上場!フロンティア(4250)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

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フロンティア

フロンティア(4250)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は10月13日(水)~10月19日(火)、上場日は11月1日(月)です。

新規上場する市場は福証の新興市場である福岡Q-Boardで、想定価格は910円(1単元9.1万円)です。公募価格は2021年10月20日(水)に決定。

仮条件は830円~930円と上限が上振れました。予想PERは6.6~7.4倍です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

970〜1,300円(仮条件の上限比+4.3%~+39.8%)

フロンティアは自社工場を持たずに技術力の高い中国国内工場に生産委託をしているファブレスメーカーで、主に自動車アフターパーツの製造・販売、主に国内玩具メーカー向けの電子玩具の出荷を展開しています。

監査法人は仰星監査法人で、本社所在地は福岡県福岡市中央区天神2丁目3番36号 ibb fukuokaです。

フロンティアとは

フロンティアは、製品の企画開発、品質管理、納期管理、輸入、販売までの一貫した機能を有しています。

「新たな価値の創造による新たな領域の開拓」の企業理念のもとに、多様な市場ニーズや顧客ニーズに対してフレキシブルに対応できることを強みとしています。事業形態としては、PB販売事業とOEM/ODM事業の2つに事業を区分。

従業員数は14名、平均年齢は42.6歳、平均勤続年数は5.7年、平均年間給与は385.4万円です。

PB販売事業(プライベートブランド販売事業)

当事業はフロンティアが、主に自動車アフターパーツの製造・販売を行っているものです。

自動車アフターパーツとは自動車工場から出荷された自動車に後付けされるカーナビや、カーエアコン等の自動車部品・用品を言いますが、そのアイテム数は多種にわたり国内末端市場は4兆8,011億円とされています。

その市場は自動車メーカー指定の純正品と、それ以外の業者が販売する社外品とに区分されます。

フロンティアは自動車アフターパーツを「フロンティア⇒フロンティア香港⇒中国提携工場」といった生産工程を有し、企画開発から製造、販売までを一貫して行う製販一体の体制となっています。

このような体制で社外品サイドバイザーの製造販売を開始し、現在ではフロアマット、ナンバーフレーム枠といった製品も製造販売しており今後も新しい商材の開発に取り組んでいく方針です。

OEM/ODM事業

フロンティア連結子会社であるフロンティア香港の主たる事業で、顧客の要望する商品の製造を受託しフロンティアが選定した工場にて製品化し、顧客に納品しています。

現在は、主に国内玩具メーカー向けの電子玩具(児童向けパソコン型玩具、タブレット型玩具等)を中国提携工場で完成品まで製造し日本国内へ出荷しています。

OEM/ODM事業は顧客企業の求めるQCD(Quality:品質、Cost:価格、Delivery:納期)を充たすことが重要となりますが、玩具業界向けのOEM/ODMの特徴として、低価格で製品寿命が短いこと、クリスマス商戦等の季節需要に対応するために短期間での生産ラインの構築が必要なこと等が挙げられます。

そうした特徴に加え、フロンティアが主力としている電子玩具は、販売単価が末端市場価格で1万円以上と玩具としては高価格になる反面、製品に多くの半導体やソフトウエアを採用する等、開発・製造工程が他の玩具よりも複雑になるため、製造には電子機器工場と同等の高い技術力・生産管理能力が求められます。

人形や模型等比較的安価で単純な玩具を製造している従来の玩具工場ではこうした要求を充たすことは難しく、高付加価値の電子玩具を供給できる適切な生産委託先を確保することは玩具メーカーの課題となっています。

フロンティアグループはそうした顧客の課題を解決するため、中国国内に有する豊富なサプライチェーンの中から最適な部品ベンダー及び組立工場を選定し、部品選定から設計の提案等、顧客の企画・開発段階から積極的に関わることで低価格を実現しています。

また、フロンティアのPB販売事業で培った中国国内工場の生産管理ノウハウをフロンティア香港を通じて工場と共有することで、高品質・短納期を実現しています。

フロンティアのIPOの諸データ

業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、大局的には成長の傾向となっています。

フロンティアの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第16期 第17期
決算年月 2019年11月 2020年11月
売上高 (千円) 1,239,171 1,480,873
経常利益 (千円) 59,492 77,258
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 63,709 61,296
包括利益 (千円) 62,539 58,514
純資産額 (千円) 127,093 185,608
総資産額 (千円) 605,583 787,638
1株当たり純資産額 (円) 201.74 294.62
1株当たり当期純利益金額 (円) 101.13 97.3
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 (円)
自己資本比率 (%) 21 23.6
自己資本利益率 (%) 66.5 39.2
株価収益率 (倍) 7.5
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) △18,943 114,459
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △1,408 10,120
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) 54,994 110,374
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 220,761 448,263
従業員数(ほか、平均臨時雇用人員) (人) 14 17

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

福証Q‐Board指数の構成企業はまちまちの推移となっています。

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上場規模

フロンティアのIPOの規模は最大で約1.0億円であり、地方の新興市場としてもやや小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は50,000株、売出株式数は50,000株、オーバーアロットメント(OA)は15,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約17%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は50%です。

初値予想

フロンティアはファブレスメーカーで、主な事業は自動車アフターパーツ、主に国内玩具メーカー向けの電子玩具の提供ということで、IPOにおける業種の人気度は標準的です。

予想PERは6.6~7.4倍であり、類似企業と比較すると中間的です。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
3501 住江織物 10.40 0.41 3.77%
4222 児玉化学 5.36 1.04 0.00%
4242 タカギセイコー 5.41 0.63 1.13%
6382 トリニテイ工業 8.16 0.54 3.55%
6776 天昇電気 19.07 0.99 0.76%
7215 ファルテック 6.58 0.34 4.13%
7888 三光合成 7.52 0.66 3.15%
7927 ムトー精工 6.25 0.31 4.02%

約1.0億円という上場規模は福証Q‐Boardとしては中間的となっています。福証Q-BoardのIPOの初値結果は、過去11勝3敗となっています。

過去実績

  • Geolocation Technology:+58.5%
  • ピー・ビーシステムズ:+41.3%
  • エスケーホーム:+13.8%
  • グランディーズ:+2.2%
  • 日創プロニティ:-24.4%
  • ダイヨシトラスト:-5.7%
  • トラストパーク:+50.0%
  • メディアファイブ:+32.1%
  • TRUCK−ONE:+87.5%
  • ハウスフリーダム:+154.3%
  • エムビーエス:+500.0%
  • タイセイ:+110.0%
  • ジェイエムネット:+26.1%
  • ビジネス・ワン:-41.7%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。

主幹事はエイチ・エス証券です。その他は、SBI証券、岡三証券、西日本シティTT証券、藍澤證券、ひろぎん証券、FFG証券、マネックス証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
エイチ・エス証券 80,000 80.00%
SBI証券 6,000 6.00%
岡三証券 4,000 4.00%
西日本シティTT証券 3,000 3.00%
藍沢証券 3,000 3.00%
ひろぎん証券 2,000 2.00%
FFG証券 1,000 1.00%
マネックス証券 1,000 1.00%

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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