新規上場!ピクスタのIPOの初値予想

更新日:   IPO

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ピクスタ

ピクスタ(3416)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は8月27日(木)~9月2日(水)、上場日は9月14日(月)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,870円(1単元18.7万円)です。仮条件は1,830~1,870円と下振れました。公開価格は仮条件の上限である1,870円となりました。

初値予想は大幅なプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は2,700~3,000円となっています。

ピクスタは、インターネット上で写真・イラスト・動画等のデジタル素材の仕入から販売までを行うオンラインマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」の運営を主たる事業とし、アジアNo.1のクリエイティブ・プラットフォームとなることを目指して事業展開をしています。

監査法人は新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区渋谷3-11-11IVYイーストビル9F(受付3F)です。

ピクスタのIPO

ピクスタとは

ピクスタは、「インターネットでフラットな世界をつくる」ことを企業理念として掲げ、インターネットを最大限活用し、価値を生む人とそれを活かす人を最大多数結びつけ、多様性に富む活気ある社会の実現に貢献していくことを目指しています。

ピクスタが運営する「PIXTA」は、インターネット上でクリエイターから集めた写真・イラスト・動画等のデジタル素材を、素材を必要とする法人・個人向けに販売するサービスです。

デジタル素材とは、広告等のコンテンツを制作するうえで、ビジュアル効果を高めるために用いられる素材のことです。

従来このような素材は、主に広告代理店やデザイン制作会社などに使用されていましたが、インターネット環境の発展やデジタルコンテンツ制作コストの低下を背景に、出版・印刷会社等の幅広い業種の法人からフリーランス等の個人まで多様な属性の購入者に利用されるようになりました。

利用される素材の種類も写真・イラストから動画へ、利用範囲も紙媒体等からインターネット広告、電子書籍、スマートフォンアプリなどへと広がりを見せています。

また「PIXTA」ではプロ・アマチュアを問わずオンラインで素材を投稿することができるため、会社員、主婦、学生、シニア等のアマチュアクリエイターからプロのフォトグラファー、イラストレーター、ビデオグラファーまで、国内外の幅広い層のクリエイターが、時間や距離、経歴や経験など既存の枠組みにとらわれることなく素材の提供を行っています。

敬礼ポーズの女性

「PIXTA」では多種多様なデジタル素材を求める購入者と、さまざまな属性のクリエイターから集まった素材とをオンライン上でマッチングする場を提供しています。

「PIXTA」の素材は、すべてロイヤリティフリー・ライセンスで提供されています。購入者は、利用対価を支払うことにより、ピクスタの利用規約で定める範囲で、自由に何度でも利用できるデジタル素材をダウンロードすることが可能です。

「PIXTA」では、必要なときに必要な分だけデジタル素材を購入したい方向けの「単品販売」と、大量のデジタル素材を購入したい方向けの「定額制販売」の2つの販売制度にて素材を提供しています。

サイト内に専用のアップロードページを設け、クリエイターが各自の都合の良いタイミングでデジタル素材のアップロードや検索用キーワード等の情報の編集を行うことができるようにしています。

このことにより、クリエイターは時間や場所にとらわれず自由に素材を提供することが可能であり、一方ピクスタにおいても撮影費用等を省力化したうえで大量の素材を集めることができます。

まず、クリエイターが会員登録後、素材投稿を行う前に、著作権・肖像権等の権利や素材に求められる要件について解説した「入門講座」を閲覧し、内容の理解度を問う「入門テスト」に合格することを必須としています。

次に、アップロードされた素材については審査スタッフが一点一点審査を行っており、画質や被写体の肖像権をはじめとした権利関係などを重点的にチェックしています。

素材の審査においては、社内で独自に開発したオンライン審査システムを活用することで、大量の素材を審査することが可能となっています。

また、よりクオリティの高い、購入者のニーズに合う素材を投稿してもらうための取り組みとして素材の販売動向を把握・分析した上で、クリエイターに対し、メールマガジンやクリエイター向けブログ「PIXTAChannel」、セミナーなどを通じて素材制作ノウハウ等の情報提供を行っています。

一定のクオリティを有する素材をピクスタにのみ提供できるクリエイターに対しては「専属クリエイター」に登録できる制度を設け、報酬の支払いや審査において優遇を行っています。

