上場!フィードフォース(7068)のIPOの初値予想

更新日: IPO

フィードフォース

フィードフォース(7068)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年6月20日(木)~6月26日(水)、上場日は2019年7月5日(金)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,030円(1単元10.3万円)です。公募価格は6月27日(木)に決まります。

仮条件は1,030円~1,150円と上振れました。予想PERは31.6~35.3倍です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

2,800〜4,300円(仮条件の上限比+143.5%~+273.9%)

フィードフォースは、デジタルマーケティング領域において、データフィード、構造化データ、ID連携をはじめとしたテクノロジーを駆使し、「企業の持つ情報を適切な形でユーザーに届ける」ことで、企業の抱える課題の解決や生産性の向上支援を展開しています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツです。本社所在地は東京都文京区湯島3-19-11 湯島ファーストビル5Fです。

フィードフォースとは

フィードフォースは、「『働く』を豊かにする。~B2B領域でイノベーションを起こし続ける~」というミッションを掲げ、企業の生産性を向上させるサービス・プロダクトづくりを通じて豊かな働き方を実現するべく事業活動を行っています。

フィードフォースの事業は、企業のデジタルマーケティング支援をビジネスの主軸に、顧客属性に応じたサービスの提供方法により、プロフェッショナルサービス事業とSaaS事業の2つの事業セグメントで構成されています。

フィードフォースが活用しているデータフィードとは、インターネット上のデータを送受信する仕組みのことです。

データの形式や通信方法を決めておくことでデータ間のやり取りをスムーズに行い、更新情報を素早く同期することができます。

データフィードを活用する最大のメリットは「簡単に様々な場所に散らばった情報を最新の情報に保てること」です。

例えばEC事業者が商品情報を最新のものにしたいと考えた時、更新した商品のリストにあわせてEC サイト、比較サイト、ショッピングモール、ソーシャルメディア、リスティング広告、ディスプレイ広告、アフィリエイトなど、様々な場所に散らばっている古い情報を新しい情報に書き換える必要があります。

これをすばやく確実に行えるのがデータフィードです。データフィードを活用した広告の代表例としては、以下が挙げられます。

  • Googleにて商品やこれに関連するワードを検索したユーザーに対して商品の画像や価格、ショップ名等を表示する「Google ショッピング広告」
  • FacebookやInstagram等のタイムラインに表示される「インフィード広告」
  • CriteoやGoogle等がサイト内の商品閲覧履歴などの行動データに基づき最適な広告を配信する「動的ターゲティング広告」

従業員数は55名、平均年齢は32.5歳、平均勤続年数は2.2年、平均年間給与は458.3万円です。

プロフェッショナルサービス事業

フィードフォースのプロフェッショナルサービス事業は、エンタープライズを中心にデータフィードマーケティングの支援を行っています。

 DF PLUS

「DF PLUS」は、データフィード管理のアウトソーシング・サービスです。

Criteo、Google(「ショッピング広告」及び「動的リマーケティング広告」)、Facebook / Instagram、Yahoo! JAPAN、Indeed など多数の広告媒体に対応しています。

また、DMP、価格比較サイト、Instagram ショッピング機能まで、50社以上のインターネット媒体を網羅しています。

大手広告代理店でも多数採用されているなど豊富な導入実績があり、出稿までに必要な準備作業をスムーズにサポートします。

Feedmatic

「Feedmatic」は、フィードフォースが各種アドテクノロジーサービスを開発してきた技術的な強みを活かし、機械学習による効果最大化を前提としたコンサルティング型広告運用サービスです。

データフィード広告を中心としたコンサルティング型の広告運用代理業務及び企業内でのインハウス広告運用支援を行っています。

特に、大量の商品・案件データを保有・更新する必要があるEC、人材、不動産、旅行業界といった業種において高い成果実績を有しています。

Contents Feeder

「Contents Feeder」は、ロングテールキーワードに適合したサテライトサイト(注13)を生成・自動運用するSEO支援サービスです。

ただキーワードを詰め込んだ機械的なページを生成するのではなく、RSSフィードやメタデータの活用支援をする中で培ってきたノウハウを活かし、ユーザーにとって価値のあるページの生成や自動運用を実現します。

SaaS事業

エンタープライズ企業からSMBまで幅広い企業に対し、セルフサービスで高度なマーケティングが実施できるシステムとして、データフィードマーケティングの管理システムやソーシャルログインシステム等をSaaSにより提供しています。

dfplus.io

「dfplus.io」は、データフィードの作成、管理、最適化を広告担当者自身で行うことができるデータフィード統合管理ツールです。

ユーザービリティの高いUI/UXの実装により、広告担当者は、柔軟で強力なルール設定が可能となり、企業の保有する商材データをGoogle ショッピング広告やCriteo、Facebookなどのデータフィード広告を含む多様な媒体に最適化することができます。

