
シイエヌエス(4076)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年8月4日(水)~8月11日(水)、上場日は2021年8月20日(金)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,650円(1単元16.5万円)です。公募価格は2021年8月12日(木)に決定。
仮条件は1,700円~1,940円と窓を開けて上振れました。予想PERは14.0~16.0倍です。
初値予想は大幅なプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。
3,400〜4,100円(仮条件の上限比+75.3%~+111.3%)
シイエヌエスはシステムエンジニアリングサービス事業を展開しています。
監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区恵比寿南1-5-5 JR恵比寿ビル9階です。
シイエヌエスとは
シイエヌエスはオンプレミス基盤(オンプレ基盤)事業とクラウド基盤事業の2つのサービスを提供しています。
オンプレミスとはサーバやソフトウエアなどの情報システムを、使用者が管理している施設へ構築し、管理・運用する形態です。
クラウドサービスの普及によりクラウド基盤への移行も今後進むと思われますが、データ保管のポリシーやネットワークの接続形態などから、金融機関等の大規模システムを保有する企業においては、機密性、安全性を優先した結果、今後も採用されることが想定されます。
クラウド基盤事業は利便性、可用性、運用性の高さから急速に拡大し、今後も引き続き成長が見込まれる事業です。
AWS(Amazon Web Service)などのパブリッククラウド(サービス事業者が、不特定多数の企業や個人に対してサービスを提供するクラウドサービスの形態)を活用したシステムを構築する場合には、クラウドサービスが提供する様々な機能を必要な要件を踏まえて選択し、設計することが求められます。
クラウド基盤事業においては、シイエヌエスは株式会社エヌ・ティ・ティ・データをはじめSI事業者とクラウドサービスの出現当初から、システム化に取り組んでおり今後も連携してビジネス拡大を進める方針。
シイエヌエスの開発プロセスは、要件定義工程 → 基本設計工程 → 詳細設計工程 → 製造工程 → 単体試験工程 → 結合試験工程 → 総合試験工程です。
従業員数は163名、平均年齢は33.5歳、平均勤続年数は6.1年、平均年間給与は567.7万円です。
シイエヌエスのIPOの諸データ
シイエヌエスの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第34期 | 第35期 | |
|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2019年5月 | 2020年5月 | |
| 売上高 | (千円) | 4,434,200 | 4,577,752 |
| 経常利益 | (千円) | 275,878 | 486,211 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | (千円) | 142,928 | 325,306 |
| 包括利益 | (千円) | 142,655 | 325,208 |
| 純資産額 | (千円) | 1,444,898 | 1,719,947 |
| 総資産額 | (千円) | 2,423,412 | 2,803,419 |
| 1株当たり純資産額 | (円) | 576.12 | 685.78 |
| 1株当たり当期純利益金額 | (円) | 59.01 | 129.71 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 | (円) | - | - |
| 自己資本比率 | (%) | 59.6 | 61.4 |
| 自己資本利益率 | (%) | 10.6 | 20.6 |
| 株価収益率 | (倍) | - | - |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △94,865 | 646,282 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △11,633 | 11,538 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 37,094 | △151,446 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 656,287 | 1,162,661 |
| 従業員数 | (名) | 168 | 181 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっています。
軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

