上場!日本インシュレーション(5368)のIPOの初値予想

更新日: IPO

日本インシュレーション

日本インシュレーション(5368)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年3月4日(水)~3月10日(火)、上場日は2020年3月19日(木)です。

新規上場する市場は東証2部で、想定価格は920円(1単元9.2万円)です。公募価格は2020年3月11日(水)に決定。

仮条件は920円~940円と上振れました。予想PERは6.4~6.5倍です。

初値予想は「公開価格近辺で手数料を考慮するとマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

920〜1,100円(仮条件の上限比-2.1%~+17.0%)

日本インシュレーションは建築関連、プラント関連の工事、国内外での製品等の販売を展開しています。

監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は大阪市中央区南船場1丁目18番17号 商工中金船場ビル7Fです。

日本インシュレーションとは

日本インシュレーションは、ゾノトライト系けい酸カルシウムを基材とした各種の保温材、防耐火建材等の製造、販売及び設計・施工、関連資材の販売並びにアスベスト関連のコンサルティング、除去工事等を行っています。

日本インシュレーションの製品は、1,000℃に耐えうる耐火性、断熱性等の性能と、軽量で加工しやすく、経年変化が少ないなどの特性を持っています。

高層建築物や石油化学プラント、原子力・火力発電所等において、耐火材、不燃材、保温材等として幅広く使用されています。

セグメント 製品等カテゴリ 主な製品・サービス等
建築関連 建材 耐火被覆材 鉄骨耐火被覆材
免震装置耐火被覆材
ケーブル延焼防止材
建材 内装建材 不燃内装建材
調湿建材・不燃断熱建材
建材 多機能材 工芸用ボード・CFRP用型材
無機粉体
完成工事 耐火被覆工事
アスベスト除去工事
プラント関連 保温材 プラント用保温材
工業用断熱材
耐火被覆材 ケーブル延焼防止剤
鉄骨耐火被覆材 鉄骨耐火被覆材
完成工事 保温工事・関連工事
プラント耐火被覆工事
工業炉耐火断熱工事
アスベスト除去工事

従業員数は311名、平均年齢は42.0歳、平均勤続年数は14.9年、平均年間給与は554.2万円です。

日本インシュレーションのIPOの諸データ

日本インシュレーションの業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度が目立っており、ボックスでの推移となっています。

日本インシュレーションの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第74期
決算年月 2019年3月
売上高 (千円) 11,766,953
経常利益 (千円) 1,510,064
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 980,084
包括利益 (千円) 932,561
純資産額 (千円) 8,382,280
総資産額 (千円) 13,956,965
1株当たり純資産額 (円) 1,097.19
1株当たり当期純利益 (円) 128.29
自己資本比率 (%) 60.06
自己資本利益率 (%) 12.2
株価収益率 (倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 1,614,951
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △394,706
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) △1,183,036
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 948,621
従業員数 (名) 366

提出会社の経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第70期 第71期 第72期 第73期 第74期
決算年月 2015年3月 2016年3月 2017年3月 2018年3月 2019年3月
売上高 (千円) 10,742,985 13,044,598 11,975,351 11,427,525 11,724,342
経常利益 (千円) 911,133 1,786,016 2,021,485 1,668,992 1,517,263
当期純利益 (千円) 492,233 1,132,071 1,427,296 1,499,987 987,284
資本金 (千円) 743,760 743,760 743,760 743,760 743,760
発行済株式総数 (株) 7,657,200 7,657,200 7,657,200 7,657,200 7,657,200
純資産額 (千円) 4,182,451 5,245,185 6,541,803 7,867,433 8,590,121
総資産額 (千円) 12,895,353 13,639,712 14,300,589 13,807,307 13,835,790
BPS (円) 547.35 686.43 856.28 1,029.79 1,124.39
1株配当 (円) 10 20 25 30 32
EPS (円) 64.41 148.15 186.81 196.33 129.22
自己資本比率 (%) 32.43 38.46 45.74 56.98 62.09
自己資本利益率 (%) 12.6 24.02 24.22 20.82 12
株価収益率 (倍)
配当性向 (%) 15.53 13.5 13.38 15.28 24.76
従業員数 (名) 284 289 285 290 302

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数は2016年7月以降は長らく上昇トレンドが続いていましたが、2018年1月23日をピークに調整局面に突入し、下落相場が続いていました。

2018年12月をボトムにもちなおし、2019年はボックス相場となっています。

再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

日本インシュレーションのIPOの規模は最大で約11.1億円であり、東証二部としては小型です。

公募株式数は1,050,000株、売出株式数は0株、オーバーアロットメント(OA)は8,707,200株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約14%と非常に低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
大橋ゆふみ 16.79%
大阪中小企業投資育成(株) 11.42%
大橋健一 9.22%
(株)日本政策投資銀行 6.54%
(株)大垣共立銀行 4.57%
(株)三菱UFJ銀行 4.57%
日本インシュレーション社員持株会 3.72%
三菱UFJキャピタル(株) 2.23%
共友リース(株) 1.98%
三菱UFJ信託銀行(株) 1.75%

初値予想

日本インシュレーションの事業は建築関連、プラント関連の工事、国内外での製品等の販売ということで、IPOにおける人気度は低めです。

3社同時上場となり、過密日程のIPOである点がマイナスポイントとなっています。予想PERは6.4~6.5倍です。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
4628 エスケー化研 14.82 1.12 0.74%
5358 イソライト 5.88 0.95 2.29%
5387 チヨダウーテ 赤字 0.57 1.23%
5391 エーアンドエーマテリアル 5.17 0.71 4.26%
5393 ニチアス 11.24 1.34 3.09%

約11.1億円という上場規模は東証2部としてはやや小型です。上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

東証2部の10億~20億円のIPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ベース:+92.6%
  • 恵和:+33.2%
  • レオクラン:+8.1%
  • ヤシマキザイ:+13.3%
  • ユーピーアール:+21.2%
  • KHC:-2.1%
  • 東海ソフト:+91.5%
  • オーウエル:+14.0%
  • コーア商事ホールディングス:+49.8%
  • 共和コーポレーション:+57.9%
  • ジェイ・エス・ビー:+33.8%
  • マーキュリアインベストメント:-4.1%
  • イワキ(銘柄名:イワキポンプ):+2.5%
  • 中本パックス:+0.7%
  • JESCOホールディングス:+5.4%
  • 土木管理総合試験所:-2.4%
  • ホクリヨウ:+8.9%
  • 東京ボード工業:-8.0%
  • 綿半ホールディングス:+6.3%
  • ヤマシンフィルタ:+19.6%
  • ダイキアクシス:+3.9%
  • エンビプロ・ホールディングス:+48.6%
  • サンヨーホームズ:+78.6%
  • パンチ工業:-5.4%
  • アジュバンコスメジャパン:+4.8%
  • 三洋貿易:-3.5%
  • 阿波製紙:+0.3%
  • ジャパンマテリアル:-7.9%
  • AGS:-6.3%
  • 大研医器:±0%
  • 電算システム:-7.1%
  • TAIYO:-6.7%
  • ニホンフラッシュ:-7.5%
  • リンクアンドモチベーション:+100.0%
  • ラサ商事:+25.4%
  • 山下医科器械:+0.4%
  • デリカフーズ:+35.3%
  • サーラ住宅:+24.0%
  • ゼロ:+38.2%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事は大和証券です。その他は、三菱UFJモルスタ証券、SBI証券、岩井コスモ証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
大和証券 966,000 92.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 31,500 3.00%
SBI証券 31,500 3.00%
岩井コスモ証券 21,000 2.00%

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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