上場!ワシントンホテル(4691)のIPOの初値予想

更新日: IPO

ワシントンホテル

ワシントンホテル(4691)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年10月1日(火)~10月7日(月)、上場日は2019年10月18日(金)です。

新規上場する市場は東証2部・名証2部で、想定価格は1,290円(1単元12.9万円)です。公募価格は2019年10月8日(火)に決まります。

仮条件は1,280円~1,310円と上限が上振れました。予想PERは8.1~8.3倍です。

ワシントンホテルはワシントンホテルプラザ・R&Bホテル・名古屋国際ホテルの計3ブランドのホテル事業の運営、ゴルフ場クラブハウス内レストランの運営受託を展開しています。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

1,310〜1,510円(仮条件の上限比±0%~+15.3%)

ワシントンホテル」は藤田観光のホテルであり、ワシントンホテル株式会社とは無関係です。

監査法人は太陽有限責任監査法人で、本社所在地は愛知県名古屋市千種区内山三丁目23番5号です。

ワシントンホテルとは

ワシントンホテルの「ワシントンホテルプラザ」は1969年の1号店開業以来、50年の歴史があり、高度経済成長の時代の中、低料金で安全に泊まることができるスタイルがビジネスパーソンに支持をされ出店を伸ばしてきました。

一部のワシントンホテルプラザには飲食店や宴会場を併設し、幅広い顧客ニーズに対応しています。

R&Bホテル」は宿泊特化型ホテルとして首都圏を中心に、全国で直営23ホテルのチェーン展開を行っています。

毎朝、スタッフが焼き上げるあつあつの焼きたてパン、挽きたてのコーヒー、ジュース、スープ、味付けゆで玉子を無料で提供することで、付加価値の向上を目指しています。

名古屋国際ホテル」は、1964年に名古屋初の本格的都市型ホテルとして開業した、歴史と伝統ある老舗ホテルであり、飲食店舗と宴会場を付帯して運営しています。ただし、2020年9月に営業終了予定です。

ワシントンホテルの客室販売は、直販である自社サイトの「宿泊ネット」のほか、オンライン旅行予約サイトをはじめとするインターネットによる宿泊予約の獲得、旅行会社の販売する旅行商品への客室提供を主要な経路としています。

2019年3月期における販売経路の割合は、インターネット経由の販売が71.8%(自社サイト「宿泊ネット」経由の割合は24.2%)、電話などによる一般販売が20.5%、旅行代理店経由の販売が7.7%となっています。

ワシントンホテルグループのホテル・飲食店における宿泊・飲食を長期的・効率的に利用してくれるロイヤルカスタマーを囲い込むために、以下の会員システムを提供しています。

  • 宿泊ネット
  • ワシントンレストランカード

ホテルの出店地については、厳格な出店基準を設け、厳選した好立地に出店することで、高収益性を確保しています。

全国主要都市への出店として、政令指定都市を中心に、流動人口の多い都市において200~300室規模のホテル出店を目指しています。

また、出店にあたっては、最寄駅から徒歩5分程度、敷地面積150坪以上、建物延床面積1,000坪以上を基準としています。

観光客・ビジネス利用客をバランスよく集客することにより、季節的又は一時的な要因による業績変動を極力抑える方針です。

従業員数は426名、平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は9.8年、平均年間給与は435.2万円です。

ワシントンホテルのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、新規店舗の出店費用及び既存店舗のリニューアル費用に充当する予定です。

ワシントンホテルの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度もあり、ボックスでの推移となっています。

ワシントンホテルの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第57期第58期
決算年月2018年3月2019年3月
売上高(千円)21,417,32321,410,636
経常利益(千円)3,009,8872,836,551
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)1,912,9081,704,146
包括利益(千円)1,914,9321,770,154
純資産額(千円)10,110,88911,729,617
総資産額(千円)22,391,37325,131,971
1株当たり純資産額(円)1,001.561,161.91
1株当たり当期純利益(円)189.49168.81
自己資本比率(%)45.246.7
自己資本利益率(%)20.715.6
株価収益率(倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)2,020,4472,926,214
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△2,112,996△3,815,011
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)△606,353881,432
現金及び現金同等物の期末残高(千円)3,117,3463,109,981
従業員数(名)451452

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数は2016年7月以降は長らく上昇トレンドが続いていましたが、2018年1月23日をピークに調整局面に突入し、下落相場が続いていました。

2019年8月に崩れましたが、9月に入ってからは回復基調となっています。

再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

ワシントンホテルのIPOの規模は最大で約26.7億円であり、東証二部としてはやや大型です。

公募株式数は1,800,000株、売出株式数は0株、オーバーアロットメント(OA)は270,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約17%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約0%です。

