ビーエックスが上場!Beex(4270)のIPOの初値予想

更新日: IPO

Beex

Beex(4270)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2022年2月7日(月)~2月14日(月)、上場日は2022年2月24日(木)です。

Beexが新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,690円(1単元16.9万円)です。公募価格は 2022年2月15日(火)に決定。

仮条件は1,370円~1,600円と窓を開けて下振れました。予想PERは21.2~24.7倍です。

初値予想はプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

1,900円~2,500円(仮条件の上限比+18.8%~+56.3%)

平常時なら高騰の可能性が高い案件なのですが、残念ながら日本市場には新しい資本主義というキングボンビーが襲来しており、IPO市場は冷え込んでいます。

Beexは企業の基幹システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービス並びにクラウド環境移行後の保守・運用サービスを提供することを主軸としたクラウドソリューション事業を展開しています。

監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都中央区銀座7-14-13 日土地銀座ビル10Fです。

Beexとは

Beexを取り巻くクラウド市場においては、Gartnerの調査(世界のIaaSパブリッククラウドサービスの市場シェア2018年-2019年)によると、パブリッククラウドの市場シェアは2019年に37.3%成長しています。

Beexが取扱いをしている「Amazon Web Services」(AWS)、「Microsoft Azure」(Azure)及び「Google Cloud」も成長しています。

IDC Japanの調査(国内クラウド需要調査2020年10月実施)によると、複数のクラウドを統合管理したいというニーズは、現状は20.3%です。

ただし、2年後に目指す姿としては45.1%となっており、企業におけるマルチクラウド(複数のパブリッククラウド)の利用は進んでいくものとBeexは考えています。

また、ERP市場においては、ITRの調査(ITR Market View:ERP市場2021)によると、ERPパッケージのIaaSでの稼働は、2018年度から2020年度にかけて20%程度成長しており、今後もこの傾向が続くと予測され、ERPのクラウド化が進んでいくとBeexは見ています。

SAPシステムにおいては、2027年にSAP ERP6.0の保守終了が予定されており、自社のSAPシステムの環境をどのように遷移させていくかというアップグレード・クラウド移行戦略は、大変重要なポイントとなっています。

SAPシステムの基盤環境としてパブリッククラウドを選定する場合には、基盤製品の保守期限だけでなく、各種ライセンス持ち込み要件や技術制約についても配慮が必要です。

したがって、Beexでは、顧客企業毎に最適化されたアップグレード・クラウド移行戦略の重要性を理解しており、単純なパッケージ更新作業ではなく、システムを支える製品全体のライフサイクルを考慮したシナリオ策定を含めてシステムを更改するというサービスの提供をしています。

クラウドに移行することのメリットとしては、「コスト削減効果が得られる」、「ハードウエア保守、ハードウエアのライフサイクルからの解放」、「ITガバナンス向上、セキュリティ強化に寄与」、「災害対策に有効」があります。

加えて、SAPシステムにおいては、ERP保守終了リスクも考慮した「次世代ERPプラットフォームへの対応がし易くなる」というメリットもあります。

そのような環境の中、Beexでは「デジタルトランスフォーメーション(DX)」及び「マルチクラウド」という2つの領域を軸にサービスを展開しています。

顧客企業毎に使用している基幹システムに最適なパブリッククラウドの選定、基幹システムをパブリッククラウド上で最適な状態で利用するためのコンサルティング、クラウド環境の設計・構築、クラウド環境への移行、及びクラウド環境での運用業務の提供を行っています。

クラウドソリューション事業としては、「クラウドインテグレーション」、「MSP(マネージドサービスプロバイダ)」及び「クラウドライセンスリセール」の3つのサービスを提供しています。

従業員数は120名、平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は2.1年、平均年間給与は728.1万円です。

BeexのIPOの諸データ

Beexの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

Beexの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第1期第2期第3期第4期第5期
決算年月2017年2月2018年2月2019年2月2020年2月2021年2月
売上高(千円)352,310567,6691,083,7542,841,5444,060,437
経常利益(千円)29,82352,99979,680129,952329,765
当期純利益(千円)19,09236,10957,28488,251246,410
資本金(千円)74,75094,710109,710109,710109,710
発行済株式総数(株)2,9903,2893,4096,4586,458
純資産額(千円)168,592244,622331,906482,644729,055
総資産額(千円)218,646338,490605,5321,501,1091,940,953
BPS(円)56,385.5774,375.9797,361.97249.51376.89
1株配当(円)
EPS(円)6,385.5711,573.6217,107.4445.61127.38
自己資本比率(%)77.172.354.832.237.6
自己資本利益率(%)17.519.921.740.7
配当性向(%)
営業CF(千円)33,60758,460
投資CF(千円)△116,641△107,300
財務CF(千円)297,361100,000
現金等(千円)451,394502,554
従業員数(人)21283697115

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月、下降トレンドが続いています。

軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

BeexのIPOの規模は最大で約6.1億円であり、東証マザーズとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は240,000株、売出株式数は75,000株、オーバーアロットメント(OA)は47,200株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約17%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は24%です。

株主名保有割合ロックアップ
(株)テラスカイ66.21%
広木太15.88%
(株)サーバーワークス3.15%
(株)エヌ・ティ・ティ・データ1.57%
TIS(株)1.56%
星野孝平1.47%
田代裕樹1.44%
竹林聡1.31%
鮎澤達仁0.47%
杉山裕二0.46%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

