
MS&Consulting(6555)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2017年9月20日(水)~9月26日(火)、上場日は2017年10月5日(木)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,280円(1単元12.8万円)です。仮条件は1,150~1,280円と下振れました。
公開価格は仮条件の上限である1,280円となりました。予想PERは15.1倍、予想PBRは2.23倍(BPS 574.48)です。
初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。
- 1,280〜1,400円(仮条件の上限比±0%~+9.4%)
- 1,150〜1,300円(仮条件の上限比-10.0%~+1.6%)
初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。
- 1,280円(公開価格比±0%)
- 1,200円(公開価格比-6.3%)
MS&Consultingは顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」を基幹サービスとして、従業員満足度調査「サービスチーム力診断」及びコンサルティング・研修などの各種サービスを展開しています。
監査法人は太陽有限責任監査法人で、本社所在地は東京都中央区日本橋小伝馬町4-9 小伝馬町新日本橋ビルディングです。
目次
MS&Consultingとは
MS&Consultingは、顧客企業のサービスプロフィットチェーン(SPC)経営の実現に向け、顧客満足度(CS)・従業員満足度(ES)の向上によるサービスの高品質化・高付加価値化を目的とした経営コンサルティングを行っています。
SPCとは、経営における売上や利益と、従業員満足度、顧客満足度の因果関係を示したフレームワークのことであり、従業員満足度向上→顧客満足度向上→業績向上→従業員満足度向上→・・・の好循環サイクルを指します。
ミステリーショッピングリサーチ(MSR)とは、マーケティングリサーチの一種です。
MS&Consultingのミステリーショッパー(モニター)が一般利用者として顧客企業の運営する店舗等を訪れ、実際の購買活動を通じて商品やサービスの評価を行う顧客満足度調査のことです。
MS&Consultingの覆面調査レポートは、規定どおりのサービスが行われているかどうかのチェックを目的とした同業他社のものとは異なります。
顧客店舗スタッフの働きがいを高め、サービス品質の向上を実現することを目的としており、レポートの活用促進に向けたコンサルティング・研修へと繋がっている点に特徴があります。
具体的には、コンサルティング・研修をとおして、レポートを活用しながら、店舗運営に関する現場オペレーションにまで踏み込んだアクションレベルの改善活動を支援しています。
また、従業員満足度調査としてサービスチーム力診断を提供していますが、こちらも調査による現状把握に止まらず、その後のコンサルティング・研修によって調査結果を従業員満足度の向上に繋げていく活動を支援しています。
MS&Consultingでは、更なる収益拡大のため、顧客基盤の拡大を目的としたサービスのラインナップ拡大と付加価値向上を進めています。
一方、継続性があるMSRで着実に収益が計上されるストック型のビジネスモデルを導入しており、安定した収益基盤の構築も図っています。
従業員数は127名、平均年齢は33.4歳、平均勤続年数は4.6年、平均年間給与は541.1万円です。
サービスの特徴
MS&Consultingは経営コンサルティング会社から分社・独立する形で創業しており、経営コンサルティング会社で培ったノウハウを生かした各種サービスを提供しています。
MSRでは、顧客店舗スタッフの働きがいやモチベーションを高め、自発的な改善活動に繋がるレポートを提供することを重視しています。
そのため、規定どおりのサービスが行われているかどうかを選択肢により評価するチェック主体の調査票ではなく、自由記入のコメントを多用した調査票を導入しています。
外食業界では料理(味・温度・盛り付け)、小売業界では商品説明力や品揃え、自動車業界では自動車関連小売等におけるセールススキル、美容業界ではカウンセリング力など、業界ごとに顧客満足度との相関性の高いものを評価項目に加えています。
さらに、その有効性を高めるために、調査の準備段階では担当コンサルタントが顧客企業とコミュニケーションを図り、顧客ニーズに合わせた調査企画・設計を行うほか、要望に応じて調査実施前・後のコンサルティング・研修を実施いたします。
また、質の高いレポートを提供するため、専門の教育を受けたレポートチェッカーが、モニターの作成した全レポートに目を通し、コメント内容や評価との整合性などを確認しています。
