新規上場!HEROZ(4382)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

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HEROZ

HEROZ(4382)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2018年4月5日(木)~4月11日(水)、上場日は4月20日(金)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は3,640円(1単元36.4万円)です。仮条件は3,940~4,500円と窓を開けて上振れました。

公開価格は仮条件の上限である4,500円となりました。予想PERは61.8倍、予想PBRは10.2倍(BPS 440.56)です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。

  • 9,000〜10,500円(想定価格比+100.0%~+133.3%)
  • 25,000〜40,000円(想定価格比+455.6%~+788.9%)

初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 10,500円(公開価格比+133.3%)
  • 28,000円(公開価格比+522.2%)

初日値付かずを踏まえた、初値予想会社の2日目直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 23,800円(公開価格比+428.9%)
  • 30,000円(公開価格比+566.7%)

2日目も値付かずを踏まえた、初値予想会社の3日目直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 30,000円(公開価格比+566.7%)
  • 40,000円台前半(公開価格比+788.9%~+900.0%)

HEROZの初値は49,000円(公開価格比+988.9%)でした。

HEROZは「驚きを心に」をコンセプトとして、人々の生活が便利に楽しくなるように、人工知能(AI)を活用したサービスを提供しています。

個人向けには頭脳ゲーム等のアプリケーションをスマートフォンやタブレット端末上で提供して、企業向けには様々な領域における機械学習等のAIサービスを展開しています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツで、本社所在地は東京都港区芝5-31-17 PMO田町2Fです。

HEROZとは

HEROZは将棋AIの研究に取り組み続け、HEROZエンジニアが開発したAIが史上初めて現役プロ棋士や現役将棋名人に勝利するなどの実績を残してきました。

人工知能(AI)とは、コンピュータープログラムを用いて、人間と同等の知的能力を実現させるための基礎技術及びシステムとなります。

アプリケーションの開発を通じて蓄積した機械学習等のAI関連技術がHEROZのコア技術となっています。

機械学習とは、人間が有する学習能力に類似した機能をAIに持たせることにより、AIが自動的に学習し進化するための手法です。

具体的には、教師データ(学習の元になるデータ)に基づいて機械学習することで、未知の状況においても、学習により構築したパターンに基づいて、AIが精度の高い判断を行うことが可能になります。

これまでにHEROZが開発してきた「将棋ウォーズ」、「Backgammon Ace」、「CHESS HEROZ」といった頭脳ゲーム(思考能力を用いて競うゲーム)に代表されています。

HEROZは一般社団法人「人工知能学会」の賛助会員として最先端の動向を把握するなど、AIを戦略的な重点分野と位置付け、ビジネスを行っています。

なお、AIビジネスの国内市場は成長を続けており、2015年は1,500億円となっています。

2020年には1兆20億円、2030年には2兆1,200億円にも及ぶとの調査結果もあり(出所:富士キメラ総研「2016 人工知能ビジネス総調査」平成28年11月)、AI関連市場は拡大を続けるものと見込まれています。

HEROZは、AI関連事業の単一セグメントで、主たるサービスの特徴を分類すると、(1)AIをBtoCビジネスとして展開する「AI(BtoC)サービス」、(2)AIをBtoBビジネスとして展開する「AI(BtoB)サービス」に大別できます。

それぞれの収益は、AIサービスの使用料やスマートフォンアプリでの有料課金収入となります。

AIは継続的にデータを入力し、その結果をフィードバックして機械学習を続けることにより、その精度が高まっていくという性質を持ちます。

したがって、HEROZのAIサービスを活用しているユーザーには継続利用するインセンティブが働くことになります。

従業員数は34名、平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は3.1年、平均年間給与は452.1万円です。

AI(BtoC)サービス

HEROZのAI技術は、将棋、囲碁、バックギャモン、チェスといった頭脳ゲームAI開発の過程で蓄積されました。

具体的には、ビッグデータと呼ばれる、従来のデータ処理技術では処理することが困難であると考えられる膨大なデータ群から、機械学習等の技術に基づいて重要な示唆を導き出す技法になります。