Beexの事業は企業の基幹システムの基盤環境をオンプレミスからクラウドへ移行するサービス並びにクラウド環境移行後の保守・運用サービスを提供することを主軸としたクラウドソリューション事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しており、クラウドというキラーワードも事業に内包しています。ただし、2022年のグロース株崩壊の状況では逆にマイナス要素にすらなり得ます。

予想PERは21.2~24.7倍であり、類似企業と比較すると割高です。

上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

約6.1億円という上場規模は東証マザーズとしては小型です。

東証マザーズの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • セキュア:+130.0%
  • HYUGA PRIMARY CARE:+40.0%
  • スローガン:+50.0%
  • ラストワンマイル:+47.4%
  • デジタリフト:+34.4%
  • ジィ・シィ企画:+35.4%
  • リベロ:+38.6%
  • デジタリフト:+34.4%
  • ジィ・シィ企画:+35.4%
  • フューチャーリンクネットワーク:+74.7%
  • オムニ・プラス・システム・リミテッド:+57.3%
  • ベイシス:+154.9%
  • ワンダープラネット:+60.7%
  • メイホーホールディングス:+122.6%
  • ブロードマインド:+93.3%
  • ジーネクスト:+131.8%
  • ベビーカレンダー:+123.8%
  • T.S.I:+100.0%
  • WACUL:+342.4%
  • オンデック:+190.3%
  • クリングルファーマ:+48.0%
  • 交換できるくん:+125.1%
  • かっこ:+290.6%
  • ビートレンド:+257.5%
  • カラダノート:+320.0%
  • アクシス:+432.7%
  • ニューラルポケット:+466.7%
  • ティアンドエス:+150.4%
  • KIYOラーニング:+133.0%
  • アイキューブドシステムズ:+202.2%
  • グッドパッチ:+299.6%
  • コマースOneホールディングス:+335.6%
  • 松屋アールアンドディ:-7.9%
  • ミクリード:-8.1%
  • リグア:-2.1%
  • スポーツフィールド:+211.4%
  • ユナイトアンドグロウ:+152.4%
  • ALinkインターネット:+136.5%
  • ジェイック:+117.3%
  • インティメート・マージャー:+110.5%
  • AI CROSS:+65.1%
  • パワーソリューションズ:+155.5%
  • フィードフォース:+140.0%
  • インフォネット:+130.2%
  • バルテス:+175.8%
  • グッドスピード:+25.0%
  • エードット:+121.0%
  • Welby:+246.7%
  • gooddaysホールディングス:+128.1%
  • 識学:+152.8%
  • テノ.ホールディングス:+25.0%
  • AmidAホールディングス:+6.3%
  • Kudan:+276.3%
  • アルー:+46.7%
  • 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
  • VALUENEX:+133.7%
  • ブリッジインターナショナル:+92.6%
  • イーエムネットジャパン:+133.3%
  • アズーム:+113.3%
  • チームスピリット:+101.4%
  • アクリート:+100.3%
  • ロジザード:+177.8%
  • エーアイ:+250.0%
  • プロパティデータバンク:+130.3%
  • ログリー:+149.2%
  • ベストワンドットコム:+242.5%
  • HEROZ:+988.9%
  • コンヴァノ:+135.4%
  • ブティックス:+137.8%
  • 和心:+167.9%
  • Mマート:+333.9%
  • すららネット:+113.0%
  • ナレッジスイート:+150.5%
  • イオレ:+169.8%
  • エル・ティー・エス:+313.2%
  • 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
  • サインポスト:+287.7%
  • エスユーエス:+116.1%
  • ユニフォームネクスト:+137.1%
  • Fringe81:+133.1%
  • ビーブレイクシステムズ:+361.1%
  • アセンテック:+197.5%
  • 旅工房:+173.7%
  • テモナ:+215.7%
  • 力の源ホールディングス:+271.7%
  • ファイズ:+220.8%
  • フォーライフ:+31.6%
  • グレイステクノロジー:+130.0%
  • イノベーション:+214.1%
  • リネットジャパングループ:+92.9%
  • G-FACTORY:+54.3%
  • シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
  • チェンジ:+149.9%
  • バリューデザイン:+111.5%
  • カナミックネットワーク:+186.7%
  • デジタルアイデンティティ:+88.3%
  • ストライク:+125.9%
  • ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
  • はてな:+278.1%
  • ソーシャルワイヤー:+56.9%
  • アークン:+262.1%
  • 鎌倉新書:+180.6%
  • ネオジャパン:+401.7%
  • パートナーエージェント:+217.5%
  • ピクスタ:+34.8%
  • べステラ:+25.0%
  • パルマ:+70.5%
  • 富士山マガジンサービス:+126.4%
  • ファンデリー:+102.1%
  • マーケットエンタープライズ:+167.0%
  • ジグソー:+236.4%
  • レントラックス:+53.1%
  • 海帆:+76.5%
  • プラッツ:+70.2%
  • 日本動物高度医療センター:+44.2%
  • ハウスドゥ:+47.2%
  • ショーケース・ティービー:+193.9%
  • ヒューマンウェブ:+11.7%
  • コラボス:+137.6%
  • ALBERT:+115.7%

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。

主幹事は大和証券です。その他は、下表の証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
大和証券293,20093.08%
アイザワ証券5,3001.68%
岡三証券5,3001.68%
東洋証券5,3001.68%
SBI証券3,1000.98%
楽天証券2,8000.89%

SBIグループのSBIネオモバイル証券SBIネオトレード証券、大和証券グループのCONNECT、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。

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野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。

郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

野村證券

大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。

岡三オンラインでも取扱いを期待できます。

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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

-IPO

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