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リボミックのIPOの初値予想

更新日: IPO

リボミック

リボミック(4591)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は9月8日(月)~9月12日(金)です。

新規上場する市場は東証マザーズです。想定価格は2,240円(1単元22.4万円)です。仮条件は2,000~2,300円となりました。公募価格は仮条件の上限である2,300円となりました。

リボミックはRNAアプタマーを用いた分子標的薬の研究・開発が主業務のバイオベンチャーです。代表取締役社長の中村義一氏は東京大学名誉教授です。RNA科学とアプタマー創薬についての基盤技術を、満足すべき治療薬のない癌や免疫疾患の分野での新薬の開発に活用することを目指しています。

所在地は東京都港区白金台です。


リボミックのIPO

リボミックはアプタマー創薬技術に関するプラットフォームである「RiboARTシステム」をベースとした創薬事業を展開している創薬プラットフォーム系バイオベンチャーです。

アプタマーとは核酸であるRNAを素材とした分子で、病気の原因となるタンパク質に結合してその働きを阻害あるいは調節します。

リボミックは特にいまだに満足すべき治療法のない疾患領域に的を絞り、医療機関・患者から求められている新薬の提供を目指しています。

自社での新薬開発に加えて、他の製薬会社の要請に応じて新薬のシーズを供与できます。自社創薬と、製薬会社との共同研究をバランスよく組み合わせることが基本方針です。

自社創薬

一定の開発段階まで自社独自で医薬候補となるアプタマーを開発し、その成果を製薬企業にライセンス・アウトする事業です。契約締結時に受け取る契約一時金、開発進行に伴うマイルストーン収入、製品上市後の売上に応じたロイヤルティーを得ます。

「難治性炎症疾患に対するRNAアプタマー新薬の開発」に関して、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のイノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択されています。

「アプタマー創薬」に関するこれまでの自社研究およびトランスレーショナル・リサーチの成果として、アプタマー医薬に関する多くの物質特許を出願しており、権利は知的財産で確保されています。

共同研究

アプタマー医薬の研究を提携製薬企業と共同で行い、分担する業務に応じて提携先から支払われる研究費を収入として得る事業です。

共同研究では、アドバイザリー契約を除いて、一定の開発段階に達した時点で、提携先の製薬会社に権利をライセンスアウトし、相応の契約一時金やマイルストーン収入を得ます。

現在の共同研究パートナーは、大塚製薬、全薬工業、大正製薬です。

従業員数は16名、平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は6.7年、平均給与は629.4万円です。

業績推移

業績面では、売上高は平成23年3月期をピークに右肩下がりでしたが、今期は第1四半期時点で大きな売上を出しています。バイオベンチャーらしく、経常利益・純利益はマイナスが続いていますが、今期の第1四半期時点では利益を出しています。営業キャッシュフローもマイナスが続いています。

平成26年3月期の自己資本利益率は赤字、自己資本比率は71.9%です。

リボミックの業績推移

 市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は大局的には右肩上がりでした。ここに来て上値が重くなっており、一気に突き抜けるか反落するか注目が集まっています。

東証マザーズのチャート(2014年5月19日~8月19日)
(※マネックス証券より)

上場規模

リボミックのIPOの規模は最大で約55.7億円であり、東証マザーズとしては重量級です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率は約20%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。

経営陣、創業者の中村一族、大塚製薬、全薬工業、岩井化学薬品に原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

京大ベンチャー・イノベーションエンジン・ジャフコ・大和・日興・オリックス・SMBC等のVCにはロックアップがかかっていません。

まとめ

バイオベンチャーの新興市場へのIPOは、市況・IPOの動向に左右されます。

IPOが絶好調であるここ2年ほどは、アキュセラインク+27.8%、ヒューマン・メタボローム+221.4%、オンコリスバイオファーマ+34,6%、リプロセル+456.3%、ペプチドリーム+216.0%と手堅いリターンが続いています。

ギリギリまで市場の動向を注視して、参加スタンスを固めるのが無難です。現段階では中立とします。

主幹事は大和証券であり、副幹事はみずほ証券です。その他は、いちよし証券、エース証券、SBI証券マネックス証券で申し込めます。

<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名BB前直前結果
アメイズやや強気やや強気9.2%
N・フィールド強気強気106.7%
サンワカンパニー強気強気268.4%
オープンハウス中立やや強気18.0%
エンビプロ・ホールディングス中立中立48.6%
バリューHR強気強気101.8%
エナリスやや強気やや強気156.1%
SIA不動産投資法人中立中立-4.7%
システム情報強気強気372.9%
ANAP強気強気410.0%
メディアドゥ強気強気256.7%
M&Aキャピタルパートナーズ強気強気233.3%
イオンリート投資法人やや強気やや強気9.5%
じげんやや強気強気191.7%
アライドアーキテクツ強気強気229.4%
ライドオン・エクスプレスやや強気強気55.3%
ホットリンク強気強気165.6%
ブイキューブ強気強気117.3%
オンコリスバイオファーマやや強気やや強気34.6%
オウチーノ強気強気130.0%
エンカレッジ・テクノロジ強気強気118.2%
日本アクアやや強気やや強気24.9%
アズマハウスやや強気やや強気10.0%
シンプロメンテ強気強気135.3%
イーグランドやや強気やや強気27.3%
足利ホールディングス中立中立7.4%
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン強気強気124.4%
アビストやや強気やや強気0.0%
ダイキアクシスやや強気やや強気3.9%
シグマクシスやや強気やや強気0.3%
ウィルグループ中立中立-4.2%
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ強気強気221.4%
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気
ロックオン強気
リアルワールド強気
AMBITIONやや強気
ジェネレーションパス強気

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