アクシージア(4936)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年2月2日(火)~2月8日(月)、上場日は2021年2月19日(金)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,360円(1単元13.6万円)です。公募価格は2021年2月9日(火)に決定。
仮条件は1,360円~1,450円と上振れました。予想PERは37.2~39.6倍です。
初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。
1,650〜2,050円(仮条件の上限比+13.8%~+41.4%)
アクシージアは化粧品及び健康補助食品の製造・販売を展開しています。
監査法人はPwCあらた有限責任監査法人で、本社所在地は東京都新宿区西新宿 6-3-1 新宿アイランド・ウィング2Fです。
アクシージアとは
アクシージアは以下のチャネルで化粧品・健康補助食品を製造して販売しています。
- エステサロン運営事業者への直接販売及び卸売業者を通じてのエステサロン運営事業者への卸売販売
- 日本・中国でECサイトを通じた一般消費者への直接販売及びインターネット通信販売事業者への卸売販売
- 百貨店運営事業者、化粧品小売店舗運営事業者、国内免税店運営事業者及び量販店運営事業者への直接販売並びに卸売業者を通じての百貨店運営事業者
- 化粧品小売店舗運営事業者、国内免税店運営事業者及び量販店運営事業者への卸売販売
- 中国本土の免税店運営事業者への卸売販売
従業員数は75名、平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は1.2年、平均年間給与は509.2万円です。
アクシージアのIPOの諸データ
アクシージアの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。
主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第8期 | 第9期 | |
---|---|---|---|
決算年月 | 2019年7月 | 2020年7月 | |
売上高 | (千円) | 3,448,507 | 4,290,404 |
経常利益 | (千円) | 1,383,096 | 1,030,348 |
親会社株主に帰属する当期純利益 | (千円) | 903,876 | 717,371 |
包括利益 | (千円) | 901,186 | 712,029 |
純資産額 | (千円) | 1,552,165 | 2,264,086 |
総資産額 | (千円) | 2,420,272 | 2,891,762 |
1株当たり純資産額 | (円) | 68.08 | 99.3 |
1株当たり当期純利益 | (円) | 39.64 | 31.46 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | (円) | - | - |
自己資本比率 | (%) | 64.1 | 78.3 |
自己資本利益率 | (%) | 82.1 | 37.6 |
株価収益率 | (倍) | - | - |
営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 749,553 | 161,517 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △317,000 | △90,704 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 246,316 | △105,182 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 976,052 | 924,558 |
従業員数 | (名) | 61 | 95 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数は他の株価指数が好調な中、ここ数ヶ月はボックスでの推移となっています。
このまま軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。
上場規模
アクシージアのIPOの規模は最大で約103.2億円であり、東証マザーズとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は3,000,000株、売出株式数は3,600,000株、オーバーアロットメント(OA)は990,000株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約29%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は55%です。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
段卓 | 24.84% | ○ |
王暁維(通称名 天野 暁維) | 24.84% | ○ |
(株)イーグルファイナンス | 12.94% | ○ |
創維科技實業有限公司 | 12.94% | ○ |
段世純 | 10.35% | ○ |
武君 | 7.44% | ○ |
雑賀俊行 | 5.17% | ○ |
吉田雅弘 | 0.19% | ○ |
張輝 | 0.19% | ○ |
福井康人 | 0.19% | ○ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
アクシージアの事業は化粧品及び健康補助食品の製造・販売ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。
訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。
予想PERは37.2~39.6倍であり、類似企業と比較すると中間的です。
コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
---|---|---|---|---|
4911 | 資生堂 | 赤字 | 5.82 | 0.60% |
4920 | 日本色材 | 赤字 | 0.74 | 0.00% |
4921 | ファンケル | 54.82 | 6.83 | 0.88% |
4922 | コーセー | 88.43 | 4.30 | 0.74% |
4925 | ハーバー研究所 | 22.41 | 1.31 | 0.99% |
4931 | 新日本製薬 | 25.72 | 4.11 | 1.19% |
4933 | I-ne | 35.50 | 28.22 | 0.00% |
4934 | プレミアアンチエイジング | 36.20 | 43.53 | 0.00% |
約103.2億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの大型です。
上位株主にVCが名を連ねているものの、万遍なくロックアップがかかっています。
東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- Kaizen Platform:+1.7%
- クリーマ:+35.9%
- Retty:+36.5%
- プレミアアンチエイジング:+37.0%
- 日通システム:+83.3%
- I-ne:+12.5%
- ロコガイド:+130.3%
- SREホールディングス:-6.6%
- ランサーズ:+15.3%
- JTOWER:+63.8%
- フリー:+25.0%
- JMDC:+32.5%
- メドレー:-2.3%
- BASE:-6.9%
- HPCシステムズ:-6.0%
- ギフティ:+25.3%
- ステムリム:-7.0%
- ブシロード:+16.6%
- 新日本製薬:+13.2%
- Sansan:+5.8%
- EduLab:+2.2%
- ポート:-37.2%
- 自律制御システム研究所:-16.8%
- SBIインシュアランスグループ:±0%
- MTG:+21.6%
- メルカリ:+66.7%
- ラクスル:+9.7%
- SOU:+24.2%
- 神戸天然物化学:+56.6%
- HANATOUR JAPAN:+10.0%
- ウェルビー:+28.1%
- MS&Consulting:-2.3%
- PKSHA Technology:+128.3%
- ビーグリー:+0.1%
- アイモバイル:-6.8%
- ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
- アカツキ:-8.0%
- ビジョン:+10.7%
- グリーンペプタイド:-8.0%
- メタップス:-7.9%
- イトクロ:+4.1%
- ヘリオス:+22.5%
- Gunosy:±0%
- サンバイオ:-14.5%
- Aiming:+12.2%
- ファーストブラザーズ:+2.5%
- イーレックス:+11.2%
- リボミック:-20.4%
- VOYAGE GROUP:+40.0%
- CYBERDYNE:+130.0%
- アキュセラ・インク:+27.8%
- シグマクシス:+0.3%
- オンコリスバイオファーマ:+34.6%
- じげん:+191.7%
- ペプチドリーム:+216.0%
- UMNファーマ:-8.0%
- ライフネット生命:-7.0%
- ダブル・スコープ:-8.0%
- テラプローブ:-7.5%
- エフオーアイ:-9.4%
- グリー:+51.5%
- カービュー:+5.5%
- ユー・エス・ジェイ:-4.9%
- ゲームオン:-8.0%
- GCA:+28.1%
- ミクシィ:+90.3%
以上を総合考慮して、市況の暗転がないことを前提とすると、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。
主幹事は大和証券です。その他は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、楽天証券、丸三証券、岡三証券で申し込めます。
証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
---|---|---|
大和証券 | 6,072,000 | 92.00% |
野村証券 | 198,000 | 3.00% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 66,000 | 1.00% |
SBI証券 | 66,000 | 1.00% |
楽天証券 | 66,000 | 1.00% |
丸三証券 | 66,000 | 1.00% |
岡三証券 | 66,000 | 1.00% |
三菱UFJグループのauカブコム証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
また、岡三グループの岡三オンライン証券でも取扱いの可能性があります。
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松井証券も委託幹事団に名を連ねる可能性があります。
<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
- やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)