上場!ファンペップ(4881)のIPOの初値予想

更新日: IPO

ファンペップ

ファンペップ(4881)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年12月10日(木)~12月16日(水)、上場日は2020年12月25日(金)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は730~910円(1単元7.3~9.1万円)です。公募価格は2020年12月17日(木)に決定。

仮条件は650円~730円と下振れました。予想PERは赤字です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

600〜800円(仮条件比-7.7%~+9.6%)

ファンペップは、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果である機能性ペプチドの研究開発を進め、医薬品、化粧品及び医療機器等の事業分野で実用化することを主な事業として展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区千駄ヶ谷5-8-4 第7瑞穂ビル 3Fです。

ファンペップとは

ファンペップは医薬品等の研究開発事業の単一セグメントであり、機能性ペプチドを幅広い分野において応用していく方針です。

ファンペップの技術シーズの起源は、大阪大学大学院医学系研究科における新規血管新生因子の探索研究により同定されたAG30(angiogenic peptide 30)です。

AG30は30アミノ酸からなる機能性ペプチドで、血管新生作用を持っており、更に、抗菌活性を併せ持つ創薬シーズです。

ファンペップの研究者は、機能性ペプチドAG30を起源とし、そのペプチドを構成するアミノ酸の一部を置き換える検討を重ねることで、目的とする機能が増強したペプチド「SR-0379」、新しい機能が付与されたペプチド「AJP001」及び多機能の活性を示すペプチドの特定の機能が消失しているペプチド「キュアペプチン」などの機能性ペプチドを見出しました。

ファンペップの創薬活動の強みは、新しいモダリティ(創薬技術)である抗体誘導ペプチドの創薬プラットフォーム技術「STEP UP」を保有していることです。

このプラットフォーム技術にもとづき、多様な抗体誘導ペプチドを開発することによって社会に貢献していく方針です。

ファンペップは、自らの技術領域を、機能性ペプチドを基礎とする領域及びこれとシナジーを有する関連する領域としています。

機能性ペプチドを幅広い分野において応用していく方針でありますが、現時点での事業計画においては医薬品分野の影響が大きい状況です。

ファンペップの研究開発パイプラインは、機能性ペプチドの研究テーマ及び開発品により構成されています。

研究開発パイプラインは、「AG-30由来の機能性ペプチド」、「抗体誘導ペプチド」及び「抗ウイルス剤」の主に3種類に分類されます。

株式会社ファンケルとの間で共同研究開発を行った結果、ファンペップの機能性ペプチドを含有するシャンプーとして、2018年3月に「マイルドクレンジングシャンプー」、同年6月に「ボリュームアップシャンプー」が発売されました。

これらの商品販売により、ファンペップは、化粧品原料商社を通してペプチド原薬販売収入を受領しています。

ファンペップは、大阪大学との共同研究等により、抗体誘導ペプチドのエピトープを選定する技術ノウハウを保有しています。

このエピトープは、標的タンパク質に対する液性免疫は誘導するものの、細胞性免疫は誘導しないように設計する必要があります。

また、抗体誘導ペプチドは免疫システムを利用したワクチンの一種であり、免疫応答を誘発させるキャリアや、免疫反応を増強する物質であるアジュバントが必要。

ファンペップは、AG-30由来のAJペプチドを、アジュバント機能を併せ持ったキャリアとして期待し、抗体誘導ペプチドに利用しています。

AJペプチドの利用により、キャリアに対する抗体(薬剤に対する抗体)産生による効果減弱等が発生しないなど、既存ワクチンに利用されているキャリアによる様々な問題を解決できる可能性があり、ファンペップ独自の強みと解釈できます。

これらのプラットフォーム技術は、病気に関連する様々な標的タンパク質に対する抗体誘導ペプチドの創製に応用が可能。

ファンペップは、今後も、これらのプラットフォーム技術にもとづき、新規の抗体誘導ペプチドを次々と創製していく方針です。

従業員数は11名、平均年齢は46.6歳、平均勤続年数は4.2年、平均年間給与は841.3万円です。


ファンペップのIPOの諸データ

ファンペップの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度が目立っており、収益化は道半ばとなっています。