例えば、将棋AIの開発においては、過去のプロ棋士の棋譜を活用した機械学習の導入以降、評価関数と呼ばれる局面の優劣を判断する関数の精度が大幅に向上し、コンピューター将棋の棋力の向上が見られました。

機械学習導入以前の将棋AI開発においては、エンジニアによる手作業、つまり最善と考えられる指し手を規定するためのプログラムを一行ずつ記述することによって、AIを開発することが一般的でした。

しかしながら、手作業によるプログラミングでは将棋AIの棋力向上には限界がありました。

そこで、より精度が高い将棋AIを高効率に開発するために機械学習が導入されることになりました。

機械学習を用いることにより、コンピューターが過去のプロ棋士の棋譜データを自ら反復学習し、パラメーター調整等を自動で行いながら、手作業では記述しきれない精緻なプログラムを構築することが可能となりました。

その結果、HEROZエンジニアが開発した将棋AIが2013年に現役プロ棋士に、また2017年には現役将棋名人に勝利することとなりました。

また、2015年10月には、情報処理学会から「コンピューター将棋プロジェクトの終了宣言」が出されており、AIが日進月歩で進化していることが示されています。

HEROZではこのAIを活用したアプリケーションを、主にGoogle Inc.が運営するGoogle PlayやApple Inc.が提供するApp Store等世界標準のプラットフォームを通じてBtoCサービスとして展開しており、収益はそれらの有料課金収入が中心となります。

またアプリケーションの運営効率化のためにもAIを活用しています。

現在提供しているアプリケーションの特徴としては、HEROZの戦略的な重点分野であるAIの活用に加えて、リアルタイムオンライン対戦技術を活用したサービスとしていることが挙げられます。

一般的には、スマートフォン端末等においては、通信遅延の問題等によりリアルタイムオンライン対戦は困難とされています。

しかし、HEROZでは同時対戦型アプリケーションの豊富な開発経験をもとに高品質なリアルタイムオンライン対戦をユーザーに提供することが可能となっています。

将棋ウォーズ

会員数420万人以上を誇る世界最大のスマートフォン将棋ゲームアプリ(日本将棋連盟公認)で、現代特有のAIとグラフィックや音楽により、ユーザーは新しい将棋の世界観の中で全世界のプレイヤーとオンライン同時対戦が可能です。

Google PlayやApp Store等のプラットフォームを主として展開しています。本アプリにおいては、ユニークなAI課金を行っています。

これは、ユーザーがオンライン対戦しているときに、アプリ内で「棋神」と呼ばれる、HEROZエンジニアが開発したAIである「Ponanza」が、ユーザーに代わって指し手を進めてくれる機能になり、5手120円でユーザーに販売されています。

また、終局後には「Ponanza」が算出する評価関数に基づいてプレイ中の分析結果を振り返ることもでき、棋力向上に役立てることができます。

日本将棋連盟公認の免状・認定状(六段~5級)申請も可能となっており、将棋の全国大会の予選にて使われることもあります。

また、民放キー局のAIをテーマにしたテレビドラマで使用等、各種メディアとの連携を強化しています。

Backgammon Ace

AIとグラフィックを駆使したバックギャモンのスマートフォンアプリで、Google PlayやApp Store等のプラットフォームを主として展開しています。

ユーザーは世界中のプレイヤーとオンライン同時対戦やAIが算出する評価関数に基づく最善手やプレイの分析結果を知ることができます。

CHESS HEROZ

AIを最大限に活かし、快適・スピーディーなオンライン対戦を提供するチェスアプリで、Google PlayやApp Store等のプラットフォームを主として展開しています。