必要に応じてレポートを作成したモニターへのヒアリング等を行うことで、コメントをより具体的かつ効果的なものにメンテナンスするなど、コメントの質・量ともにこだわった消費者目線のレポートを顧客企業へ提供しています。
2017年3月期には、国内において、MSRの顧客企業1,004社に対し年間21万回の調査を実施していますが、これまで蓄積した当該データを活用し、上述のような評価項目の設計や業界平均値等の比較対象データの提供を行っています。
サービスチーム力診断は、リーダーシップ、チーム環境、業務モチベーション、組織ロイヤルティの4つの観点で従業員満足度を調査するサービスです。
2011年9月のサービス開始から累計で36万件の調査実績があり、当該蓄積データより算出された業界平均値や調査結果の高い企業・店舗等の平均値と比較することによって、顧客企業・店舗等の強み・弱みを知ることができます。
コンサルティング・研修では、MSRやサービスチーム力診断の調査結果をもとにボトムアップ型でサービス改善を進めるノウハウ「HERBプログラム」を提供しています。
同プログラムを通じてMSRを用いた改善活動を顧客店舗に定着させ、店舗スタッフのモチベーション向上、働きがいのある職場作りを促進することで、店舗スタッフの定着率向上、店舗スタッフが自発的にサービス品質の向上に取り組む環境構築に繋げています。
B2Cビジネスを営むサービス業をはじめ、多岐にわたる業界がMS&Consultingのサービス提供対象となります。
MS&Consultingでは、各種調査やコンサルティング・研修の質を向上させるため、業界特化チームを組み、それぞれに精通することで、各業界特有の課題認識を捉え、解決に向けたノウハウの充実等を図っています。
現在、顧客基盤の拡大ならびに提供する一連のサービスが顧客企業の経営システムのインフラとして継続的に利用されることを目指し、サービスのラインナップ拡大と付加価値向上に努めています。
サービスのラインナップ拡大においては、訪日外国人客の満足度向上を志向される顧客企業も増加していることから、在日・訪日外国人による覆面調査「インバウンドMS」を実施しています。
2016年4月の障害者差別解消法の施行を受け、障害者による覆面調査「ユニバーサルMS」のサービス展開を図っています。
加えて、2017年3月期にリリースした「カスタマーリサーチ」は、来店客からWEB上でタイムリーにアンケートを取得し、全営業時間帯の店舗状況ならびに顧客満足度をリアルタイムに把握できます。
MSRとの併用により顧客満足度向上施策の実行度やその有効性を高めることに役立つものとMS&Consultingは考えています。
サービスの付加価値向上においては、2015年8月より国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同研究契約を締結し、「サービス・ベンチマーキングによるサービスプロフィットチェーンの高度化」に向けた共同研究を実施しています。
本研究では、MS&Consultingが保有する顧客満足度・従業員満足度データを分析することで、各種調査手法を高度化するとともに、業種別のSPCの傾向や特色を明確化することができます。
研究成果として得られた各種データをMS&Consultingが提供するコンサルティング・研修に役立てています。
その他、顧客企業の店舗スタッフ個々の私有デバイスからレポートを閲覧し、そこから得た気付きを瞬時に発信・共有できるスマートフォンアプリ及びWEBサイト「MSナビ」を開発、2017年3月期よりサービス提供を開始しました。
これにより、顧客店舗におけるレポートの活用状況を詳細に把握することができるようになりました。
また、サービスチーム力診断やeラーニング等とも機能連携を図っており、従来はコンサルティング・研修で提供していたMSR活用のための標準的なコンテンツを動画で提供することも可能となりました。
このような取り組みが功を奏し、多くの既存顧客より継続受注を獲得しており、毎期売上収益に占めるその割合は約9割にも及びます。
MS&Consultingが国内でミステリーショッピングリサーチ事業を提供している業界別の状況は下記の通りです。
| 業界 | 売上収益 (百万円) |
既存顧客 の割合 |
主な業種・業態等 |
|---|---|---|---|
| 外食業界 | 1,080 | 93.80% | 居酒屋、ファストフード |
| 小売業界 | 518 | 75.00% | ショッピングセンター |
| 自動車業界 | 344 | 99.30% | カーディーラー、サービスステーション |
| 美容業界 | 247 | 93.80% | 美容院、エステ |
| レジャー業界 | 165 | 95.70% | カラオケ、ホテル |
