リグア(7090)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年2月27日(木)~3月4日(水)、上場日は2020年3月13日(金)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,850円(1単元18.5万円)です。公募価格は2020年3月5日(木)に決定。
仮条件は1,850円~1,950円と上振れました。予想PERは15.3~16.1倍です。
初値予想はプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。
2,700〜3,500円(仮条件の上限比+38.5%~+79.5%)
リグアは接骨院ソリューション事業、保険代理店や金融商品仲介業を行う金融サービス事業を展開しています。
監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は大阪府大阪市中央区淡路町2丁目6-6淡路町パークビル2号館です。
リグアとは
リグアは『健康寿命を延ばし、生きることを楽しむ社会へ』というグループビジョンを掲げ、接骨院などのヘルスケア産業の経営・運営を支援することで、人々の健康意識を高め、健康で豊かな暮らしができる社会の実現を目指しています。
具体的には、柔道整復術の施術所である接骨院・整骨院に対して、経営・運営における様々な問題(売上の減少、資金難、経営戦略不足、教育制度の未整備等)に対するソリューションを提供しています。
柔道整復術とは、柔術に含まれる活法の技術を応用して、人間の治癒能力を発揮させる施術を行うことをいいます。
骨・関節・筋・腱・靭帯等に加わる外傷性が明らかな原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷等の損傷に対して、整復・固定等を行います。
また、保険代理店や金融商品仲介業を行う金融サービス事業を実施しています。
従業員数は18名、平均年齢は44.5歳、平均勤続年数は4.2年、平均年間給与は717.7万円です。
リグアのIPOの諸データ
リグアの業績推移
業績面では売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。
主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第14期 | 第15期 | |
---|---|---|---|
決算年月 | 平成30年3月 | 平成31年3月 | |
売上高 | (千円) | 1,470,842 | 1,809,628 |
経常利益 | (千円) | 161,547 | 64,762 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | (千円) | 73,717 | 35,604 |
包括利益 | (千円) | 73,717 | 34,759 |
純資産額 | (千円) | 155,235 | 159,807 |
総資産額 | (千円) | 705,131 | 907,946 |
1株当たり純資産額 | (円) | 153.41 | 157.92 |
1株当たり当期純利益 | (円) | 72.85 | 35.18 |
自己資本比率 | (%) | 22 | 17.6 |
自己資本利益率 | (%) | 62.3 | 22.6 |
株価収益率 | (倍) | - | - |
営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 140,840 | 3,259 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △108,306 | △52,273 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △36,441 | 137,188 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 193,944 | 282,118 |
従業員数 | (人) | 62 | 82 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、2018年1月下旬をピークとして下降トレンドが続いていました。
記事公開時点までの数ヶ月はボックストレンドとなっています。
軟調になると向かい風となり、底打ちして堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。
上場規模
リグアのIPOの規模は最大で約6.4億円であり、東証マザーズとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は275,000株、売出株式数は25,000株、オーバーアロットメント(OA)は45,000株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約27%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は8%です。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
川瀨紀彦 | 46.96% | ○ |
K&Pパートナーズ1号投資事業有限責任組合 | 7.73% | ○ |
藤原俊也 | 6.64% | ○ |
石本導彦 | 6.13% | ○ |
藤本幸弘 | 5.47% | ○ |
K&Pパートナーズ2号投資事業有限責任組合 | 3.47% | ○ |
城守和幸 | 3.39% | ○ |
みずほ成長支援投資事業有限責任組合 | 3.33% | ○ |
日本アジア投資(株) | 3.33% | ○ |
粂野聡史 | 1.87% | ○ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
リグアの事業は、接骨院ソリューション事業、保険代理店や金融商品仲介業を行う金融サービス事業ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。
予想PERは15.3~16.1倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。
コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
6029 | アトラ | 3,270.00 | 1.56 | 1.07% |
9757 | 船井総研ホールディン | 35.31 | 6.57 | 1.51% |
約6.4億円という上場規模は東証マザーズとしても小型です。
上位株主にVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。
東証マザーズの5億~10億円未満の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
- ジェイック:+117.3%
- インティメート・マージャー:+110.5%
- AI CROSS:+65.1%
- パワーソリューションズ:+155.5%
- フィードフォース:+140.0%
- インフォネット:+130.2%
- バルテス:+175.8%
- グッドスピード:+25.0%
- エードット:+121.0%
- Welby:+246.7%
- gooddaysホールディングス:+128.1%
- 識学:+152.8%
- テノ.ホールディングス:+25.0%
- AmidAホールディングス:+6.3%
- Kudan:+276.3%
- アルー:+46.7%
- 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
- VALUENEX:+133.7%
- ブリッジインターナショナル:+92.6%
- イーエムネットジャパン:+133.3%
- アズーム:+113.3%
- チームスピリット:+101.4%
- アクリート:+100.3%
- ロジザード:+177.8%
- エーアイ:+250.0%
- プロパティデータバンク:+130.3%
- ログリー:+149.2%
- ベストワンドットコム:+242.5%
- HEROZ:+988.9%
- コンヴァノ:+135.4%
- ブティックス:+137.8%
- 和心:+167.9%
- Mマート:+333.9%
- すららネット:+113.0%
- ナレッジスイート:+150.5%
- イオレ:+169.8%
- エル・ティー・エス:+313.2%
- 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
- サインポスト:+287.7%
- エスユーエス:+116.1%
- ユニフォームネクスト:+137.1%
- Fringe81:+133.1%
- ビーブレイクシステムズ:+361.1%
- アセンテック:+197.5%
- 旅工房:+173.7%
- テモナ:+215.7%
- 力の源ホールディングス:+271.7%
- ファイズ:+220.8%
- フォーライフ:+31.6%
- グレイステクノロジー:+130.0%
- イノベーション:+214.1%
- リネットジャパングループ:+92.9%
- G-FACTORY:+54.3%
- シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
- チェンジ:+149.9%
- バリューデザイン:+111.5%
- カナミックネットワーク:+186.7%
- デジタルアイデンティティ:+88.3%
- ストライク:+125.9%
- ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
- はてな:+278.1%
- ソーシャルワイヤー:+56.9%
- アークン:+262.1%
- 鎌倉新書:+180.6%
- ネオジャパン:+401.7%
- パートナーエージェント:+217.5%
- ピクスタ:+34.8%
- べステラ:+25.0%
- パルマ:+70.5%
- 富士山マガジンサービス:+126.4%
- ファンデリー:+102.1%
- マーケットエンタープライズ:+167.0%
- ジグソー:+236.4%
- レントラックス:+53.1%
- 海帆:+76.5%
- プラッツ:+70.2%
- 日本動物高度医療センター:+44.2%
- ハウスドゥ:+47.2%
- ショーケース・ティービー:+193.9%
- ヒューマンウェブ:+11.7%
- コラボス:+137.6%
- ALBERT:+115.7%
以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。
主幹事はSMBC日興証券です。その他は、SBI証券、エース証券で申し込めます。
リグアのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
---|---|---|
SMBC日興証券 | 279,000 | 93.00% |
SBI証券 | 18,000 | 6.00% |
エース証券 | 3,000 | 1.00% |
SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。
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マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。
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<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)