ネオマーケティング(4196)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年4月6日(火)~4月12日(月)、上場日は2021年4月22日(木)です。
新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は1,660円(1単元16.6万円)です。公募価格は2021年4月13日(火)に決定。
仮条件は1,660円~1,800円と上振れました。予想PERは25.5~27.6倍です。
初値予想はプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。
2,500〜3,100円(仮条件の上限比+38.9%~+72.2%)
ネオマーケティングはマーケティング支援事業(カスタマードリブン・インサイトドリブン・ デジタルマーケティング・認知拡大PR・ブランディング・クラウドソーシング等)を展開しています。
監査法人は太陽有限責任監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビルです。
ネオマーケティングとは
ネオマーケティングは「人と企業の架け橋となる価値ある情報サービスを提供し、人々の生活向上と社会発展に貢献する」という経営理念のもと、マーケティング支援事業を行っています。
「生活者起点のマーケティング支援」というコンセプトのもとに挑戦し続けてきたことにより、マーケティング領域におけるノウハウ、経験、データを蓄積してきました。
ネオマーケティングはクライアント企業のマーケティングプロセスを4つのプロセス(核心・開発・開拓・改善)に分けて考察したうえでサービスを提供しています。
マーケティングプロセスとは一般的に企業が市場調査を実施し、市場調査結果を基に商品を開発し、開発した商品を宣伝し、宣伝効果や効果の結果もたらされた売上等の成果を検証していくという一連のプロセスのことを指します。
それぞれのプロセスごとに適切なマーケティング施策を、各サービスと対応するかたちで考案した、独自の「マーケティングフレームワーク4K」を開発しています。
独自フレームワークを活用してクライアント企業のマーケティングプロセス全般に渡って、一気通貫でサービス提供出来ることを特長としています。
従業員数は75名、平均年齢は34.22歳、平均勤続年数は4.54年、平均年間給与は466.6万円です。
ネオマーケティングのIPOの諸データ
ネオマーケティングの業績推移
業績面では売上高・純利益・経常利益は右肩上がりの傾向となっています。
主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第20期 | 第21期 | |
---|---|---|---|
決算年月 | 2019年9月 | 2020年9月 | |
売上高 | (千円) | 1,132,272 | 1,427,555 |
経常利益 | (千円) | 19,674 | 173,652 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | (千円) | 8,027 | 116,650 |
包括利益 | (千円) | 7,512 | 116,460 |
純資産額 | (千円) | 156,427 | 211,887 |
総資産額 | (千円) | 830,897 | 982,064 |
1株当たり純資産額 | (円) | 66.85 | 95.53 |
1株当たり当期純利益 | (円) | 3.43 | 50.24 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | (円) | - | - |
自己資本比率 | (%) | 18.83 | 21.58 |
自己資本利益率 | (%) | 5.26 | 63.34 |
株価収益率 | (倍) | - | - |
営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 11,169 | 233,185 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △10,910 | △156,164 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 35,444 | 80,842 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 318,783 | 476,458 |
従業員数 | (人) | 69 | 78 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
JASDAQ指数は長らく美しい右肩上がりの傾向となっていましたが、足元ではボックス相場となっています。
軟調な相場に転落すると向かい風となり、堅調な推移に回帰すればIPOにおいて追い風となります。
上場規模
ネオマーケティングのIPOの規模は最大で約8.8億円であり、JASDAQスタンダードとしてはやや小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は230,000株、売出株式数は230,000株、オーバーアロットメント(OA)は69,000株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約22%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は50%です。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
(株)エムスリードリームインベスター | 27.61% | ○ |
橋本光伸 | 20.33% | ○ |
(株)TRMブラザーズ | 12.08% | ○ |
小林康裕 | 8.91% | ○ |
村上直 | 5.34% | ○ |
(株)エイジェック | 5.05% | ○ |
ネオマーケティング従業員持株会 | 3.94% | |
