新規上場!and factory(4397)のIPOの初値予想

更新日: IPO

and factory

and factory(4397)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2018年8月21日(金)~8月26日(木)、上場日は9月6日(木)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,470円(1単元24.7万円)です。仮条件は2,470~2,570円と上振れました。

公開価格は仮条件の上限である2,570円となりました。予想PERは49.1倍、予想PBRは26.2倍(BPS 97.97)です。

初値予想はプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。

5,200〜6,000円→8/24に下方修正:4,500〜5,000円(仮条件の上限比+75.1%~+94.6%)

初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。

5,200円(公開価格比+102.3%)

初値は4,010円で+56.0%となりました。

and factoryはスマートフォンを通じて「日常の中に&を届ける」をミッションに、「Smartphone APP事業」、「IoT事業」及び「その他の事業」を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人です。本社所在地は東京都目黒区青葉台3-6-28 住友不動産青葉台タワー1F・2Fです。

and factoryとは

and factoryはSmartphone Idea Companyとして、スマートフォンの持つ事業可能性に対して真摯に取り組んでいます。

スマホは世界的に見ても爆発的に普及し、モバイルによるインターネット利用時間も大幅に増加しており、人々の生活に欠かせないものとなっています。

そして日々進化するテクノロジーと共に、スマートフォンを介して成立するビジネスも飛躍的に増えています。

平成26年9月の創業以来、and factoryは、Smartphone APP事業を中核に事業を展開し、スマートフォンアプリ開発によって培った、and factoryの強みであるUI/UXデザインの構築力によって、事業規模を急速に拡大させてきました。

UIはUser Interfaceの略称で、デザインやフォント、外観などユーザーの視覚に触れる全ての情報のことです。

UXはUser Experienceの略称で、ユーザーが製品・サービスを利用する一連の行動の中で得た経験、感じたことを指します。

優れたUI/UXデザインの構築は、ユーザーが何らかの行動を起こすに当たって快適なデザインが何かを追求することで、より快適なユーザー体験を提供することを可能にします。

ビジネス・オフィス

スマートフォンアプリに関係するビジネスを展開するに際して、UI/UXデザインの構築力は欠かせないものとなっており、他社との優位性という点で重要な要素です。

and factoryの主要事業である、Smartphone APP事業及びIoT事業は、いずれもスマートフォンアプリを基礎として運営されている事業です。

and factoryがSmartphone APP事業の運営において培ったUI/UXデザインの構築力は、IoT事業におけるアプリ開発にも展開されています。

事業間の垣根を越えたシナジー効果を生んでおり、and factoryの強みであると同時に、and factoryの事業運営の基盤となっています。

従業員数は56名、平均年齢は32.2歳、平均勤続年数は1.4年、平均年間給与は549.4万円です。

Smartphone APP事業

and factoryは、他社が運営する人気スマートフォンゲームアプリの攻略及びマルチプレイのパートナーを募集する掲示板アプリ「最強シリーズ」を開発・運用し、Apple Inc.の運営する「App Store」等の配信プラットフォームを通じて提供しています。

また、and factoryが主に開発・運用を行っているものの、協業先のアプリとしてApple Inc.の運営する「App Store」やGoogle Inc.の運営する「Google Play」等の配信プラットフォームを通じて提供しているケースもあります。

  • 協業先と共同開発した「最強シリーズ」の一部のアプリ
  • 株式会社スクウェア・エニックスと共同開発したスマートフォン向けマンガアプリ「マンガUP!」
  • 株式会社白泉社と共同開発したスマートフォン向けマンガアプリ「マンガPark」

「最強シリーズ」の主な収益構造は、アプリの運営によって得られる広告収入です。

広告収入は主にand factoryのアプリ経由で対象スマートフォンゲームアプリにおけるアイテム購入に応じて得られるアフィリエイト収入とアドネットワークを通じて、アプリ内に掲載する広告バナーのクリックに応じて得られる収入があります。

and factoryでは、スマートフォンアプリ内の広告設計を最適化する仕組みやユーザーのニーズに合わせたコンテンツを制作・提供する等、広告収益を高めるノウハウを有しています。

