ZUU(4387)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2018年6月5日(火)~6月11日(月)、上場日は6月21日(木)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,370円(1単元13.7万円)です。仮条件は1,440円~1,600円と窓を開けて上振れました。
公開価格は仮条件の上限である1,600円となりました。予想PERは31.1倍、予想PBRは3.75倍(BPS 426.34)です。
初値予想は大幅なプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。
- 3,200〜4,800円(仮条件の上限比+100.0%~+200.0%)
- 4,000〜6,000円(仮条件の上限比+150.0%~+275.0%)
初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。
- 3,700円(公開価格比+131.3%)
- 4,500円(公開価格比+181.3%)
初日値付かずを踏まえた、初値予想会社の2日目直前初値予想は以下の通りとなっています。
- 5,000円(公開価格比+212.5%)
- 6,000円(公開価格比+275.0%)
ZUUはフィンテック・プラットフォーム事業として、金融領域特化型ウェブ/スマートフォン・メディアの運営を中心とした、金融関連市場に特化した各種サービスを展開しています。
監査法人は有限責任監査法人トーマツで、本社所在地は東京都目黒区青葉台3-6-28 住友不動産青葉台タワー9Fです。
ZUUとは
昨今、金融商品が益々その複雑さを増している中、金融商品を提供する金融機関と個人との間に大きな“情報の非対称性”が存在していると、ZUUでは考えています。
そのようなことから、金融商品に潜在的に興味は有していても、当該商品のリスクやリターンにかかる情報が専門的過ぎて理解できないために、実際の購買活動(投資や借入等)を躊躇している個人が多くいると思われます。
ZUUはその非対称性を取り除くことで、個人が自身のお金と時間につき積極的に考えてもらえるよう、金融関連のメディア事業を展開しています。
ZUUは"ZOO"「国や地域を越えて世界中から多種多様な動物の集う動物園」、"UNIVERSITY"「異なる夢や志望を持った人が集い学ぶ場である大学」の”U”を掛け合わせた名前です。
ZUUは「それぞれの夢を持った異なる個性の持ち主が世界中から集い学び成長する」場でありたいと考えています。
キャッチコピーは「Let's ZUU it !!」、「共に学び、高め合い、成長していこう」となっています。
私自身、JACKさんのパーティーでZUUの社員の方とお話したことがあります。しっかりとした青年で日本の将来は安泰だ感じさせるような素晴らしい方でした。
昨今の日本のインターネット利用環境は、モバイル及びPCともに拡大を続け、特にスマートフォンの急速な普及もあり、総務省の統計によるとインターネット利用者は平成25年に1億人を超え、インターネットを利用している個人の割合は83.5%に達しています。
ソースは「平成28年通信利用動向調査の結果」総務省です。
これらのインターネットの急速な普及に伴い、流通する情報量は急激に増加した一方、必ずしもユーザーが閲覧したい適切な情報を速やかに取得できる環境は整備されておらず、特に専門性が高いものほど難解なものが多いため、情報そのものが有効活用されない状況にあると考えられます。
加えて、特に金融業界では、インターネット活用が遅れ、従来型の大手金融機関からの実店舗を介した情報提供が依然として主を占め、情報取得も益々容易でない状況にあると思われます。
このような環境の中、ZUUのフィンテック・プラットフォーム事業では、"お金に関するリテラシー向上"に寄与する情報の提供を企図し、金融資産3,000万円以上あるいは年収700万円以上のアッパーマス~富裕層を主なターゲットとした「ZUU online」の運営を行っています。
加えて、ユーザーの幅広い金融ニーズに応えるべく、複数の派生領域においても、「経営者online」(経営者層向けにファイナンス/M&A等の経営情報を提供)、「FinTech online」(金融業界関係者向けに最新フィンテックのトレンド情報を提供)、「DAILY ANDS」(女性向けに金融/投資情報を提供)の計4つの領域特化型の自社メディアも運営しています。
そして、それら自社メディアの運営に加え、そこでのノウハウを活用し、金融や不動産企業向けに、フィンテック化の支援として、インターネット上の情報発信サイトの構築/運営やデジタル・マーケティング領域におけるコンサルティング等を実施しています。
ZUUは、「ZUU online」を金融系ポータル・サイトと位置付け、まず一般個人ユーザーへ金融関連情報を提供することでサイトの活性化を図ります。
