unerry(5034)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2022年7月12日(火)~7月19日(火)、上場日は2022年7月28日(木)です。
unerryが新規上場する市場は東証グロースで、想定価格は1,170円(1単元11.7万円)です。公募価格は2022年7月20日(水)に決定。
仮条件は1,170~1,290円と上振れました。予想PERは52.0~57.3倍です。
初値予想は「大幅なプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。
2,200~2,700円(仮条件の上限比+70.5%~+109.3%)
unerryはリテールDXやスマートシティの領域にてリアル行動ビッグデータを活用し、マーケティングや街づくりに必要なサービスを展開しています。
監査法人はEY新日本有限責任監査法人です。
unerryとは
unerryは、「心地よい未来を、データとつくる。」をミッションに掲げ、実社会のデータを解析し、リアルとデジタルが融合した環境知能社会を実現するためのリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営する企業です。
リテールDXやスマートシティの領域にてリアル行動ビッグデータを活用し、マーケティングや街づくりに必要なサービス(分析・可視化サービス、行動変容サービス、One to Oneサービス)を展開しています。
従業員数は38名、平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は2.0年、平均年間給与は595.7万円です。
unerryのIPOの諸データ
unerryの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。
主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | 第5期 | 第6期 | |
---|---|---|---|---|---|---|
決算年月 | 2017年6月 | 2018年6月 | 2019年6月 | 2020年6月 | 2021年6月 | |
売上高 | (千円) | 158,223 | 190,621 | 313,355 | 577,264 | 783,018 |
経常損失 | (千円) | -9,075 | -48,916 | -30,637 | -98,144 | -162,072 |
当期純損失 | (千円) | -10,547 | -49,206 | -31,194 | -98,167 | -162,882 |
資本金 | (千円) | 139,350 | 164,350 | 99,350 | 143,100 | 100,000 |
発行済株式総数 (株) | ||||||
普通株式 | 6,060 | 6,060 | 6,060 | 60,600 | 60,600 | |
A種優先株式 | 1,798 | 1,798 | 1,798 | 17,980 | 17,980 | |
AA種優先株式 | - | 250 | 250 | 2,500 | 2,500 | |
B種優先株式 | - | - | - | 2,500 | 2,500 | |
C種優先株式 | - | - | - | - | 9,580 | |
純資産額 | (千円) | 271,933 | 273,111 | 206,871 | 199,307 | 659,125 |
総資産額 | (千円) | 315,033 | 317,331 | 284,221 | 298,397 | 945,827 |
BPS | (円) | 369 | -7,751 | -25,556 | -119.29 | -211.21 |
1株配当 | (円) | - | - | - | - | - |
EPS | (円) | -1,453 | -6,193 | -4,110 | -37.6 | -58.89 |
自己資本比率 | (%) | 86.3 | 85.9 | 72.7 | 65.6 | 69.3 |
自己資本利益率 | (%) | - | - | - | - | - |
配当性向 | (%) | - | - | - | - | - |
営業CF | (千円) | - | - | - | -38,365 | -174,236 |
投資CF | (千円) | - | - | - | -30,288 | -10 |
財務CF | (千円) | - | - | - | 90,603 | 762,700 |
現金等 | (千円) | - | - | - | 211,880 | 800,333 |
従業員数 | (名) | 6 | 6 | 13 | 20 | 28 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数はここ数ヶ月、ボックス相場が続いています。
軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。
上場規模
unerryのIPOの規模は最大で約6.9億円であり、東証グロースとしては小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は140,000株、売出株式数は327,600株、オーバーアロットメント(OA)は70,100株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約15%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は70%です。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
内山英俊 | 34.58% | ◯ |
(株)UC AIR | 14.54% | ◯ |
三菱商事(株) | 8.35% | ◯ |
みずほ成長支援第2号投資事業有限責任組合 | 7.71% | ◯ |
CQベンチャーズ(株) | 6.22% | ◯ |
鈴木茂二郎 | 5.18% | ◯ |
斎藤泰志 | 4.96% | ◯ |
FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合 | 3.67% | ◯ |
(株)エヌ・ティ・ティ・データ | 2.75% | ◯ |
かながわ成長企業支援投資事業組合 (株)電通グループ | 2.20% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
unerryの事業はリテールDXやスマートシティの領域にてリアル行動ビッグデータを活用し、マーケティングや街づくりに必要なサービス(分析・可視化サービス、行動変容サービス、One to Oneサービス)ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。
平常時は訴求力の高い東証グロースネット企業の範疇に属しています。
予想PERは52.0~57.3倍であり、類似企業と比較すると割安感はありません。
上位株主にはVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。
約6.9億円という上場規模は東証グロースとしては小型です。
東証グロース&旧マザーズの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- トリプルアイズ:+150.0%
- サークレイス:+222.2%
- セカンドサイトアナリティカ:+129.5%
- メンタルヘルステクノロジーズ:+39.7%
- イメージ・マジック:+60.9%
- マーキュリーリアルテックイノベーター:+6.7%
