新規上場!ZUU(4387)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

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ZUU

ZUU(4387)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2018年6月5日(火)~6月11日(月)、上場日は6月21日(木)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,370円(1単元13.7万円)です。仮条件は1,440円~1,600円と窓を開けて上振れました。

公開価格は仮条件の上限である1,600円となりました。予想PERは31.1倍、予想PBRは3.75倍(BPS 426.34)です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。

  • 3,200〜4,800円(仮条件の上限比+100.0%~+200.0%)
  • 4,000〜6,000円(仮条件の上限比+150.0%~+275.0%)

初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 3,700円(公開価格比+131.3%)
  • 4,500円(公開価格比+181.3%)

初日値付かずを踏まえた、初値予想会社の2日目直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 5,000円(公開価格比+212.5%)
  • 6,000円(公開価格比+275.0%)

ZUUはフィンテック・プラットフォーム事業として、金融領域特化型ウェブ/スマートフォン・メディアの運営を中心とした、金融関連市場に特化した各種サービスを展開しています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツで、本社所在地は東京都目黒区青葉台3-6-28 住友不動産青葉台タワー9Fです。

ZUUとは

昨今、金融商品が益々その複雑さを増している中、金融商品を提供する金融機関と個人との間に大きな“情報の非対称性”が存在していると、ZUUでは考えています。

そのようなことから、金融商品に潜在的に興味は有していても、当該商品のリスクやリターンにかかる情報が専門的過ぎて理解できないために、実際の購買活動(投資や借入等)を躊躇している個人が多くいると思われます。

ZUUはその非対称性を取り除くことで、個人が自身のお金と時間につき積極的に考えてもらえるよう、金融関連のメディア事業を展開しています。

ZUUは"ZOO"「国や地域を越えて世界中から多種多様な動物の集う動物園」、"UNIVERSITY"「異なる夢や志望を持った人が集い学ぶ場である大学」の”U”を掛け合わせた名前です。

ZUUは「それぞれの夢を持った異なる個性の持ち主が世界中から集い学び成長する」場でありたいと考えています。

キャッチコピーは「Let's ZUU it !!」、「共に学び、高め合い、成長していこう」となっています。

私自身、JACKさんのパーティーでZUUの社員の方とお話したことがあります。しっかりとした青年で日本の将来は安泰だ感じさせるような素晴らしい方でした。

The Goal
某機関投資家で働いていた元会社員・現経営者のブログです。経済、キャッシュレス、クレジットカードなどについて発信

昨今の日本のインターネット利用環境は、モバイル及びPCともに拡大を続け、特にスマートフォンの急速な普及もあり、総務省の統計によるとインターネット利用者は平成25年に1億人を超え、インターネットを利用している個人の割合は83.5%に達しています。

ソースは「平成28年通信利用動向調査の結果」総務省です。

これらのインターネットの急速な普及に伴い、流通する情報量は急激に増加した一方、必ずしもユーザーが閲覧したい適切な情報を速やかに取得できる環境は整備されておらず、特に専門性が高いものほど難解なものが多いため、情報そのものが有効活用されない状況にあると考えられます。

加えて、特に金融業界では、インターネット活用が遅れ、従来型の大手金融機関からの実店舗を介した情報提供が依然として主を占め、情報取得も益々容易でない状況にあると思われます。

スマホを持ちながら考える女性

このような環境の中、ZUUのフィンテック・プラットフォーム事業では、"お金に関するリテラシー向上"に寄与する情報の提供を企図し、金融資産3,000万円以上あるいは年収700万円以上のアッパーマス~富裕層を主なターゲットとした「ZUU online」の運営を行っています。

加えて、ユーザーの幅広い金融ニーズに応えるべく、複数の派生領域においても、「経営者online」(経営者層向けにファイナンス/M&A等の経営情報を提供)、「FinTech online」(金融業界関係者向けに最新フィンテックのトレンド情報を提供)、「DAILY ANDS」(女性向けに金融/投資情報を提供)の計4つの領域特化型の自社メディアも運営しています。

そして、それら自社メディアの運営に加え、そこでのノウハウを活用し、金融や不動産企業向けに、フィンテック化の支援として、インターネット上の情報発信サイトの構築/運営やデジタル・マーケティング領域におけるコンサルティング等を実施しています。

