上場!KIYOラーニング(7353)のIPOの初値予想

更新日: IPO

KIYOラーニング

KIYOラーニング(7353)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年6月30日(火)~7月6日(月)、上場日は2020年7月15日(水)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,980円(1単元19.8万円)です。公募価格は2020年7月7日(火)に決定。

仮条件は2,070円~2,300円と窓を開けて上振れました。予想PERは34.7~38.6倍です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

4,500〜5,500円(仮条件の上限比+95.7%~+139.1%)

KIYOラーニングはITを用いて、個人や企業での学習を効率化するクラウドサービスを展開しています。

主に個人向けのオンライン資格講座である「スタディング」、法人向けの社員教育クラウドサービスである「エアコース」を提供しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都千代田区紀尾井町4-13 マードレ松田ビル3Fです。

KIYOラーニングとは

KIYOラーニングの強みは、10年以上に渡って蓄積してきた、人や組織の「学習」を変革する「ラーニング・テクノロジー」を基盤とした組織能力と、そこから生み出される資産です。

これらの強みを、主に個人向けの「スタディング」事業、法人向けの「エアコース」事業に活用しながら、さらに強みを強化することで持続的な競争優位性を生み出しています。

従業員数は24名、平均年齢は39歳、平均勤続年数は2.5年、平均年間給与は548.9万円です。

個人向けサービス「スタンディング」

KIYOラーニングの主要サービスである「スタディング」は、「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」をコンセプトとしたオンライン資格講座です。

スマートフォンやタブレット、PC等で受講でき、分かりやすい動画講座や問題練習によって、忙しい人でも「すきま時間」を使って資格取得のための学習ができます。

「スタディング」では、ビジネスパーソンに人気がある資格を中心とした講座ラインナップを展開しています。

カテゴリとして、「ビジネス・経営」「法律」「会計・金融」「不動産」「IT」「ビジネススキル」「公務員」「語学」に分類される全26講座(2020年5月現在)を提供。

また、カテゴリごとに、難関資格~中難度資格~簡単な資格のラインナップを揃えることで、簡単な資格から獲得したユーザーを、より難度の高い資格にアップグレードすることを推進しています。

法人向けサービス「エアコース」

KIYOラーニングは、2017年より法人向けサービスとして、社員教育クラウドサービス「エアコース」を提供しています。

「エアコース」では、各種の社員教育コースが受け放題で受講でき、自社独自の教育コースも簡単に作成・配信できます。

また、エアコースはクラウドサービスであり、オフィス内だけでなく、在宅、営業所、店舗、外出先、移動中、海外拠点など離れていてもスマートフォンさえあればどこでもコースを受講することが可能です。

企業の教育担当者やマネージャーを支援する、集合研修管理機能やレポート機能も充実しており、社員教育の悩みを解決します。

 「エアコース」では、利用用途に応じて、受け放題コース付きのプラン(コンテンツ・プラス)と、コース無しのプラン(ベーシック)を選べます。

「ベーシック」プランでは、企業が自らの集合研修を動画化したり、業務内容を動画マニュアル化し、eラーニングのコースとして社内に配信できます。

「コンテンツ・プラス」プランでは、これに加えて、KIYOラーニングが作成した各種の社員教育動画(2020年5月時点で109コース)を受け放題で提供しています。

利用にあたっては、初期費用がかからず、利用ユーザー数に応じて利用料金を支払うSaaS形態(Software as a Service:インターネット経由でサービスが提供される形態)のサービスとなっています。

企業の利用人数が多くなるにつれて、1ユーザーあたりの利用単価が安くなるボリュームディスカウントの価格モデルであり、小規模企業から大規模企業まで幅広く導入されています。

KIYOラーニングのIPOの諸データ

KIYOラーニングの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。

KIYOラーニングの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第6期第7期第8期第9期第10期
決算年月2015年12月2016年12月2017年12月2018年12月2019年12月
売上高(千円)84,327200,234360,766609,137835,264
経常損失(-)(千円)-85,163-67,179-101,441-211,136-150,375
当期純損失(-)(千円)-85,343-67,359-101,731-211,402-150,665
資本金(千円)16,25024,050116,550388,050388,050
発行済株式総数(株)9501,0061,3021,8451,845
純資産額(千円)-141,928-193,688-110,419221,17770,512
総資産額(千円)44,670110,654250,220611,467757,351
BPS(円)-149,398-192,533-84,807119.8838.22
1株配当(円)
EPS(円)-94,710-68,072-87,182-131.27-81.66
自己資本比率(%)-317.73-175.04-44.1336.179.31
営業CF(千円)-149,83785,889
投資CF(千円)-64,676-37,920
財務CF(千円)533,88057,223
現金等物(千円)405,534510,726
従業員数(人)79152226

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2020年3月下旬をボトムとして右肩上がりとなっています。

このまま堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、反落して再び軟調な相場に回帰すれば向かい風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