華麗なグラフィックと洗練されたユーザーインターフェイスの下、世界中のプレイヤーといつでもどこでも対戦することができます。

AIが算出する評価関数に基づくベスト・ムーブやプレイの分析結果を知ることができます。

ポケモンコマスター

ポケットモンスター(ポケモン)の魅力的なキャラクターと強力なAIが融合した新しいボードゲームです。

株式会社ポケモンとの協業により、平成28年4月にGoogle Play版とApp Store版をリリースしています。

平成29年1月には対応言語に英語を追加し、「Pokémon Duel」として世界64の国と地域で配信を開始しています。

AI(BtoB)サービス

将棋や囲碁といった頭脳ゲームにおけるAI開発では、深層学習等の機械学習を活用しています。

深層学習(ディープラーニング)とは、入力に対して出力を決める処理の層を深くしたニューラルネットワーク(人間の脳機能を模すことで効率の良い学習を施すことができる数学モデル)を用いることで、教師データが持つ特徴を手作業ではなくコンピュータープログラムが抽出し、精度向上を目指す機械学習の一手法となります。

こうしたAI開発の手法の根幹となるのは、ニューラルネットワークという人間の脳を模した学習システム等の汎用性の高い技術になります。

したがって、将棋等のAI開発で蓄積したAI関連の技術を活用することにより、インプットとなるデータを変えることで頭脳ゲーム以外の問題を解決することが可能となっています。

このAI(BtoB)サービスにおいては、様々な領域の事業会社に対してAIサービスを提供しており、HEROZのAIが高い付加価値を創出できることが実証されています。

HEROZではAIサービス提供にあたっては、金融等の各業界にHEROZAI基盤技術を複製してBtoB向けAIを提供しています。

しかし、精度の高いAIサービスを提供するためには、各業界に蓄積されたデータを継続的に機械学習する必要があります。

そのため、HEROZでは積極的にパートナーシップ戦略を実行しています。

すなわち、資本を含む提携を各産業を代表する事業会社と実施することで、長期的な視点に立ち継続的にデータを活用した学習を行うことが可能となっています。

なお、具体的には下表領域について、その初期設定から運用・継続学習フェーズにおいて、AIサービスを提供しています。

領域提供しているAIの内容使用エンジン
金融株価等の市場予測を行うAI
ユーザーの投資行動を分析し
投資パフォーマンス向上に資するフィードバックを行うAI
予測エンジン
分類エンジン
建設物件の構造や類似物件の設計情報等を活用して最適な構造設計を行うAI分類エンジン
最適解探索エンジン
人材求職者と求人企業のマッチング精度を向上させるAI分類エンジン
配置最適化エンジン
品質管理サイト分析からテスト工程の生成・実行といった
ソフトウエア検証(デバッグ)を行うAI
分類エンジン
異常検知エンジン
画像認識エンジン
ロボットロボットを効率良く動かし目的を達成するAI予測エンジン
経路最適化エンジン
画像認識エンジン
エンターテイメント機械学習により頭脳ゲームにおいてユーザーの対戦相手となるAI
ユーザーの行動分析を行いその精度やユーザーの継続率を向上させるAI
頭脳ゲームエンジン
ゲーム開発エンジン
その他
(メディア領域等)
後述の機能別エンジンを組み合わせたAI予測エンジン
配置最適化エンジン等

強化学習とは、明確な教師データが与えられない環境において、コンピュータープログラムが試行錯誤によってその価値を最大化するように振る舞う、機械学習の一手法となります。

収益構造については、AIの提供開始時において、顧客から初期設定フィーを受領し、その後、継続する顧客から月次で継続フィーを受領する収益構造を基本としています。

すなわち、HEROZのビジネスモデルはフロー収入となる初期設定フィーに加えて継続フィーを得ているストック型ビジネスとなります。

また、AIの性質上、機械学習を継続するほどその精度が向上することから、顧客にとってはHEROZAIサービスを継続使用するインセンティブが働くため、HEROZは安定した収益基盤を確保することが可能となります。

また、各産業におけるAI構築ノウハウを蓄積するとともに、「HEROZ Kishin」と呼ばれる社内専用MLaaSを備えています。

MLaaS(Machine Learning as a Service)とは、機械学習を標準化して提供することが出来るサービスになります。

将棋AIで培ったAI技術の標準化が進んできており、インプットするデータを変えるだけで幅広い産業で様々な課題に対して効率的にAIサービスを提供できる体制構築を進めています。

