
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDR(9257)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年12月3日(金)~12月8日(水)、上場日は2021年12月22日(水)です。
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRが新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は790円(1単元7.9万円)です。公募価格は2021年12月9日(木)に決定。
仮条件は790円~830円と上限が上振れました。予想PERは20.2~21.2倍です。
初値予想は「公開価格近辺で手数料を考慮するとマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。
800〜1,000円(仮条件の上限比-3.6%~+20.5%)
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRは、戦略コンサルティング・M&Aアドバイザリー・デジタルソリューション・オペレーション改善・マーケティング支援・グローバルリサーチという6領域での経営支援を提供する「マネジメントサービス」と、中小・新興企業に対するリスクマネーの提供やゼロベースから事業をインキュベーションする「プリンシパル投資」で展開しています。
監査法人はアーンスト・アンド・ヤング・エルエルピーで、本社所在地は3 Fraser Street, DUO Tower, #05-21, Singapore 189352です。
目次
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRとは
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRは、日本で創業しながらも10年で世界17拠点へと拡大し、マネジメントサービス事業を担うプロフェッショナルのうち60%以上が海外人材(日本人駐在を含む。本書提出日現在)となっています。
クロスボーダーでの支援に強みを有しています(2021年9月30日現在において海外人材が63%、日本人材が37%)。
アジア全域に拠点を構えることで、市場ノウハウに精通した現地プロフェッショナルが、他拠点とも綿密に連携しながら、スピーディーかつ柔軟な事業展開を支援することが可能に。
また、グループCEOである石田裕樹を筆頭にM&Aに専門性を有するプロフェッショナルが数多く在籍しており、業界経験の豊富な松田清人氏(みずほ証券株式会社及びユニゾン・キャピタル株式会社の取締役を歴任し、現在トパーズ・キャピタル株式会社取締役会長)をシニアアドバイザーに迎え、M&Aという企業の抜本的変革時における支援も得意としています。
M&Aを実行するのみならず、投資前の戦略検討や投資先の選定・発掘、及び投資実行後の経営・組織統合 (PMI)や投資先企業のバリューアップまで、一気通貫でのサービス提供を特徴としています。
加えて、デジタルソリューションにも早期に着手し、インドネシアにアプリ・ウェブ開発、デザイン制作、ミドルウェア開発等のR&D機能を持つデジタル開発チームを設置する他、機械学習や自然言語処理に高い技術を有する株式会社プレイド、株式会社ABEJA及び株式会社モルフォといったAI関連企業とのアライアンス体制を通じて、DXによる企業変革の支援も多数提供しています。
日本における人工知能/ディープラーニング領域の第一人者である松尾豊氏(東京大学人工物工学研究センター教授、日本ディープラーニング協会理事長)をシニアアドバイザーに迎えています。
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRは、このクロスボーダー・M&A・DXの3つを強みとし、マネジメントサービス事業においてはクライアントの、プリンシパル投資事業においては投資先企業の、経営改革・事業変革を推進しています。
高収益かつ安定的なキャッシュ・フロー創出が可能なマネジメントサービス事業を基盤に、プリンシパル投資事業へのリスクマネーの投下及びスケールアップを掛け合わせ、この2事業のハイブリッド型モデルを通じた事業拡大を続けています。
従業員数は9名、平均年齢は32歳、平均勤続年数は1.3年、平均年間給与は67,849USD(1米ドル113円換算で約766.7万円)です。
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRのIPOの諸データ
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっていますが、足元ではボックス下限を底割れしています。
軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

