上場!ピー・ビーシステムズ(4447)のIPOの初値予想

投稿日: IPO

ピー・ビーシステムズ

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年8月26日(月)~8月30日(金)、上場日は2019年9月12日(木)です。

新規上場する市場は福証Q-Boardで、想定価格は1,370円です。仮条件は2019年8月22日(木)、公募価格は2019年9月2日(月)に決まります。

ピー・ビーシステムズは、企業の基幹システムをクラウド化する「セキュアクラウドシステム事業」、特殊な映像技術を用いて空間を仮想化する「エモーショナルシステム事業」を展開しています。

監査法人は海南監査法人です。本社所在地は福岡市博多区東比恵3丁目3-24です。

ピー・ビーシステムズとは

ピー・ビーシステムズの主力事業はセキュアクラウドシステム事業です。

従業員数は46名、平均年齢は45.6歳、平均勤続年数は8.8年、平均年間給与は590.6万円です。

セキュアクラウドシステム事業で

ピー・ビーシステムズは、顧客企業にとって最適な選択を行うことを第一に考え、派生する多数のセキュリティ、ストレージ、サーバー等のハードウェア商品及び各種ソフトウエア商品を含めた総合的な提案を柔軟に行っています。

プライベートクラウドを実現する主要なソフトウエア企業である、Citrix、VMware、Microsoftの製品群を熟知している強みを活かしています。

特に、シトリックス・システムズ・ジャパン社のスペシャリスト認定者が最も多い企業として『Citrix Specialist of the Year』を2017年に受賞、『Best of Citrix Advisor Rewards/Net New Partner Sourced Award』を2017年2018年の2年連続受賞する等、既に国内では主だった仮想化技術企業として評価を得ています。

セキュアクラウドシステム事業は、以下3つの区分で構成されており、プライベートクラウド構築だけでなく、企業システム全般を対象としたサービスを中堅企業向けに提供しています。

  • サーバーの仮想化や強固なセキュリティ環境の構築を行う「プラットフォーム」
  • 仮想化環境に特化し、現場から発生するニーズを満たした機能を製品化して販売を行う「プロダクツ」
  • 顧客が望む独自機能を満たすためのスクラッチ開発(手作り開発)を行う「カスタマイザー」

エモーショナルシステム事業

エモーショナルシステム事業は、VR(Virtual reality:仮想現実)シアター4D王の技術開発及び製造販売を中心に行っています。

4D王は特許(特許第4166260号:立体映像の投影方法及び立体映像の投影装置)を取得しており、360度スクリーンに切れ目なく3D映像を投影する特許技術を基にした移設可能なミニシアターです。

円筒形のスクリーンの中に客席が設置され、スクリーンに囲まれた空間に映像が縦横無尽に飛び回り、観客を突き抜ける特殊効果と、映像に同期した立体音響、突風、地面の揺れによって、360度に展開するストーリーに観客を没入させる、独自のVR空間を作り上げる装置となっています。

ヘッドマウントディスプレイ型のVRと異なり、軽量な3D眼鏡を使用することで仲間と感動を共有する、いわゆる「体験共有型VRシアター」と言えます。

2019年7月末現在、4D王の常設設置箇所は遊園地を中心として、国内17箇所、海外2箇所、計19箇所となっています。

最近では、博物館や科学館で設置されるようになったほか、工場見学等産業系をはじめとした様々な用途に対応するシミュレーターとしての利用が検討されるなど、販売・設置先が遊園地系以外にも広がりつつあります。


ピー・ビーシステムズのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、事業拡大に係る採用費及び人件費、社内のサーバ・ストレージ及びネットワーク機器並びにソフトウエア等購入費、長期借入金の返済に充当する予定です。

ピー・ビーシステムズの業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度も目立っており、収益は道半ばとなっています。

営業キャッシュフローは純利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は赤字であり、自己資本比率は4.3%です。主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第18期第19期第20期第21期第22期
決算年月2014年9月2015年9月2016年9月2017年9月2018年9月
売上高(千円)884,7541,136,4161,323,3991,591,7901,485,725
経常利益(千円)-3,00722,85326,71689,38514,396
当期純利益(千円)-37,34023,36947,99291,245-87,318
資本金(千円)46,00046,00099,00099,00099,000
発行済株式総数(株)4,7364,7365,7961,159,2001,159,200
純資産額(千円)-144,633-121,26432,728123,97336,655
総資産額(千円)553,099559,709661,439705,826848,878
BPS(円)-30,539-25,6055,647106.9531.62
1株配当(円)
EPS(円)-7,8844,93410,03678.71-75.33
自己資本比率(%)-26.1-21.74.917.64.3
自己資本利益率(%)116.5
営業CF(千円)158,958171,211
投資CF(千円)-74,025-25,638
財務CF(千円)-113,65887,419
現金等(千円)129,717362,709
従業員数(人)3639434548

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

福証Q-Board指数に単独上場している銘柄は、ここ3ヶ月ほどは、上昇傾向、ボックス、下落傾向と分かれています。

上場規模

ピー・ビーシステムズのIPOの規模は最大で約3.3億円であり、福証Q-Boardとしてはやや大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は150,000株、売出株式数は60,000株、オーバーアロットメント(OA)は30,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約18%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約29%です。

売出人かつ貸株人である冨田和久、株主である森﨑高広、彌永玲子、冨田美香、山本智弘、冨田良彦、大原和司、冨田良郎、宮地洋、松下幸史、前原俊介、廣渡愛子、山田一郎、吉富裕之その他31名には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

株主である加賀電子株式会社、株式会社ユニリタ、日本アジア投資株式会社、山代ガス株式会社、株式会社ゼネラルアサヒ、イメージ情報開発株式会社、K&Pパートナーズ1号投資事業有限責任組合、株式会社E3、みやざき未来応援ファンド投資事業有限責任組合及び株式会社バリュー・アップには、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

株主名保有割合ロックアップ
冨田和久28.50%
森﨑高広5.00%
彌永玲子4.51%
加賀電子(株)3.75%
(株)ユニリタ3.47%
日本アジア投資(株)3.33%
山代ガス(株)3.33%
(株)ゼネラルアサヒ2.91%
イメージ情報開発(株)2.78%
K&Pパートナーズ1号投資事業有限責任組合2.64%

初値予想

ピー・ビーシステムズの事業は企業の基幹システムをクラウド化する「セキュアクラウドシステム事業」、特殊な映像技術を用いて空間を仮想化する「エモーショナルシステム事業」ということで、IPOにおける業種の人気度は最上級です。

クラウド・ネットセキュリティというキラーワードを事業に内包しています。

約3.3億円という上場規模は、福証Q-Boardとしてはやや大型です。

上位株主にVCが名を連ねていますが、万遍なくロックアップがかかっています。

福証Q-BoardのIPOの初値結果は以下のとおりです。

  • エスケーホーム:+13.8%
  • グランディーズ:+2.2%
  • 日創プロニティ:-24.4%
  • ダイヨシトラスト:-5.7%
  • トラストパーク:+50.0%
  • メディアファイブ:+32.1%
  • TRUCK−ONE:+87.5%
  • ハウスフリーダム:+154.3%

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。


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<投資スタンス>
やや強
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

過去のIPO初値予想の履歴

  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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