| その他 | 186 | - | 金融、宿泊、行政(公共機関)等 |
MSR
他のマーケティングリサーチ手法と比較した際、MSRの最大の特徴は、モニターが依頼を受けた後に実際にサービスを体験するという点にあります。
MSRで提供するレポートには、一消費者であるモニターがサービスの利用前に抱いていた事前期待と実際のサービスを受けて感じた印象との差異を時系列で明らかにしています。
これによって、購買意欲、再来店意思、紹介意思といった結果から、それに至った経緯までを、心理状況の変化も交え詳細に記述しています。
規定どおりのサービスが行われているかはもちろん、その時々の状況によって異なるサービスの実態、その時に行われたやり取りなどの具体的内容、サービスを受けた消費者の心象までを詳細に知ることができます。
このためMSRは、主にサービス業の現場における課題把握調査、または顧客満足度調査の手法として用いられます。
また、調査によって得られる「お客様の生の声」は、サービス業の現場で働く顧客店舗スタッフの働きがいを高める重要な要素となり、顧客満足を大切にする組織風土を生み出し、サービス品質向上の土台を築くことに繋がります。
この土台があるとオペレーション改善が自然に進み、顧客満足度や生産性向上のために必要な改善を続ける企業文化の醸成を促進させることができます。
MSRに取り組む顧客企業の多くは全店舗での調査実施を要望します。
そのため、全国に店舗を有するナショナルチェーン等のニーズに対応するには、離島を含む調査対象店舗のある地域に数多くの登録モニターを確保しておくことが重要となります。
また、年齢や性別、これまでのサービス利用の有無等、限られたモニター属性での調査を求められる場合があります。
こうした様々な調査ニーズに対応するため、MS&Consultingは、30歳・40歳代の女性を中心として、日本全国に44万人のモニターを確保しています。
モニター登録は、MS&Consultingモニター専用サイトの新規会員登録ページにて、利用規約や個人情報保護方針に同意の上、メールアドレスとパスワードを入力することで登録完了となります。
その後、氏名・住所等の詳細な会員情報登録、なりすまし防止のための携帯番号認証、調査モラル教育を目的としたWEBテスト受講などの手続きを行うことで、調査に応募することが可能となります。
さらに、調査時にモニターが遵守しなければならない指定行動の多い調査などでは、モニターの質が強く求められる場合もあります。
そのため、選定されたモニターに対して調査上の留意事項等をまとめた調査マニュアルなどを作成・配布する、レポート作成ノウハウをまとめた「レポートの書き方」やMVRとして表彰した優秀なレポートをモニター専用サイト上に掲載しています。
MVRとは“Most Valuable Report”の略称で、質の高いレポートを提出したモニターを表彰する賞です。
また、提出されたレポートをMS&Consultingの定めるチェック基準で評価し、その結果をモニターにフィードバックする等、モニター教育にも力を入れています。
このレポート評価の結果は、モニターランクの付与基準となっています。モニターランク制度はモニターをダイヤモンド、ゴールド、シルバー、ブロンズ、レギュラーの5階層に区分するものです。
上位階層に位置する程、応募した調査へ優先的に当選するチケットがもらえる等、各種特典が設けられており、質の高いモニターの囲い込みに役立たせています。
加えて、少額謝礼の柔軟な支払対応を可能とするポイント制度(MSポイント)を運用しており、調査への応募等に少額のインセンティブを付けるなどの施策により、稼働率の低いモニターのアクティブ化を図っています。
MSポイントとはMS&Consultingが運営する独自のポイント制度です。MS&Consultingは、覆面調査を行った日本国内のモニターへの謝礼支払方法として、謝礼相当額をMSポイントとして発行しています。
このMSポイントは、商品交換、ANAマイルや他ポイント(PeXポイント等)への移行、銀行振込による現金化が可能です。
MS&Consultingにおける国内の最近5年間のモニター数、モニターが年間で調査した店舗数及び総調査数は以下のとおりとなります。
各種指標の堅調な推移に伴い、国内の売上収益に占めるミステリーショッピングリサーチ事業の割合も年々上昇しており、2017年3月期では96.5%にまで及んでいます。
| 2013年3月期 | 2014年3月期 | 2015年3月期 | 2016年3月期 | 2017年3月期 | |
|---|---|---|---|---|---|
| モニター数(人) | 379,906 | 389,746 | 396,507 | 417,519 | 439,194 |
| 年間調査店舗数(店) | 54,867 | 57,046 | 61,150 | 63,807 | 63,297 |
