上場!イー・ロジット(9327)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

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イー・ロジット

イー・ロジット(9327)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年3月10日(水)~3月16日(火)、上場日は2021年3月26日(金)です。

新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は1,500円(1単元15.0万円)です。公募価格は2021年3月17日(水)に決定。

仮条件は1,400円~1,500円と下振れました。予想PERは29.8倍~31.9倍です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

2,900〜3,600円(仮条件の上限比+93.3%~+140.0%)

イー・ロジットは通販事業者に代わって商品の保管及び発送等を行う通販物流事業を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都千代田区神田練塀町68番地 ムラタヤビル5階です。

イー・ロジットとは

イー・ロジットは、ビジョンに『変化を先取りし、人々の感動体験を進化させ続ける』を掲げています。

通販利用者や通販事業者からのニーズや最先端テクノロジー等の様々な変化に敏感に反応し進化を続けていく方針です。

通販サイトで商品を購入した通販利用者に対し商品を迅速・丁寧に届けることを通じて、物とサービスから得られる感動を提供していくことを経営の念頭に置き、通販事業者に代わって商品の保管及び発送等を行う通販物流事業を運営しています。

イー・ロジットは、通販事業者に対して、商品の保管、ピッキング、梱包及び配送までを行う物流代行サービスを展開しています。

また、通販事業者の通販サイトの運営に係わる、商品撮影、受注処理及び問合せ対応等のカスタマーサポートを行う運営代行サービスを、ワンストップのフルフィルメントサービスとして、通販事業者のニーズに対応したサービスを提供しています。

現在、東京本社、大阪本社、東京セミナールームの他、物流代行の拠点として、6つのFC(東京都江戸川区、東京都足立区、埼玉県八潮市、埼玉県三郷市、千葉県習志野市、大阪府大阪市西淀川区)と三鷹サテライトセンター(東京都三鷹市)を展開しています。

イー・ロジットの2019年3月末時点のFC総延床面積は18,300坪、2019年4月の足立FCと大阪FCの開設により2020年3月末時点は33,200坪、2021年1月の習志野FCの開設により2021年1月末時点は37,900坪と取引先の増加に対応し、FCの拡大を続けています。

従業員数は166名、平均年齢は37.8歳、平均勤続年数は3.7年、平均年間給与は517.6万円です。

イー・ロジットのIPOの諸データ

イー・ロジットの業績推移

業績面では売上高は右肩上がりの傾向となっています。純利益・経常利益は減益の年度も目立っています。

イー・ロジットの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第17期第18期第19期第20期第21期
決算年月2016年3月2017年3月2018年3月2019年3月2020年3月
売上高(千円)3,786,4863,810,1364,794,2587,446,5778,385,453
経常利益(千円)234,786196,384235,276389,671102,705
当期純利益(千円)163,142118,430158,457269,72576,545
資本金(千円)80,00080,00080,00080,00080,000
発行済株式総数(株)1,3501,3501,35013,50013,500
純資産額(千円)522,620626,200771,8521,027,4111,085,633
総資産額(千円)1,471,8701,504,1462,039,3403,007,0923,279,362
BPS(円)387,126.02463,852.41571,742.46380.52402.08
1株配当(円)11,0009,50010,5001,350400
EPS(円)120,846.1787,726.38117,376.0099.8928.35
自己資本比率(%)35.541.637.834.233.1
自己資本利益率(%)36.620.622.7307.2
株価収益率(倍)
配当性向(%)9.110.88.96.87.1
営業CF(千円)474,495242,491
投資CF(千円)△551,346△265,754
財務CF(千円)248,45935,301
現金等(千円)865,093877,110
従業員数(名)56647497120

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

JASDAQ指数は美しい右肩上がりの傾向となっています。このまま堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、反落して再び軟調な相場に回帰すれば向かい風となります。

ジャスダックインデックスのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

イー・ロジットのIPOの規模は最大で約15.7億円であり、JASDAQスタンダードとしてはやや小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は540,000株、売出株式数は375,600株、オーバーアロットメント(OA)は133,200株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約31%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は41%です。

株主名保有割合ロックアップ
プログレス(株)24.99%
角井亮一18.26%
光輝物流(株)11.37%
三菱商事(株)11.25% 
行川久代8.30%
イー・ロジット従業員持株会5.37%
白木政宏3.12%
(株)フルキャストホールディングス3.12% 
大森茂2.69%
(株)カーブスジャパン1.25% 

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

イー・ロジットの事業は通販事業者に代わって商品の保管及び発送等を行う通販物流事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高くありません。

予想PERは29.8倍~31.9倍であり、類似企業と比較すると中間的です。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
7694いつも52.7339.480.00%
9325ファイズホールディングス27.276.160.00%
9326関通34.347.170.00%

約15.7億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしては中型です。上位株主にVCがなく、万遍なくロックアップがかかっています。

JASDAQスタンダードの10億~20億円のやや小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • 東和ハイシステム:+130.4%
  • リベルタ:+76.7%
  • グラフィコ:+133.7%
  • ミアヘルサ:-25.0%
  • コンピューターマネージメント:+58.5%
  • 浜木綿:+39.2%
  • 共栄セキュリティーサービス:+36.5%
  • プリントネット:+45.8%
  • イボキン:+19.7%
  • ABホテル:+104.0%
  • ヴィスコ・テクノロジーズ:+204.9%
  • 幸和製作所:+126.7%
  • 大阪油化工業:+66.7%
  • 壽屋:+32.5%
  • クロスフォー:+44.0%
  • ネットマーケティング:+36.1%
  • ズーム:+49.9%
  • ほぼ日:+128.1%
  • グッドコムアセット:+32.4%
  • ウイルプラスホールディングス:-8.0%
  • ヒロセ通商:±0%
  • 平山:+29.5%
  • ヨシックス:+29.4%
  • 鳥貴族:+120.7%
  • ホットマン:+67.5%
  • イーグランド:+27.3%
  • 日本コンセプト:-8.0%
  • マックスバリュ九州:+4.0%

以上を総合考慮して、市況の暗転がないことを前提として、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事はいちよし証券です。その他は、みずほ証券、SBI証券、岩井コスモ証券、岡三証券、東海東京証券、極東証券、東洋証券、マネックス証券、楽天証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
いちよし証券687,30075.07%
みずほ証券64,0006.99%
SBI証券45,7004.99%
岩井コスモ証券27,4002.99%
岡三証券27,4002.99%
東海東京証券27,4002.99%
極東証券9,1000.99%
東洋証券9,1000.99%
マネックス証券9,1000.99%
楽天証券9,1000.99%

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

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