ここで言う広告設計とは、ユーザーのアプリの利用頻度や広告収益の変動等に応じてアプリ内の広告の差し替えや広告位置の調整等を行うことを指します。

マンガアプリの主な収益構造は、アプリ内で販売する電子マンガのダウンロード課金及びアドネットワークを通じて得る広告収入となっています。

and factoryは、スマートフォンアプリ市場の中でビジネスが大きく成長している分野にリソースを投下して、事業を創り出すことを事業方針としています。

現在は、スマートフォンゲームアプリとマンガアプリの2ジャンルが、スマートフォンアプリの中で大きな市場となっています。

コンピュータエンターテインメント協会(CESA)が、平成29年(2017年)8月に発表した「2016 CESAゲーム白書」によりますと、日本のゲームアプリの市場規模は11,699億円で世界最大規模との調査結果になっています。

株式会社インプレスが、平成29年(2017年)7月に発表した「2015年度の国内電子書籍・電子雑誌市場規模についての調査結果」によると、電子書籍の市場規模は1,976億円で、前年度の1,584億円から24.7%増加し、そのうちの82%にあたる1,617億円をコミックが占めています。

このように、スマートフォンアプリ市場の中で、特にスマートフォンゲームの市場規模は大きいものの、ゲームの開発投資には膨大な資金と時間が必要となっています。

しかし、参入する事業者が多くユーザー獲得のための競争が激化しているため、大きく収益を生むヒットタイトルを作ることは非常に困難になりつつあります。

そのため、and factoryでは当たり外れの大きいスマートフォンゲームアプリを開発するのではなく、他社が提供する人気ゲームアプリの攻略及びマルチプレイのパートナーを募集する掲示板アプリを開発することで、収益の安定化を図る戦略を採用しています。

また、マンガアプリもゲームアプリと同様に、当たり外れの大きいオリジナルタイトルを積極的に開発・作成するのではなく、大手出版社等と連携する戦略を採っています。

これにより大手出版社が有する人気タイトルを提供できること、両社で開発やプロモーション等の役割分担をすることで事業リスクを分散することを可能にしています。

and factoryは、今後も連携先となる大手出版社を開拓することで、更に多くのマンガアプリを開発・リリースしていく方針です。

平成30年6月30日現在で、and factoryが運営する主なスマートフォンアプリのタイトルは以下のとおりです。

  • 最強シリーズ:スマートフォンゲームアプリの攻略及びマルチプレイのパートナー募集のための掲示板アプリ
  • マンガUP!:株式会社スクウェア・エニックスと共同開発したスマートフォン向けマンガアプリ。「コミックガンガン」といったマンガ雑誌の掲載コンテンツに加え、マンガUP!オリジナルのコンテンツを配信
  • マンガPark:株式会社白泉社と共同開発したスマートフォン向けマンガアプリ。「ヤングアニマル」、「花とゆめ」といったマンガ雑誌の掲載コンテンツに加え、マンガParkオリジナルのコンテンツを配信

Smartphone APP事業における「最強シリーズ」「マンガアプリ」の収益源は、上述のとおり各アプリの運営において得られる広告収入及び課金収入であり、MAUの規模が収益の獲得規模に大きく影響します。

MAUとはMonthly Active Userの略称であり、1カ月に一度でもアプリを利用したユーザーの数を指します。

そのため、競争の激化するスマートフォンアプリの事業環境において、事業基盤の核となるものです。

and factoryのSmartphone APP事業において運営するスマートフォンアプリのうち、「最強シリーズ」及び「マンガアプリ」の四半期毎の平均MAU数(単位:万人)の推移は下表のとおりです。

年月最強シリーズマンガアプリ
平成27年11月末26
平成28年2月末25
平成28年5月末25
平成28年8月末26
平成28年11月末59
平成29年2月末7018
平成29年5月末7131
平成29年8月末6765
平成29年11月末92108
平成30年2月末70150
平成30年5月末53204

IoT事業

IoTは「Internet of Things(モノのインターネット)」の略称であらゆる物がインターネットを通じて繋がることによって実現する新たなサービス、ビジネスモデル、またはそれを可能とする要素技術の総称です。

あらゆるモノがインターネットに接続することで、モノから得られるデータの収集・分析等の処理や活用が容易に行えるようになり、これまで実現できなかったような高度で付加価値の高い機能・サービスの提供が見込まれています。

and factoryは、複数のIoTデバイスの操作を可能とするIoTプラットフォームアプリの開発を行い、宿泊領域を皮切りに当該技術を展開し、IoTサービスを提供しています。