次に、広告掲載等をとおして金融や不動産企業等に同ユーザーへの接触機会を提供することで、結果、本邦金融業界における数少ないインターネット上の「B to Cプラットフォーム」の役割を担うことを目指しています。
B to Cプラットフォームとは、Business to Consumer(企業の個人向けビジネス)向けに、商品やサービス提供を行えるプラットフォーム(場)を意味します。
同プラットフォームを拡大させるために、ZUUでは、自社メディアへの訪問ユーザー数の増加に注力しています。
このように、ZUUでは、顧客企業に、オフラインでは非効率的であったリード・ジェネレーション及びリード・ナーチャリングを主とする営業/販促業務を、インターネットを介することで効率的に推進できるように支援をしています。
「リード・ジェネレーション」とはリード(潜在顧客)を“獲得”するため、そして、「リード・ナーチャリング」とは同リードを顕在顧客へと“育成”するため、のマーケティング施策をそれぞれ意味するZUUの造語です。
平成30年3月は、自社メディアへの月間訪問ユーザー数が凡そ430万人に達しました。なお、サービス開始以降におけるそれぞれの推移は以下のとおりです。
年月 | 月間訪問ユーザー数(千人) | ||
---|---|---|---|
合計 | うちPCの占める比率 | うちスマホ等の占める比率 | |
平成26年3月 | 97 | 60% | 40% |
平成27年3月 | 1,023 | 24% | 76% |
平成28年3月 | 1,587 | 32% | 68% |
平成29年3月 | 2,947 | 19% | 81% |
平成30年3月 | 4,294 | 13% | 87% |
従業員数は49名、平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は1.4年、平均年間給与は530.7万円です。
メディア・サービス
金融に興味を有する一般個人ユーザーを集客する自社メディアを広告媒体として、インターネット広告枠の販売を行っています。
具体的には、金融関連サービスのニーズを有する潜在層ユーザー向けのリード・ジェネレーション記事、リード・ナーチャリング記事を発信しています。
これによって、ユーザーが金融商品サービスの比較・検討や情報入手を行う土台の環境作りを行うと同時に、そうした潜在層ユーザーにリーチしたい顧客企業の営業/販促活動を支援しています。
収益モデルとしては、顧客企業向けに顧客企業乃至は顧客企業が取り扱う商材のプロモーションを行う目的で、有償にて制作され自社メディアに掲載する記事広告のテキストやバナー画像にリンクを張っています。
当該テキストや画像をユーザーがクリックすると顧客企業のウェブサイトに誘導され、ZUUは、広告掲載場所、広告掲載サイズ、読者数や送客ユーザー数等に応じて、広告掲載料を受け取っています。
また、ZUUで運用を支援している情報発信サイトを保有している企業に対し、自社メディアを活用したプロモーション施策(情報発信サイトのアクセス数増加施策等)の支援を行っており、その報酬を受け取っています。
加えて平成29年4月より、主に自社メディアを訪問するユーザーに対し、ZUUの顧客企業への人材紹介支援も行っています。
元々、同ユーザーは金融分野に興味を有していることが多く、ZUUとしては、効率的に金融機関への転職を希望するユーザーを集客することができます。
且つ、ZUUの既存顧客の大半が金融機関であるため、その人材募集ニーズの汲み取りも効率的に行うことができます。なお、本サービスにおける特徴は、以下のとおりです。
エグゼクティブで資産運用ニーズを有するアッパーマス~富裕層ユーザーへのフォーカス
「ZUU online」は、創業以来、ターゲット・ユーザー層を金融資産3,000万円以上あるいは年収700万円以上のアッパーマス~富裕層に定め、運営をしています。
また、これまでもコンテンツをベースとしたユーザーの行動履歴データを取得しておりましたが、平成30年2月より新たに会員機能も導入し、これまで以上に詳細な独自のデータベースを蓄積、そして分析を進め、ユーザーの“見える化”に努めています。
このデータベースの拡充に伴い、One-to-Oneマーケティングに沿った様々なウェブ・ソリューション・サービスの提供がますます可能となります。
具体的には、各会員の趣向や属性に即して、最適化されたターゲティング広告の配信、顧客企業による各会員への個別の情報配信等、を開始しています。
One-to-Oneマーケティングとは、従来型のマス・マーケティングの対局に位置する考えで、ユーザー一人ひとりの趣向や属性等を基とした上で、各ユーザーに対して個別にマーケティングを行っていくものです。
質を重視した、専門的分野におけるコンテンツの制作力
ZUUは、ユーザー・ニーズを的確に意識した編集チームを配し、企画及び編集を担いつつ、外部の金融関連専門家(ファイナンシャル・プランナー、ファンド・マネージャー、証券アナリスト等)との協力関係も有し、同専門家の隙間時間等を有効活用するための仕組みを取り入れたライター管理システムをZUU独自で構築・運用しています。