EC Booster

「EC Booster」は、事業者が運営するECサイトの商品情報を自動的に取得及び最適化し、検索結果として商品画像が表示されることが特徴である「Google ショッピング広告」に自動配信するサービスです。

ECサイト運営者は小規模組織が圧倒的に多数を占めていることから、マーケティングや広告にかけられる予算も少なく、人的リソースも限られているのが実情です。

このような実情を踏まえ、少額の広告予算でも広告成果を上げることができるサービスとしています。

一旦Webサイト上から簡単な初期登録及び設定を行った後は、必要に応じて広告成果の確認と広告予算変更を行う程度で継続的な自動広告配信ができるように配慮し開発したツールです。

ソーシャルPLUS

「ソーシャルPLUS」は、Facebook、Google、LINE、Yahoo! JAPANなどのアカウント情報を活用し、自社サイトへの会員登録やログインの簡素化をAPIを経由して実現するサービスです。

サイトの会員登録数・購買のコンバージョン率の最大化を支援し、顧客接点の拡大から売上向上まで一気通貫で実現するマーケティング基盤を提供し、導入企業にとってはマーケティング上有用な情報を取得することが可能となります。

また、LINEログインオプションを導入することにより、LINEアカウントを起点に集客・アクション誘導・リピート促進までシームレスに完結させることができます。

例えば、自社のWebサービスとLINEアカウントを連携させ、日常的にメールを使わないユーザーに対しても個別にLINEメッセージを配信できます。

フィードフォースのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、以下に充当する予定です。

  • 事業拡大に係る人件費及び人材採用費
  • クラウド型ストレージ及びサーバ等の費用並びに情報機器関連購入費
  • 本社増床に係る設備資金及び賃料
  • 借入金返済

フィードフォースの業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がりとなっています。経常利益・純利益は減益の年度が目立っていますが、今期は黒字転換が見込まれています。

フィードフォースの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回っている年度と下回っている年度があります。

前期の自己資本利益率(ROE)は赤字であり、自己資本比率は15.7%です。主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第9期 第10期 第11期 第12期 第13期
決算年月 2014年5月 2015年5月 2016年5月 2017年5月 2018年5月
売上高 (千円) 260,792 328,842 332,543 486,291 562,148
経常利益 (千円) 11,556 -547 -72,205 -31,168 -28,244
当期純利益 (千円) 9,748 3,922 -42,692 -32,027 -28,868
資本金 (千円) 33,000 33,000 33,000 100,000 100,000
発行済株式総数 (株) 2,180 2,180 21,800 24,717 24,717
純資産額 (千円) 20,024 23,946 -18,745 83,036 54,168
総資産額 (千円) 109,893 152,470 228,869 422,464 345,660
BPS (円) 9,185 10,985 -860 16.8 10.96
1株配当 (円)
EPS (円) 4,472 1,799 -1,958 -7.11 -5.84
自己資本比率 (%) 18.2 15.7 -8.2 19.7 15.7
自己資本利益率 (%) 64.3 17.8
株価収益率 (倍)
配当性向 (%)
営業CF (千円) -13,835 -21,103
投資CF (千円) -2,244 -951
財務CF (千円) 156,424 -35,716
現金等 (千円) 241,528 183,758
従業員数 (人) 27 41 57 64 64

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年2月以降は長らく上昇トレンドが続き、2006年の高値を目指して爆進中となっていましたが、2018年1月下旬をピークとして下降トレンドが続いていました。

ここ数ヶ月はボックスでの推移となっていた中で5月に崩れました。

下降トレンドになったら向かい風となり、底打ちして堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となります。

東証マザーズのチャート(2019年3月1日~2019年5月31日)
(※マネックス証券より)

上場規模

フィードフォースのIPOの規模は最大で約8.1億円であり、東証マザーズとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は650,000株、売出株式数は30,100株、オーバーアロットメント(OA)は101,900株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約14%と非常に低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約4%です。

大株主であり売出人かつ貸株人である塚田耕司、売出人である秋山勝、並びに株主である合同会社理力、寺嶋徹、喜多宏介、宮城満英、西山真吾には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

また、株主であるトランス・コスモス株式会社、株式会社マイナビには、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