このMLaaSを活用して、各産業に対して上述のAIの提供を行っています。

そして、AIサービス提供に際しては、大規模サーバ構築を含む包括的なAIサービスの提供体制を構築することにより、安定した収益を獲得するように努めています。

お、「HEROZ Kishin」には下表のような機能別エンジンがあり、それぞれのエンジンをカスタマイズしたり組み合わせたりすることで、前述の領域における顧客ニーズに合わせて効率的に提供することが可能となります。

名前内容
頭脳ゲームエンジン将棋・囲碁・麻雀・ポーカー・チェス・バックギャモン等の頭脳ゲームをはじめ、その他ゲームにも適応できるエンジン
予測エンジン過去の蓄積データをもとに未来を予測し、与信判断や株価予測・ユーザー購買予測を行うエンジン
分類エンジン様々なデータの特徴を理解し、適切なカテゴリに分類するエンジン
異常検知エンジンセンサーや数値の時系列データを解析し、通常状態では見られない、異常状態を特定し、アラートをかけるエンジン
経路最適化エンジン複数の制約条件のもとで目標までの最適な経路を探索し、状況に適した最適な経路を発見するエンジン
配置最適化エンジン複数の制約条件のもとで、定められた評価軸に対して最適な結果を得るための配置を決定するエンジン
文章処理エンジン自然言語を理解し、カスタマーサポートなどにおける個別対応に適したエンジン
最適解探索エンジン過去のユーザー行動をもとに趣味・嗜好を判別し、最適なコンテンツ予測や最適ユーザーを探索するエンジン
ゲーム開発エンジンゲームルール生成、コンピュータープレイヤーの創出、自動テストに対応できるゲーム用のエンジン
画像認識エンジン画像のピクセルデータから、顔や物体の特徴、年齢などの複雑な要素を認識するエンジン

HEROZのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、設備資金に充当する予定です。具体的には以下のとおりです。

  • 高効率かつ安定的な機械学習アルゴリズムの開発を目的とした計算機クラスタ(複数の計算機を連携させて使用できるようにネットワーク接続した計算機群)の構築のための自社サーバの購入
  • 機械学習や通信トラフィック増加に対応するための外部サーバ費用
  • 高度なアルゴリズム開発のための技術研究に係る研究資金
  • 今後のビジネス拡大のための優秀な新規エンジニア等の人件費及び人材採用教育費
  • HEROZサービスの知名度及び認知度向上のための広告宣伝費
  • 自社サーバの購入、研究資金、人件費及び人材採用教育費、広告宣伝費

HEROZの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度も目立っており、ボックスでの推移となっています。

ただし、今期は大幅な増収・増益の見込みとなっています。

HEROZの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回っています。一般論としては安心感があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は10.5%であり、自己資本比率は41.2%です。主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第5期第6期第7期第8期第9期
決算年月平成25年
4月
平成26年
4月
平成27年
4月
平成28年
4月
平成29年
4月
売上高(千円)507,4101,315,4471,193,6631,155,693877,623
経常利益(千円)58,976102,698-18,239-23,03594,352
当期純利益(千円)36,86070,009-9,697-87,00794,062
資本金(千円)55,00061,35061,35061,35061,350
発行済株式総数(株)2,0003,200,0003,200,0003,200,0003,200,000
純資産額(千円)121,428205,121193,740106,73374,795
総資産額(千円)223,102329,188478,066464,301363,814
BPS(円)60,364.2263.5760.5433.3525.79
1株配当(円)
EPS(円)18,430.3822.24-3.03-27.1929.44
潜在株式調整後EPS(円)28.51
自己資本比率(%)54.161.840.52320.6
自己資本利益率(%)3643.2103.6
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業CF(千円)-138,959111,250
投資CF(千円)-4,2992,527
財務CF(千円)170,000-171,000
現金等(千円)261,989204,767
従業員数(人)1739675332

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年11月半ばをボトムとして長らく堅調な展開が続いていましたが、足元では急速な調整局面となっています。