上場規模
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRのIPOの規模は最大で約35.7億円であり、東証マザーズとしては大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は3,925,400株、売出株式数は0株、オーバーアロットメント(OA)は588,800株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約23%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| Y Asset Management Limited | 80.82% | ◯ |
| 粕本晋吾 | 8.41% | ◯ |
| ダミアン・デュアメル | 2.91% | ◯ |
| ハイコー・バグズ | 2.78% | ◯ |
| 天野淳 | 0.96% | ◯ |
| 石崎貴紘 | 0.76% | ◯ |
| 松田清人 | 0.61% | ◯ |
| 松尾豊 | 0.61% | ◯ |
| 大河原貴宏 | 0.57% | ◯ |
| ピラー・ディーター | 0.39% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRの事業は、戦略コンサルティング・M&Aアドバイザリー・デジタルソリューション・オペレーション改善・マーケティング支援・グローバルリサーチ、リスクマネーの提供やゼロベースから事業をインキュベーションということで、IPOにおける業種の人気度は標準的です。
予想PERは20.2~21.2倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。
| コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 2127 | 日本M&Aセンターホールデ | 79.16 | 20.96 | 0.56% |
| 4310 | ドリームインキュベータ | 343.54 | 1.11 | 0.00% |
| 4792 | 山田コンサルティングGP | 14.65 | 1.75 | 3.20% |
| 6088 | シグマクシス・ホールディンク | 35.27 | 5.82 | 0.91% |
| 6196 | ストライク | 35.04 | 10.81 | 0.70% |
| 6532 | ベイカレントコンサルティング | 51.52 | 21.88 | 0.39% |
| 7034 | プロレド・パートナーズ | 28.90 | 1.87 | 0.00% |
| 8518 | 日本アジア投資 | 9.84 | 0.50 | 0.00% |
上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。
約35.7億円という上場規模は東証マザーズとしては大型です。
東証マザーズの35億~50億円未満のやや大型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- ジェイフロンティア:-15.0%
- サーキュレーション:+77.1%
- Enjin:+55.8%
- ステラファーマ:+54.8%
- Fast Fitness Japan:+33.3%
- モダリス:+110.0%
- ビザスク:-12.7%
- きずなホールディングス:-4.3%
- マクアケ:+74.8%
- トゥエンティーフォーセブン:+11.1%
- ダブルエー:-0.2%
- ツクルバ:±0%
- Delta-Fly Pharma:-8.1%
- マネーフォワード:+93.5%
- ティーケーピー:+74.3%
- ソレイジア・ファーマ:+26.5%
- うるる:+11.0%
- MS-Japan:+5.8%
- グローバルグループ:+60.0%
- オープンドア:+23.3%
- 中村超硬:+11.8%
- U-NEXT:+31.7%
- ムゲンエステート:+10.0%
- GABA:-6.0%
- ネクスト:+35.5%
- エムケーキャピタルマネージメント:+157.8%
- ナノ・メディア:+62.7%
- クリエイト・レストランツHD:+28.6%
- フィンテック グローバル:+103.0%
- ディー・エヌ・エー:+210.0%
- コスモス薬品:+5.5%
- シコー技研:+66.7%
- ディップ:+100.0%
- 日本ケアサプライ:+23.1%
- 日本ベリサイン:+108.3%
- メディネット:+260.0%
- トランスジェニック:+30.6%
- ウォーターダイレクト:+200.0%
以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で手数料を考慮するとマイナスリターンの可能性がある」です。
主幹事は野村證券です。その他は、みずほ証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券、岡三証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| 野村証券 | 3,533,100 | 90.01% |
| みずほ証券 | 117,700 | 3.00% |
| SMBC日興証券 | 78,500 | 2.00% |
| SBI証券 | 78,500 | 2.00% |
| マネックス証券 | 39,200 | 1.00% |
| 松井証券 | 39,200 | 1.00% |
| 岡三証券 | 39,200 | 1.00% |
岡三グループの岡三オンラインでも取扱いを期待できます。

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三菱UFJグループの三菱UFJ eスマート証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
また、SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、大和証券グループの大和コネクト証券、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も幹事に入っている場合は同様です。
SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。
YCPホールディングス(グローバル)リミテッド JDRのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

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SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。

岩井コスモ証券
は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの中型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
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<投資スタンス>
やや弱気+
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)