上記のほか、フィードフォースは、取引所の定める有価証券上場規程施行規則の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式の割当等に関し、割当を受けた者との間で継続所有等の確約を行っています。

株主名 保有割合 ロックアップ
(同)理力 37.68%
塚田耕司 36.24%
トランス・コスモス(株) 9.94%
(株)マイナビ 4.10%
寺嶋徹 2.26%
喜多宏介 1.58%
秋山勝 1.51%
宮城満英 1.16%
西山真吾 0.77%
大西健太 0.75%
市野 0.75%  

初値予想

フィードフォースの事業はデータフィードマーケティングの支援とSaaS事業ということで、IPOにおける業種の人気度は最上級です。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは31.6~35.3倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
2497 ユナイテッド 9.05 0.79 2.25%
3690 ロックオン 赤字 10.62 0.00%
3984 ユーザーローカル 63.04 8.67 0.00%
6094 フリークアウトHLDGS 284.76 3.73 0.00%
6185 ソネット・メディア・ネットワー 26.80 2.46 0.00%

約8.1億円という上場規模は東証マザーズとしてはやや小型です。

上位株主にVCはおらず、万遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの5億~10億円未満の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • バルテス:+175.8%
  • グッドスピード:+25.0%
  • エードット:+121.0%
  • Welby:+246.7%
  • gooddaysホールディングス:+128.1%
  • 識学:+152.8%
  • テノ.ホールディングス:+25.0%
  • AmidAホールディングス:+6.3%
  • Kudan:+276.3%
  • アルー:+46.7%
  • 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
  • VALUENEX:+133.7%
  • ブリッジインターナショナル:+92.6%
  • イーエムネットジャパン:+133.3%
  • アズーム:+113.3%
  • チームスピリット:+101.4%
  • アクリート:+100.3%
  • ロジザード:+177.8%
  • エーアイ:+250.0%
  • プロパティデータバンク:+130.3%
  • ログリー:+149.2%
  • ベストワンドットコム:+242.5%
  • HEROZ:+988.9%
  • コンヴァノ:+135.4%
  • ブティックス:+137.8%
  • 和心:+167.9%
  • Mマート:+333.9%
  • すららネット:+113.0%
  • ナレッジスイート:+150.5%
  • イオレ:+169.8%
  • エル・ティー・エス:+313.2%
  • 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
  • サインポスト:+287.7%
  • エスユーエス:+116.1%
  • ユニフォームネクスト:+137.1%
  • Fringe81:+133.1%
  • ビーブレイクシステムズ:+361.1%
  • アセンテック:+197.5%
  • 旅工房:+173.7%
  • テモナ:+215.7%
  • 力の源ホールディングス:+271.7%
  • ファイズ:+220.8%
  • フォーライフ:+31.6%
  • グレイステクノロジー:+130.0%
  • イノベーション:+214.1%
  • リネットジャパングループ:+92.9%
  • G-FACTORY:+54.3%
  • シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
  • チェンジ:+149.9%
  • バリューデザイン:+111.5%
  • カナミックネットワーク:+186.7%
  • デジタルアイデンティティ:+88.3%
  • ストライク:+125.9%
  • ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
  • はてな:+278.1%
  • ソーシャルワイヤー:+56.9%
  • アークン:+262.1%
  • 鎌倉新書:+180.6%
  • ネオジャパン:+401.7%
  • パートナーエージェント:+217.5%
  • ピクスタ:+34.8%
  • べステラ:+25.0%
  • パルマ:+70.5%
  • 富士山マガジンサービス:+126.4%
  • ファンデリー:+102.1%
  • マーケットエンタープライズ:+167.0%
  • ジグソー:+236.4%
  • レントラックス:+53.1%
  • 海帆:+76.5%
  • プラッツ:+70.2%
  • 日本動物高度医療センター:+44.2%
  • ハウスドゥ:+47.2%
  • ショーケース・ティービー:+193.9%
  • ヒューマンウェブ:+11.7%
  • コラボス:+137.6%
  • ALBERT:+115.7%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。


主幹事は大和証券です。その他は、SBI証券、野村證券、エース証券、丸三証券、マネックス証券、東海東京証券、エイチ・エス証券、みずほ証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
大和証券 625,700 92.00%
SBI証券 6,800 1.00%
野村証券 6,800 1.00%
エース証券 6,800 1.00%
丸三証券 6,800 1.00%
マネックス証券 6,800 1.00%
東海東京証券 6,800 1.00%
エイチ・エス証券 6,800 1.00%
みずほ証券 6,800 1.00%

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

過去のIPO初値予想の履歴

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