上場が中止!バリオセキュア(4494)のIPOの初値予想

更新日: IPO

バリオセキュア

バリオセキュア(4494)のIPOが決定していましたが、上場延期となりました。以下、中止前に発表されていたIPOの情報です。

ブック・ビルディング期間は2020年3月11日(水)~3月17日(火)、上場日は2020年3月30日(月)です。

新規上場する市場は東証2部で、想定価格は2,080円(1単元20.8万円)です。公募価格は2020年3月18日(水)に決定。

仮条件は1,600円~1,700円と窓を開けて下振れました。予想PERは12.6~13.4倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

1,600 〜1,850円(想定価格比-5.9%~+8.8%)

バリオセキュアは、インターネットに関するセキュリティサービスを提供する企業として、インターネットからの攻撃や内部ネットワークへの侵入行為、またウィルスの感染やデータの盗用といった各種の脅威から企業のネットワークを守り、安全にインターネットを利用することができるようにする総合的なネットワークセキュリティサービスを展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビル15階です。

バリオセキュアとは

バリオセキュアの経営理念は、「インターネットを利用する全ての企業が安心で快適にビジネスを遂行できるよう、日本そして世界へ全力でサービスを提供する。」です。

バリオセキュアは、セキュリティサービスで利用する機器の調達、機器にインストールする基幹ソフトウエアの開発、機器の設置/設定、機器設置後の監視/運用までをワンストップで行っています。

  • VSRを利用した統合型インターネットセキュリティサービス
  • データのバックアップサービス(VDaP)
  • 中小企業向け統合セキュリティ機器(UTM)であるVCR(Vario Communicate Router)の販売とネットワーク機器の調達や構築を行うネットワークインテグレーションサービス

エンドユーザーは、機器の選定や運用サービスを個別に検討する必要がなく、手間がかからずにサービスを利用することが可能となります。

また、バリオセキュアがワンストップでサービスを提供しているため、問題が発生した際に原因の究明と対応が行い易く、エンドユーザーは、問い合わせやトラブルに対するサポートを迅速に受けることができます。

バリオセキュアは、監視/運用サービスを基本に各種セキュリティサービスを月額費用により提供しています。

導入企業が増加すれば、年々収益が積み上がる「リカーリングビジネス」と呼ばれるモデルであり、収益の安定化と継続的な拡大に大きく貢献。

2020年1月末で、全国47都道府県に7,258拠点(VSR設置場所数)のマネージドセキュリティサービスを提供しており、継続的な収益の安定化を実現しています。

第4期事業年度の「リカーリングビジネス」であるマネージドセキュリティサービスによる売上収益の売上収益全体に占める比率は85.7%です。

バリオセキュアの販売モデルは、販売代理店を介した間接販売及びバリオセキュアによる直接販売に分類できますが、間接販売が中心。

通信事業者やインターネットサービス事業者、データセンター事業者など、バリオセキュアのサービスを付帯することで顧客へ付加価値を提供することを期待する販売代理店と契約しています。

これら販売代理店と日本全国をカバーする販売網を構築し、継続的な営業案件の創出が可能となっています。

バリオセキュアでは、さらに営業活動を推進するためにセキュリティの専門家であるバリオセキュアが、販売代理店の代わりに顧客に対して直接技術面の説明をする営業同行や、サービスの導入から設置までワンストップで支援することも実施しています。

持株会社の従業員数は41名、平均年齢は41歳7ヶ月、平均勤続年数は5年1ヶ月、平均年間給与は727.5万円です。

バリオセキュアのIPOの諸データ

バリオセキュアの業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がり。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