なお、ZUUのメディアは専門性の高い金融関連系であるため、コンテンツはトレンドに影響を受ける側面が小さく陳腐化が遅いため、コンテンツがストックしていく特性があります。
よって、ユーザーのアクセス量がコンテンツ量に比例する傾向があるメディア・ビジネスにおいて、ZUUは制作面において、費用対効果を意識した効率化を推進できています。
広告単価の水準
一般的に、投資信託、生命保険、住宅ローンや不動産等を取り扱う金融関連業界は、衣服や食品等を取り扱う他オンライン取引業界と比較し、その取引額が高額になりがちなため、ZUUの広告単価も、消費財を取り扱う場合との比較においては高水準となるものと認識しています。
加えて、「ZUU online」をはじめとする自社メディアは、ユーザーへ情報提供から比較まで幅広く支援できるため、潜在層ユーザーの(金融等への)興味を喚起することで、顕在層化できることに特徴があります。そのため、高単価での受注獲得に寄与していると考えます。
フィンテック化支援サービス
本サービスは、金融や不動産企業の業務効率化の一環として、インターネット上での広告宣伝、集客、そして購買活動を支援すべく、主に当該企業より情報発信サイトの構築及び運用の支援、デジタル・マーケティング領域におけるコンサルティング等を行っているものです。
具体的には、情報発信サイトの構成及びそこで発信するコンテンツ(記事)方針にかかるコンサルティング、サイトの構築、コンテンツの制作、集客及び購買に至るまでの対策のコンサルティング、日々のサイトの保守運用につき、その報酬を受け取っています。
なお、本サービスにおける特徴は、以下のとおりです。
自社メディアの構築及び運用の実績とそれに基づくデジタル・マーケティングのノウハウ
昨今、本邦金融業界においては、欧米諸国の例に倣い、インターネット上での集客そして購買活動の促進を主としたフィンテック化需要の高まりが見受けられます。
しかし、これまでほぼオフラインのみでの営業活動を行ってきた金融や不動産企業にとっては、インターネット上でのそれら活動は容易ではなく、多くの企業が苦戦を強いられているのが実情です。
それらのニーズに対応するため、ZUUのメディア構築及び運用の実績・ノウハウが有効活用されています。
具体的には、インターネットを介することによる業務効率化の施策として、顧客企業に、ZUUの自社メディアで蓄積したリード・ジェネレーション及びナーチャリングのノウハウに基づく営業/販促支援を行っています。
自社メディアへのアクセス・ユーザー数
一般的に、アッパーマス~富裕層ビジネスは、当該対象ユーザーへのアクセスが容易でないことが大きな課題となりがちです。
そのような課題を有する企業にとって、ZUUが当該企業の情報発信サイトの構築/運用を支援するとともに、そこでの記事を「ZUU online」でも転載することによる連携で、「ZUU online」を訪問するユーザーへ間接的に接触することが可能となります。
金融業界を熟知した上でのインターネット・ソリューションの提供
上記のように金融業界におけるフィンテック化が注目を集める中で、「その広大な定義に対して何から手を付けるべきか」、「どのようにフィンテック化していくべきか」等、が重要なテーマとなりつつあるとZUUでは考えています。
ZUUは、金融業界出身者が多くを占めるインターネット企業であるため、同業界での顧客企業への深い理解を前提としたインターネット・ソリューション・サービスを提供でき、そのような業界テーマへも的確に対応することができます。
ZUUのIPOの諸データ
新規発行による手取金の使途については、運転資金に充当する予定です。具体的には以下のとおりです。
- ZUUの自社メディアでは、コンテンツ制作において、一部は外部のライターやデザイナー等にも業務を委託しており、コンテンツ制作に係る外注費
- 自社メディア開発のため、開発人員の人件費である開発費
- IT/インターネット業界の成長に伴い、有能な人員については獲得合戦の様相を呈しており、人員の採用及び採用後の教育が欠かせません。当該採用及び教育のための採用教育費
- ZUUでは、既にシンガポールにて子会社 ZUU SINGAPORE PTE. LTD.を設立し、自社メディア『ZUU online』東南アジア向けをリリースしています。東南アジアにおける自社ビジネスの更なる強化のため、海外2ヶ国目の進出に関する費用
ZUUの業績推移
業績面では売上高は美しい右肩上がりとなっています。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、右肩上がりの傾向となっています。
営業キャッシュフローは純利益を上回っています。一般論としては安心感があります。
前期の自己資本利益率(ROE)は赤字であり、自己資本比率は78.1%です。主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第4期 | |
