上場!JMDC(4483)のIPOの初値予想

更新日: IPO

JMDC

JMDC(4483)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年12月2日(月)~12月5日(木)、上場日は2019年12月16日(月)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,780円(1単元27.8万円)です。公募価格は2019年12月6日(金)に決定。

仮条件は2,780~2,950円と上振れました。予想PERは53.6~56.9倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

2,900〜3,300円(仮条件の上限比-1.7%~+11.9%)

JMDCはヘルスビッグデータ事業、遠隔医療事業、調剤薬局支援事業の3つの事業を展開しています。

監査法人はPwCあらた有限責任監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区渋谷3丁目10-13 TOKYU REIT渋谷Rビル9Fです。

JMDCとは

JMDCは、ノーリツ鋼機株式会社を親会社とする企業集団に属し、JMDC及び子会社8社により構成されています。

JMDCは企業理念として、「健康で豊かな人生をすべての人に」を掲げており、以下の業務を展開しています。

  • 保険者支援
  • PHR(パーソナルヘルスレコード)
  • 薬剤DB
  • 遠隔読影マッチングサービス、遠隔読影インフラ
  • 調剤薬局向けの業務システム(レセコン、電子薬歴など)

現在日本において取りざたされている「医療費の増大(2025年問題)」「医療の地域格差」「生活習慣病の増大」「労働力不足」といった社会課題に対しデータとICTの力で解決に取り組むことで、持続可能な国民医療制度の実現を目指しています。

こういった社会課題は、超高齢化が早く進む日本が課題先進国として直面している問題です。

その中で培った解決ノウハウを用いて、将来同じ課題を抱えるであろうアジア諸国などにおいて国境を超えた解決に取り組んでいくことを企図しています。

個人の健康な生活のため、その結果としての持続可能な国民医療制度の実現のため、人材やテクノロジーに積極的に投資し、医療ビッグデータを活用した新しい取組みやサービス開発にチャレンジし続けていく方針です。

従業員数は106名、平均年齢は31歳、平均勤続年数は2.0年、平均年間給与は501.8万円です。

JMDCのIPOの諸データ

JMDCの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。

JMDCの業績推移

主要な連結経営指標等(国際会計基準)の推移は下表のとおりです。

決算年月 第5期 第6期
2018年3月 2019年3月
売上収益 (百万円) 3,022 10,064
税引前利益 (百万円) 596 1,410
親会社の所有者に帰属する当期利益 (百万円) 390 1,010
親会社の所有者に帰属する当期包括利益 (百万円) 390 1,009
親会社の所有者に帰属する持分 (百万円) 1,752 6,117
総資産額 (百万円) 5,254 18,965
1株当たり親会社所有者帰属持分 (円) 200.94 264.75
基本的1株当たり当期利益 (円) 44.77 47.73
希薄化後1株当たり当期利益 (円) 36.46 43.42
親会社所有者帰属持分比率 (%) 33.3 32.3
親会社所有者帰属持分当期利益率 (%) 25.1 25.7
株価収益率 (倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 978 1,756
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △348 △330
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △218 1,232
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 977 3,634
従業員数 (人) 145 441

提出会社の経営指標等(日本基準)の推移は下表のとおりです。

回次 第2期 第3期 第4期 第5期 第6期
決算年月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月
売上高 (百万円) 1,849 2,005 2,215 2,813 3,599
経常利益 (百万円) 438 450 561 775 753
当期純利益 (百万円) 315 247 160 577 387
資本金 (百万円) 100 100 100 100 646
発行済株式総数 (株) 4,360 4,360 4,360 4,360 11,552,521
純資産額 (百万円) 820 1,068 1,229 1,806 5,308
総資産額 (百万円) 3,251 3,377 3,519 4,195 9,296
BPS (円) 186,333 243,028 279,947 206.23 229.27
1株配当 (円)
EPS (円) 72,405 56,694 36,918 66.26 18.31
自己資本比率 (%) 25 31.4 34.7 42.9 57
自己資本利益率 (%) 48.2 26.4 14.1 38.3 10.9
株価収益率 (倍)
配当性向 (%)
従業員数 (人) 82 91 103 126 174

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、2018年1月下旬をピークとして下降トレンドが続いていました。

記事公開時点までの数ヶ月はボックストレンドとなっています。

軟調になると向かい風となり、底打ちして堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

JMDCのIPOの規模は最大で約163.0億円であり、東証マザーズとしてはかなりの大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は2,000,000株、売出株式数は3,100,000株、オーバーアロットメント(OA)は765,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約23%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は61%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
ノーリツ鋼機(株) 77.26%
松島陽介 5.37%
山元雄太 4.38%
杉田玲夢 1.94%
(株)PKSHA Technology 1.75%
木村真也 1.29%
上沢仁 0.82%
長谷川雅子 0.67%
岡山太郎 0.42%
松本孝 0.34%  

初値予想

JMDCの事業は、ヘルスビッグデータ事業、遠隔医療事業、調剤薬局支援事業ということで、IPOにおける業種の人気度はやや高めです。

ビッグデータというキラーワードを事業に内包しており、医療関連のIPOは初値が堅調な傾向にあります。

想PERは53.6~56.9倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
3628 データホライゾン 63.46 8.48 0.45%
3902 メディカル・データ・ビジ 123.90 11.27 0.00%
4438 WELBY 106.47 10.01 0.00%
6078 バリューHR 44.03 9.00 0.92%
7744 ノーリツ鋼機 88.73 0.86 0.86%

上位株主にVCはなく、満遍なくロックアップがかかっています。

約163.0億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの大型です。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • BASE:-6.9%
  • HPCシステムズ:-6.0%
  • ギフティ:+25.3%
  • ステムリム:-7.0%
  • ブシロード:+16.6%
  • 新日本製薬:+13.2%
  • Sansan:+5.8%
  • EduLab:+2.2%
  • ポート:-37.2%
  • 自律制御システム研究所:-16.8%
  • SBIインシュアランスグループ:±0%
  • MTG:+21.6%
  • メルカリ:+66.7%
  • ラクスル:+9.7%
  • SOU:+24.2%
  • 神戸天然物化学:+56.6%
  • HANATOUR JAPAN:+10.0%
  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

東証マザーズの大型IPOは、メルカリ・CYBERDYNE・ミクシィのようなテーマ性がある銘柄か、バイオ旋風が吹き荒れている時のバイオ銘柄以外は軟調な傾向があります。

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事は野村證券です。その他は、みずほ証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルスタ証券、SBI証券、マネックス証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
野村証券 4,080,000 80.00%
みずほ証券 306,000 6.00%
SMBC日興証券 306,000 6.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 306,000 6.00%
SBI証券 76,500 1.50%
マネックス証券 25,500 0.50%

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

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