原島茂雄 | 3.29% | ○ |
葛山博志 | 2.70% | ○ |
荒池和史 | 2.10% | ○ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
ネオマーケティングの事業はマーケティング支援事業(カスタマードリブン・インサイトドリブン・ デジタルマーケティング・認知拡大PR・ブランディング・クラウドソーシング等)ということで、IPOにおける業種の人気度は標準的です。
予想PERは25.5~27.6倍ですであり、類似企業と比較すると中間的です。
コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
3675 | クロス・マーケティングG | 30.21 | 3.07 | 0.58% |
3695 | GMOリサーチ | 16.18 | 2.07 | 3.09% |
3978 | マクロミル | 24.19 | 1.36 | 1.15% |
4326 | インテージホールディングス | 18.55 | 1.83 | 1.84% |
約8.8億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしては小型です。上位株主にVCがなく、万遍なくロックアップがかかっています。
JASDAQスタンダードの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- グローバルインフォメーション:+113.2%
- ジオコード:+142.0%
- アースインフィニティ:+428.4%
- まぐまぐ:+319.8%
- ゼネテック:-4.7%
- アミファ:+37.9%
- あさくま:+46.7%
- エヌ・シー・エヌ:+51.8%
- 田中建設工業:+7.1%
- ツクイスタッフ:+53.2%
- グッドライフカンパニー:+21.9%
- アクセスグループ・ホールディングス:+161.2%
- ディ・アイ・システム:+157.8%
- ブロードバンドセキュリティ:+166.8%
- マリオン:+59.7%
- 香陵住販:+15.9%
- SIG:+133.3%
- エヌリンクス:+108.8%
- アズ企画設計:+117.8%
- トレードワークス:+518.2%
- シー・エス・ランバー:+84.1%
- ニーズウェル:+130.5%
- SYSホールディングス:+116.0%
- ディーエムソリューションズ:+184.0%
- No.1:+120.4%
- 安江工務店:+4.0%
- 日本モーゲージサービス:+39.8%
- ノムラシステムコーポレーション:+51.0%
- デュアルタップ:+127.0%
- 富士ソフトサービスビューロ:+13.5%
- プロパティエージェント:+115.0%
- ナガオカ:+40.6%
- デジタル・インフォメーション・テクノロジー:+246.2%
- スマートバリュー:+344.9%
- 三機サービス:+37.1%
- エムケイシステム:+332.0%
- 今村証券:+27.4%
- マークラインズ:+77.3%
- 東武住販:+12.0%
- 白鳩:+46.2%
- サイバーリンクス:+172.9%
以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。
主幹事はいちよし証券です。その他は、みずほ証券、SMBC日興証券、SBI証券、楽天証券、あかつき証券、岩井コスモ証券、エース証券、岡三証券、極東証券、東洋証券、松井証券、マネックス証券で申し込めます。
証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
---|---|---|
いちよし証券 | 345,000 | 75.00% |
みずほ証券 | 36,800 | 8.00% |
SMBC日興証券 | 13,800 | 3.00% |
SBI証券 | 13,800 | 3.00% |
楽天証券 | 13,800 | 3.00% |
あかつき証券 | 4,600 | 1.00% |
岩井コスモ証券 | 4,600 | 1.00% |
エース証券 | 4,600 | 1.00% |
岡三証券 | 4,600 | 1.00% |
極東証券 | 4,600 | 1.00% |
東洋証券 | 4,600 | 1.00% |
松井証券 | 4,600 | 1.00% |
マネックス証券 | 4,600 | 1.00% |
ネオマーケティングのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと口座開設だけで3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。口座開設・維持は無料です。
↓
SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。
マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。
楽天証券も幹事団に名を連ねています。
野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
岡三オンラインでも取扱いの可能性があります。
岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
↓
SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。
現在はお得なキャンペーンを開催しています。
松井証券も委託幹事団に名を連ねる可能性があります。
岩井コスモ証券は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。
東海東京証券は小口個人投資家には嬉しい完全抽選がある証券会社です。
むさし証券もIPOのサービスを提供しています。インターネット口座は売却手数料がリーズナブルです。
<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)