| 年間総調査数(回) | 160,737 | 166,427 | 175,916 | 189,051 | 209,663 |
| ミステリーショッピングリサーチ事業の売上構成比 | 94.00% | 94.00% | 94.80% | 95.70% | 96.50% |
サービスチーム力診断
サービスチーム力診断は、従業員の働きがいやモチベーションに焦点を当て、リーダーシップ、チーム環境、業務モチベーション、組織ロイヤルティの4つの観点から組織が抱える問題点を明らかにする調査です。
サービスチーム力診断の設問は、各種理論やMS&Consultingのコンサルティング・研修をとおして成果が創出された組織・チームの特徴をもとに設計されています。
顧客店舗スタッフが負担なく回答できるよう設問数も必要最低限に留めており、年に複数回実施し、短いスパンでタイムリーに自店舗の従業員満足度を確認できる仕様となっています。
過去累計36万件の調査実績があり、蓄積データより算出されたサービス業全体やその顧客企業が属する業界、調査結果の高い企業・店舗等の平均値と比較することによって、顧客企業・店舗等の強み・弱みを知ることができます。
MS&Consultingでは、このような調査結果を活用し、組織改善のための支援設計からそれに準じたコンサルティング・研修の提供までをサポートしています。
従来は、コンサルティング・研修の付加サービスとして提供しておりましたが、従業員の働きがい向上に関連する分野は今後に大きな成長余地があると考え、独立したサービスとして提供するに至っています。
コンサルティング・研修
MS&Consultingは、MSRやサービスチーム力診断を活用した改善サイクルが顧客店舗においてスムーズに定着するよう、調査とその結果に基づくコンサルティング・研修をワンストップで提供できるノウハウを有しています。
こうした強みを活かして、以下を主なテーマとしたコンサルティング・研修を実施しています。
- 調査実施前・後で、顧客店舗のスタッフがポジティブに各種調査結果を捉えられるフィードバックのあり方
- 顧客店舗のスタッフに自発的な改善活動を促す方法
- 多くの店舗に共通して見られる課題の解決策、顧客企業内における優秀店舗の取り組み事例
MS&ConsultingのIPOの諸データ
新規発行による手取金の使途については、自社開発システムの機能拡充に伴う設備投資資金、MS&Consulting連結子会社への投融資資金、借入金の返済資金に充当する予定です。
MS&Consultingは、顧客企業の店舗スタッフ個々の私有デバイスからレポートを閲覧し、そこから得た気付きを瞬時に発信・共有できるスマートフォンアプリ及びWEBサイト「MSナビ」を提供しています。
今後、MSナビを用い、顧客店舗スタッフのCS・ESに関するデータ活用度を高め、現場レベルの改善活動をより一層促進してまいりたいと考えています。
具体的には、MSR結果とサービスチーム力診断結果を関連づける分析サマリー画面等の開発、これまでコンサルティング・研修で提供していた標準的なMSR活用ノウハウのeラーニングコンテンツ化推進、成功・失敗事例の収集と店舗状況に合わせた事例のレコメンド機能実装等、MSナビを各種サービスのプラットフォームと位置付け、新たな機能の開発ならびに連携・強化を行ってまいります。
以上のようなMSナビにおける機能拡充のため、システム開発人員の採用及び人件費として9,000千円、外注委託費用として15,000千円を充当する予定です。
MSRは、調査企画の登録から納品までの一連の業務を自社開発したシステム上で行っています。
今後、業務効率の向上を目的としたレポート生産システムの機能拡充を予定しており、そのシステム開発人員の人件費として20,000千円を充当する予定です。
連結子会社である、MS&Consulting(Thailand)Co.,Ltd.及び台灣密思服務顧問有限公司に対して5,000千円の投融資を行う予定です。
MS&Consulting(Thailand)Co.,Ltd.及び台灣密思服務顧問有限公司は、MS&Consultingからの投融資資金の全額を2019年3月期におけるコンサルティング人材の採用及び人件費や顧客企業獲得のための広告宣伝費等の運転資金に充当する予定です。
MS&Consultingの業績推移
業績面では売上高、経常利益、純利益のいずれも右肩上がりの傾向となっています。

営業キャッシュフローは純利益を下回っています。連結での主要な経営指標等の推移(国際会計基準)は下表のとおりです。
| 回次 | 第4期 | 第5期 | |
|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2016年3月 | 2017年3月 | |
