ジェネレーションパスのIPOの初値予想

更新日:   IPO

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ジェネレーションパス

ジェネレーションパス(3691)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は9月3日(水)~9月9日(火)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,090円(1単元10.9万円)です。仮条件は1,090~1,200円と上振れました。

ジェネレーションパスは「優良な商材を創る企業の大切な思いを、消費者へと伝える橋渡し役を担う企業でありたい」という企業理念のもと、「ECマーケティング事業」を主たる事業として展開しています。ポンパレモールで3月度ポンパレモール グランプリに選ばれています。

監査法人はあずさ監査法人です。所在地は西新宿です。都庁、新宿中央公園、ハイアットリージェンシー、京王プラザ、ヒルトン東京の近くです。

ジェネレーションパスのIPO

ジェネレーションパスは、ECマーケティング事業とECサポート事業が主な事業です。

ECマーケティング事業

マーケティングの基礎となるビッグデータを、自社ECサイト、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazon等のECモール及びインターネット全体から収集・分析し、当社グループと取引のあるメーカー及び卸売事業者から提案された商品に、消費者の購買につながる可能性の高いキーワード、商品画像、価格等を設定し、ECサイトで販売を行う事業です。

膨大な量のマーケティングデータ(ビッグデータ)の収集・分析を継続的かつ適時に行うシステムを自社開発しています。店舗については「リコメン堂」の屋号で、インテリア、ファッション、美容コスメ、スポーツ等のジャンル別に複数のモールにまたがり、7月末時点では合計25店舗を展開しています。

EPO(EC Platform Optimization)と名付けたマーケティング手法に基づき、収集したデータから計画・施策を立て、商品の販売を行い、その結果を検証・評価し、また次の再販施策に活用しています。

取扱う商品ジャンルは限定せずに、インテリア、ファッション、美容コスメ、スポーツ、キッズ・ベビー、家電、食品、日用品、その他の幅広いジャンルの商品を取り扱っています。商品提供元はリコメン堂への出品に費用はかからないので、リスクを負うことなくネット上で商品販売ができます。また、リコメン堂でテストマーケティングを行うことも可能です。

ECサポート事業

ジェネレーションパスのECマーケティング機能を、今後ECサイトの運営を検討中である、または既に運営している企業向けに提供する事業です。

各種マーケティングデータを活用し、対象となるECサイトへ売れる商品情報の提供、店舗デザインの編集、商品構成(選定)と最適な検索キーワード及び商品ページの作成、集客、顧客対応等の運営支援を全般的に行うサービスです。

導入までの初期費用とマーケティング活動に必要な費用以外は、実際に商品が売れた段階で発生する成果報酬型のビジネスモデルです。

その他、ブライダル、七五三、卒園卒業、自分史、社史などの映像製作、アルバム及び写真のデジタル化サービスを行っていますが、

従業員数は36名、平均年齢は30.23歳、平均勤続年数は2.04年、平均給与は259.4万円です。平均給与の低さが光ります。

業績推移

業績面では、売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益も大局的には右肩上がりです。営業キャッシュフローは前期はマイナスでした。

平成25年12月期の自己資本利益率は24.8%、自己資本比率は30.8%です。

ジェネレーションパスの業績推移

 市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は8月4日までは威風堂々の右肩上がりでした。そこから15%近く急速に下落しましたが、再度高値を窺っている状況です。

東証マザーズのチャート(2014年5月19日~8月19日)
(※マネックス証券より)

上場規模

ジェネレーションパスのIPOの規模は最大で約5.1億円であり、かなり小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率は約28%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。

経営陣、創業者の岡本一族に原則として90日間のロックアップがかかっています。

まとめ

ネット関連マザーズ企業であり、IPOでは人気の高い業種です。ECサイト・ECコンサルはありきたりですけれども、ビッグデータをマーケティングに活かすという旬の話題を盛り込んでいます。

上場規模も非常に小さく、鉄板のIPOです。初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事は野村證券であり、副幹事はSMBC日興証券です。その他は、みずほ証券、東海東京証券、SBI証券、藍澤證券、岩井コスモ証券、松井証券で申し込めます。

<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名BB前直前結果
ネクステージやや強気やや強気18.2%
アメイズやや強気やや強気9.2%
N・フィールド強気強気106.7%
サンワカンパニー強気強気268.4%
オープンハウス中立やや強気18.0%
エンビプロ・ホールディングス中立中立48.6%
バリューHR強気強気101.8%
エナリスやや強気やや強気156.1%
SIA不動産投資法人中立中立-4.7%
システム情報強気強気372.9%
ANAP強気強気410.0%
メディアドゥ強気強気256.7%
M&Aキャピタルパートナーズ強気強気233.3%
イオンリート投資法人やや強気やや強気9.5%
じげんやや強気強気191.7%
アライドアーキテクツ強気強気229.4%
ライドオン・エクスプレスやや強気強気55.3%
ホットリンク強気強気165.6%
ブイキューブ強気強気117.3%
オンコリスバイオファーマやや強気やや強気34.6%
オウチーノ強気強気130.0%
エンカレッジ・テクノロジ強気強気118.2%
日本アクアやや強気やや強気24.9%
アズマハウスやや強気やや強気10.0%
シンプロメンテ強気強気135.3%
イーグランドやや強気やや強気27.3%
足利ホールディングス中立中立7.4%
アーキテクツ・スタジオ・ジャパン強気強気124.4%
アビストやや強気やや強気0.0%
ダイキアクシスやや強気やや強気3.9%
シグマクシスやや強気やや強気0.3%
ウィルグループ中立中立-4.2%
ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ強気強気221.4%
ヒューリックリート投資法人中立中立13.0%
アキュセラインクやや強気中立27.8%
サイバーリンクス強気強気172.9%
日本BS放送中立中立6.6%
エンバイオ・ホールディングス強気強気126.0%
ダイキョーニシカワ中立中立12.4%
日立マクセルやや弱気やや弱気-4.8%
ジャパンディスプレイ中立中立-14.6%
ホットマンやや強気やや強気67.5%
みんなのウェディング強気強気27.1%
ディー・エル・イーやや強気やや強気101.0%
サイバーダイン強気強気130.0%
エスクロー・エージェント・ジャパンやや強気やや強気290.8%
トレックス・セミコンダクターやや弱気やや弱気-10.4%
丸和運輸機関中立中立-8.8%
ジョイフル本田中立中立-1.9%
フィックスターズ強気強気162.0%
白鳩強気強気46.2%
日本リート投資法人中立中立4.0%
西武ホールディングスやや弱気やや弱気0.0%
東武住販やや強気やや強気12.0%
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-1.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気
ロックオン強気
リアルワールド強気
AMBITIONやや強気

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