カジーが上場!CaSy(9215)のIPOの初値予想

更新日: IPO

CaSy

CaSy(9215)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2022年2月4日(金)~2月10日(木)、上場日は2022年2月22日(火)です。

CaSyが新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,350円(1単元6.9万円)です。公募価格は 2022年2月14日(月)に決定。

仮条件は1,230円~1,350円と下振れました。予想PERは33.9~37.2倍です。

初値予想は「公開価格近辺で手数料を考慮するとマイナスリターンの可能性がある(市況によっては上振れ余地あり)」です。以下のレンジを想定しています。

1,350円~1,850円(仮条件の上限比±0%~+37.0%)

主幹事がSBI証券の極小案件なので、対面口座による「神の手」の買い支えによって、公募割れは回避する可能性が高いです。

ただし、新しい資本主義のもとでは、お付き合いの価値なしと判断する投資家が増えた場合は、公募割れの可能性もゼロではありません。

CaSyは家事代行サービス事業を展開しています。

監査法人は太陽有限責任監査法人で、本社所在地は東京都品川区上大崎3-5-11 MEGURO VILLA GARDEN 6階です。

CaSyとは

CaSyは、「笑顔の暮らしを、あたりまえにする。」をビジョンとし、「大切なことを、大切にできる時間を創る。」をミッションとして掲げています。

社名であるCaSy(カジー)は、時として負担と感じる「家事」を、「Easy(簡単)」に「Cozy(安心)」して依頼できるようにすることで、笑顔があふれる暮らしを楽しんでほしいという思いが込められています。

CaSyは主に、①お掃除代行サービス、②お料理代行サービス及び③その他暮らしのサービス(ハウスクリーニングサービス、整理収納サービス)を9都府県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、大阪府、兵庫県、京都府、愛知県、宮城県)のサービス対象エリアで提供するマッチングプラットフォームを運営しています。

顧客は家事代行サービスを必要とする個人もしくは世帯です。CaSyの家事代行サービスを実施するサービススタッフを「キャスト」と呼んでいます。

依頼を受けたユーザー宅にキャスト(その他暮らしのサービスの場合は、委託先の専門業者)が訪問し家事代行サービスを行います。

サービスの依頼から支払いまで全てのやり取りは、営業担当との電話や訪問等のコミュニケーションではなく、スマートフォンアプリ「CaSy」もしくはCaSyサービスサイトで実施。CaSyの主な収益は、キャストが行ったサービスの利用料となります。

また、家事代行サービスのオンラインギフト券も販売しています。

さらに、CaSyはマッチング自動化システムや専用アプリを独自開発し、ITテクノロジーを活用することでマッチングの最適化を図るなど家事代行サービスにおけるDX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進しています。

また、DX化を実現する技術開発をはじめとするエンジニアリング能力とともに、エンゲージメント(キャストとの絆作り)の取り組みによる品質管理体制の強化を推進していく方針です。

従業員数は23名、平均年齢は36.3歳、平均勤続年数は2.2年、平均年間給与は488.4万円です。

CaSyのIPOの諸データ

CaSyの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

CaSyの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第3期第4期第5期第6期第7期
決算年月2016年11月2017年11月2018年11月2019年11月2020年11月
売上高(千円)121,966288,209536,324806,097965,356
経常損失(千円)-72,839-65,844-159,322-210,472-120,193
当期純損失(千円)-73,104-66,728-162,743-210,763-120,483
資本金(千円)130,600130,600380,60080,60080,600
発行済株式総数(株)
 普通株式38738,70048,03848,23848,238
 A種優先株式10210,2008,8628,6628,662
 A2種優先株式2,0002,0002,000
純資産額(千円)109,68143,277380,533169,77049,286
総資産額(千円)127,91084,867467,468283,452255,836
BPS(円)224,2978856,46196.0827.89
1株配当(円)
EPS(円)-149,499-1,365-2,763-119.28-68.19
自己資本比率(%)85.75181.459.919.3
自己資本利益率(%)
配当性向(%)
営業CF(千円)-231,083-53,581
投資CF(千円)-1,882-3,199
財務CF(千円)70,000
現金等(千円)155,965169,183
従業員数(人)1115252526