| 売上収益 | (千円) | 2,444,722 | 2,641,168 |
| 税引前利益 | (千円) | 494,860 | 506,065 |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | (千円) | 315,791 | 339,511 |
| 親会社の所有者に帰属する当期包括利益 | (千円) | 312,988 | 327,962 |
| 親会社の所有者に帰属する持分 | (千円) | 2,633,782 | 3,023,526 |
| 総資産額 | (千円) | 3,652,174 | 3,917,289 |
| 1株当たり親会社所有者帰属持分 | (円) | 591.86 | 670.4 |
| 基本的1株当たり当期利益 | (円) | 70.96 | 75.98 |
| 希薄化後1株当たり当期利益 | (円) | 69.35 | 73.8 |
| 親会社所有者帰属持分比率 | (%) | 72.1 | 77.2 |
| 親会社所有者帰属持分当期利益率 | (%) | 12.8 | 12 |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 179,320 | 254,428 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △62,199 | △16,556 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △550,155 | △123,228 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 904,453 | 1,019,112 |
| 従業員数 | (人) | 106 | 124 |
提出会社の経営指標等の推移(日本基準)は下表のとおりです。前期の自己資本利益率(ROE)は9.0%であり、自己資本比率は75.9%です。
| 回次 | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | 第5期 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2013年3月 | 2014年3月 | 2015年3月 | 2016年3月 | 2017年3月 | |
| 売上高 | (千円) | - | 1,120,984 | 2,250,536 | 2,444,381 | 2,636,427 |
| 経常利益 | (千円) | -245 | 84,588 | 338,574 | 398,093 | 426,866 |
| 当期純利益 | (千円) | -251 | -107,942 | 170,506 | 209,605 | 237,078 |
| 資本金 | (千円) | 50 | 509,040 | 509,040 | 509,041 | 524,041 |
| 発行済株式総数 | (株) | 1 | 44,500 | 44,500 | 44,500 | 45,100 |
| 純資産額 | (千円) | -201 | 2,116,806 | 2,287,313 | 2,496,918 | 2,763,997 |
| 総資産額 | (千円) | 50 | 3,904,096 | 3,895,519 | 3,492,567 | 3,643,534 |
| BPS | (円) | -201,228 | 47,568.69 | 51,400.30 | 561.11 | 612.86 |
| 1株配当 | (円) | - | - | - | - | 11,087 |
| EPS | (円) | -251,228 | -2,808.50 | 3,831.61 | 47.1 | 53.05 |
| 自己資本比率 | (%) | - | 54.2 | 58.7 | 71.5 | 75.9 |
| 自己資本利益率 | (%) | - | - | 7.7 | 8.8 | 9 |
| 配当性向 | (%) | - | - | - | - | 209 |
| 従業員数 | (人) | 1 | 94 | 101 | 102 | 120 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数は2016年は長らくTOPIX・日経平均と比較すると軟調な展開でしたが、日銀の金融政策決定会合で、日経平均ETFの買い入れ額を減らしてTOPIXを増やしたのを契機に、東証マザーズも動意づきました。
トランプ氏が米国大統領選で勝利したことで大暴落となったものの、翌日以降は急速に反発して、それ以降は堅調な推移となっています。
特に2017年に入ってからモメンタムに加速がつき、3月中旬以降は急調整したものの、急激に切り替えしました。