上場規模
シイエヌエスのIPOの規模は最大で約9.9億円であり、東証マザーズとしては小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は320,000株、売出株式数は200,000株、オーバーアロットメント(OA)は78,000株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約39%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は21%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 富山広己 | 24.11% | ◯ |
| N&KT(株) | 23.92% | ◯ |
| 関根政英 | 7.11% | ◯ |
| シイエヌエス従業員持株会 | 5.36% | |
| 小野間治彦 | 4.48% | ◯ |
| 楠見慶太 | 4.47% | ◯ |
| (株)エヌ・ティ・ティ・データ | 3.99% | ◯ |
| 生活協同組合コープさっぽろ | 3.99% | ◯ |
| 戸田忠志 | 2.39% | ◯ |
| 種田政行 | 2.15% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
シイエヌエスの事業はシステムエンジニアリングサービス事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。
訴求力の高いクラウドというキラーワードを事業に内包しています。
予想PERは14.0~16.0倍であり、類似企業と比較すると中間的です。
| コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 2307 | クロスキャット | 20.26 | 2.07 | 2.20% |
| 3655 | ブレインパッド | 60.00 | 7.77 | 0.00% |
| 3798 | ULSグループ | 27.71 | 4.48 | 0.73% |
| 3816 | 大和コンピューター | 14.28 | 1.01 | 1.51% |
| 3906 | ALBERT | 81.71 | 6.52 | 0.00% |
| 3916 | デジタル・インフォメーション | 25.36 | 7.04 | 1.27% |
| 3924 | ランドコンピュータ | 13.17 | 1.66 | 2.73% |
| 3988 | SYSホールディングス | 13.42 | 1.57 | 1.08% |
| 4491 | コンピューターマネージメント | 10.39 | 1.29 | 1.35% |
上位株主にはVCがなく、満遍なくロックアップがかかっています。
約9.9億円という上場規模は東証マザーズとしては小型です。東証マザーズの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- オムニ・プラス・システム・リミテッド:+57.3%
- ベイシス:+154.9%
- ワンダープラネット:+60.7%
- メイホーホールディングス:+122.6%
- ブロードマインド:+93.3%
- ジーネクスト:+131.8%
- ベビーカレンダー:+123.8%
- T.S.I:+100.0%
- WACUL:+342.4%
- オンデック:+190.3%
- クリングルファーマ:+48.0%
- 交換できるくん:+125.1%
- かっこ:+290.6%
- ビートレンド:+257.5%
- カラダノート:+320.0%
- アクシス:+432.7%
- ニューラルポケット:+466.7%
- ティアンドエス:+150.4%
- KIYOラーニング:+133.0%
- アイキューブドシステムズ:+202.2%
- グッドパッチ:+299.6%
- コマースOneホールディングス:+335.6%
- 松屋アールアンドディ:-7.9%
- ミクリード:-8.1%
- リグア:-2.1%
- スポーツフィールド:+211.4%
- ユナイトアンドグロウ:+152.4%
- ALinkインターネット:+136.5%
- ジェイック:+117.3%
- インティメート・マージャー:+110.5%
- AI CROSS:+65.1%
- パワーソリューションズ:+155.5%
- フィードフォース:+140.0%
- インフォネット:+130.2%
- バルテス:+175.8%
- グッドスピード:+25.0%
- エードット:+121.0%
- Welby:+246.7%
- gooddaysホールディングス:+128.1%
- 識学:+152.8%
- テノ.ホールディングス:+25.0%
- AmidAホールディングス:+6.3%
- Kudan:+276.3%
- アルー:+46.7%
- 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
- VALUENEX:+133.7%
- ブリッジインターナショナル:+92.6%
- イーエムネットジャパン:+133.3%
- アズーム:+113.3%
- チームスピリット:+101.4%
- アクリート:+100.3%
- ロジザード:+177.8%
- エーアイ:+250.0%
- プロパティデータバンク:+130.3%
- ログリー:+149.2%
- ベストワンドットコム:+242.5%
- HEROZ:+988.9%
- コンヴァノ:+135.4%
- ブティックス:+137.8%
- 和心:+167.9%
- Mマート:+333.9%
- すららネット:+113.0%
- ナレッジスイート:+150.5%
- イオレ:+169.8%
- エル・ティー・エス:+313.2%
- 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
- サインポスト:+287.7%
- エスユーエス:+116.1%
- ユニフォームネクスト:+137.1%
- Fringe81:+133.1%
- ビーブレイクシステムズ:+361.1%
- アセンテック:+197.5%
- 旅工房:+173.7%
- テモナ:+215.7%
- 力の源ホールディングス:+271.7%
- ファイズ:+220.8%
- フォーライフ:+31.6%
- グレイステクノロジー:+130.0%
- イノベーション:+214.1%
- リネットジャパングループ:+92.9%
- G-FACTORY:+54.3%
- シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
- チェンジ:+149.9%
- バリューデザイン:+111.5%
- カナミックネットワーク:+186.7%
- デジタルアイデンティティ:+88.3%
- ストライク:+125.9%
- ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
- はてな:+278.1%
- ソーシャルワイヤー:+56.9%
- アークン:+262.1%
- 鎌倉新書:+180.6%
- ネオジャパン:+401.7%
- パートナーエージェント:+217.5%
- ピクスタ:+34.8%
- べステラ:+25.0%
- パルマ:+70.5%
- 富士山マガジンサービス:+126.4%
- ファンデリー:+102.1%
- マーケットエンタープライズ:+167.0%
- ジグソー:+236.4%
- レントラックス:+53.1%
- 海帆:+76.5%
- プラッツ:+70.2%
- 日本動物高度医療センター:+44.2%
- ハウスドゥ:+47.2%
- ショーケース・ティービー:+193.9%
- ヒューマンウェブ:+11.7%
- コラボス:+137.6%
- ALBERT:+115.7%
以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。
主幹事は、東海東京証券です。その他は、岩井コスモ証券、SBI証券、松井証券、水戸証券、東洋証券、岡三証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| 東海東京証券 | 468,000 | 90.00% |
| 岩井コスモ証券 | 10,400 | 2.00% |
| SBI証券 | 10,400 | 2.00% |
| 松井証券 | 10,400 | 2.00% |
| 水戸証券 | 7,800 | 1.50% |
| 東洋証券 | 7,800 | 1.50% |
| 岡三証券 | 5,200 | 1.00% |
岡三グループの岡三オンラインでも取扱いを期待可能です。

岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
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また、SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券でも取り扱いの可能性があります。SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。
シイエヌエスのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

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SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。



マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。
岩井コスモ証券
は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)