上場!ニッソウ(1444)のIPOの初値予想

更新日: IPO

ニッソウ

ニッソウ(1444)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年3月12日(木)~3月18日(水)、上場日は2020年3月30日(月)です。

新規上場する市場は名古屋セントレックスで、想定価格は3,750円(1単元37.5万円)です。公募価格は2020年3月19日(木)に決定。

仮条件は3,400円~3,750円と下振れました。予想PERは10.8~11.9倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

3,700〜4,300円(仮条件の上限比-1.3%~+14.7%)

ニッソウは創業以来、「日本一の業績を誇る改装会社(リフォーム会社)に成長する」という決意の下、また「数千円・数万円程度の小工事こそ、親切丁寧に対応する」をモットーに、首都圏を中心に、原状回復工事や住まいの不具合に対応する修繕工事といったリフォーム工事の施工管理業を展開しています。

監査法人は興亜監査法人で、本社所在地は東京都世田谷区経堂一丁目8番17号です。

ニッソウとは

ニッソウの顧客は主に中小規模の不動産会社であり、個人ではなく法人に特化しています。

個人からの受注は継続性を見込むことは難しいですが、賃貸物件等を扱う不動産会社はリフォーム工事の需要が多いため、それら不動産会社からの信頼を得ることで安定的・継続的受注が可能となります。

ニッソウは他社が敬遠しがちである小さな工事を親切丁寧に対応することにより、顧客である不動産会社との信頼関係を構築しています。

また、人口が密集しており人の移動の多い東京圏を中心として事業展開をすることで景気の影響を受けにくく安定した原状回復工事の受注へと繋げています。

ニッソウは、経年劣化した建物や部屋を新築に近い状態に戻す原状回復工事を主力としており、主に賃貸物件での入居者入替時に古くなった内外装の補修及び水回りの改修といった工事を行っています。

その他に、次の入居者を募集するためのハウスクリーニングや入居中における蛇口からの水漏れやエアコンの故障等、日常発生する不具合を修繕する入居中メンテナンス等のリフォーム工事も実施。

また、比較的大規模な工事を行うことで、機能を新築状態よりも向上させ、価値を高めるリノベーション工事も行っています。

原状回復工事がマイナスのものをゼロに近い状態に戻す工事に対し、リノベーション工事はプラスαで新たな機能や価値を付加させる工事です。

よりデザイン性の高いものに改良することや、住環境を現代的なスタイルに合わせて間取りや内外装等を変更する工事も含まれています。また、全ての内装を解体して新規に作り直すスケルトンリフォームも展開。

ニッソウは、首都圏を中心に約500社の各工事分野の専門施工会社との外注施工体制を有し、施工方法の判断及び施工管理を実施しています。

工事は施工会社に外注しており、多くの専門施工会社との外注施工体制を有しているため、各専門施工会社の繁閑を踏まえた発注を行うことができ、工期の遅延を防ぎ、工期の短縮へと繋がっています。

以上のことから、競合企業である地場のリフォーム会社に比べ安定した工事の供給が可能であり、材料の大量発注等によるコスト削減が可能である等の優位性を持っているとニッソウは考えています。