---|---|---|
決算年月 | 平成29年3月 | |
売上高 | (千円) | 729,212 |
経常損失 | (千円) | △15,762 |
親会社株主に帰属する当期純損失 | (千円) | △46,184 |
包括利益 | (千円) | △45,184 |
純資産額 | (千円) | 517,487 |
総資産額 | (千円) | 662,261 |
1株当たり純資産額 | (円) | 15.84 |
1株当たり当期純損失金額 | (円) | △39.01 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 | (円) | - |
自己資本比率 | (%) | 78.1 |
自己資本利益率 | (%) | - |
株価収益率 | (倍) | - |
営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 8,598 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △8,686 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 30,000 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 449,239 |
従業員数 | (人) | 46 |
提出会社の経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | |
---|---|---|---|---|---|
決算年月 | 平成26年3月 | 平成27年3月 | 平成28年3月 | 平成29年3月 | |
売上高 | (千円) | 6,339 | 58,308 | 335,710 | 721,381 |
経常利益 | (千円) | 276 | -16,861 | 14,158 | 16,551 |
当期純利益 | (千円) | 45 | -17,153 | 9,313 | -13,870 |
資本金 | (千円) | 15,000 | 65,250 | 292,733 | 292,733 |
発行済株式総数(株) | |||||
(普通株式) | 150,000 | 165,000 | 165,000 | 165,000 | |
(A種優先株式) | - | - | 21,176 | 21,176 | |
純資産額 | (千円) | 15,045 | 98,392 | 562,671 | 548,800 |
総資産額 | (千円) | 17,949 | 117,108 | 635,826 | 692,016 |
BPS | (円) | 100.31 | 596.32 | 54.25 | 34.82 |
1株配当 | (円) | - | - | - | - |
EPS | (円) | 0.31 | -107.83 | -5.38 | -19.43 |
自己資本比率 | (%) | 83.8 | 84 | 88.5 | 79.3 |
自己資本利益率 | (%) | 0.3 | - | 2.8 | - |
営業CF | (千円) | - | - | -17,394 | - |
投資CF | (千円) | - | - | -109,434 | - |
財務CF | (千円) | - | - | 453,342 | - |
現金等 | (千円) | - | - | 418,940 | - |
従業員数 | (人) | - | 12 | 31 | 43 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、足元では急速な調整局面となっています。
このまま下降トレンドに転じたら向かい風となります。一時的なスピード調整にとどまり、再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。
(※マネックス証券より)
上場規模
ZUUのIPOの規模は最大で約3.9億円であり、東証マザーズとしてもかなりの小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は150,000株、売出株式数は100,000株、オーバーアロットメント(OA)は37,500株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約14%とかなり低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約40%です。
売出人かつ貸株人である冨田和成、売出人である赤羽雄二、株主である深田啓介及び佐野哲哉並びにZUU新株予約権者(ZUU株主でもある者は除く)である一村明博、原田佑介、樋口拓郎、財部優一、茂木久裕、森大地、押田裕太、濱田優及び山上泰史には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。