さらに、一定のニーズを有する人物素材をピクスタにのみ継続的に提供できるクリエイターを「人物専属クリエイター」と位置づけ、人物モデルを紹介するなどの撮影サポートを行っています。

考える子供

購入者獲得に際しては、SEO・SEMなどいわゆるオンラインマーケティングにより多くの見込み客を誘導する仕組みを構築しています。

また、サイトを訪れた購入者が欲しい素材をすぐ探せるようにするための検索機能の改良や、会員登録から購入までの手続を簡素化するようなサイトの利便性を高める改善を常時行っています。

ピクスタは、設立以来、デジタル素材のクリエイティブ・プラットフォーム運営会社として、写真・イラスト・動画などのデジタル素材販売により事業を拡大してきました。

今後、インターネットのさらなる普及拡大、デジタル素材の利用拡大が見込まれるため、ピクスタのサービスが成長する余地は大きいとピクスタは考えています。

また、アジアをはじめとする諸外国でのニーズ拡大のスピードは、日本におけるそれを大きく上回るものと考えられます。

このような状況のもと、ピクスタはさらなる成長、事業の拡大のため、特に既存事業において新規購入者及び継続的な購入者の増加施策やサービスの継続的改善を通じて収益基盤の安定化を図ると共に、さらなる成長のため海外への事業進出や新規事業を積極的に推進していく方針です。

従業員数は47名、平均年齢は32.7歳、平均勤続年数は2.74年、平均給与は427.1万円です。

業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度もあるものの、大局的には右肩上がりです。特にここ2年度は利益が急速に回復しています。

ピクスタの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を大幅に上回っています。一般論としては安心感があります。前期の自己資本利益率(ROE)は128.4%であり、自己資本比率は26.2%です。

決算年月 平成22年12月 平成23年12月 平成24年12月 平成25年12月 平成26年12月
売上高 (千円) 196,769 320,199 542,283 782,322 1,068,758
経常利益 (千円) 1,394 △28,220 △54,333 △46,450 98,441
当期純利益 (千円) 2,055 △24,648 △54,623 △46,980 90,533
資本金 (千円) 69,200 104,472 104,472 141,478 146,278
発行済株式総数 8,000 9,058 9,058 96,442 98,842
普通株式 (株) 8,000 8,175 8,175 87,612 90,012
A種優先株式 (株) - 883 883 8,830 8,830
純資産額 (千円) 2,139 48,034 △6,588 20,444 120,577
総資産額 (千円) 79,883 173,263 188,153 277,561 460,242
BPS (円) 267.42 △1,325.86 △7,356.22 △20.53 30.62
1株配当額 (円) - - - - -
EPS (円) 256.91 △2,949.67 △6,030.36 △25.52 46.87
自己資本比率 (%) 2.7 27.7 △3.5 7.4 26.2
自己資本利益率 (%) 184.9 - - - 128.4
営業CF (千円) - - - △42,996 133,450
投資CF (千円) - - - △9,592 △1,080
財務CF (千円) - - - 70,695 7,276
現金等 (千円) - - - 140,861 281,651

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ部指数は美しい右肩上がりとなっていましたが、ギリシャ大暴れ、中国大暴落の余波で急速に下落しました。

7月9日に非常に長い下髭をつけて反発し、その後は再下落しました。ここに来て下げ止まりつつあります。全体的にはボックス相場となっています。

東証マザーズのチャート(2015年5月12日~2015年8月11日)
(※マネックス証券より)

上場規模

ピクスタのIPOの規模は最大で約9.8億円であり、東証マザーズとしてもやや小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約24%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は61%です。

売出人でありピクスタ役員である古俣大介、遠藤健治および内田浩太郎、ピクスタ役員である恩田茂穂並びにピクスタ株主であるGaiaXGlobalMarketing&VenturesPte.Ltd.および古俣範雄には、原則として90日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

また、売出人であり貸株人であるGlobisFundⅢ,L.P.、SocialEntrepreneur投資事業有限責任組合、GlobisFundⅢ(B),L.P.及び関西インキュベーション投資事業有限責任組合には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

また、ピクスタは、取引所の定める有価証券上場規程施行規則の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。