このまま下降トレンドに転じたら向かい風となります。一時的なスピード調整にとどまり、再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

ダブルボトムを形成しつつあるようなチャート形状になっており、今後の動向に注目が集まります。

東証マザーズのチャート(2017年12月18日~2018年3月15日)
(※マネックス証券より)

上場規模

HEROZのIPOの規模は最大で約7.2億円であり、東証マザーズとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は172,200株、売出株式数は0株、オーバーアロットメント(OA)は25,800株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約6%と非常に低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%です。

貸株人かつ役員である林隆弘及び高橋知裕、役員かつ新株予約権者である浅原大輔、並びに新株予約権者である井口圭一、池田立野、山本一成、岩下直人、川嶋直樹、近村学、清田英寿、平岡拓也、伊藤久史、一丸貴則、今井達也、二神権一、鈴木義規、石川明洋、岩元智春、田島龍二、坂井靖弘、石井直樹、大井恵介、及川亮太郎、安藤周作及び窪田慈恵奈には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

株主であるMICアジアテクノロジー投資事業有限責任組合、ビッグローブ株式会社、藤野英人及び片山晃には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

上記のほか、HEROZは、取引所の定める「有価証券上場規程施行規則」の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当に関し、割当を受けた者との間で継続所有等の確約を行っています。

株主名保有割合ロックアップ
林隆弘35.19%
高橋知裕35.19%
MICアジアテクノロジー投資事業有限責任組合8.44%
HEROZ(株)3.57% 
ビッグローブ(株)2.81%
浅原大輔2.03%
井口圭一1.35%
藤野英人1.24%
片山晃1.24%
(株)バンダイナムコエンターテインメント1.24%
(株)ハーツユナイテッドグループ1.24%制度

大人気投資信託のひふみ投信のファンドマネージャー・藤野英人氏、カリスマ個人投資家の片山晃氏(五月さん)が大株主に名を連ねています。

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初値予想

HEROZの事業は人工知能(AI)を活用したサービス、個人向けには頭脳ゲーム等のアプリケーションをスマートフォンやタブレット端末上で提供して、企業向けには様々な領域における機械学習等のAIサービスということで、IPOにおける業種の人気度は最上級です。

事業においてAI、機械学習、ディープラーニングといったキラーワードを内包しています。訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは61.8倍、予想PBRは10.2倍(BPS 440.56)であり、成長性が高い類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2121ミクシィ7.431.853.22%
3656KLab18.744.900.00%
3668コロプラ19.881.601.35%
3765ガンホー・オンライン・エンター18.714.350.83%
3984ユーザーローカル79.3310.430.00%
3993PKSHATECHNOLOGY443.5529.360.00%
3996サインポスト153.5772.130.06%