ZUU株主である夏野剛、髙山照夫、武永修一、佐藤和与志、和出憲一郎、鈴木二郎、黒岩剛史、長原英司及び株式会社リード・リアルエステート並びに新株予約権者である中島貴志、楠井朋子、菅野陽平、秦大二郎、榎本和康、Rajesh Vyas、牛田文子、山梨寛弥、奈良井亮太及び魯瑶には、原則として90日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。
売出人であるFenox Venture Company IX,L.P.並びに株主である菅下清廣及び田路圭輔には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。
上記のほか、取引所の定める「有価証券上場規程施行規則」の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、ZUU新株予約権の割当てを受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
冨田和成 | 65.26% | ◯ |
Fenox Venture Company IX, L.P. | 9.94% | ◯ |
赤羽雄二 | 5.06% | ◯ |
深田啓介 | 2.28% | ◯ |
一村明博 | 2.08% | ◯ |
原田佑介 | 1.77% | ◯ |
夏野剛 | 1.43% | ◯ |
髙山照夫 | 1.43% | ◯ |
武永修一 | 1.43% | ◯ |
佐藤和与志 | 1.43% | ◯ |
初値予想
ZUUの事業は、フィンテック・プラットフォーム事業として、金融領域特化型ウェブ/スマートフォン・メディアの運営を中心とした、金融関連市場に特化した各種サービスということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。
訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。
予想PERは31.1倍、予想PBRは3.75倍(BPS 426.34)であり、類似企業と比較すると割安感があります。
コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
2148 | アイティメディア | 27.50 | 2.70 | 1.41% |
2454 | オールアバウト | 37.85 | 5.11 | 0.36% |
4765 | モーニングスター | 28.90 | 3.38 | 2.78% |
6038 | イード | 74.50 | 2.03 | 0.00% |
SIG、コーア商事ホールディングスとの3社同時上場となる点はマイナスポイントです。個人的には威風堂々と仏滅の日に上場してほしかったですね。
上位株主にはVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。約3.9億円という上場規模は東証マザーズとしても小型であり、需給バランスは良好です。
オファリングレシオ、IPOの吸収総額、売出比率などはさすが金融メディアを運営しているZUUだけあって、非常にリテラシーが高い数字となっています。
東証マザーズの5億円未満の超小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
- ビープラッツ:+354.5%
- 日本リビング保証:+189.8%
- アジャイルメディア・ネットワーク:+415.7%
- みらいワークス:+230.4%
- ウォンテッドリー:+401.0%
- インターネットインフィニティー:+281.8%
- ユナイテッド&コレクティブ:+177.8%
- シャノン:+320.7%
- エルテス:+263.7%
- フィル・カンパニー:+205.3%
- リファインバース:+62.9%
- AWSホールディングス:+235.3%
- 農業総合研究所:+78.1%
- ホープ:+130.0%
- グローバルウェイ:+373.0%
- ヨシムラ・フード・ホールディングス:+50.0%
- バリューゴルフ:+151.2%
- ラクス:+228.7%
- アクアライン:+21.7%
- アイリッジ:+429.2%
- テラスカイ:+350.0%
- エクストリーム:+296.4%
- ビーロット:+422.4%
- レアジョブ:+169.7%
- フィックスターズ:+162.0%
- シンプロメンテ:+135.3%
- サンワカンパニー:+268.4%
- フォトクリエイト:+126.0%
- ウォーターダイレクト:+200.0%
以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。
主幹事は野村證券です。その他は、SBI証券、みずほ証券、マネックス証券、松井証券、岡三証券で申し込めます。
