ザクーが上場!THECOO(4255)のIPOの初値予想

更新日: IPO

THECOO

THECOO(4255)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年12月6日(月)~12月10日(金)、上場日は2021年12月22日(水)です。

ザクーが新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は7,180円(1単元71.8万円)です。公募価格は2021年12月13日(月)に決定。

仮条件は7,000円~7,200円と上限が上振れました。予想PERは赤字です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

7,000円~9,000円(仮条件の上限比-2.8%~+25.0%)

THECOOは一般ユーザー向けのファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供を行う「Fanicon事業」及びクライアント企業向けにインフルエンサーを用いたマーケティング施策支援やオンライン広告コンサルティングを行う「法人セールス事業」を展開しています。

監査法人はPwC京都監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区神宮前3-25-15 神宮前テラス5Fです。

THECOO(ザクー)とは

THECOOはオンラインマーケティングを支援するオンライン広告事業からスタートしています。

その過程で、クライアントからYouTuberを使ってのプロモーションをしたいとの要望を受け、YouTuberやインスタグラマー等のインフルエンサーを用いたマーケティング施策支援である「インフルエンサーセールス事業」を開始して、成長してきました。

そのような中、THECOO主催のオフラインイベントを通じて、ファンは「とにかく自分がどれぐらいそのYouTuberが好きかを知ってもらいたい」という欲求があるのに対し、YouTuberはそのような熱心なファンのことを知る機会や場所がなく、両者にコミュニケーションのギャップが生まれていることを把握。

このギャップを埋めるためのサービスとして、既存のファンクラブにはない双方向のコミュニケーションと、インフルエンサーからファンへの直接のコンテンツ等の価値提供のできるファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供を開始しました。

「Fanicon」は2017年12月の提供開始以降、インフルエンサーだけでなく、アーティストや著名人の方々に幅広く利用され、ファンコミュニティ事業であるFanicon事業へと拡大しました。

「Fanicon」はアーティスト、インフルエンサー、タレント等(ファンコミュニティのオーナーであり、ファンの熱量の対象となる方。以下アイコン)とそのファンが集い、アイコンとしての「価値」を提供したいアイコン側のニーズと、アイコンと「つながりたい」というファン側のニーズをマッチングさせるプラットフォームです。

「Fanicon」は従来のオフラインのファンクラブとは異なり、ファンコミュニティのオーナーであるアイコンと、そのファンコミュニティに属するファンが一緒になってコミュニティを盛り上げ、ファンコミュニティを通じて共感したファン同士も繋がることが可能なネットワーク効果のある、アイコンとファンの為のサービスです。

従業員数は91名、平均年齢は32.9歳、平均勤続年数は2.3年、平均年間給与は562.4万円です。

THECOOのIPOの諸データ

THECOOの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益は、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

THECOOの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第3期第4期第5期第6期第7期
決算年月2016年12月2017年12月2018年12月2019年12月2020年12月
売上高(千円)347,392433,576794,4271,447,9862,320,058
経常損失(千円)△30,029△45,224△188,724△211,843△60,667
当期純損失(千円)△30,319△53,902△191,857△243,975△65,673
資本金(千円)80,00080,000204,197204,19790,000
発行済株式総数 (株)
普通株式893,000893,000893,000893,000893,000
A種類株式107,000107,000107,000107,000107,000
B種優先株式160,000160,000160,000160,000160,000
C種優先株式236,566236,566236,566
D種優先株式424,789
純資産額(千円)85,20631,30887,844△156,130480,807
総資産額(千円)228,622287,187449,043685,3171,718,273
BPS(円)4.49△41.98△172.25△346.94△302.08
1株配当(円)
EPS(円)△26.14△46.47△145.12△174.70△40.19
自己資本比率(%)37.310.919.6△22.827.9
自己資本利益率(%)
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業CF(千円)△163,49024,259
投資CF(千円)△52,883△162,679
財務CF(千円)169,004606,949
現金等(千円)130,651599,181
従業員数(名)1525385176