貸株人である株式会社三菱UFJ銀行、株主である株式会社丸栄、藤田観光株式会社、株式会社みずほ銀行、株式会社名古屋銀行、日本生命保険相互会社、明治安田生命保険相互会社、株式会社近藤紡績所、名古屋中小企業投資育成株式会社、朝日生命保険相互会社、住友生命保険相互会社、サッポロビール株式会社、アサヒビール株式会社、松下不動産株式会社、ワシントンホテル役員持株会、株式会社三井住友銀行、三井住友信託銀行株式会社、東映株式会社、清水建設株式会社、農林中央金庫、株式会社トーホーフードサービス、株式会社ホクリョーリード、株式会社大丸松坂屋百貨店、瀧定名古屋株式会社、豊島株式会社名古屋本社、名古屋鉄道株式会社、中部電力株式会社、東海ラジオ放送株式会社、東邦瓦斯株式会社、ワシントンホテル従業員持株会、株式会社丸金、綿久リネン株式会社、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、内田和男、株式会社丸八真綿、大同特殊鋼株式会社、日本碍子株式会社、株式会社中日新聞社、浜口邦久、株式会社愛知銀行、オークマ株式会社、岡谷鋼機株式会社、住友林業クレスト株式会社、豊和工業株式会社、日笠豊昭、株式会社オーエンス、桑名東部開発株式会社、株式会社エース・ブレッド、イーダ株式会社、愛知時計電機株式会社、株式会社西日本綜合メンテナンスには原則180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

株主名保有割合ロックアップ
(株)丸栄14.20%
藤田観光(株)10.51%
(株)三菱UFJ銀行4.98%
(株)みずほ銀行4.98%
(株)名古屋銀行4.98%
日本生命保険(相)4.90%
明治安田生命保険(相)4.36%
(株)近藤紡績所3.14%
名古屋中小企業投資育成(株)2.94%
朝日生命保険(相) 住友生命保険(相)2.72%

株主優待を実施

ワシントンホテルは、(1)ワシントンホテルプラザ・名古屋国際ホテルの宿泊20%割引、もしくは飲食20%割引、(2)R&Bホテルの宿泊20%割引の株主優待を実施します。

  • 100株~299株:2種類の株主優待券 各2枚
  • 300株~499株:2種類の株主優待券 各3枚
  • 500株~999株:2種類の株主優待券 各4枚
  • 1,000株~9,999株:2種類の株主優待券 各5枚
  • 10,000株以上: 2種類の株主優待券 各10枚

ただし、無料宿泊や半額ではないので、人気は高まらないでしょう。ただし、ネットでのベストレート保証価格から20%OFFという運用になれば、一定のバリューがあります。

初値予想

ワシントンホテルの事業はワシントンホテルプラザ・R&Bホテル・名古屋国際ホテル」の計3ブランドのホテル事業の運営、ゴルフ場クラブハウス内レストランの運営受託ということで、IPOにおける人気度は高くありません。

予想PERは8.1~8.3倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
3010価値開発46.338.870.00%
3258ユニゾホールディングス6.101.400.00%
6547グリーンズ12.941.621.71%
6565ABホテル26.645.470.34%
9722藤田観光114.681.441.40%

約26.7億円という上場規模は東証2部としてはやや大型です。上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

東証2部の20億円以上のIPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ナルミヤ・インターナショナル:-3.8%
  • 信和:-3.8%
  • オプティマスグループ:+11.2%
  • 要興業:+26.7%
  • プレミアグループ:-4.3%
  • Casa:+2.7%
  • ウェーブロックホールディングス:-3.9%
  • 船場:-7.5%
  • ジャパンミート:+3.0%
  • 一蔵:+2.1%
  • ケイアイスター不動産:+6.8%
  • ラクト・ジャパン:±0%
  • 冨士ダイス:+50.9%
  • シーアールイー:-7.3%
  • 大冷:-6.7%
  • SFPダイニング:-16.5%
  • 日本ビューホテル:-2.3%
  • OATアグリオ:-6.3%
  • 丸和運輸機関:-8.8%
  • 日本BS放送:+6.6%
  • ウィルグループ:-4.2%
  • アサンテ:+11.2%
  • ファルテック:+5.3%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。

主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。その他は、みずほ証券、東海東京証券、岡三証券、SMBC日興証券、大和証券、SBI証券、マネックス証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
三菱UFJモルガン・スタンレー証券1,566,00087.00%
みずほ証券90,0005.00%
東海東京証券36,0002.00%
岡三証券36,0002.00%
SMBC日興証券18,0001.00%
大和証券18,0001.00%
SBI証券18,0001.00%
マネックス証券18,0001.00%

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(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
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  3. 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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