新規上場!カヤックのIPOの初値予想

更新日: IPO

カヤック

カヤック(3904)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は12月9日(火)~12月15日(月)です。上場日は12月25日(木)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は530円(1単元5.3万円)です。仮条件は530円~560円と上振れました。

カヤックは、受け止めた人の心に驚きや感動をもたらすような様々なインターネットサービスを提供するクリエイティブな企業であることを目的として、事業活動を行っています。組織の90%がWEBクリエイターで構成され、新しくオリジナリティのあるサービスやコンテンツを常に生み出し、それを様々な形でユーザーに提供しています。

監査法人はトーマツです。本社所在地は神奈川県鎌倉市小町2-14-7です。鶴岡八幡宮の近くです。支社として“ヨコハマ展望台”オフィスもあります。横浜市西区高島1-1-2です。

カヤックのIPO

カヤックとは

カヤックの経営理念と大切にしている言葉は、「面白法人」、「つくる人を増やす」、「仲間を助ける力をもて、仲間に助けてもらう勇気をもて」、「アイデアいっぱいの人は深刻化しない」、「ありがとう」です。

「何事も面白がれる社員ばかりの組織にしたい」、「主体性をもった人が増えれば増えるほど、人も社会も面白くなる。Happyになる。」、「チーム戦が好きな仲間が集まっているが、馴れ合いの集団ではなく、1人1人が強さをもって仲間を助け合える集団でいたい。」、「ブレインストーミングを活用」、「カヤックは、魔法の言葉"ありがとう"をすごく大切にする組織でありたい。」という思いが込められています。

従業員数は200名、平均年齢は29.1歳、平均勤続年数は2.6年、平均給与は429.7万円です。

カヤックの主力サービスは以下の3つに大別されています。

  • 新しいアイデア、新しい技術及びサービスを用いたインターネット広告の制作を受託し、クライアントのマーケティング及びブランディングを支援する「クライアントワーク」
  • Google Inc.が運営する Google Playや Apple Inc.が運営する App Storeなどのプラットフォームを通じた「ソーシャルゲーム」の提供
  • スマートフォンゲームに特化した、ユーザー間の交流を活性化するゲームコミュニティ「 Lobi」

クライアントワーク

カヤックの設立当時からのサービスであり、企業向けにインターネット上で提供される広告コンテンツの制作を行っています。広告コンテンツの中でも、角川書店配給のアトラクションホラー映画『貞子3D2』とスマートフォンアプリを連動させた「スマ4D」のようにセカンドスクリーン等の最先端の技術を用いた高付加価値なコンテンツの制作が必要となる WEBキャンペーンの制作を主力のフィールドとしています。

最近は WEB領域にとどまらず、渋谷PARCO前でオキュラスを使った放課後デートが体験できる明治エッセルスーパーカップ20周年の記念イベント等のリアルイベントと連動した広告キャンペーンの開発・運営等の新しい試みも実施しています。

このような新しい取り組みに常に挑戦することで、最先端の技術・ノウハウが蓄積され、結果として高品質・高付加価値なサービスの提供へとつながっています。

また、SNS上で話題になるような新しい技術、新しいサービス及びアイデアを用いた企画を手掛けており、これまでにないユニークな体験が SNS上で話題になることで、広告の相乗効果を生んでいます。

ソーシャルゲーム

カヤックは主にスマートフォン向けにネイティブアプリとして、ソーシャルゲームを提供しています。アプリの主な展開先は、Google PlayとApp Storeなどのプラットフォームです。

ソーシャルゲームは、ユーザーが他のユーザーと協力してゲームを進めるゲーム設計に特徴があるため、シリーズ累計480万ダウンロードを超える「ぼくらの甲子園!」シリーズに代表されるようにゲームを通じてユーザー間におけるコミュニケーションを促し、ユーザーが強い仲間意識を感じられることを意識したサービスを提供しています。

また、「面白法人」らしく新しいコンセプトをもったオリジナリティのあるタイトルを提供することでユーザーに新しい体験を提供する方針です。

なお、一部のアプリについては、他社と共同して開発することにより、ノウハウ・技術・ブランド等の資産の共有や開発リスクの低減といった協業のメリットを享受する形でのサービスの提供を実施しています。

Lobi

スマートフォンゲームに特化したゲームコミュニティ「Lobi」の開発・運営をおこなっています。

ユーザー間で気軽にコミュニケーションがとれるチャット機能をはじめ、ランキング機能、プレイ動画の録画機能等、スマートフォンゲームと相性の良い機能を開発・提供しています。

これによって、ユーザーにとってより面白く、「Lobi」と連携したタイトルの継続率・ARPU等の指標を向上させるとともに口コミによる拡散効果を持たせ、ソーシャルアプリケーションプロバイダー(SAP)にとってより導入しやすいサービスにすることで、相乗的にユーザー数の拡大を図っていきます。

