LINEポイントはLINE Payでのお買い物や、プリペイドカードにチャージして使えるので、現金同様に多様な用途で便利に使えます。
ただし、とにかく現金がほしいという方もいらっしゃるでしょう。そこでLINEポイントを換金して現金にする方法について解説します。即日現金化も可能です。
LINEポイント現金化の方法はLINE証券
LINEポイントをLINE Payでお買い物に使っても、還元は全くありません。還元率0%です。
LINE Payの還元対象は、VISA LINE Pay クレジットカードに紐づけたチャージ&ペイでの支払い分のみだからです。
したがって、LINEポイントはお買い物に使わずに現金化するのも有力な選択肢です。
LINEポイントの現金化は「LINE証券」を経由することで間接的に可能になります。LINE証券はスマホアプリのLINEから起動できるネット証券です。
LINE証券は1株数百円から株式の取引が可能であり、少ない金額から投資を開始できます。また、現物取引の購入手数料が無料というメリットもあります。
他のネット証券にはない長所としては、LINEポイントをLINE証券に入金して、1ポイント=1円として投資できる点です。
LINE証券に口座があれば、LINEポイントを残高に交換して、176円(税込)の手数料で現金化することが可能です。
なお、LINE証券とLINEスマート投資は別のプロダクトで、ワンコイン投資を運営しているFOLIOはLINE証券とは全く別の証券会社です。
LINEスマート投資ではLINEポイントを現金化できないので注意しましょう。
LINE Payで入金可能なのが共通点ですが、入出金ルール・取り扱い金融商品は異なります。
LINE証券 | LINEスマート投資 | |
---|---|---|
運営者 | LINEグループ | LINEは仲介・運営はFOLIO |
LINEポイントでの入金 | ○ | × |
出金 | 銀行口座への出金:有料 LINE Pay残高への出金:無料 | 銀行口座への出金:有料 LINE Pay残高への出金:不可 |
LINEポイントを残高に交換するためには、LINE証券の口座があればOKです。ポイントで入金して、すぐに出金するだけです。
LINE証券の利用にあたっては、取引や出金しない限り費用は一切かかりません。
LINE証券のコスト | 費用 |
---|---|
口座開設費用 | 無料 |
口座維持費用 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
LINEポイントとの連携手数料 | 無料 |
更新手数料 | 無料 |
解約手数料・中途解約違約金 | 無料 |
また、株式や投資信託の取引は不要で、LINE証券の口座に入れて出すだけでOKです。実際に投資を行う必要はなく、手数料もかからないのでゼロコスト・ノーリスクです。
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LINE証券による現金化のメリット・デメリット
LINEポイントは、LINE関連サービス利用で貯まるポイントで、基本的にはLINEのサービスや、LINE Payでの決済に利用できます(LINEポイントの使い道)。
獲得したポイント数によってLINEポイントクラブでステージ特典を利用できます。
LINEポイントをLINE証券に入金したら、銀行振込もしくは出金することで、リアルな日本円に換金・現金化できます。これは唯一無二の利点であり、LINE証券でしかできないオンリーワンの特性です。
ポイントの現金化の方法としては、証券会社の口座を経由する方法は王道であり、メジャーな共通ポイントでも定番となっています。
これらの共通ポイントについては、一度株や投資信託を購入して、すぐに売却する必要があります。
しかし、LINEポイント&LINE証券においては、株式・投資信託の売買が不要ですぐに出金できるのが大きな利点です。
LINEポイントをLINE証券に入金すれば、何の取引もせずにLINE証券の口座残高をそのまま現金化できます。
したがって、LINEポイントでの現金化は、他ポイントの現金化手法と比べて、投資初心者にとってもお手軽です。
他方、デメリットは176円(税込)の出金手数料が発生する点です。他の共通ポイントで使うネット証券の場合、出金手数料は不要なので、一長一短があります。
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LINE証券の出金方法は2種類
LINE証券の口座残高の出金方法としては、「LINE Pay残高」もしくは「銀行口座」の2種類があります。
手数料 | 1日あたりの上限 | |
---|---|---|
LINE Pay残高 | 無料 | 100万円 |
銀行口座 | 220円 | 100万円 |
完全に現金化するルートは3種類です。
手数料(税込) | 1日あたりの上限 | |
---|---|---|
LINEポイント→LINE証券→ LINE証券から銀行口座に出金 | 220円 | 100万円 |
LINEポイント→LINE証券→ LINE Pay残高→銀行口座に「出金」 | 220円 | 100万円 |
LINEポイント→LINE証券→ LINE Pay残高→銀行口座に「送金(振込)」 | 無料 | 10万円 |
LINE Pay残高から銀行口座に「送金(振込)」すれば、手数料が176円(税込)と44円(税込)やすくなります。
「出金」と「送金」は一文字違いで似た概念であり、紛らわしいことこの上ありませんが、間違えないようにしましょう。
現金化するのが10万円以下の場合、LINE Pay残高からの送金(振込)が最も低コストとなります。