証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
---|---|---|
野村証券 | 212,600 | 85.04% |
SBI証券 | 25,000 | 10.00% |
みずほ証券 | 7,500 | 3.00% |
マネックス証券 | 2,500 | 1.00% |
松井証券 | 1,200 | 0.48% |
岡三証券 | 1,200 | 0.48% |
岡三グループの岡三オンラインでも取扱いが期待できます。口座数が少なくてライバルは少なめです。
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ZUUのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。
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SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。
マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。
松井証券も幹事団に名を連ねています。
今回は幹事団に入っていませんが、岩井コスモ証券は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。
SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。
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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
- 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)
銘柄名(2015年) | 発表時 | BB直前 | 結果 |
---|---|---|---|
Keeper技研 | やや強気 | やや強気 | 49.1% |
ケネディクス商業リート投資法人 | 中立 | やや強気 | 13.3% |
ファーストロジック | 強気 | 強気 | 52.5% |
ファーストブラザーズ | やや弱気 | やや弱気 | 2.5% |
ホクリヨウ | 中立 | 中立 | 8.9% |
ALBERT | 強気 | 強気 | 115.7% |
シリコンスタジオ | やや強気 | やや強気 | 102.0% |
コラボス | 強気 | 強気 | 137.6% |
エムケイシステム | 強気 | 強気 | 332.0% |
ショーケース・ティービー | 強気 | 強気 | 193.9% |
ヘルスケア&メディカル投資法人 | やや強気 | やや強気 | 54.5% |
エスエルディー | 強気 | 強気 | 15.3% |
ヒューマンウェブ | やや強気 | やや強気 | 11.7% |
イード | 強気 | 強気 | 46.4% |
ファーストコーポレーション | やや強気 | やや強気 | 25.0% |
RSTechnologies | 中立 | 中立 | -23.6% |
シンデン・ハイテックス | やや強気 | やや強気 | 12.2% |
ハウスドゥ | やや強気 | やや強気 | 47.2% |
Aiming | 中立 | 中立 | 12.2% |
モバイルファクトリー | 強気 | 強気 | 99.4% |
日本動物高度医療センター | やや強気 | やや強気 | 44.2% |
プラッツ | やや強気 | やや強気 | 70.2% |
sMedio | やや強気 | やや強気 | 58.7% |
サンバイオ | 弱気 | 弱気 | -14.5% |
海帆 | やや強気 | やや強気 | 76.5% |
Hamee | やや強気 | やや強気 | 67.2% |
日本スキー場開発 | 中立 | 中立 | 9.9% |
シーアールイー | 弱気 | 弱気 | -7.3% |
三機サービス | 中立 | 中立 | 37.1% |
レントラックス | 強気 | 強気 | 53.1% |
リンクバル | やや強気 | やや強気 | 27.9% |
ジグソー | 強気 | 強気 | 236.4% |
Gunosy | 中立 | 中立 | 0.0% |
デザインワン・ジャパン | やや強気 | やや強気 | 50.9% |
テラスカイ | 強気 | 強気 | 350.0% |
ヘリオス | 中立 | 弱気 | 22.5% |
スマートバリュー | 強気 | 強気 | 344.9% |
マーケットエンタープライズ | 強気 | 強気 | 167.0% |
デジタル・インフォメーション・テクノロジー | 強気 | 強気 | 246.2% |
エコノス | 弱気 | 中立 | 120.0% |