バリオセキュアの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第1期 第2期 第3期 第4期
決算年月 2016年2月 2017年2月 2018年2月 2019年2月
売上高 (千円) 1,056,138 2,226,157 2,299,255
経常利益 (千円) -320 119,381 507,797 443,621
当期純利益 (千円) -349 22,768 275,535 235,406
資本金 (千円) 10 310,000 310,000 310,000
発行済株式総数 (株) 1 186,330 186,330 186,330
純資産額 (千円) -339 1,821,347 2,096,883 2,332,290
総資産額 (千円) 10 6,584,352 6,173,760 6,003,264
BPS (円) -339 9,774.85 562.68 625.85
配当 (円)
EPS (円) -349 181.3 73.94 63.17
自己資本比率 (%) -3,398 27.66 33.96 38.85
自己資本利益率 (%) 0.78 14.06 10.63
株価収益率 (倍)
配当性向 (%)
営業CF (千円) 576,870 389,018
投資CF (千円) -17,184 -50,726
財務CF (千円) -887,546 -401,000
現金等 (千円) 351,031 288,323
従業員数 (人) 49 56 66

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数は2016年7月以降は長らく上昇トレンドが続いていましたが、2018年1月23日をピークに調整局面に突入し、下落相場が続いていました。

2018年12月をボトムにもちなおし、2019年はボックス相場となっています。

再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

バリオセキュアのIPOの規模は最大で約65.1億円であり、東証二部としてはかなりの大型です。

公募株式数は0株、売出株式数は2,720,400株、オーバーアロットメント(OA)は408,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約84%と非常に高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は100%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
アイ・シグマ事業支援ファンド2号投資事業有限責任組合 91.02%
稲見吉彦 2.19%
山森郷司 0.45%
亀松節子 0.39%
梶浦靖史 0.39%
市瀬敦彦 0.38%
バレスティモシー 0.32%
池田毅 0.26%
伊藤英明 0.26%
佐々木大祐
鈴木泉永
原武史
藤井豊
藤田有悟
柳峰雄
0.26%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

バリオセキュアの事業は総合的なネットワークセキュリティサービスということで、IPOにおける業種の人気度は最上級です。

セキュリティ関連はIPOの初値が高騰する傾向にあります。

予想PERは12.6~13.4倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

約65.1億円という上場規模は東証2部としてはかなりの大型です。上位株主にVCが名を連ねているものの、満遍なくロックアップがかかっています。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
3042 セキュアヴェイル 51.08 3.61 0.00%
3356 テリロジー 83.85 7.23 0.55%
3857 ラック 22.86 2.03 2.68%
3968 セグエグループ 20.23 3.19 1.29%
6835 アライドテレシスHLDGS 78.88 1.79 0.00%
7518 ネットワンシステムズ 20.77 2.78 1.82%

東証2部の20億円以上のIPOの初値結果は以下のとおりです。

  • カクヤス:+16.6%
  • テクノフレックス:+18.0%
  • ワシントンホテル:+11.6%
  • ナルミヤ・インターナショナル:-3.8%
  • 信和:-3.8%
  • オプティマスグループ:+11.2%
  • 要興業:+26.7%
  • プレミアグループ:-4.3%
  • Casa:+2.7%
  • ウェーブロックホールディングス:-3.9%
  • 船場:-7.5%
  • ジャパンミート:+3.0%
  • 一蔵:+2.1%
  • ケイアイスター不動産:+6.8%
  • ラクト・ジャパン:±0%
  • 冨士ダイス:+50.9%
  • シーアールイー:-7.3%
  • 大冷:-6.7%
  • SFPダイニング:-16.5%
  • 日本ビューホテル:-2.3%
  • OATアグリオ:-6.3%
  • 丸和運輸機関:-8.8%
  • 日本BS放送:+6.6%
  • ウィルグループ:-4.2%
  • アサンテ:+11.2%
  • ファルテック:+5.3%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事は野村證券です。その他は、SMBC日興証券、大和証券、いちよし証券、みずほ証券、岡三証券、岩井コスモ証券、SBI証券、楽天証券、マネックス証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
野村証券 2,353,200 86.50%
SMBC日興証券 81,600 3.00%
大和証券 81,600 3.00%
いちよし証券 54,400 2.00%
みずほ証券 27,200 1.00%
岡三証券 27,200 1.00%
岩井コスモ証券 27,200 1.00%
SBI証券 27,200 1.00%
楽天証券 27,200 1.00%
マネックス証券 13,600 0.50%

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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