足元では反落して軟調な展開となっています。一時的な調整で反発したら、IPOにおいて追い風です。逆に調整が継続したら向かい風となります。

(※マネックス証券より)
上場規模
MS&ConsultingのIPOの規模は最大で約55.7億円であり、東証マザーズとしては大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は50,000株、売出株式数は3,732,700株、オーバーアロットメント(OA)は567,300株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約95%と極めて高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約99%です。
貸株人かつ売出人であるTMCAP2011投資事業有限責任組合、株主かつ役員である並木昭憲、辻秀敏、渋谷行秀及び日野輝久には、原則として180日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。
上記のほか、MS&Consultingは、取引所の定める「有価証券上場規程施行規則」の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当に関し、割当を受けた者との間で継続所有等の確約を行っています。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| TMCAP2011投資事業有限責任組合 | 86.88% | ◯ |
| 並木昭憲 | 3.06% | ◯ |
| 辻秀敏 | 3.06% | ◯ |
| 渋谷行秀 | 3.06% | ◯ |
| 日野輝久 | 2.85% | ◯ |
| 佐竹悦幸 | 0.04% | 2018年3月26日からSO行使可能 |
| 若松隆 | 0.04% | 同上 |
| 蛭子健太 | 0.04% | 同上 |
| 古川健 | 0.04% | 同上 |
| 相崎哲史 | 0.04% | 同上 |
初値予想
MS&Consultingの事業は、顧客満足度覆面調査「ミステリーショッピングリサーチ」、従業員満足度調査「サービスチーム力診断」、コンサルティング・研修などの各種サービスということで、IPOにおける人気度は標準的です。
予想PERは15.1倍、予想PBRは2.23倍であり、類似企業と比較して割安感はありません。
| コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 2170 | リンクアンドモチベーション | 37.15 | 11.16 | 0.90% |
| 4792 | 山田コンサルティングGP | 22.58 | 4.15 | 1.79% |
| 6067 | メディアフラッグ | 5.80 | 2.34 | 0.00% |
| 6200 | インソース | 42.53 | 12.68 | 0.86% |
| 9610 | ウィルソンWLW | 18.09 | 0.70 | 0.00% |
| 9644 | タナベ経営 | 19.12 | 1.21 | 2.89% |
| 9757 | 船井総研ホールディン | 42.58 | 5.54 | 1.16% |
売出しの比率が非常に高く、VCによるexitという色彩が濃厚なIPOである点はマイナスポイントです。
約55.7億円という上場規模は東証マザーズとしては大型であり、重量級である点は大きなマイナスポイントです。
需給面では大きな不安材料があります。東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。
- ビーグリー:+0.1%
- アイモバイル:-6.8%
- ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
- アカツキ:-8.0%
- ビジョン:+10.7%
- グリーンペプタイド:-8.0%
- メタップス:-7.9%
- イトクロ:+4.1%
- ヘリオス:+22.5%
- Gunosy:±0%
- サンバイオ:-14.5%
- Aiming:+12.2%
- ファーストブラザーズ:+2.5%
- イーレックス:+11.2%
- リボミック:-20.4%
- VOYAGE GROUP:+40.0%
- CYBERDYNE:+130.0%
- アキュセラ・インク:+27.8%
- シグマクシス:+0.3%
- オンコリスバイオファーマ:+34.6%
- じげん:+191.7%
- ペプチドリーム:+216.0%
- UMNファーマ:-8.0%
- ライフネット生命:-7.0%
- ダブル・スコープ:-8.0%
- テラプローブ:-7.5%
- エフオーアイ:-9.4%
- グリー:+51.5%