中村超硬 | 弱気 | 弱気 | 11.8% |
メニコン | やや強気 | やや強気 | 73.5% |
冨士ダイス | 弱気 | 弱気 | 50.9% |
ファンデリー | 強気 | 強気 | 102.1% |
ナガオカ | 中立 | 中立 | 40.6% |
サムティ・レジデンシャル投資法人 | 中立 | 中立 | -2.9% |
富士山マガジンサービス | 強気 | 強気 | 126.4% |
クレステック | やや強気 | やや強気 | 82.4% |
平山 | やや強気 | やや強気 | 29.5% |
アイリッジ | 強気 | 強気 | 429.2% |
デクセリアルズ | 弱気 | 弱気 | -3.1% |
ジャパン・シニアリビング投資法人 | やや強気 | やや強気 | -10.5% |
イトクロ | 中立 | 中立 | 4.1% |
PCIホールディングス | やや強気 | やや強気 | 169.6% |
エスケーホーム | 中立 | やや強気 | 13.8% |
パルマ | 強気 | 強気 | 70.5% |
メタップス | 中立 | 中立 | -7.9% |
ラクト・ジャパン | 中立 | 中立 | 0.0% |
土木管理総合試験所 | 中立 | 中立 | -2.4% |
アクアライン | 強気 | 強気 | 21.7% |
ベステラ | やや強気 | やや強気 | 25.0% |
STUDIOUS | やや強気 | やや強気 | 20.0% |
JESCOホールディングス | 中立 | 中立 | 5.4% |
ピクスタ | 強気 | 強気 | 34.8% |
アイビーシー | 強気 | 強気 | 251.0% |
ブランジスタ | やや強気 | 強気 | 43.8% |
AppBank | やや強気 | 強気 | 45.8% |
グリーンペプタイド | 弱気 | 弱気 | -8.0% |
GMOメディア | やや強気 | やや強気 | 101.1% |
パートナーエージェント | やや強気 | 強気 | 217.5% |
バルニバービ | やや強気 | やや強気 | 130.0% |
日本郵政 | 中立 | 中立 | 16.5% |
ゆうちょ銀行 | 中立 | 中立 | 15.9% |
かんぽ生命保険 | 中立 | 中立 | 33.1% |
ロゼッタ | 強気 | 強気 | 433.1% |
あんしん保証 | 強気 | 強気 | 292.5% |
ベルシステム24HD | 弱気 | 弱気 | -5.0% |
ネオジャパン | 強気 | 強気 | 401.7% |
いちごホテルリート投資法人投資法人 | 中立 | 中立 | -1.8% |
インベスターズクラウド | やや強気 | やや強気 | 93.3% |
鎌倉新書 | やや強気 | 強気 | 180.6% |
ラクス | 強気 | 強気 | 228.7% |
ランドコンピュータ | やや強気 | やや強気 | 103.4% |
ダブルスタンダード | 強気 | 強気 | 128.8% |
オープンドア | やや強気 | やや強気 | 23.3% |
ミズホメディー | やや強気 | やや強気 | 156.5% |
ツバキ・ナカシマ | 弱気 | 弱気 | 4.5% |
アートグリーン | 中立 | 中立 | 46.2% |
フリュー | やや強気 | 弱気 | 0.6% |
ビジョン | 中立 | 中立 | 10.7% |
アークン | 強気 | 強気 | 262.1% |
マイネット | 強気 | やや強気 | 19.3% |
ソネット・メディア・ネットワークス | 強気 | 強気 | 139.1% |
ソーシャルワイヤー | 強気 | 強気 | 56.9% |
ケイアイスター不動産 | 弱気 | 弱気 | 6.8% |
プロパティエージェント | やや強気 | やや強気 | 115.0% |
一蔵 | 中立 | 弱気 | 2.1% |
銘柄名(2014年) | 発表時 | BB直前 | 結果 |
---|---|---|---|
ヒューリックリート投資法人 | 中立 | 中立 | 13.0% |
アキュセラインク | やや強気 | 中立 | 27.8% |
サイバーリンクス | 強気 | 強気 | 172.9% |
日本BS放送 | 中立 | 中立 | 6.6% |
エンバイオ・ホールディングス | 強気 | 強気 | 126.0% |
ダイキョーニシカワ | 中立 | 中立 | 12.4% |
日立マクセル | やや弱気 | やや弱気 | -4.8% |
ジャパンディスプレイ | 中立 | 中立 | -14.6% |
ホットマン | やや強気 | やや強気 | 67.5% |
みんなのウェディング | 強気 | 強気 | 27.1% |
ディー・エル・イー | やや強気 | やや強気 | 101.0% |
サイバーダイン | 強気 | 強気 | 130.0% |
エスクロー・エージェント・ジャパン | やや強気 | やや強気 | 290.8% |