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第3期第4期第5期第6期第7期
決算年月2015年12月2016年12月2017年12月2018年12月2019年12月
事業収益(千円)175,000463,768101,179355,866301,417
経常利益(千円)21,998151,765△193,706△8,744△232,293
当期純利益(千円)11,322102,232△204,061△11,937△235,183
資本金(千円)278,907403,907403,907634,540634,540
発行済株式総数(株)2,1052,23511,175,00011,614,30011,614,300
純資産額(千円)568,408920,641716,5791,165,906930,723
総資産額(千円)614,8011,141,110854,1361,377,0161,016,683
BPS(円)270,028411,92064.12100.3980.14
1株配当(円)
EPS(円)7,27746,071△18.26△1.06△20.25
自己資本比率(%)92.4580.6883.984.6791.55
自己資本利益率(%)3.9613.73
配当性向(%)
営業CF(千円)△11,736△345,895
投資CF(千円)△2,134△1,005
財務CF(千円)459,247
現金等(千円)1,239,307892,406
従業員数(人)810101110

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は美しい右肩上がりとなっていましたが、足元ではスピード調整の局面となっています。

反発して堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、軟調な相場が続けば向かい風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

ファンペップのIPOの規模は最大で約25.8億円であり、東証マザーズとしてはやや大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は2,739,700株、売出株式数は0株、オーバーアロットメント(OA)は410,900株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約19%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%です。

株主名保有割合ロックアップ
森下竜一13.53%
平井昭光10.92%
SBI4&5投資事業有限責任組合7.32% 
三好稔美7.13%
塩野義製薬(株)6.74%
(有)アドバンステクノロジー6.15%
New Life Science 1号投資事業有限責任組合4.88% 
(株)SOLA4.61%
(株)レックスウェル4.00%
(株)メディパルホールディングス3.66%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

ファンペップの事業は、大阪大学大学院医学系研究科の研究成果である機能性ペプチドの研究開発を進め、医薬品、化粧品及び医療機器等の事業分野で実用化するバイオベンチャーであり、IPOにおける業種の人気度は市況に大きく左右されます。

バイオ無双の時期は高騰する反面、離散期においては軟調な傾向があります。

予想PERは赤字であり、類似企業と比較すると標準的です。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
4564オンコセラピー・サイエンス赤字5.990.00%
4587ペプチドリーム150.9434.420.00%
4594ブライトパス・バイオ赤字2.420.00%
4599ステムリム360.864.370.00%
7776セルシード赤字2.720.00%

上位株主にはVCが名を連ねており、ロックアップがかかっていない大株主もあります。

SANEI(6230)東和ハイシステム(4172)との3社同時上場であり、過密日程のIPOである点はマイナス要素です。

約25.8億円という上場規模は東証マザーズとしてはやや大型です。

東証マザーズの25億~35億円のやや重量感があるIPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • Sun Asterisk:+72.7%
  • コプロ・ホールディングス:+14.6%
  • ミンカブ・ジ・インフォノイド:+33.3%
  • プロレド・パートナーズ:+68.7%
  • ジェイテックコーポレーション:+331.1%
  • ソウルドアウト:+76.1%
  • ロコンド:+41.9%
  • キャリアインデックス:+1.5%
  • WASHハウス:+40.9%
  • アイドママーケティングコミュニケーション:-14.6%
  • 日本スキー場開発:+9.9%
  • RS Technologies:-23.6%
  • シリコンスタジオ:+102.0%
  • イグニス:+342.1%
  • 日本アクア:+24.9%
  • エナリス:+156.1%
  • メドレックス:+120.0%
  • ポールトゥウィン・ピットクルーHD:+21.3%
  • クックパッド:+101.1%
  • タケエイ:+12.1%
  • アジア・メディア・カンパニー・リミテッド:+5.0%
  • ジャパンインベスト・グループ:-1.5%
  • マガシーク:+24.5%
  • 日本M&Aセンター:+27.8%
  • アドウェイズ:+5.0%
  • ファーマフーズ:+36.5%
  • 比較.com:+500.0%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事はSBI証券です。その他は、SMBC日興証券、いちよし証券、エース証券、藍澤證券、岩井コスモ証券、東海東京証券、東洋証券、極東証券、水戸証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
SBI証券2,410,90088.00%
SMBC日興証券109,6004.00%
いちよし証券41,1001.50%
エース証券41,1001.50%
藍沢証券27,4001.00%
岩井コスモ証券27,4001.00%
東海東京証券27,4001.00%
東洋証券27,4001.00%
極東証券13,7000.50%
水戸証券13,7000.50%

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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