- BeeX:+134.4%
- ライトワークス:+42.9%
- セキュア:+130.0%
- HYUGA PRIMARY CARE:+40.0%
- スローガン:+50.0%
- ラストワンマイル:+47.4%
- デジタリフト:+34.4%
- ジィ・シィ企画:+35.4%
- リベロ:+38.6%
- デジタリフト:+34.4%
- ジィ・シィ企画:+35.4%
- フューチャーリンクネットワーク:+74.7%
- オムニ・プラス・システム・リミテッド:+57.3%
- ベイシス:+154.9%
- ワンダープラネット:+60.7%
- メイホーホールディングス:+122.6%
- ブロードマインド:+93.3%
- ジーネクスト:+131.8%
- ベビーカレンダー:+123.8%
- T.S.I:+100.0%
- WACUL:+342.4%
- オンデック:+190.3%
- クリングルファーマ:+48.0%
- 交換できるくん:+125.1%
- かっこ:+290.6%
- ビートレンド:+257.5%
- カラダノート:+320.0%
- アクシス:+432.7%
- ニューラルポケット:+466.7%
- ティアンドエス:+150.4%
- KIYOラーニング:+133.0%
- アイキューブドシステムズ:+202.2%
- グッドパッチ:+299.6%
- コマースOneホールディングス:+335.6%
- 松屋アールアンドディ:-7.9%
- ミクリード:-8.1%
- リグア:-2.1%
- スポーツフィールド:+211.4%
- ユナイトアンドグロウ:+152.4%
- ALinkインターネット:+136.5%
- ジェイック:+117.3%
- インティメート・マージャー:+110.5%
- AI CROSS:+65.1%
- パワーソリューションズ:+155.5%
- フィードフォース:+140.0%
- インフォネット:+130.2%
- バルテス:+175.8%
- グッドスピード:+25.0%
- エードット:+121.0%
- Welby:+246.7%
- gooddaysホールディングス:+128.1%
- 識学:+152.8%
- テノ.ホールディングス:+25.0%
- AmidAホールディングス:+6.3%
- Kudan:+276.3%
- アルー:+46.7%
- 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
- VALUENEX:+133.7%
- ブリッジインターナショナル:+92.6%
- イーエムネットジャパン:+133.3%
- アズーム:+113.3%
- チームスピリット:+101.4%
- アクリート:+100.3%
- ロジザード:+177.8%
- エーアイ:+250.0%
- プロパティデータバンク:+130.3%
- ログリー:+149.2%
- ベストワンドットコム:+242.5%
- HEROZ:+988.9%
- コンヴァノ:+135.4%
- ブティックス:+137.8%
- 和心:+167.9%
- Mマート:+333.9%
- すららネット:+113.0%
- ナレッジスイート:+150.5%
- イオレ:+169.8%
- エル・ティー・エス:+313.2%
- 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
- サインポスト:+287.7%
- エスユーエス:+116.1%
- ユニフォームネクスト:+137.1%
- Fringe81:+133.1%
- ビーブレイクシステムズ:+361.1%
- アセンテック:+197.5%
- 旅工房:+173.7%
- テモナ:+215.7%
- 力の源ホールディングス:+271.7%
- ファイズ:+220.8%
- フォーライフ:+31.6%
- グレイステクノロジー:+130.0%
- イノベーション:+214.1%
- リネットジャパングループ:+92.9%
- G-FACTORY:+54.3%
- シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
- チェンジ:+149.9%
- バリューデザイン:+111.5%
- カナミックネットワーク:+186.7%
- デジタルアイデンティティ:+88.3%
- ストライク:+125.9%
- ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
- はてな:+278.1%
- ソーシャルワイヤー:+56.9%
- アークン:+262.1%
- 鎌倉新書:+180.6%
- ネオジャパン:+401.7%
- パートナーエージェント:+217.5%
- ピクスタ:+34.8%
- べステラ:+25.0%
- パルマ:+70.5%
- 富士山マガジンサービス:+126.4%
- ファンデリー:+102.1%
- マーケットエンタープライズ:+167.0%
- ジグソー:+236.4%
- レントラックス:+53.1%
- 海帆:+76.5%
- プラッツ:+70.2%
- 日本動物高度医療センター:+44.2%
- ハウスドゥ:+47.2%
- ショーケース・ティービー:+193.9%
- ヒューマンウェブ:+11.7%
- コラボス:+137.6%
- ALBERT:+115.7%
以上を総合考慮して、初値予想は「大幅なプラスリターン」です。
主幹事はSMBC日興証券です。その他は、下表の証券で申し込めます。
証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
---|---|---|
SMBC日興証券 | 421,200 | 90.08% |
SBI証券 | 18,700 | 4.00% |
みずほ証券 | 11,600 | 2.48% |
いちよし証券 | 2,300 | 0.49% |
楽天証券 | 2,300 | 0.49% |
岩井コスモ証券 | 2,300 | 0.49% |
松井証券 | 2,300 | 0.49% |
極東証券 | 2,300 | 0.49% |
マネックス証券 | 2,300 | 0.49% |
丸三証券 | 2,300 | 0.49% |
SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券、大和証券グループの大和コネクト証券、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。
SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。
unerryのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと口座開設だけで3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。口座開設・維持は無料です。
↓
SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。
岩井コスモ証券は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。
マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。
野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。
岡三オンラインでも取扱いを期待できます。
岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
↓
<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)