ただし、LINE証券から銀行口座への直接の出金より手間は一つ増えるので、その点を総合考慮して決めましょう。
LINE証券の申し込みはLINEアプリから数分で完了しますが、口座開設が完了して使えるようになるまでは数日間の時間が必要です。
したがって、とりあえず申し込んですぐに使えるようにしておくのがおすすめです。
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LINEポイントを現金化する手順
LINEポイントを現金に換金する方法は簡単です。誰でもサクッと簡単に手続きできます。
STEP1:LINEポイントをLINE証券に入金
- スマホ上アプリ「LINE」を起動
- 下部メニューバーの「ウォレット」をタップ
- 「証券」のアイコンをタップ(表示されていない場合は「もっと見る」をタップ)
- 画面下部メニュー「・・・」をタップして「入金」を選択
- 「LINE Payからの入金」をタップ
- 入金額(現金化したいLINEポイント数)を入力し、画面下の「入金する」を選択
- 利用ポイント数を入力して、画面下の「X円を支払う」をタップ
STEP2:LINE証券からLINE Pay残高に出金
LINE証券に無事入金されたら、すぐに出金します。画面下部メニュー「・・・」をタップして「出金」を選択し、ポチポチと入力すればOKです。
出金先は「LINE Pay残高」を選択すると低コストです。44円(税込)高くても作業を一つ減らしたい場合は、直接出金しましょう。
LINEポイント→LINE証券→LINE Pay 残高の交換にはタイムラグはなく、リアルタイムで完了します。
STEP2:LINE Pay残高から送金(振込)
LINEポイントをLINE Pay残高に交換した後は、手数料を支払うことで完全なる日本円に現金化できます。
現金化の方法には「銀行振込」と「出金」の2種類があり、手数料が安い銀行振込がおすすめです。
- スマホ上アプリ「LINE」を起動
- 下部メニューバーの「ウォレット」をタップ
- LINE Pay残高の部分をタップ
- 「送金」をタップ
- 「口座に振込」の「送金」をタップ
- 画面の案内に沿って必要な情報を入力
- 送金が完了(着金までは時間がかかる場合あり)
LINE Payパスワードを入力する必要があるので、覚えていない場合は準備しましょう。
銀行の営業時間外や、銀行のシステム・メンテナンス中は、LINE Payでの出金操作ができません。
また、LINE Payでの出金操作完了から、出金先口座への着金まで時間がかかる場合があります。
LINE Pay残高を現金化する損益分岐点
2020年4月末までは、6,076以上のLINEポイントを一度に交換する場合、買い物で使わずに銀行振込で現金化した方がお得です。
LINE Pay残高で買い物しても一切還元は受けられませんので、還元率0%です。
他方、銀行振込で6,076円を出金した場合、手数料176円がかかるので5,900円となります。
5,900円を使って3%還元のVISA LINE Pay クレジットカードで買い物すると、177ポイント得られるので、出金手数料よりも得します。
手数料と同じ176円得できるのは5,867円で、5,900円以上だと得します。
2020年5月以降は17,600円のLINEポイントを出金した場合、還元率1%のクレジットカードを使えばLINE Pay残高払いとトントンになります。
年会費無料カードでも還元率1%以上のクレジットカードは多数あるので、出金で得たキャッシュは銀行口座においておき、クレジットカード払いの料金と相殺しましょう。
LINEギフト活用で楽天ポイントなどにも交換可能
LINEギフトを使えば、Amazonギフト券、スターバックス・ミスタードーナツ・ケンタッキー・モスバーガー等で使えるデジタルチケットにLINEポイントを交換することも可能です。
LINEポイントの現金化が面倒で、LINE Payであまり買い物しないという方は、LINEギフトの中で使うお店のeGiftに交換するのが選択肢です。
Amazonギフト券の場合は10%前後レートが悪いですが、1ポイント1円相当で使える交換先も多いです。
なお、以前はLINEギフトにドン・キホーテのmajicaギフト券がありました。
ドン・キホーテの店頭では、楽天バリアブルカード、iTunesギフトカード、Google Playギフトカード等が販売されており、majicaで購入できます。
したがって、ドン・キホーテが近くにある方の場合、「LINEギフト→majicaギフト→POSAカード購入」というルートで、LINEポイントを共通ポイント等に交換できました。
しかし、現在は売り切れとなっており、このルートは封鎖されています。
LINEポイントの現金化・換金まとめ
LINEポイントはLINE PayやLINE関連サービスで利用できますが、現金化することも可能です。
LINE証券口座を経由して、LINE Pay残高に交換し、銀行振込することで、最低コストで現金化できます。
また、LINEギフトでAmazonギフト券、スターバックス・ミスタードーナツ・ケンタッキー・モスバーガー等で使えるデジタルチケットに交換するのも有力な選択肢です。
LINEポイントの純粋な現金化に必要なマストアイテムは、LINE証券の口座です。
開設費用・入会金・年会費などは無料で、費用は176円(税込)の出金手数料のみです。大量のLINEポイントが貯まっている場合、現金化を検討すると家計に役立ちます。
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LINEポイント以外の共通ポイント・マイルの現金化は以下で解説しています。