ビジネス・オフィス

ZUUは、「ZUU online」を金融系ポータル・サイトと位置付け、まず一般個人ユーザーへ金融関連情報を提供することでサイトの活性化を図ります。

次に、広告掲載等をとおして金融や不動産企業等に同ユーザーへの接触機会を提供することで、結果、本邦金融業界における数少ないインターネット上の「B to Cプラットフォーム」の役割を担うことを目指しています。

B to Cプラットフォームとは、Business to Consumer(企業の個人向けビジネス)向けに、商品やサービス提供を行えるプラットフォーム(場)を意味します。

同プラットフォームを拡大させるために、ZUUでは、自社メディアへの訪問ユーザー数の増加に注力しています。

このように、ZUUでは、顧客企業に、オフラインでは非効率的であったリード・ジェネレーション及びリード・ナーチャリングを主とする営業/販促業務を、インターネットを介することで効率的に推進できるように支援をしています。

「リード・ジェネレーション」とはリード(潜在顧客)を“獲得”するため、そして、「リード・ナーチャリング」とは同リードを顕在顧客へと“育成”するため、のマーケティング施策をそれぞれ意味するZUUの造語です。

平成30年3月は、自社メディアへの月間訪問ユーザー数が凡そ430万人に達しました。なお、サービス開始以降におけるそれぞれの推移は以下のとおりです。

年月月間訪問ユーザー数(千人)
合計うちPCの占める比率うちスマホ等の占める比率
平成26年3月9760%40%
平成27年3月1,02324%76%
平成28年3月1,58732%68%
平成29年3月2,94719%81%
平成30年3月4,29413%87%

従業員数は49名、平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は1.4年、平均年間給与は530.7万円です。

メディア・サービス

パソコンを見る男女

金融に興味を有する一般個人ユーザーを集客する自社メディアを広告媒体として、インターネット広告枠の販売を行っています。

具体的には、金融関連サービスのニーズを有する潜在層ユーザー向けのリード・ジェネレーション記事、リード・ナーチャリング記事を発信しています。

これによって、ユーザーが金融商品サービスの比較・検討や情報入手を行う土台の環境作りを行うと同時に、そうした潜在層ユーザーにリーチしたい顧客企業の営業/販促活動を支援しています。

収益モデルとしては、顧客企業向けに顧客企業乃至は顧客企業が取り扱う商材のプロモーションを行う目的で、有償にて制作され自社メディアに掲載する記事広告のテキストやバナー画像にリンクを張っています。

当該テキストや画像をユーザーがクリックすると顧客企業のウェブサイトに誘導され、ZUUは、広告掲載場所、広告掲載サイズ、読者数や送客ユーザー数等に応じて、広告掲載料を受け取っています。

また、ZUUで運用を支援している情報発信サイトを保有している企業に対し、自社メディアを活用したプロモーション施策(情報発信サイトのアクセス数増加施策等)の支援を行っており、その報酬を受け取っています。

加えて平成29年4月より、主に自社メディアを訪問するユーザーに対し、ZUUの顧客企業への人材紹介支援も行っています。

元々、同ユーザーは金融分野に興味を有していることが多く、ZUUとしては、効率的に金融機関への転職を希望するユーザーを集客することができます。

且つ、ZUUの既存顧客の大半が金融機関であるため、その人材募集ニーズの汲み取りも効率的に行うことができます。なお、本サービスにおける特徴は、以下のとおりです。

エグゼクティブで資産運用ニーズを有するアッパーマス~富裕層ユーザーへのフォーカス

「ZUU online」は、創業以来、ターゲット・ユーザー層を金融資産3,000万円以上あるいは年収700万円以上のアッパーマス~富裕層に定め、運営をしています。

また、これまでもコンテンツをベースとしたユーザーの行動履歴データを取得しておりましたが、平成30年2月より新たに会員機能も導入し、これまで以上に詳細な独自のデータベースを蓄積、そして分析を進め、ユーザーの“見える化”に努めています。

このデータベースの拡充に伴い、One-to-Oneマーケティングに沿った様々なウェブ・ソリューション・サービスの提供がますます可能となります。

具体的には、各会員の趣向や属性に即して、最適化されたターゲティング広告の配信、顧客企業による各会員への個別の情報配信等、を開始しています。

One-to-Oneマーケティングとは、従来型のマス・マーケティングの対局に位置する考えで、ユーザー一人ひとりの趣向や属性等を基とした上で、各ユーザーに対して個別にマーケティングを行っていくものです。