また、宿泊領域でのIoTサービス提供の実績を活かし、足元では住宅領域及びヘルスケア領域まで、サービス提供範囲を拡大しています。

IoTデバイスは固有のIPアドレスを持ち、インターネットに接続が可能な機器のことです。センサーネットワークの末端として使われる端末から、コンピューティング機能を持つものまで、エレクトロニクス機器を広範囲にカバーします。

IoTの活用は、日本経済におけるいわゆる第4次産業革命の起点となるものとして注目され、「平成29年度版情報通信白書」によれば、世界的に見てもIoTデバイスは、2016年の173億個から2020年には300億個と大幅な増加が予想されています。

また、日本の労働力人口の減少への対策として、IoT活用を含めたICTは、人手不足を解消し生産性を向上させるソリューションとして期待されています。

外国人ビジネスパーソン

ICTとはInformation and Communication Technologyの略称であり、情報・通信に関する技術の総称です。

一方で、日本企業においては、IoT活用が他国と比べて遅れており、企業のIoT推進の意識も他国と比べて低く、IoTの普及が課題となっています。

また、IoTデバイスの操作について、デバイスごとに個別の操作用アプリが必要となり、煩雑性を伴うため、誰に対しても分かりやすく、使いやすいUI/UXが求められています。

and factoryでは、このような背景の下、IoTデバイスメーカー各社よりデバイスのAPIの提供を受けて、各IoTデバイスを連携させることで個別の操作アプリを一つのアプリに集約して操作性を向上させています。

APIとはApplication Programming Interfaceの略称で、アプリケーションとプログラムの間のインタフェースのことです。

自己のソフトウエアを一部公開して、他のソフトウエアと機能を共有できるようしたもので、APIによってアプリケーション同士の連携が可能になります。

また、and factoryはユーザーの利用シーンに応じて、快適環境を提供できるプラットフォームアプリ「&IoT」を平成28年8月に開発し、提供を開始しました。

「快適環境」とは、例えば、起床シーンにおいてはスイッチ一つで、電気やテレビが点灯し、エアコンが起動し、カーテンが開くなど、ユーザーにとって特定のシーンにおける最適な環境のことを指します。

不動産

「&IoT」は、これまでand factoryのアプリ開発で培ったUI/UXデザインの構築力を活かし、直感的な操作性、利便性を実現しています。

and factoryでは、IoT事業として、「&IoT」をベースとして、以下の事業を展開しています。

スマートホステル「&AND HOSTEL」

and factoryは、「&IoT」を活用し、様々なIoTデバイスを備えたIoT空間を楽しめるスマートホステル「&AND HOSTEL」の企画、開発を行っています。

「&AND HOSTEL」は、「『世界とつながる』スマートホステル」をブランドコンセプトに、IoTのある暮らし、そして、文化、国籍、価値観などの境界線を超えた空間の提供を目指すホステルです。

「&AND HOSTEL」では、IoTデバイスメーカー各社の協力を得て、客室及び共有スペースに各種IoTデバイスを設置し、「&IoT」と連携させます。

これによって、宿泊客があらゆるシーンでIoT体験が可能なスマートホステルとして、宿泊自体をひとつの観光目的として価値を創造しています。

他方で、and factoryでは参画メーカー各社に宿泊期間で得られたユーザーデータをフィードバックすることで、「&AND HOSTEL」をIoT技術開発のテスト・マーケティングプレイスとして活用しています。

「&AND HOSTEL」は主に以下の2つの方法で展開しています。

  • 他者が保有する不動産に関して、and factoryが当該不動産を「&AND HOSTEL」として企画・開発を行うことで新規店舗として展開する方法
  • and factoryが取得した不動産を「&AND HOSTEL」として企画・開発し、販売することで新規店舗として展開する方法

コンサルティング、不動産の仲介等による「&AND HOSTEL」の企画、開発に係る対価を収受しており、また、「&AND HOSTEL」を販売した際には、不動産販売による対価を収受しています。

その他、ホステル運営に当たってはホステルオーナーより運営受託に係る対価を収受しています。

平成30年6月30日現在における「&AND HOSTEL」の開設状況は以下のとおりです。

名 称所在地
&AND HOSTEL FUKUOKA福岡県福岡市
&AND HOSTEL ASAKUSA NORTH東京都台東区日本堤
&AND HOSTEL UENO東京都台東区東上野
&AND HOSTEL AKIHABARA東京都千代田区神田
&AND HOSTEL KANDA東京都千代田区岩本町