KIYOラーニングのIPOの規模は最大で約7.7億円であり、東証マザーズとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は300,000株、売出株式数は40,200株、オーバーアロットメント(OA)は51,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約18%とかなり低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は12%です。

株主名保有割合ロックアップ
綾部貴淑48.95%
(株)MS-Japan7.60%
みらい創造一号投資事業有限責任組合7.60%
イノベーション・エンジン産業創出投資事業有限責任組合5.14%
GA1号投資組合4.11%
かんしん未来投資事業有限責任組合3.70%
ウィルグループファンド投資事業有限責任組合2.67%
SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合2.57%
フリービットインベストメント(株)2.47%
(株)マイナビ2.47%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

KIYOラーニングの事業は個人向けのオンライン資格講座である「スタディング」、法人向けの社員教育クラウドサービスである「エアコース」ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

新規性には乏しいものの、訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは34.7~38.6倍でであり、類似企業と比較すると中間的です。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2415ヒューマンホールディングス12.390.761.63%
2464ビジネス・ブレークスルー49.111.182.84%
4319TAC12.280.672.51%
6096レアジョブ84.9316.810.00%
6200インソース103.6018.750.66%
7043アルー赤字1.620.00%
9610ウィルソンWLW赤字0.560.00%

約7.7億円という上場規模は東証マザーズとしても小型です。上位株主にVCが名を連ねているものの、満遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの5億~10億円未満の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • 松屋アールアンドディ:-7.9%
  • ミクリード:-8.1%
  • リグア:-2.1%
  • スポーツフィールド:+211.4%
  • ユナイトアンドグロウ:+152.4%
  • ALinkインターネット:+136.5%
  • ジェイック:+117.3%
  • インティメート・マージャー:+110.5%
  • AI CROSS:+65.1%
  • パワーソリューションズ:+155.5%
  • フィードフォース:+140.0%
  • インフォネット:+130.2%
  • バルテス:+175.8%
  • グッドスピード:+25.0%
  • エードット:+121.0%
  • Welby:+246.7%
  • gooddaysホールディングス:+128.1%
  • 識学:+152.8%
  • テノ.ホールディングス:+25.0%
  • AmidAホールディングス:+6.3%
  • Kudan:+276.3%
  • アルー:+46.7%
  • 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
  • VALUENEX:+133.7%
  • ブリッジインターナショナル:+92.6%
  • イーエムネットジャパン:+133.3%
  • アズーム:+113.3%
  • チームスピリット:+101.4%
  • アクリート:+100.3%
  • ロジザード:+177.8%
  • エーアイ:+250.0%
  • プロパティデータバンク:+130.3%
  • ログリー:+149.2%
  • ベストワンドットコム:+242.5%
  • HEROZ:+988.9%
  • コンヴァノ:+135.4%
  • ブティックス:+137.8%
  • 和心:+167.9%
  • Mマート:+333.9%
  • すららネット:+113.0%
  • ナレッジスイート:+150.5%
  • イオレ:+169.8%
  • エル・ティー・エス:+313.2%
  • 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
  • サインポスト:+287.7%
  • エスユーエス:+116.1%
  • ユニフォームネクスト:+137.1%
  • Fringe81:+133.1%
  • ビーブレイクシステムズ:+361.1%
  • アセンテック:+197.5%
  • 旅工房:+173.7%
  • テモナ:+215.7%
  • 力の源ホールディングス:+271.7%
  • ファイズ:+220.8%
  • フォーライフ:+31.6%
  • グレイステクノロジー:+130.0%
  • イノベーション:+214.1%
  • リネットジャパングループ:+92.9%
  • G-FACTORY:+54.3%
  • シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
  • チェンジ:+149.9%
  • バリューデザイン:+111.5%
  • カナミックネットワーク:+186.7%
  • デジタルアイデンティティ:+88.3%
  • ストライク:+125.9%
  • ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
  • はてな:+278.1%
  • ソーシャルワイヤー:+56.9%
  • アークン:+262.1%
  • 鎌倉新書:+180.6%
  • ネオジャパン:+401.7%
  • パートナーエージェント:+217.5%
  • ピクスタ:+34.8%
  • べステラ:+25.0%
  • パルマ:+70.5%
  • 富士山マガジンサービス:+126.4%
  • ファンデリー:+102.1%
  • マーケットエンタープライズ:+167.0%
  • ジグソー:+236.4%
  • レントラックス:+53.1%
  • 海帆:+76.5%
  • プラッツ:+70.2%
  • 日本動物高度医療センター:+44.2%
  • ハウスドゥ:+47.2%
  • ショーケース・ティービー:+193.9%
  • ヒューマンウェブ:+11.7%
  • コラボス:+137.6%
  • ALBERT:+115.7%

以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。

主幹事はSMBC日興証券です。その他は、大和証券、三菱UFJモルスタ証券、SBI証券、楽天証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
SMBC日興証券313,00092.00%
大和証券10,2003.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券6,8002.00%
SBI証券6,8002.00%
楽天証券3,4001.00%

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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