質を重視した、専門的分野におけるコンテンツの制作力

パソコンを打つ女性

ZUUは、ユーザー・ニーズを的確に意識した編集チームを配し、企画及び編集を担いつつ、外部の金融関連専門家(ファイナンシャル・プランナー、ファンド・マネージャー、証券アナリスト等)との協力関係も有し、同専門家の隙間時間等を有効活用するための仕組みを取り入れたライター管理システムをZUU独自で構築・運用しています。

なお、ZUUのメディアは専門性の高い金融関連系であるため、コンテンツはトレンドに影響を受ける側面が小さく陳腐化が遅いため、コンテンツがストックしていく特性があります。

よって、ユーザーのアクセス量がコンテンツ量に比例する傾向があるメディア・ビジネスにおいて、ZUUは制作面において、費用対効果を意識した効率化を推進できています。

広告単価の水準

一般的に、投資信託、生命保険、住宅ローンや不動産等を取り扱う金融関連業界は、衣服や食品等を取り扱う他オンライン取引業界と比較し、その取引額が高額になりがちなため、ZUUの広告単価も、消費財を取り扱う場合との比較においては高水準となるものと認識しています。

加えて、「ZUU online」をはじめとする自社メディアは、ユーザーへ情報提供から比較まで幅広く支援できるため、潜在層ユーザーの(金融等への)興味を喚起することで、顕在層化できることに特徴があります。そのため、高単価での受注獲得に寄与していると考えます。

フィンテック化支援サービス

握手するビジネスパーソン

本サービスは、金融や不動産企業の業務効率化の一環として、インターネット上での広告宣伝、集客、そして購買活動を支援すべく、主に当該企業より情報発信サイトの構築及び運用の支援、デジタル・マーケティング領域におけるコンサルティング等を行っているものです。

具体的には、情報発信サイトの構成及びそこで発信するコンテンツ(記事)方針にかかるコンサルティング、サイトの構築、コンテンツの制作、集客及び購買に至るまでの対策のコンサルティング、日々のサイトの保守運用につき、その報酬を受け取っています。

なお、本サービスにおける特徴は、以下のとおりです。

自社メディアの構築及び運用の実績とそれに基づくデジタル・マーケティングのノウハウ

昨今、本邦金融業界においては、欧米諸国の例に倣い、インターネット上での集客そして購買活動の促進を主としたフィンテック化需要の高まりが見受けられます。

しかし、これまでほぼオフラインのみでの営業活動を行ってきた金融や不動産企業にとっては、インターネット上でのそれら活動は容易ではなく、多くの企業が苦戦を強いられているのが実情です。

それらのニーズに対応するため、ZUUのメディア構築及び運用の実績・ノウハウが有効活用されています。

具体的には、インターネットを介することによる業務効率化の施策として、顧客企業に、ZUUの自社メディアで蓄積したリード・ジェネレーション及びナーチャリングのノウハウに基づく営業/販促支援を行っています。

自社メディアへのアクセス・ユーザー数

一般的に、アッパーマス~富裕層ビジネスは、当該対象ユーザーへのアクセスが容易でないことが大きな課題となりがちです。

そのような課題を有する企業にとって、ZUUが当該企業の情報発信サイトの構築/運用を支援するとともに、そこでの記事を「ZUU online」でも転載することによる連携で、「ZUU online」を訪問するユーザーへ間接的に接触することが可能となります。

金融業界を熟知した上でのインターネット・ソリューションの提供

上記のように金融業界におけるフィンテック化が注目を集める中で、「その広大な定義に対して何から手を付けるべきか」、「どのようにフィンテック化していくべきか」等、が重要なテーマとなりつつあるとZUUでは考えています。

ZUUは、金融業界出身者が多くを占めるインターネット企業であるため、同業界での顧客企業への深い理解を前提としたインターネット・ソリューション・サービスを提供でき、そのような業界テーマへも的確に対応することができます。

ZUUのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、運転資金に充当する予定です。具体的には以下のとおりです。