トレックス・セミコンダクター | やや弱気 | やや弱気 | -10.4% |
丸和運輸機関 | 中立 | 中立 | -8.8% |
ジョイフル本田 | 中立 | 中立 | -1.9% |
フィックスターズ | 強気 | 強気 | 162.0% |
白鳩 | 強気 | 強気 | 46.2% |
日本リート投資法人 | 中立 | 中立 | 4.0% |
西武ホールディングス | やや弱気 | やや弱気 | 0.0% |
東武住販 | やや強気 | やや強気 | 12.0% |
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 | 中立 | 中立 | 5.7% |
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング | 中立 | 中立 | -7.7% |
ムゲンエステート | 中立 | 中立 | 10.0% |
フリークアウト | 強気 | 強気 | 250.0% |
ポバール興業 | 中立 | 中立 | 6.6% |
OATアグリオ | 中立 | 中立 | -6.3% |
メドピア | 強気 | 強気 | 131.3% |
レアジョブ | 強気 | 強気 | 169.7% |
VOYAGEGROUP | 強気 | 強気 | 40.0% |
鳥貴族 | やや強気 | やや強気 | 120.7% |
イグニス | 強気 | 強気 | 342.1% |
日本ビューホテル | やや弱気 | やや弱気 | -2.3% |
ジャパンインベストメントアドバイザー | やや強気 | やや強気 | 126.3% |
ロックオン | 強気 | 強気 | 284.6% |
リアルワールド | 強気 | 強気 | 79.8% |
AMBITION | やや強気 | 強気 | 62.0% |
ジェネレーションパス | 強気 | 強気 | 119.2% |
リボミック | 中立 | やや強気 | -20.4% |
FFRI | 強気 | 強気 | 176.5% |
ホットランド | 中立 | 中立 | -1.7% |
ヤマシンフィルタ | 中立 | 中立 | 19.6% |
すかいらーく | 中立 | 中立 | 0.0% |
リクルートホールディングス | 中立 | 中立 | 2.3% |
GMOリサーチ | 強気 | 強気 | 133.3% |
セレス | 強気 | 強気 | 55.4% |
オプティム | 強気 | 強気 | 260.0% |
アルファポリス | 強気 | 強気 | 93.2% |
エラン | やや強気 | やや強気 | 70.3% |
日本ヘルスケア投資法人 | やや強気 | やや強気 | 48.1% |
SHIFT | 強気 | 強気 | 361.5% |
CRI・ミドルウェア | 強気 | 強気 | 462.5% |
日本PCサービス | 中立 | やや強気 | 67.7% |
トーセイリート投資法人 | やや弱気 | 中立 | 11.6% |
積水ハウス・リート投資法人 | やや強気 | やや強気 | 22.7% |
弁護士ドットコム | 強気 | 強気 | 215.4% |
クラウドワークス | 強気 | 強気 | 73.2% |
スノーピーク | やや強気 | やや強気 | 134.3% |
ビーロット | 強気 | 強気 | 422.4% |
GMOTECH | 強気 | 強気 | 135.2% |
テクノプロ・ホールディングス | 中立 | 中立 | -5.0% |
アトラ | やや強気 | やや強気 | 77.4% |
マークラインズ | 強気 | 強気 | 77.3% |
メディカル・データ・ビジョン | 強気 | 強気 | 135.9% |
U-NEXT | やや強気 | 中立 | 31.7% |
SFPダイニング | やや弱気 | やや弱気 | -16.5% |
今村証券 | 中立 | 中立 | 27.4% |
フルッタフルッタ | 強気 | やや強気 | 51.5% |
竹本容器 | 中立 | 中立 | 2.0% |
gumi | 中立 | 中立 | 0.0% |
大冷 | やや弱気 | やや弱気 | -6.7% |
アドベンチャー | 強気 | 強気 | 127.2% |
メタウォーター | やや弱気 | やや弱気 | -6.0% |
サイジニア | 強気 | 強気 | 125.8% |
インターワークス | やや強気 | やや強気 | 16.7% |
イーレックス | 中立 | 中立 | 11.2% |
データセクション | 強気 | 強気 | 73.1% |
綿半ホールディングス | やや弱気 | やや弱気 | 6.3% |
ヨシックス | 中立 | 中立 | 29.4% |
東京ボード工業 | やや弱気 | やや弱気 | -8.0% |
カヤック | 強気 | 強気 | 222.0% |
エクストリーム | 強気 | 強気 | 296.4% |
MRT | 強気 | 強気 | 309.4% |