大手コンビニのローソン(2651)が、傘下の食品スーパー「成城石井」を早ければ2023年2月までに上場させる方針でした。
2022年9月9日には東証へ新規上場申請を行ったことを発表しており、IPOが具現化する可能性が高くなっていましたが、2022年12月16日に上場申請を取り下げました。株式市場の動向などを総合的に勘案した結果です。
IPOは中止となりましたが、株式市場の動向が回復すれば、再び上場申請する可能性があるでしょう。
成城石井はコロナ禍でも巣ごもり需要を受けて好調となっており、2022年2月までの1年間の業績は最終損益が前年比+13%の73億円と、ローソンの連結子会社の中で最大の利益を上げています。
ローソンは成城石井を上場させて資金を調達し、国内コンビニ事業への投資に充当する予定です。
成城石井の経営の自由度が高まると、さらなるスクラップ・アンド・ビルドによって成長が加速する可能性があります。上場後のローソンの持ち株比率は今後詰める方針となっています。
大型IPOは獲得が容易です。成城石井のIPO獲得に向けて今から備えることが重要です。
成城石井の上場・IPO
成城石井は関東地方を中心として、中部・近畿に店舗を展開する食料品主体のスーパーマーケットチェーンで、高品質・高価格帯なのが特徴です。
石井家創業の成城学園前駅前の果物店→レインズインターナショナル(牛角)傘下→丸の内キャピタル傘下→ローソン傘下となり、店舗数・業績で成長を続けてきました。
商号 | 成城石井株式会社 |
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事業内容 | スーパーマーケット、輸入、卸売販売、食品製造、飲食店 |
本社所在地 | 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸二丁目9番30号 横浜西口加藤ビル5階 各線「横浜駅」より徒歩13分 |
電話番号 | 045-329-2300 (代表) |
創業 | 1927年2月 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 7,485名(うち社員1,186名) ※2022年4月1日現在 |
主要株主 | ローソン |
高品質の食品が人気を博しており、私もフル活用しています。
株主優待に期待
成城石井は食料品スーパーマーケットということで、株主優待との親和性が極めて高い企業です。
スーパーを展開している企業では、株主優待を行っている銘柄が多数あります。
成城石井が上場した場合、株主優待の実施が大いにありそうです。
株主優待があるか否かでPBRが4~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。
高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。
コード | 銘柄名 | PBR | PER | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
2928 | RIZAPグループ | 6.65 | 赤字 | 0.00% |
3387 | クリエイト・レストランツHD | 8.66 | 51.99 | 0.53% |
7616 | コロワイド | 6.58 | 240.41 | 0.24% |
8200 | リンガーハット | 5.42 | 161.17 | 0.40% |
株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。株主優待の活用がスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。
コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。
RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。
経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄い、成長を加速させています。成城石井にも株主優待レバレッジ経営を期待します。
成城石井の上場時は株価に注目
成城石井が上場するか否かは要注目ですね。IPOした場合は誰でも株を自由に購入できるようになり、株価に高い注目度が生じます。
成城石井が上場することになった場合、株式を購入するには、上場後に株式を買う以外にも、IPOでの購入という方法があります。証券会社の口座が必要です。
IPOで株を買う場合、ブックビルディング期間中に証券会社で申し込んで、抽選に当選すれば手数料無料で購入できます。
IPOに当選するには、多額の株を引き受ける主幹事証券はもちろん、それ以外の証券会社からも申し込むことが重要です。
数打てば当たる可能性が着実に上昇します。現在は証券会社の口座開設・維持費用は国内株に関しては無料の証券が大多数ですから、できる限り数多くの証券会社から申し込みましょう。
成城石井のIPOがあった場合、当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
株式の売り出しを担当する主幹事は野村證券、大和証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券あたりが選定される可能性が高いです。
三菱UFJグループのauカブコム証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。
SMBC日興証券のダイレクトコースは個人投資家でもIPOが当たるチャンスがあるオンライン証券です。
特に大型株は当たりやすいです。成城石井も当選が大いに期待できます。店頭証券の営業とのやり取りが不要で気軽に申し込めます。
野村證券や大和証券、SMBC日興といった大手証券だけではなく、ネット証券でもお手軽に申し込めます。
ネット証券ではSBI証券がIPOに積極的ですので、成城石井のIPOもほぼ確実に幹事団に名を連ねるでしょう。
成城石井のような大型案件は株式数が多いので当選が比較的容易になります。IPOは勝率が高く、無難に上場日の初値で売却した場合でも、利益が出る確率が高いです。
SBI証券には「SBIチャレンジポイント」という仕組みがあり、IPOに落選した場合はポイントが貯まります。
このポイントを貯めていくといつかは必ずIPOに当選するという嬉しい仕組みがあります。
成城石井のIPOに備えてSBI証券に口座開設しておくことを強くおすすめします。SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。
SBI証券はIPO以外にもメリットが多いネット証券です。私もフル活用して、パフォーマンスを向上させています。
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