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月、下降トレンドが続いています。

軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

CaSyのIPOの規模は最大で約3.3億円であり、東証マザーズとしてもかなりの小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は125,000株、売出株式数は86,600株、オーバーアロットメント(OA)は31,700株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約13%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は41%です。

株主名保有割合ロックアップ
加茂雄一21.56%
ワタキューセイモア(株)19.11%
池田裕樹17.75%
胡桃沢精一7.96%
(株)I.K.D3.80%
みずほ成長支援投資事業有限責任組合3.56%
イーストベンチャーズ投資事業 有限責任組合3.50%
TSVF1投資事業有限責任組合3.18%
(株)CARTA VENTURES2.71%
BEENOS(株)2.39%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

CaSyの事業はは家事代行サービス事業ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。

予想PERは33.9~37.2倍であり、類似企業と比較すると割高です。

上位株主にはVCが名を連ねていますが、万遍なくロックアップがかかっています。

約3.3億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの小型です。

東証マザーズの5億円未満の超小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • エフ・コード:+197.0%
  • ラバブルマーケティンググループ:+284.5%
  • サイエンスアーツ:+165.8%
  • ROBOT PAYMENT:+100.3%
  • BCC:+157.7%
  • アイ・パートナーズフィナンシャル:+216.7%
  • ENECHANGE:+300.0%
  • タスキ:+655.2%
  • ヘッドウォータース:+1,090.0%
  • Branding Engineer:+495.9%
  • フィーチャ:+805.8%
  • アディッシュ:+70.8%
  • サイバーセキュリティクラウド:+104.7%
  • 関通:+110.6%
  • ウィルズ:+372.4%
  • ブランディングテクノロジー:+177.3%
  • ハウテレビジョン:+209.5%
  • Amazia:+33.0%
  • バンク・オブ・イノベーション:+108.3%
  • ZUU:+246.9%
  • ビープラッツ:+354.5%
  • 日本リビング保証:+189.8%
  • アジャイルメディア・ネットワーク:+415.7%
  • みらいワークス:+230.4%
  • ウォンテッドリー:+401.0%
  • インターネットインフィニティー:+281.8%
  • ユナイテッド&コレクティブ:+177.8%
  • シャノン:+320.7%
  • エルテス:+263.7%
  • フィル・カンパニー:+205.3%
  • リファインバース:+62.9%
  • AWSホールディングス:+235.3%
  • 農業総合研究所:+78.1%
  • ホープ:+130.0%
  • グローバルウェイ:+373.0%
  • ヨシムラ・フード・ホールディングス:+50.0%
  • バリューゴルフ:+151.2%
  • ラクス:+228.7%
  • アクアライン:+21.7%
  • アイリッジ:+429.2%
  • テラスカイ:+350.0%
  • エクストリーム:+296.4%
  • ビーロット:+422.4%
  • レアジョブ:+169.7%
  • フィックスターズ:+162.0%
  • シンプロメンテ:+135.3%
  • サンワカンパニー:+268.4%
  • フォトクリエイト:+126.0%
  • ウォーターダイレクト:+200.0%

ただし、新しい資本主義ではこれまでの常識が通じない側面があります。

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある(市況によっては上振れ余地あり)」です。

主幹事がSBI証券の極小案件なので、対面口座による「神の手」の買い支えによって、公募割れは回避する可能性が高いです。

ただし、新しい資本主義のもとでは、お付き合いの価値なしと判断する投資家が増えた場合は、公募割れの可能性も否定できません。

主幹事はSBI証券です。その他は、下表の証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
SBI証券179,80084.97%
みずほ証券19,0008.98%
松井証券2,1000.99%
マネックス証券2,1000.99%
丸三証券2,1000.99%
楽天証券2,1000.99%
岩井コスモ証券1,1000.52%
極東証券1,1000.52%
東洋証券1,1000.52%
水戸証券1,1000.52%

SBIグループのSBIネオモバイル証券SBIネオトレード証券、大和証券グループのCONNECT、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。

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郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

野村證券

大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。

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<投資スタンス>
やや弱気+
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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