上位株主にはVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。

売出は0株で100%公募であり、純粋な成長のための資金調達という色彩があり、公開比率(オファリングレシオ)が非常に低い点もプラス材料です。

約7.2億円という上場規模は東証マザーズとしても小型であり、需給バランスに不安はありません。

東証マザーズの5億~10億円未満の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • Mマート:+333.9%
  • すららネット:+113.0%
  • ナレッジスイート:+150.5%
  • イオレ:+169.8%
  • エル・ティー・エス:+313.2%
  • 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
  • サインポスト:+287.7%
  • エスユーエス:+116.1%
  • ユニフォームネクスト:+137.1%
  • Fringe81:+133.1%
  • ビーブレイクシステムズ:+361.1%
  • アセンテック:+197.5%
  • 旅工房:+173.7%
  • テモナ:+215.7%
  • 力の源ホールディングス:+271.7%
  • ファイズ:+220.8%
  • フォーライフ:+31.6%
  • グレイステクノロジー:+130.0%
  • イノベーション:+214.1%
  • リネットジャパングループ:+92.9%
  • G-FACTORY:+54.3%
  • シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
  • チェンジ:+149.9%
  • バリューデザイン:+111.5%
  • カナミックネットワーク:+186.7%
  • デジタルアイデンティティ:+88.3%
  • ストライク:+125.9%
  • ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
  • はてな:+278.1%
  • ソーシャルワイヤー:+56.9%
  • アークン:+262.1%
  • 鎌倉新書:+180.6%
  • ネオジャパン:+401.7%
  • パートナーエージェント:+217.5%
  • ピクスタ:+34.8%
  • べステラ:+25.0%
  • パルマ:+70.5%
  • 富士山マガジンサービス:+126.4%
  • ファンデリー:+102.1%
  • マーケットエンタープライズ:+167.0%
  • ジグソー:+236.4%
  • レントラックス:+53.1%
  • 海帆:+76.5%
  • プラッツ:+70.2%
  • 日本動物高度医療センター:+44.2%
  • ハウスドゥ:+47.2%
  • ショーケース・ティービー:+193.9%
  • ヒューマンウェブ:+11.7%
  • コラボス:+137.6%
  • ALBERT:+115.7%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事はSMBC日興証券です。その他は、マネックス証券、みずほ証券、大和証券、三菱UFJモルスタ証券、SBI証券、いちよし証券、岩井コスモ証券、エース証券、岡三証券、極東証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
SMBC日興証券145,10084.26%
マネックス証券6,8003.95%
みずほ証券3,4001.97%
大和証券3,4001.97%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券2,5001.45%
SBI証券2,5001.45%
いちよし証券1,7000.99%
岩井コスモ証券1,7000.99%
エース証券1,7000.99%
岡三証券1,7000.99%
極東証券1,7000.99%

岡三グループの岡三オンラインでも取扱いの可能性があります。

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
  3. 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年)発表時BB直前結果
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RSTechnologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気126.4%
クレステックやや強気やや強気82.4%
平山やや強気やや強気29.5%
アイリッジ強気強気429.2%
デクセリアルズ弱気弱気-3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気やや強気-10.5%
イトクロ中立中立4.1%
PCIホールディングスやや強気やや強気169.6% 
エスケーホーム中立やや強気13.8%
パルマ強気強気70.5%
メタップス中立中立-7.9%
ラクト・ジャパン中立中立0.0%
土木管理総合試験所中立中立-2.4%
アクアライン強気強気21.7% 
ベステラやや強気やや強気25.0%
STUDIOUSやや強気やや強気20.0%
JESCOホールディングス中立中立5.4%
ピクスタ強気強気34.8%
アイビーシー強気強気251.0%
ブランジスタやや強気強気43.8%
AppBankやや強気強気45.8%
グリーンペプタイド弱気弱気-8.0%
GMOメディアやや強気やや強気101.1%
パートナーエージェントやや強気強気217.5%
バルニバービやや強気やや強気130.0%
日本郵政中立中立16.5%
ゆうちょ銀行中立中立15.9%
かんぽ生命保険中立中立33.1%
ロゼッタ強気強気433.1%
あんしん保証強気強気292.5%
ベルシステム24HD弱気弱気-5.0%
ネオジャパン強気強気401.7%
いちごホテルリート投資法人投資法人中立中立-1.8%
インベスターズクラウドやや強気やや強気93.3%
鎌倉新書やや強気強気 180.6%
ラクス強気強気228.7%
ランドコンピュータやや強気やや強気103.4%
ダブルスタンダード強気強気128.8%
オープンドアやや強気やや強気23.3%
ミズホメディーやや強気やや強気156.5%
ツバキ・ナカシマ弱気弱気4.5%
アートグリーン中立中立46.2%
フリューやや強気弱気0.6%
ビジョン中立中立 10.7%
アークン強気強気262.1%
マイネット強気やや強気19.3%
ソネット・メディア・ネットワークス強気強気139.1%
ソーシャルワイヤー強気強気56.9%
ケイアイスター不動産弱気弱気6.8%
プロパティエージェントやや強気やや強気115.0%
一蔵中立弱気2.1%
銘柄名(2014年)発表時BB直前結果
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGEGROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-1.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立1.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMOTECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%

-IPO