宿泊施設向けIoTソリューションサービスの提供

宿泊業務全体のICT化という需要に応えるため、and factoryは、外部の宿泊施設に対しても、「&IoT」をベースとしたIoTサービスの提案、導入推進を行っています。

また、and factoryでは、「&IoT」との連携を見据え、宿泊管理システム「innto」及び宿泊施設専用タブレットサービス「tabii」の開発及びサービス提供を行っています。

宿泊管理システム「innto」

「innto」は、and factoryがオープンイノベーションパートナーと共同開発した、宿泊施設の予約や販売価格、残室数、料金といった客室に関する情報の一元的管理を行う簡易宿所向けの宿泊管理システム(PMS)です。

PMSは宿泊施設運営に係る業務効率化、省リソースを支援するツールであり、IoT分野において、宿泊管理のみならず客室のマネジメントシステムと連携することで、個々の宿泊客の嗜好を反映した客室サービスの提供するものとして期待されています。

従来のPMSは、中~大規模の宿泊施設向けのものが多く、また、オンプレミス型の導入形態が一般的でした。

したがって、初期導入費用が高く、契約から利用までの期間も長いことから、簡易宿所が導入するにはハードルが高いことが課題となっていました。

「innto」は、簡易宿所向けに特化したクラウド型システムであることから、契約後すぐに利用が可能であり、導入やランニングコストが低く抑えられ、また、and factoryのUI/UXデザインの構築力を活かし、直感的な操作性、利便性を実現しています。

and factoryは、平成30年3月より「innto」のサービス提供を開始し、平成30年6月30日現在、77施設とシステム導入に関する契約を締結しています。

収益構造について、パートナー企業を通じた「innto」の販売に係るレベニューシェア、パートナー企業からのシステム保守・運用料を収受するストック型のビジネスモデルとなります。

宿泊施設専用タブレットサービス「tabii」

「tabii」は、and factoryが独自に開発した、客室備え付けのタブレットを通じて、宿泊施設の館内案内、周辺情報、動画視聴等のサービス提供を行うシステムです。

タブレットサービスは、宿泊施設において、客室の集中管理システムの端末として、客室内の様々なIoTデバイスのコントロールを一元管理するターミナルデバイスとしての役割も期待されています。

また、客室配布物の電子化を行ったり、フロント業務の効率化を図ることで、コスト削減が見込めることから、従来より相当の需要はありましたが、導入費用やランニングコストがサービス導入の障壁となっていました。

and factoryがサービス提供する「tabii」は、ランニングコストをタブレット内に掲載する広告掲載料でまかなうことから、初期導入費用のみでのタブレットサービスの利用を可能としました。

更に、コスト削減に加えて、客室における顧客サービスを強化することで、客室の付加価値を向上させています。また、「innto」同様に、直感的な操作性、利便性を実現しています。

and factoryは、平成30年4月より「tabii」のサービス提供を開始し、平成30年6月30日現在、255台の導入に関する契約を締結しています。

収益構造について、「tabii」のサービス導入に係る対価、客室備え付けのタブレット内における広告出稿に伴う広告掲載料等を収受しています。

宿泊領域以外へのIoTソリューションサービスの提供

and factoryは、宿泊領域におけるIoTサービス展開の実績と知見を活かし、シェアハウスなどの宿泊以外の領域に対するIoTサービスの提供にも取り組んでいます。

一例として、横浜市、株式会社NTTドコモと「未来の家プロジェクト」を立ち上げました。

住宅の様々なところに設置されたIoTデバイスやセンサーで、住む人の生活を丸ごとスキャンします。

同時に収集された各種時系列データに基づいたAI技術によりIoT機器を自動制御することで、快適な生活をサポートし、健康管理もしてくれる未来型の住宅を目指すプロジェクトです。

and factoryは、未来型住宅として見立てたスマートトレーラーハウスのUI/UXデザイン、施工、IoTサービスの導入作業を請負っています。

その他事業

上記の他、and factoryは他社が運営するスマートフォンアプリやメディアを掲載媒体とした広告配信サービスに関する広告代理店事業等を運営しています。


and factoryのIPOの諸データ

新規発行による手取金(967,132千円)の使途については、運転資金として869,456千円、残額を金融機関からの借入金の返済資金に充当する予定です。

  • Smartphone APP事業において、and factoryが運営するマンガアプリのユーザー獲得のための広告宣伝費として、平成31年8月期に501,590千円、平成32年8月期に103,748千円
  • Smartphone APP事業及びIoT事業の事業規模拡大のために必要な開発エンジニア人材並びにIoT事業における営業人員に係る採用費及び人件費として、平成31年8月期に264,118千円
  • 残額は運転資金等のために借り入れた金融機関からの借入金の返済として平成32年8月までに充当