株主名 保有割合 ロックアップ
古俣大介 27.76% ◯
GlobisFundⅢ,L.P. 19.36% ◯
SocialEntrepreneur投資事業有限責任組合 15.60% ◯
遠藤健治 8.81% ◯
GaiaXGlobalMarketing&VenturesPte.Ltd. 7.56% ◯
GlobisFundⅢ(B),L.P. 5.44% ◯
内田浩太郎 3.88% ◯
佐伯和俊 3.40%  
関西インキュベーション投資事業有限責任組合 1.65% ◯
古俣範雄 1.04% ◯

まとめ

ピクスタの事業はインターネット上で写真・イラスト・動画等のデジタル素材の仕入から販売までを行うオンラインマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」の運営ということで、IPOにおける人気度は高いと思われます。

右肩上がりの成長を成し遂げており、今後の成長ストーリーも描きやすく、9.8億円という小型の規模には大きなメリットがあります。

東証マザーズの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • 富士山マガジンサービス:+126.4%
  • ファンデリー:+102.1%
  • マーケットエンタープライズ:+167.0%
  • ジグソー:+236.4%
  • レントラックス:+53.1%
  • 海帆:+76.5%
  • 日本動物高度医療センター:+44.2%
  • ハウスドゥ:+47.2%
  • ショーケース・ティービー:+193.9%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事は野村證券です。その他は、SMBC日興証券、みずほ証券、大和証券、SBI証券、いちよし証券、マネックス証券で申し込めます。

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・弱気の4段階)

