上場!ヤマイチエステート(2984)のIPOの初値予想

更新日: IPO

ヤマイチエステート

ヤマイチエステート(2984)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年4月13日(月)~4月15日(水)、上場日は2020年4月28日(火)です。

新規上場する市場は東証2部で、想定価格は950円(1単元9.5万円)です。仮条件は4月9日(木)、公募価格は2020年4月20日(月)に決定。予想PERは4.4倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

870〜1,030円(想定価格比-9.2%~+8.4%)

ヤマイチエステートは、不動産開発・賃貸、不動産販売、マンション物件の企画開発及び分譲販売介護事業や飲食事業等を展開しています。

監査法人は仰星監査法人で、本社所在地は和歌山市中之島1518 中之島801ビル5階です。

ヤマイチエステートとは

ヤマイチエステートは、不動産関連領域において、不動産仕入~商品化~賃貸又は販売、管理業務等の関連サービスをワンストップで提供することを特徴としています。

特に、商業用地や住宅用地等の開発業務において、顧客ニーズ又は不動産物件の特性に応じたソリューションや多様な出口戦略の提供等により、競合する事業者との差別化を図っています。

主な事業内容

  • 主としてロードサイド店舗用地の企画開発・賃貸や既存収益不動産物件の取得及び賃貸等を行う「不動産開発・賃貸事業」
  • 主として住宅用地の企画開発・分譲販売及び住宅建築工事の請負を行う「不動産開発・販売事業」
  • マンション物件の企画開発及び分譲販売を行う「マンション事業」
  • 介護事業や飲食事業等を行う「その他の事業」

持株会社の従業員数は53名、平均年齢は39.5歳、平均勤続年数は4.6年、平均年間給与は451.6万円です。

ヤマイチエステートのIPOの諸データ

ヤマイチエステートの業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がり。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

ヤマイチエステートの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第29期第30期
決算年月2018年3月2019年3月
売上高(千円)7,700,10315,525,347
経常利益(千円)420,504655,272
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)312,813496,564
包括利益(千円)311,502487,628
純資産額(千円)3,979,5234,467,152
総資産額(千円)33,260,60132,609,841
1株当たり純資産額(円)747.19838.74
1株当たり当期純利益(円)58.7393.23
自己資本比率(%)11.9613.7
自己資本利益率(%)8.1811.76
株価収益率(倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)△3,229,6153,197,781
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△2,023,517△259,377
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)4,347,715△2,014,494
現金及び現金同等物の期末残高(千円)1,262,5452,186,455
従業員数(名)8292

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数は2016年7月以降は長らく上昇トレンドが続いていましたが、2018年1月23日をピークに調整局面に突入し、下落相場が続いていました。

2018年12月をボトムにもちなおし、2019年はボックス相場でしたが、2020年に入ってからはコロナウイルス・ショックで崩壊しています。

再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

ヤマイチエステートのIPOの規模は最大で約25.1億円であり、東証二部としてはやや大型です。

公募株式数は2,000,000株、売出株式数は300,000株、オーバーアロットメント(OA)は345,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約36%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は13%です。

株主名保有割合ロックアップ
山田茂54.86%
Ys' Assortment(同)27.52%
ウィル・アセット(株)9.17%
堂村眞由美4.88%
大橋一寛0.37%
國定主征0.37%
山田富雄0.37%
長束友紀子0.33%
山田香代0.18%
楠本義之
山本智也
0.18%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

ヤマイチエステートの事業は不動産開発・賃貸、不動産販売、マンション物件の企画開発及び分譲販売介護事業や飲食事業等ということで、IPOにおける業種の人気度は市況に大きく左右されます。

インフレ期待醸成期、不動産市況の好調期は無双化する反面、その逆の局面では徹底的に不人気となります。

予想PERは4.4倍であり、類似企業と比較すると中間的です。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
3241ウィル6.860.995.31%
3293アズマハウス6.210.375.94%
3497リーガル不動産3.090.600.66%
8854日住サービス33.780.522.89%
8860フジ住宅5.670.475.25%
8877エスリード4.220.482.87%
8892日本エスコン4.791.216.38%

東証2部の20億円以上のIPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ウイルテック:±0%
  • カクヤス:+16.6%
  • テクノフレックス:+18.0%
  • ワシントンホテル:+11.6%
  • ナルミヤ・インターナショナル:-3.8%
  • 信和:-3.8%
  • オプティマスグループ:+11.2%
  • 要興業:+26.7%
  • プレミアグループ:-4.3%
  • Casa:+2.7%
  • ウェーブロックホールディングス:-3.9%
  • 船場:-7.5%
  • ジャパンミート:+3.0%
  • 一蔵:+2.1%
  • ケイアイスター不動産:+6.8%
  • ラクト・ジャパン:±0%
  • 冨士ダイス:+50.9%
  • シーアールイー:-7.3%
  • 大冷:-6.7%
  • SFPダイニング:-16.5%
  • 日本ビューホテル:-2.3%
  • OATアグリオ:-6.3%
  • 丸和運輸機関:-8.8%
  • 日本BS放送:+6.6%
  • ウィルグループ:-4.2%
  • アサンテ:+11.2%
  • ファルテック:+5.3%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。

主幹事は大和証券です。その他は、SMBC日興証券、SBI証券、エース証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
大和証券2,185,00095.00%
SMBC日興証券69,0003.00%
SBI証券23,0001.00%
エース証券23,0001.00%

足元では野村證券はみずほ証券ほど初値売り禁止圧力は強くありません。初値で売ったら干されるという私有財産を侵害するようなM証券のような独裁国家的な狂気はありません。

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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