ニッソウは創業以来1,700社以上の不動産会社と取引実績があり、その多くの不動産会社から継続的な受注を獲得しており、年間10,000件以上の工事を行っています。

従業員数は45名、平均年齢は40.9歳、平均勤続年数は5.0年、平均年間給与は589.5万円です。


ニッソウのIPOの諸データ

ニッソウの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益が美しい右高上がりです。

ニッソウの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第27期 第28期 第29期 第30期 第31期
決算年月 2015年7月 2016年7月 2017年7月 2018年7月 2019年7月
完成工事高 (千円) 889,776 1,075,599 1,551,317 1,822,228 2,214,539
経常利益 (千円) 40,263 49,032 85,276 96,519 161,005
当期純利益 (千円) 29,417 36,908 60,338 67,863 112,911
資本金 (千円) 100,000 100,000 100,000 100,000 100,000
発行済株式総数 (株) 400 400 400 400,000 400,000
純資産額 (千円) 271,822 308,731 369,069 436,933 549,845
総資産額 (千円) 344,931 415,965 497,249 595,992 748,489
BPS (円) 679,557 771,829 922,674 1,092.33 1,374.61
1株配当 (円)
EPS (円) 73,544 92,272 150,846 169.65 282.28
自己資本比率 (%) 78.8 74.2 74.2 73.3 73.4
自己資本利益率 (%) 11.4 12.7 17.8 16.8 22.8
株価収益率 (倍) 12.4
配当性向 (%)
営業CF (千円) 41,285 12,988 79,095 172,909
投資CF (千円) △6,497 △18,582 △14,263 △10,037
財務CF (千円) △1,436 △1,231 △1,223 △1,234
現金等 (千円) 179,995 173,169 236,778 398,416
従業員数 (人) 18 22 31 35 39

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

名古屋セントレックス上場企業のチャートは以下のとおりです。

バルクホールディングスのチャート(過去3ヶ月)

ゴルフ・ドゥのチャート(過去3ヶ月)

ゼットンのチャート(過去3ヶ月)

エスポアのチャート(過去3ヶ月)

21LADYのチャート(過去3ヶ月)

アークコアのチャート(過去3ヶ月)

アートグリーンのチャート(過去3ヶ月)

コムシードのチャート(過去3ヶ月)

ガイアックスのチャート(過去3ヶ月)

オウケイウェイヴのチャート(過去3ヶ月)

ギガプライズのチャート(過去3ヶ月)

日本PCサービスのチャート(過去3ヶ月)

名南M&Aのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

ニッソウのIPOの規模は最大で約3.2億円であり、名証セントレックスとしては標準的です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は60,000株、売出株式数は15,000株、オーバーアロットメント(OA)は11,200株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約22%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約20%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
前田浩 86.45%
前田供子 13.50%
(株)丸美 0.05%

初値予想

ニッソウの事業は首都圏を中心に、原状回復工事や住まいの不具合に対応する修繕工事といったリフォーム工事の施工管理業ということで、IPOにおける人気度は高くありません。

予想PERは10.8~11.9倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
1439 安江工務店 10.83 0.73 5.29%
1762 高松コンストラクショングループ 9.06 0.71 2.92%
1766 東建コーポレーション 10.00 0.95 3.32%
1878 大東建託 8.15 2.60 6.15%

約3.2億円という上場規模は名証セントレックスとしては標準的です。上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

名証セントレックスの単独IPOの初値結果は以下のとおりです。

上場年 銘柄名 リターン 上場規模
2019年 名南M&A 45.0% 約8.1億円
2015年 アートグリーン 46.2% 約1.0億円
2014年 日本PCサービス 67.7% 約1.4億円
2008年 ゲオエステート -16.9% 約2.2億円
2007年 日本商業開発 -6.5% 約3.0億円
中広 -26.7% 約2.3億円
2006年 JBイレブン -4.8% 約4.4億円
ギガプライズ 94.4% 約2.2億円
セルシス 37.5% 約7.2億円
KFE JAPAN -41.6% 約5.9億円
メンバーズ -39.7% 約10.1億円
オプトロム -16.7% 約3.8億円
ゼットン 8.7% 約4.6億円
フラクタリスト -12.5% 約7.2億円
三栄建築設計 4.8% 約9.3億円
メディカル・ケア・サービス 9.5% 約4.1億円
オウケイウェイヴ 22.6% 約13.3億円
ティア 14.3% 約3.5億円
ゴルフ・ドゥ 139.4% 約3.7億円

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事は岡三証券です。その他は、SBI証券、むさし証券、藍澤證券、エイチ・エス証券、エース証券、水戸証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
岡三証券 67,700 90.27%
SBI証券 2,200 2.93%
むさし証券 1,500 2.00%
藍沢証券 1,500 2.00%
エイチ・エス証券 700 0.93%
エース証券 700 0.93%
水戸証券 700 0.93%

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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