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっていましたが、足元では崩れています。

軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

THECOOのIPOの規模は最大で約41.3億円であり、東証マザーズとしてはやや大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は200,000株、売出株式数は300,700株、オーバーアロットメント(OA)は75,100株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約29%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は60%です。

株主名保有割合ロックアップ
(株)ハイアンドドライ20.96%
YJ2号投資事業組合9.25%
平良真人7.11%
NVCC8号投資事業有限責任組合5.89%
武井哲也5.10%
NVCC7号投資事業有限責任組合5.00%
D4V1号投資事業有限責任組合4.52%
原田潤4.50%
HSアセットマネジメント(株)3.56%
DX Ventures(株)3.56%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

THECOOの事業は一般ユーザー向けのファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供を行う「Fanicon事業」及びクライアント企業向けにインフルエンサーを用いたマーケティング施策支援やオンライン広告コンサルティングを行う「法人セールス事業」ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは赤字であり、類似企業と比較すると割安感はありません。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
3661エムアップホールディングス46.737.710.65%
3995SKIYAKI61.253.500.00%
6069トレンダーズ18.392.281.94%
6081アライドアーキテクツ16.385.000.00%
6573アジャイルメディア・ネット赤字0.000.00%
7063Birdman18.839.290.00%
7069サイバー・バズ60.202.510.00%

上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

約41.3億円という上場規模は東証マザーズとしてはやや大型です。

東証マザーズの35億~50億円未満のやや大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • ジェイフロンティア:-15.0%
  • サーキュレーション:+77.1%
  • Enjin:+55.8%
  • ステラファーマ:+54.8%
  • Fast Fitness Japan:+33.3%
  • モダリス:+110.0%
  • ビザスク:-12.7%
  • きずなホールディングス:-4.3%
  • マクアケ:+74.8%
  • トゥエンティーフォーセブン:+11.1%
  • ダブルエー:-0.2%
  • ツクルバ:±0%
  • Delta-Fly Pharma:-8.1%
  • マネーフォワード:+93.5%
  • ティーケーピー:+74.3%
  • ソレイジア・ファーマ:+26.5%
  • うるる:+11.0%
  • MS-Japan:+5.8%
  • グローバルグループ:+60.0%
  • オープンドア:+23.3%
  • 中村超硬:+11.8%
  • U-NEXT:+31.7%
  • ムゲンエステート:+10.0%
  • GABA:-6.0%
  • ネクスト:+35.5%
  • エムケーキャピタルマネージメント:+157.8%
  • ナノ・メディア:+62.7%
  • クリエイト・レストランツHD:+28.6%
  • フィンテック グローバル:+103.0%
  • ディー・エヌ・エー:+210.0%
  • コスモス薬品:+5.5%
  • シコー技研:+66.7%
  • ディップ:+100.0%
  • 日本ケアサプライ:+23.1%
  • 日本ベリサイン:+108.3%
  • メディネット:+260.0%
  • トランスジェニック:+30.6%
  • ウォーターダイレクト:+200.0%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。

主幹事はみずほ証券です。その他は、大和証券、野村證券、いちよし証券、SBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券、東洋証券、極東証券、あかつき証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
みずほ証券270,50054.02%
大和証券175,20034.99%
野村証券25,0004.99%
いちよし証券10,0002.00%
SBI証券5,0001.00%
マネックス証券2,5000.50%
楽天証券2,5000.50%
松井証券2,5000.50%
東洋証券2,5000.50%
極東証券2,5000.50%
あかつき証券2,5000.50%

SBIグループのSBIネオモバイル証券SBIネオトレード証券、大和証券グループのCONNECT、野村證券ルートでLINE証券、みずほ証券ルートのPayPay証券も、各証券が幹事に入っている場合は取り扱いを期待できます。

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郵政3社、JR九州などの中型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

野村證券

大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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