- カービュー:+5.5%
- ユー・エス・ジェイ:-4.9%
- ゲームオン:-8.0%
- GCA:+28.1%
- ミクシィ:+90.3%
東証マザーズの大型IPOは、CYBERDYNEやミクシィのようなテーマ性がある銘柄か、バイオ旋風が吹き荒れている時のバイオ銘柄以外は軟調な傾向があります。
以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。日興から勧誘があるか否かに注目します。
主幹事はSMBC日興証券です。その他は、大和証券、野村證券、マネックス証券、SBI証券、いちよし証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| SMBC日興証券 | 3,404,500 | 90.00% |
| 大和証券 | 132,400 | 3.50% |
| 野村証券 | 132,400 | 3.50% |
| マネックス証券 | 37,800 | 1.00% |
| SBI証券 | 37,800 | 1.00% |
| いちよし証券 | 37,800 | 1.00% |
MS&ConsultingのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

SBI証券が幹事に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

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マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。
SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。

SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。
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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:対面証券・ネット証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)
| 銘柄名(2015年) | 発表時 | BB直前 | 結果 |
|---|---|---|---|
| Keeper技研 | やや強気 | やや強気 | 49.1% |
| ケネディクス商業リート投資法人 | 中立 | やや強気 | 13.3% |
| ファーストロジック | 強気 | 強気 | 52.5% |
| ファーストブラザーズ | やや弱気 | やや弱気 | 2.5% |
| ホクリヨウ | 中立 | 中立 | 8.9% |
| ALBERT | 強気 | 強気 | 115.7% |
| シリコンスタジオ | やや強気 | やや強気 | 102.0% |
| コラボス | 強気 | 強気 | 137.6% |
| エムケイシステム | 強気 | 強気 | 332.0% |
| ショーケース・ティービー | 強気 | 強気 | 193.9% |
| ヘルスケア&メディカル投資法人 | やや強気 | やや強気 | 54.5% |
| エスエルディー | 強気 | 強気 | 15.3% |
| ヒューマンウェブ | やや強気 | やや強気 | 11.7% |
| イード | 強気 | 強気 | 46.4% |
| ファーストコーポレーション | やや強気 | やや強気 | 25.0% |
| RSTechnologies | 中立 | 中立 | -23.6% |
| シンデン・ハイテックス | やや強気 | やや強気 | 12.2% |
| ハウスドゥ | やや強気 | やや強気 | 47.2% |
| Aiming | 中立 | 中立 | 12.2% |
| モバイルファクトリー | 強気 | 強気 | 99.4% |
| 日本動物高度医療センター | やや強気 | やや強気 | 44.2% |
| プラッツ | やや強気 | やや強気 | 70.2% |
| sMedio | やや強気 | やや強気 | 58.7% |
| サンバイオ | 弱気 | 弱気 | -14.5% |
| 海帆 | やや強気 | やや強気 | 76.5% |
| Hamee | やや強気 | やや強気 | 67.2% |
| 日本スキー場開発 | 中立 | 中立 | 9.9% |
| シーアールイー | 弱気 | 弱気 | -7.3% |
| 三機サービス | 中立 | 中立 | 37.1% |
| レントラックス | 強気 | 強気 | 53.1% |
| リンクバル | やや強気 | やや強気 | 27.9% |