and factoryの業績推移

業績面では売上高、経常利益、純利益のいずれも美しい右肩上がりです。

and factoryの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は164.73%であり、自己資本比率は32.43%です。主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第2期第3期
決算年月平成28年8月平成29年8月
売上高(千円)371,789
経常利益(千円)37,185
親会社株主に帰属する(千円)9,176
当期純利益
包括利益(千円)9,176
純資産額(千円)34,253
総資産額(千円)219,601
1株当たり純資産額(円)8.14
1株当たり当期純利益金額(円)2.18
自己資本比率(%)15.6
自己資本利益率(%)30.93
株価収益率(倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)36,137
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△26,551
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)21,768
現金及び現金同等物の期末残高(千円)78,799
従業員数(名)25

提出会社の経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第1期第2期第3期
決算年月平成27年8月平成28年8月平成29年8月
売上高(千円)112,011245,028688,612
経常利益(千円)-41,98912,021223,393
当期純利益(千円)-42,763-6,461173,882
資本金(千円)34,42034,42034,420
発行済株式総数(株)105,263105,263105,263
純資産額(千円)25,07618,614192,496
総資産額(千円)135,195183,048593,593
BPS(円)238.224.4245.72
1株配当(円)
EPS(円)-419.81-1.5341.3
自己資本比率(%)18.5510.1732.43
自己資本利益率(%)164.73
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業CF(千円)45,788
投資CF(千円)-93,811
財務CF(千円)129,780
現金等(千円)172,217
従業員数(名)81741

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、足元では下降トレンドが続いています。

このまま下降トレンドが継続したら向かい風となります。反発して再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

東証マザーズのチャート(2018年5月1日~2018年7月30日)
(※マネックス証券より)

上場規模

and factoryのIPOの規模は最大で約21.0億円であり、東証マザーズとしては中型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は430,000株、売出株式数は310,000株、オーバーアロットメント(OA)は111,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約18%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は42%です。

売出人かつ貸株人である小原崇幹、売出人である青木倫治及び竹鼻周、株主である株式会社イグニス、飯村洋平、梅谷雄紀、水谷亮、石田育男、三嶋航介、梅本祐紀、鈴木保浩及び戸谷光久、並びに新株予約権者でありand factoryの監査役である蓮見朋樹、新株予約権者でありand factoryの従業員である西香織里、木村洋仁、梁承熙、井上裕晶、山田純平、川辺裕太、小松成輝、磯部淳也、祝迫善都、坂田由貴、佐藤裕美、佐藤歩、山下洋介、BERTRAN SUEIRO NEREIDA、中村実、熊本薫、重岡果奈及び木坂大輔には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

上記のほか、and factoryは、株主である小原崇幹と竹鼻周との間で株主間契約を締結しており、竹鼻周はand factory株式の取得及び売却に際して一定の制限を設けること等について合意しています。

株主名保有株数保有割合ロックアップ
小原崇幹2,535,60056.35%
竹鼻周493,96010.98%
青木倫治436,2009.69%
(株)イグニス210,5204.68%
飯村洋平160,7203.57%
梅谷雄紀141,3603.14%
水谷亮135,7203.02%
石田育男96,2802.14%
三嶋航介84,9201.89%
梅本祐紀67,7601.51%

初値予想

and factoryの事業は、スマホアプリの開発・運営事業、IoT事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しており、「IoT」というキラーワードも事業内容に包含しています。

予想PERは49.1倍、予想PBRは26.2倍(BPS 97.97)であり、類似企業と比較すると割安感はありません。ただし、指標は成長性に大きく左右されます。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
3641パピレス22.283.600.51%
3658イーブックイニシアティブ56.823.220.00%
3689イグニス赤字6.230.00%
3981ビーグリー14.071.850.00%
4348インフォコム21.593.261.19%
6177AppBank赤字5.460.00%
6552GAMEWITH33.688.200.00%

