上場!スパイダープラス(4192)のIPOの初値予想

更新日: IPO

スパイダープラス

スパイダープラス(4192)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年3月15日(月)~3月18日(木)、上場日は2021年3月30日(火)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,010円(1単元10.1万円)です。公募価格は2021年3月19日(金)に決定。予想PERは赤字です。

仮条件は1,010円~1,160円と上振れました。

初値予想はプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

1,450〜1,900円(仮条件の上限比+25.0%~+63.8%)

スパイダープラスは建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売、「アーマフレックス」等を使用した熱絶縁工事を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都豊島区東池袋1丁目12番5号 東京信用金庫本店ビル 7階です。

スパイダープラスとは

スパイダープラスは熱絶縁工事を提供するエンジニアリング事業にて創業しました。

自社の生産性改善に真摯に向き合った結果、ITを活用する必要性を感じ、自社のみならず建設業全体の生産性改善に貢献すべくICT事業を開始しました。

その結果、スパイダープラスはICT事業及びエンジニアリング事業の2つのセグメントで事業を展開しています。

ICT事業では、建設業の現場業務をDX(デジタルトランスフォーメーション)によって生産性向上に寄与するSaaSを開発・販売しています。

具体的には、主に総合建設業及び電気・空調設備業に対して、建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」を中心としたサービスの提供を行っています。

「SPIDERPLUS」は、タブレット/スマートフォンで建設現場の図面のペーパーレス化を図るとともに、検査機器と連携してアプリの中で計測値を取り込むことで業務の効率化ができるサービスです。

エンジニアリング事業では、スパイダープラス創業期より熱絶縁工事を中心に運営しています。

熱絶縁工事とは、熱を使うビルや工場などでエネルギー効率を高める(省エネルギー)ために装置や配管に断熱材を取付ける工事です。

スパイダープラスは、従来のガラス繊維でできたグラスウールなどの断熱材の他に、「アーマフレックス」も取り扱っています。

「アーマフレックス」の特徴としましては、難燃性、耐湿性、圧縮クリープ特性が高い、フロンを使用していないので環境に優しいなどが挙げられます。

従業員数は95名、平均年齢は33.7歳、平均勤続年数は2.7年、平均年間給与は511.0万円です。

スパイダープラスのIPOの諸データ

スパイダープラスの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。

スパイダープラスの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第16期第17期第18期第19期第20期第21期
決算年月2015年9月2016年9月2016年12月2017年12月2018年12月2019年12月
売上高(千円)496,637579,78064,174586,711909,0771,286,109
経常利益(千円)5,7517,177-59,614-46,495-123,80959,458
当期純利益(千円)4,6415,755-165,537-49,791-124,89963,142
資本金(千円)10,00010,00010,000157,004306,997100,000
発行済株式総数(株)200200200269,900288,081288,081
純資産額(千円)23,35029,106-136,372107,777282,864346,607
総資産額(千円)317,955303,704218,205536,877724,971866,466
BPS(円)116,751145,531-681,864399.329.8212.01
1株配当(円)
EPS(円)23,20628,779-827,686-215.94-4.592.19
自己資本比率(%)7.39.6-62.520.13939.9
自己資本利益率(%)22.121.920.1
配当性向(%)
営業CF(千円)-97,14620,509
投資CF(千円)-417-17,497
財務CF(千円)261,969-6,113
現金等(千円)368,582365,480
従業員数(名)131315334365

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は他の株価指数が好調な中、ここ数ヶ月はボックスでの推移となっていましたが、足元では復調の気配が漂っています。

軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

スパイダープラスのIPOの規模は最大で約88.8億円であり、東証マザーズとしては大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は3,220,000株、売出株式数は4,425,200株、オーバーアロットメント(OA)は1,146,700株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約28%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は58%です。

株主名保有割合ロックアップ
伊藤謙自59.24%
(株)CHIYOMARU STUDIO6.16%
DCIベンチャー成長支援投資事業有限責任組合5.53%
安藤龍平4.56%
増田寛雄2.81%
大村幸寛2.71%
野田隆正1.96%
吉田淳也1.78%
鈴木雅人1.53%
村商(株)1.27%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

スパイダープラスの事業は建設業を主な対象とした建築図面・現場管理アプリ「SPIDERPLUS」の開発・販売、「アーマフレックス」等を使用した熱絶縁工事ということで、IPOにおける業種の人気度はやや高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは赤字であり、類似企業と比較すると割安感はありません。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
3962チェンジ59.7827.010.00%
3965キャピタル・アセット・プラン30.102.011.71%
4356応用技術15.642.350.83%
4667アイサンテクノロジー32.991.610.96%
4734ビーイング35.211.770.00%

88.8億円という上場規模は東証マザーズとしては大型です。上位株主にベンチャーキャピタルが名を連ねているものの、満遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • アクシージア:+41.4%
  • QDレーザ:+134.4%
  • ウェルスナビ:+50.0%
  • ヤプリ:+65.8%
  • プレイド:+99.4%
  • Kaizen Platform:+1.7%
  • クリーマ:+35.9%
  • Retty:+36.5%
  • プレミアアンチエイジング:+37.0%
  • 日通システム:+83.3%
  • I-ne:+12.5%
  • ロコガイド:+130.3%
  • SREホールディングス:-6.6%
  • ランサーズ:+15.3%
  • JTOWER:+63.8%
  • フリー:+25.0%
  • JMDC:+32.5%
  • メドレー:-2.3%
  • BASE:-6.9%
  • HPCシステムズ:-6.0%
  • ギフティ:+25.3%
  • ステムリム:-7.0%
  • ブシロード:+16.6%
  • 新日本製薬:+13.2%
  • Sansan:+5.8%
  • EduLab:+2.2%
  • ポート:-37.2%
  • 自律制御システム研究所:-16.8%
  • SBIインシュアランスグループ:±0%
  • MTG:+21.6%
  • メルカリ:+66.7%
  • ラクスル:+9.7%
  • SOU:+24.2%
  • 神戸天然物化学:+56.6%
  • HANATOUR JAPAN:+10.0%
  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。

主幹事は野村證券です。その他は、大和証券、SBI証券、いちよし証券、岩井コスモ証券、SMBC日興証券、岡三証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
野村証券6,498,60085.00%
大和証券764,50010.00%
SBI証券152,9002.00%
いちよし証券38,2000.50%
岩井コスモ証券38,2000.50%
SMBC日興証券38,2000.50%
岡三証券38,2000.50%
みずほ証券38,2000.50%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券38,2000.50%

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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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