本国内企業を中心とした開発体制の構築を進めています。

またヘリオスは、研究開発のみならず、製造販売承認の取得、製造・販売までを自社、関連会社、提携企業において一貫して行う体制の構築を目指しており、国内におけるパートナー製薬会社として、大日本住友製薬株式会社と共同開発を進めています。

また、承認後の一層の効率化に向けて、国立大学法人大阪大学、株式会社ニコン及び澁谷工業株式会社と、自動培養装置の開発を共同で進めています。

なお、iPSC再生医薬品分野においては、様々な研究機関から研究結果が公表されるなど研究開発の裾野が広がっています。

ヘリオスでは、そうした研究結果の実用化に向けて眼科領域以外のシーズについての拡充及び関連する基礎研究にも注力していく方針としています。既にこうした方針に基づき公立大学法人横浜市立大学との間でヒト臓器の再生に関する基礎研究を開始しています。

ヘリオスは、大日本住友製薬との間の実施許諾契約及び共同開発契約に基づき、同社からのマイルストン収入16億円(うち7億円は受領済み)及び同社による最大52億円の開発資金負担並びにヘリオスの自己資金をもとに、国内におけるiPS細胞由来のRPE細胞の開発を同社と共同で行い、ヘリオスが製造販売承認の取得及び販売を行うことに合意しています。

さらに製造及び販売促進を共同して行うため、平成26年2月28日付で両社共同出資により株式会社サイレジェンを設立し、製造を行う準備を進めています。

ヘリオスは、サイレジェンに製造及び販売促進業務を委託し、これらの委託費用を支払う一方で、サイレジェンのヘリオスに対する製品売上に対して同社からロイヤルティ収入を得るとともに、サイレジェンから供給を受けたRPE細胞を医療機関に販売することにより製品の販売収入を得る計画です。

従業員数は38名、平均年齢は38.0歳、平均勤続年数は0.9年、平均給与は744.7万円です。

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業績推移

業績面ではIPOのバイオ企業らしく不安定な推移となっています。前期は大きな赤字となりましたが、黒字化している年度もあります。

営業キャッシュフローは純利益を大きく上回っています。

前期の自己資本利益率(ROE)は赤字であり、自己資本比率は83.0%です。

ヘリオスの業績推移

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズは長らく下降トレンドで軟調な展開が続いていましたが、3月11日をボトムとして反発しました。

東証マザーズのチャート(2015年2月12日~2015年5月12日)
(※マネックス証券より)

上場規模

ヘリオスのIPOの規模は最大で約180.0億円83.6億円であり、東証マザーズとしては超大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

当初は180億円でしたが、仮条件・公募株式数が大きく減少し、最大83.6億円となりました。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約27%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%です。

貸株人である鍵本忠尚、株主である松田良成及び成松淳には、原則として90日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

また、株主である大日本住友製薬株式会社、竹田英樹、みずほキャピタル株式会社、株式会社ニコン、株式会社新日本科学、澁谷工業株式会社、ヘリオス投資事業有限責任組合、テラ株式会社、野村ホールディングス株式会社、iPSアカデミアジャパン株式会社及び株式会社アステムには、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

この他、取引所の定める有価証券上場規程施行規則の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っております(制度ロックアップ)。

上位株主のVCにはロックアップがかっていません。

株主名保有割合ロックアップ
鍵本忠尚77.23%
大日本住友製薬(株)4.02%
三井住友信託銀行(株)2.44%
竹田英樹2.33%
松田良成2.23%
澤田昌典1.41%
みずほキャピタル(株)1.37%
(株)ニコン1.34%
アル・リーブス1.26%新株予約権を行使しない合意あり
(株)新日本科学0.80%

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まとめ

業種面では赤字バイオということで、地合いやバイオ企業の人気動向によってIPOにおける人気度は大きなバラつきがあります。現在はバイオ人気は落ち着いておりプラス要素ではありません。

180億円という上場規模は東証マザーズとしては超大型であり、需給バランスに不安がよぎります。

他方、高齢化社会が進行する状況下、iPS細胞、再生医療、加齢黄斑変性などの難病の治療薬といった領域には大いなるテーマ性があります。

また、ヘリオスは怪しげな泡沫企業ではなく、各国立大学や有名企業と連携している超有名な大物バイオ企業です。株主にはiPSの第一人者である山中教授が顧問の企業も名を連ねています。

以上とBB開始前の需給状況の情報を総合考慮して、初値予想はマイナスリターンの可能性が大きいです。

主幹事は野村證券です。その他は、みずほ証券、大和証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルスタ、JPモルガン証券、エース証券、SBI証券、ふくおか証券、西日本シティTT証券で申し込めます。

SBI証券が幹事に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。

参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる

<投資スタンス>
弱気
(※強気・やや強気・中立・弱気の4段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名発表時BB直前結果
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMO TECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RS Technologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%

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