  • ZUUの自社メディアでは、コンテンツ制作において、一部は外部のライターやデザイナー等にも業務を委託しており、コンテンツ制作に係る外注費
  • 自社メディア開発のため、開発人員の人件費である開発費
  • IT/インターネット業界の成長に伴い、有能な人員については獲得合戦の様相を呈しており、人員の採用及び採用後の教育が欠かせません。当該採用及び教育のための採用教育費
  • ZUUでは、既にシンガポールにて子会社 ZUU SINGAPORE PTE. LTD.を設立し、自社メディア『ZUU online』東南アジア向けをリリースしています。東南アジアにおける自社ビジネスの更なる強化のため、海外2ヶ国目の進出に関する費用

ZUUの業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がりとなっています。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、右肩上がりの傾向となっています。

ZUUの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は赤字であり、自己資本比率は78.1%です。主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第4期
決算年月平成29年3月
売上高(千円)729,212
経常損失(千円)△15,762
親会社株主に帰属する当期純損失(千円)△46,184
包括利益(千円)△45,184
純資産額(千円)517,487
総資産額(千円)662,261
1株当たり純資産額(円)15.84
1株当たり当期純損失金額(円)△39.01
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額(円)
自己資本比率(%)78.1
自己資本利益率(%)
株価収益率(倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)8,598
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△8,686
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)30,000
現金及び現金同等物の期末残高(千円)449,239
従業員数(人)46

提出会社の経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第1期第2期第3期第4期
決算年月平成26年3月平成27年3月平成28年3月平成29年3月
売上高(千円)6,33958,308335,710721,381
経常利益(千円)276-16,86114,15816,551
当期純利益(千円)45-17,1539,313-13,870
資本金(千円)15,00065,250292,733292,733
発行済株式総数(株)
(普通株式)150,000165,000165,000165,000
(A種優先株式)21,17621,176
純資産額(千円)15,04598,392562,671548,800
総資産額(千円)17,949117,108635,826692,016
BPS(円)100.31596.3254.2534.82
1株配当(円)
EPS(円)0.31-107.83-5.38-19.43
自己資本比率(%)83.88488.579.3
自己資本利益率(%)0.32.8
営業CF(千円)-17,394
投資CF(千円)-109,434
財務CF(千円)453,342
現金等(千円)418,940
従業員数(人)123143

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、足元では急速な調整局面となっています。

このまま下降トレンドに転じたら向かい風となります。一時的なスピード調整にとどまり、再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

東証マザーズのチャート(2018年2月19日~2018年5月18日)
(※マネックス証券より)

上場規模

ZUUのIPOの規模は最大で約3.9億円であり、東証マザーズとしてもかなりの小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は150,000株、売出株式数は100,000株、オーバーアロットメント(OA)は37,500株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約14%とかなり低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約40%です。

売出人かつ貸株人である冨田和成、売出人である赤羽雄二、株主である深田啓介及び佐野哲哉並びにZUU新株予約権者(ZUU株主でもある者は除く)である一村明博、原田佑介、樋口拓郎、財部優一、茂木久裕、森大地、押田裕太、濱田優及び山上泰史には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

ZUU株主である夏野剛、髙山照夫、武永修一、佐藤和与志、和出憲一郎、鈴木二郎、黒岩剛史、長原英司及び株式会社リード・リアルエステート並びに新株予約権者である中島貴志、楠井朋子、菅野陽平、秦大二郎、榎本和康、Rajesh Vyas、牛田文子、山梨寛弥、奈良井亮太及び魯瑶には、原則として90日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

売出人であるFenox Venture Company IX,L.P.並びに株主である菅下清廣及び田路圭輔には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

上記のほか、取引所の定める「有価証券上場規程施行規則」の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、ZUU新株予約権の割当てを受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。

株主名保有割合ロックアップ
冨田和成65.26%
Fenox Venture Company IX, L.P.9.94%
赤羽雄二5.06%
深田啓介2.28%
一村明博2.08%
原田佑介1.77%
夏野剛1.43%
髙山照夫1.43%
武永修一1.43%
佐藤和与志1.43%

初値予想

ZUUの事業は、フィンテック・プラットフォーム事業として、金融領域特化型ウェブ/スマートフォン・メディアの運営を中心とした、金融関連市場に特化した各種サービスということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは31.1倍、予想PBRは3.75倍(BPS 426.34)であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2148アイティメディア27.502.701.41%
2454オールアバウト37.855.110.36%
4765モーニングスター28.903.382.78%
6038イード74.502.030.00%