約21.0億円という上場規模は東証マザーズとしては中型です。上位株主にVCはなく、満遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの15億~25億円の中型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • GA technologies:+130.3%
  • キャンディル:+52.5%
  • ライトアップ:+32.1%
  • アイペット損害保険:+57.9%
  • RPAホールディングス:+207.7%
  • フェイスネットワーク:+128.6%
  • ジーニー:+98.1%
  • SKIYAKI:+147.1%
  • シルバーライフ:+85.2%
  • ロードスターキャピタル:+37.4%
  • シェアリングテクノロジー:+86.9%
  • GameWith:+133.9%
  • オロ:+129.5%
  • ジャパンエレベーターサービスHD:+61.8%
  • イントラスト:+35.6%
  • スタジオアタオ:+25.7%
  • ユーザーベース:+15.9%
  • シンクロ・フード:+41.4%
  • 串カツ田中:+13.5%
  • デファクトスタンダード:+41.1%
  • ベガコーポレーション:+25.0%
  • エボラブルアジア:+48.3%
  • LITALICO:+88.0%
  • フィット:-7.9%
  • ソネット・メディア・ネットワークス:+139.1%
  • マイネット:+19.3%
  • ダブルスタンダード:+128.8%
  • インベスターズクラウド:+93.3%
  • AppBank:+45.8%
  • デザインワン・ジャパン:+50.9%
  • リンクバル:+27.9%
  • モバイルファクトリー:+99.4%
  • イード:+46.4%
  • KeePer技研:+49.1%
  • インターワークス:+16.7%
  • クラウドワークス:+73.2%
  • GMOTECH:+135.2%
  • 弁護士ドットコム:+215.4%

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。


主幹事はみずほ証券です。その他は、大和証券、SBI証券、エース証券、岩井コスモ証券、いちよし証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
みずほ証券703,00095.00%
大和証券22,2003.00%
SBI証券3,7000.50%
エース証券3,7000.50%
岩井コスモ証券3,7000.50%
いちよし証券3,7000.50%

and factoryのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年)発表時BB直前結果
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RSTechnologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気126.4%
クレステックやや強気やや強気82.4%
平山やや強気やや強気29.5%
アイリッジ強気強気429.2%
デクセリアルズ弱気弱気-3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気やや強気-10.5%
イトクロ中立中立4.1%
PCIホールディングスやや強気やや強気169.6% 
エスケーホーム中立やや強気13.8%
パルマ強気強気70.5%
メタップス中立中立-7.9%
ラクト・ジャパン中立中立0.0%
土木管理総合試験所中立中立-2.4%
アクアライン強気強気21.7% 
ベステラやや強気やや強気25.0%
STUDIOUSやや強気やや強気20.0%
JESCOホールディングス中立中立5.4%
ピクスタ強気強気34.8%
アイビーシー強気強気251.0%
ブランジスタやや強気強気43.8%
AppBankやや強気強気45.8%
グリーンペプタイド弱気弱気-8.0%
GMOメディアやや強気やや強気101.1%
パートナーエージェントやや強気強気217.5%
バルニバービやや強気やや強気130.0%
日本郵政中立中立16.5%
ゆうちょ銀行中立中立15.9%
かんぽ生命保険中立中立33.1%
ロゼッタ強気強気433.1%
あんしん保証強気強気292.5%
ベルシステム24HD弱気弱気-5.0%
ネオジャパン強気強気401.7%
いちごホテルリート投資法人投資法人中立中立-1.8%
インベスターズクラウドやや強気やや強気93.3%
鎌倉新書やや強気強気 180.6%
ラクス強気強気228.7%
ランドコンピュータやや強気やや強気103.4%
ダブルスタンダード強気強気128.8%
オープンドアやや強気やや強気23.3%
ミズホメディーやや強気やや強気156.5%
ツバキ・ナカシマ弱気弱気4.5%
アートグリーン中立中立46.2%
フリューやや強気弱気0.6%
ビジョン中立中立 10.7%
アークン強気強気262.1%
マイネット強気やや強気19.3%
ソネット・メディア・ネットワークス強気強気139.1%
ソーシャルワイヤー強気強気56.9%
ケイアイスター不動産弱気弱気6.8%
プロパティエージェントやや強気やや強気115.0%
一蔵中立弱気2.1%
銘柄名(2014年)発表時BB直前結果
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGEGROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMOTECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%
  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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