※過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年) 発表時 BB直前 結果
Keeper技研 やや強気 やや強気 49.1%
ケネディクス商業リート投資法人 中立 やや強気 13.3%
ファーストロジック 強気 強気 52.5%
ファーストブラザーズ やや弱気 やや弱気 2.5%
ホクリヨウ 中立 中立 8.9%
ALBERT 強気 強気 115.7%
シリコンスタジオ やや強気 やや強気 102.0%
コラボス 強気 強気 137.6%
エムケイシステム 強気 強気 332.0%
ショーケース・ティービー 強気 強気 193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人 やや強気 やや強気 54.5%
エスエルディー 強気 強気 15.3%
ヒューマンウェブ やや強気 やや強気 11.7%
イード 強気 強気 46.4%
ファーストコーポレーション やや強気 やや強気 25.0%
RSTechnologies 中立 中立 -23.6%
シンデン・ハイテックス やや強気 やや強気 12.2%
ハウスドゥ やや強気 やや強気 47.2%
Aiming 中立 中立 12.2%
モバイルファクトリー 強気 強気 99.4%
日本動物高度医療センター やや強気 やや強気 44.2%
プラッツ やや強気 やや強気 70.2%
sMedio やや強気 やや強気 58.7%
サンバイオ 弱気 弱気 -14.5%
海帆 やや強気 やや強気 76.5%
Hamee やや強気 やや強気 67.2%
日本スキー場開発 中立 中立 9.9%
シーアールイー 弱気 弱気 -7.3%
三機サービス 中立 中立 37.1%
レントラックス 強気 強気 53.1%
リンクバル やや強気 やや強気 27.9%
ジグソー 強気 強気 236.4%
Gunosy 中立 中立 0.0%
デザインワン・ジャパン やや強気 やや強気 50.9%
テラスカイ 強気 強気 350.0%
ヘリオス 中立 弱気 22.5%
スマートバリュー 強気 強気 344.9%
マーケットエンタープライズ 強気 強気 167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー 強気 強気 246.2%
エコノス 弱気 中立 120.0% 
中村超硬 弱気 弱気 11.8%
メニコン やや強気 やや強気 73.5%
冨士ダイス 弱気 弱気 50.9%
ファンデリー 強気 強気 102.1%
ナガオカ 中立 中立 40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人 中立 中立  -2.9%
富士山マガジンサービス 強気 強気 126.4%
クレステック やや強気 やや強気 82.4%
平山 やや強気 やや強気 29.5%
アイリッジ 強気 強気 429.2%
デクセリアルズ 弱気 弱気 -3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人 やや強気 やや強気 -10.5%
イトクロ 中立 中立 4.1%
PCIホールディングス やや強気 やや強気 169.6% 
エスケーホーム 中立 やや強気 13.8%
パルマ 強気 強気 70.5%
メタップス 中立 中立  
ラクト・ジャパン 中立 中立  
アクアライン 強気    
ベステラ やや強気    
STUDIOUS やや強気    
JESCOホールディングス 中立    
土木管理総合試験所 中立    
アイビーシー 強気    
銘柄名(2014年) 発表時 BB直前 結果
ヒューリックリート投資法人 中立 中立 13.0%
アキュセラインク やや強気 中立 27.8%
サイバーリンクス 強気 強気 172.9%
日本BS放送 中立 中立 6.6%
エンバイオ・ホールディングス 強気 強気 126.0%
ダイキョーニシカワ 中立 中立 12.4%
日立マクセル やや弱気 やや弱気 -4.8%
ジャパンディスプレイ 中立 中立 -14.6%
ホットマン やや強気 やや強気 67.5%
みんなのウェディング 強気 強気 27.1%
ディー・エル・イー やや強気 やや強気 101.0%
サイバーダイン 強気 強気 130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパン やや強気 やや強気 290.8%
トレックス・セミコンダクター やや弱気 やや弱気 -10.4%
丸和運輸機関 中立 中立 -8.8%
ジョイフル本田 中立 中立 -1.9%
フィックスターズ 強気 強気 162.0%
白鳩 強気 強気 46.2%
日本リート投資法人 中立 中立 4.0%
西武ホールディングス やや弱気 やや弱気 0.0%
東武住販 やや強気 やや強気 12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 中立 中立 5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング 中立 中立 -7.7%
ムゲンエステート 中立 中立 10.0%
フリークアウト 強気 強気 250.0%
ポバール興業 中立 中立 6.6%
OATアグリオ 中立 中立 -6.3%
メドピア 強気 強気 131.3%
レアジョブ 強気 強気 169.7%
VOYAGEGROUP 強気 強気 40.0%
鳥貴族 やや強気 やや強気 120.7%
イグニス 強気 強気 342.1%
日本ビューホテル やや弱気 やや弱気 -1.3%
ジャパンインベストメントアドバイザー やや強気 やや強気 126.3%
ロックオン 強気 強気 284.6%
リアルワールド 強気 強気 79.8%
AMBITION やや強気 強気 62.0%
ジェネレーションパス 強気 強気 119.2%
リボミック 中立 やや強気 -20.4%
FFRI 強気 強気 176.5%
ホットランド 中立 中立 -1.7%
ヤマシンフィルタ 中立 中立 19.6%
すかいらーく 中立 中立 0.0%
リクルートホールディングス 中立 中立 1.3%
GMOリサーチ 強気 強気 133.3%
セレス 強気 強気 55.4%
オプティム 強気 強気 260.0%
アルファポリス 強気 強気 93.2%
エラン やや強気 やや強気 70.3%
日本ヘルスケア投資法人 やや強気 やや強気 48.1%
SHIFT 強気 強気 361.5%
CRI・ミドルウェア 強気 強気 462.5%
日本PCサービス 中立 やや強気 67.7%
トーセイリート投資法人 やや弱気 中立 11.6%
積水ハウス・リート投資法人 やや強気 やや強気 22.7%
弁護士ドットコム 強気 強気 215.4%
クラウドワークス 強気 強気 73.2%
スノーピーク やや強気 やや強気 134.3%
ビーロット 強気 強気 422.4%
GMOTECH 強気 強気 135.2%
テクノプロ・ホールディングス 中立 中立 -5.0%
アトラ やや強気 やや強気 77.4%
マークラインズ 強気 強気 77.3%
メディカル・データ・ビジョン 強気 強気 135.9%
U-NEXT やや強気 中立 31.7%
SFPダイニング やや弱気 やや弱気 -16.5%
今村証券 中立 中立 27.4%
フルッタフルッタ 強気 やや強気 51.5%
竹本容器 中立 中立 2.0%
gumi 中立 中立 0.0%
大冷 やや弱気 やや弱気 -6.7%
アドベンチャー 強気 強気 127.2%
メタウォーター やや弱気 やや弱気 -6.0%
サイジニア 強気 強気 125.8%
インターワークス やや強気 やや強気 16.7%
イーレックス 中立 中立 11.2%
データセクション 強気 強気 73.1%
綿半ホールディングス やや弱気 やや弱気 6.3%
ヨシックス 中立 中立 29.4%
東京ボード工業 やや弱気 やや弱気 -8.0%
カヤック 強気 強気 222.0%
エクストリーム 強気 強気 296.4%
MRT 強気 強気 309.4%

-IPO