平成26年10月時点において、Google Play及びApp Storeのトップセールスランキング上位20タイトルのうち、4タイトルに「Lobi」が導入されています。また、上位20タイトル全ての公認または非公認のコミュニティが「Lobi」内に存在しています。

面白法人ブランド

「面白法人」ブランドの価値向上は、優秀な人材の確保や当社の有するコンテンツの強化につながるため、当社がさらなる成長をするうえで重要であるとカヤックは考えています。

優秀な人材の確保では、カヤックの理念に共感していただいたうえでの採用応募が増えるため、採用力の強化につながります。

また、採用力の強化により獲得した人材が新しい技術、新しいアイデアに挑戦することで、クリエイティブの高いコンテンツが生まれるとともに、当社の提供するサービスをまだ利用していない潜在的なユーザーへのマーケティングと既存ユーザーのロイヤリティの向上に寄与するため、コンテンツの強化につながります。

さらには、新しい技術、新しいアイデアを用いた「面白い」コンテンツをユーザーに提供することが当社のブランド価値を向上させる(=ブランド価値への還元)と考えており、「面白法人」ブランドとカヤックの強みはスパイラル状に強化される仕組みとなっています。

業績推移

業績面では、売上高は美しい右肩上がりとなっています。経常利益・純利益はまちまちで赤字の年度もあります。

2013年12月期の自己資本利益率(ROE)は21.4%、自己資本比率は39.8%です。営業キャッシュフローは純利益を大きく上回っています。一般論としては安心感があります。

カヤックの業績推移

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は10月16日をボトムに右肩上がりとなっています。日経平均・TOPIXと比べると上値が重い状況です。

東証マザーズのチャート(2014年8月20日~11月20日)
(※マネックス証券より)

上場規模

カヤックのIPOの規模は最大で約8.4億円と小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率は最大で約21%と最近だとやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売り出しの割合は約28%です。

柳澤大輔、貝畑政徳、久場智喜、株式会社サイバーエージェント、株式会社スタートトゥデイには原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

筆頭株主の状況は以下の通りであり、創業者3名で保有割合は88%を占めています。約1%以上の大株主では、グロービス・ファンド以外にはロックアップがかかっています。

氏名又は名称株式保有割合(%)ロックアップ
柳澤大輔32.29
貝畑政徳27.88
久場智喜27.88
Globis Fund III, L.P.3.43
サイバーエージェント2.20
スタートトゥデイ1.10
Globis Fund III (B), L.P.0.97

まとめ

業種面では広告コンテンツの制作、スマホゲーム、スマホコミュニティの運営ということで、IPOにおいては人気化しやすい業種と思われます。

「面白法人」というキャッチフレーズに象徴されるように、ユニークな存在でネット上でも知名度があるようです。上場ラッシュの最後、2014年を締めくくるクリスマス上場という点もカヤックらしいです。

小型の上場規模で株主構成は創業者で大部分を占めており、成長性もあり話題性も高いことから、初値予想は大きなプラスリターンです。

主幹事は大和証券です。その他はSBI証券マネックス証券、野村證券、いちよし証券で申し込めます。

<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名発表時BB直前結果
ANAP強気強気410.0%
メディアドゥ強気強気256.7%
M&Aキャピタルパートナーズ強気強気233.3%
イオンリート投資法人やや強気やや強気9.5%
じげんやや強気強気191.7%
アライドアーキテクツ強気強気229.4%
ライドオン・エクスプレスやや強気強気55.3%
ホットリンク強気強気165.6%
ブイキューブ強気強気117.3%
オンコリスバイオファーマやや強気やや強気34.6%
オウチーノ強気強気130.0%
エンカレッジ・テクノロジ強気強気118.2%
日本アクアやや強気やや強気24.9%
アズマハウスやや強気やや強気10.0%
シンプロメンテ強気強気135.3%
イーグランドやや強気やや強気27.3%
足利ホールディングス中立中立7.4%
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン強気強気124.4%
アビストやや強気やや強気0.0%
ダイキアクシスやや強気やや強気3.9%
シグマクシスやや強気やや強気0.3%
ウィルグループ中立中立-4.2%
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ強気強気221.4%
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気 361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気
日本PCサービス中立やや強気
トーセイリート投資法人やや弱気中立
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気
弁護士ドットコム強気
クラウドワークス強気
スノーピークやや強気
ビーロット強気
GMO TECH強気
テクノプロ・ホールディングス中立
アトラやや強気
マークラインズ強気
メディカル・データ・ビジョン強気
U-NEXTやや強気
SFPダイニングやや弱気
フルッタフルッタ強気
竹本容器中立
大冷やや弱気
gumi中立
  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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