SIG、コーア商事ホールディングスとの3社同時上場となる点はマイナスポイントです。個人的には威風堂々と仏滅の日に上場してほしかったですね。

上位株主にはVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。約3.9億円という上場規模は東証マザーズとしても小型であり、需給バランスは良好です。

オファリングレシオ、IPOの吸収総額、売出比率などはさすが金融メディアを運営しているZUUだけあって、非常にリテラシーが高い数字となっています。

東証マザーズの5億円未満の超小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ビープラッツ:+354.5%
  • 日本リビング保証:+189.8%
  • アジャイルメディア・ネットワーク:+415.7%
  • みらいワークス:+230.4%
  • ウォンテッドリー:+401.0%
  • インターネットインフィニティー:+281.8%
  • ユナイテッド&コレクティブ:+177.8%
  • シャノン:+320.7%
  • エルテス:+263.7%
  • フィル・カンパニー:+205.3%
  • リファインバース:+62.9%
  • AWSホールディングス:+235.3%
  • 農業総合研究所:+78.1%
  • ホープ:+130.0%
  • グローバルウェイ:+373.0%
  • ヨシムラ・フード・ホールディングス:+50.0%
  • バリューゴルフ:+151.2%
  • ラクス:+228.7%
  • アクアライン:+21.7%
  • アイリッジ:+429.2%
  • テラスカイ:+350.0%
  • エクストリーム:+296.4%
  • ビーロット:+422.4%
  • レアジョブ:+169.7%
  • フィックスターズ:+162.0%
  • シンプロメンテ:+135.3%
  • サンワカンパニー:+268.4%
  • フォトクリエイト:+126.0%
  • ウォーターダイレクト:+200.0%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事は野村證券です。その他は、SBI証券、みずほ証券、マネックス証券、松井証券、岡三証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
野村証券212,60085.04%
SBI証券25,00010.00%
みずほ証券7,5003.00%
マネックス証券2,5001.00%
松井証券1,2000.48%
岡三証券1,2000.48%

岡三グループの岡三オンラインでも取扱いが期待できます。口座数が少なくてライバルは少なめです。

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
  3. 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年)発表時BB直前結果
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RSTechnologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気126.4%
クレステックやや強気やや強気82.4%
平山やや強気やや強気29.5%
アイリッジ強気強気429.2%
デクセリアルズ弱気弱気-3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気やや強気-10.5%
イトクロ中立中立4.1%
PCIホールディングスやや強気やや強気169.6% 
エスケーホーム中立やや強気13.8%
パルマ強気強気70.5%
メタップス中立中立-7.9%
ラクト・ジャパン中立中立0.0%
土木管理総合試験所中立中立-2.4%
アクアライン強気強気21.7% 
ベステラやや強気やや強気25.0%
STUDIOUSやや強気やや強気20.0%
JESCOホールディングス中立中立5.4%
ピクスタ強気強気34.8%
アイビーシー強気強気251.0%
ブランジスタやや強気強気43.8%
AppBankやや強気強気45.8%
グリーンペプタイド弱気弱気-8.0%
GMOメディアやや強気やや強気101.1%
パートナーエージェントやや強気強気217.5%
バルニバービやや強気やや強気130.0%
日本郵政中立中立16.5%
ゆうちょ銀行中立中立15.9%
かんぽ生命保険中立中立33.1%
ロゼッタ強気強気433.1%
あんしん保証強気強気292.5%
ベルシステム24HD弱気弱気-5.0%
ネオジャパン強気強気401.7%
いちごホテルリート投資法人投資法人中立中立-1.8%
インベスターズクラウドやや強気やや強気93.3%
鎌倉新書やや強気強気 180.6%
ラクス強気強気228.7%
ランドコンピュータやや強気やや強気103.4%
ダブルスタンダード強気強気128.8%
オープンドアやや強気やや強気23.3%
ミズホメディーやや強気やや強気156.5%
ツバキ・ナカシマ弱気弱気4.5%
アートグリーン中立中立46.2%
フリューやや強気弱気0.6%
ビジョン中立中立 10.7%
アークン強気強気262.1%
マイネット強気やや強気19.3%
ソネット・メディア・ネットワークス強気強気139.1%
ソーシャルワイヤー強気強気56.9%
ケイアイスター不動産弱気弱気6.8%
プロパティエージェントやや強気やや強気115.0%
一蔵中立弱気2.1%
銘柄名(2014年)発表時BB直前結果
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGEGROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMOTECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%

-IPO