| ジグソー | 強気 | 強気 | 236.4% |
| Gunosy | 中立 | 中立 | 0.0% |
| デザインワン・ジャパン | やや強気 | やや強気 | 50.9% |
| テラスカイ | 強気 | 強気 | 350.0% |
| ヘリオス | 中立 | 弱気 | 22.5% |
| スマートバリュー | 強気 | 強気 | 344.9% |
| マーケットエンタープライズ | 強気 | 強気 | 167.0% |
| デジタル・インフォメーション・テクノロジー | 強気 | 強気 | 246.2% |
| エコノス | 弱気 | 中立 | 120.0% |
| 中村超硬 | 弱気 | 弱気 | 11.8% |
| メニコン | やや強気 | やや強気 | 73.5% |
| 冨士ダイス | 弱気 | 弱気 | 50.9% |
| ファンデリー | 強気 | 強気 | 102.1% |
| ナガオカ | 中立 | 中立 | 40.6% |
| サムティ・レジデンシャル投資法人 | 中立 | 中立 | -2.9% |
| 富士山マガジンサービス | 強気 | 強気 | 126.4% |
| クレステック | やや強気 | やや強気 | 82.4% |
| 平山 | やや強気 | やや強気 | 29.5% |
| アイリッジ | 強気 | 強気 | 429.2% |
| デクセリアルズ | 弱気 | 弱気 | -3.1% |
| ジャパン・シニアリビング投資法人 | やや強気 | やや強気 | -10.5% |
| イトクロ | 中立 | 中立 | 4.1% |
| PCIホールディングス | やや強気 | やや強気 | 169.6% |
| エスケーホーム | 中立 | やや強気 | 13.8% |
| パルマ | 強気 | 強気 | 70.5% |
| メタップス | 中立 | 中立 | -7.9% |
| ラクト・ジャパン | 中立 | 中立 | 0.0% |
| 土木管理総合試験所 | 中立 | 中立 | -2.4% |
| アクアライン | 強気 | 強気 | 21.7% |
| ベステラ | やや強気 | やや強気 | 25.0% |
| STUDIOUS | やや強気 | やや強気 | 20.0% |
| JESCOホールディングス | 中立 | 中立 | 5.4% |
| ピクスタ | 強気 | 強気 | 34.8% |
| アイビーシー | 強気 | 強気 | 251.0% |
| ブランジスタ | やや強気 | 強気 | 43.8% |
| AppBank | やや強気 | 強気 | 45.8% |
| グリーンペプタイド | 弱気 | 弱気 | -8.0% |
| GMOメディア | やや強気 | やや強気 | 101.1% |
| パートナーエージェント | やや強気 | 強気 | 217.5% |
| バルニバービ | やや強気 | やや強気 | 130.0% |
| 日本郵政 | 中立 | 中立 | 16.5% |
| ゆうちょ銀行 | 中立 | 中立 | 15.9% |
| かんぽ生命保険 | 中立 | 中立 | 33.1% |
| ロゼッタ | 強気 | 強気 | 433.1% |
| あんしん保証 | 強気 | 強気 | 292.5% |
| ベルシステム24HD | 弱気 | 弱気 | -5.0% |
| ネオジャパン | 強気 | 強気 | 401.7% |
| いちごホテルリート投資法人投資法人 | 中立 | 中立 | -1.8% |
| インベスターズクラウド | やや強気 | やや強気 | 93.3% |
| 鎌倉新書 | やや強気 | 強気 | 180.6% |
| ラクス | 強気 | 強気 | 228.7% |
| ランドコンピュータ | やや強気 | やや強気 | 103.4% |
| ダブルスタンダード | 強気 | 強気 | 128.8% |
| オープンドア | やや強気 | やや強気 | 23.3% |
| ミズホメディー | やや強気 | やや強気 | 156.5% |
| ツバキ・ナカシマ | 弱気 | 弱気 | 4.5% |
| アートグリーン | 中立 | 中立 | 46.2% |
| フリュー | やや強気 | 弱気 | 0.6% |
| ビジョン | 中立 | 中立 | 10.7% |
| アークン | 強気 | 強気 | 262.1% |
| マイネット | 強気 | やや強気 | 19.3% |
| ソネット・メディア・ネットワークス | 強気 | 強気 | 139.1% |
| ソーシャルワイヤー | 強気 | 強気 | 56.9% |
| ケイアイスター不動産 | 弱気 | 弱気 | 6.8% |
| プロパティエージェント | やや強気 | やや強気 | 115.0% |
| 一蔵 | 中立 | 弱気 | 2.1% |