上場!coly(4175)のIPOの初値予想

更新日: IPO

coly

coly(4175)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年2月8日(月)~2月15日(月)、上場日は2021年2月26日(金)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は3,930円(1単元39.3万円)です。公募価格は2021年2月16日(火)に決定。

仮条件は3,930円~4,130円と上振れました。予想PERは13.6~14.2倍です。

初値予想はやや大きめのプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

6,000〜7,500円(仮条件の上限比+45.3%~+81.6%)

colyはモバイルオンラインゲーム開発・運営、グッズ販売・IP利用許諾などのMD(マーチャンダイジング)を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都港区赤坂4-2-6 住友不動産新赤坂ビル5Fです。

colyとは

colyは「もっと、面白く」という企業理念を掲げ、モバイルオンラインゲームを軸とした女性向けコンテンツ開発を通じて人間の精神を、延いては社会を「より一層」豊かにするために、面白いものを集め、知り、創り出すという使命のもとコンテンツ事業を展開しています。

colyは主にApple Inc.及びGoogle Inc.が運営する各プラットフォームにおいて、モバイルオンラインゲームの提供を行っています。

一部、「ドラッグ王子とマトリ姫」については、ダウンロードや月額基本料は無料で提供していますが、アイテムに対する課金制ではなく、ストーリーを一作品ずつ購入し読み進めるサービス内容となっています。

colyでは女性向けモバイルオンラインゲーム市場のユーザーは、主人公(ユーザー)と登場キャラクターとの恋愛要素を嗜好する「夢女子」と呼ばれる層と男性キャラクター同士の恋愛・友情要素を嗜好する「腐女子」と呼ばれる層の2つに大別できると考えています。

モバイルオンラインゲーム開発の一部を外部クリエイターに委託していますが、企画段階から女性向けコンテンツ創作の実績がある著名なクリエイター陣の関与を受けており、両方の層にアプローチ可能な独自の開発体制を整えています。

また、colyが開発したモバイルオンラインゲームに登場するキャラクターを使用し、グッズの企画、販売等を行っています。

さらにcolyが保有しているIPについて、アミューズメント事業を運営する株式会社バンダイナムコアミューズメントや、株式会社鉄人化計画などとライセンス契約を締結しており、ロイヤリティ収益やマーケティング機会の獲得にも注力しています。

従業員数は235名、平均年齢は28歳2ヶ月、平均勤続年数は2年2ヶ月、平均年間給与は429.9万円です。

colyのIPOの諸データ

colyの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。

colyの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第2期第3期第4期第5期第6期
決算年月2016年1月2017年1月2018年1月2019年1月2020年1月
売上高(千円)136,423461,9871,350,6262,446,8303,359,421
経常利益(千円)6,567120,861279,525383,433273,611
当期純利益(千円)5,22783,098197,255250,613194,494
資本金(千円)5,0005,0005,0005,0005,000
発行済株式総数(株)100100100100100
純資産額(千円)13,80496,902294,158544,772739,266
総資産額(千円)17,204207,729505,079904,4161,092,870
BPS(円)138,048969,0292,941,584121.06164.28
1株配当(円)
EPS(円)268,741830,9821,972,55555.6943.22
自己資本比率(%)80.246.658.260.267.6
自己資本利益率(%)59.8150.1100.959.730.3
配当性向(%)
営業CF(千円)315,774△14,930
投資CF(千円)△36,972△75,050
財務CF(千円)△16,856△6,000
現金等(千円)549,562453,581
従業員数(人)212994148200

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は他の株価指数が好調な中、ここ数ヶ月はボックスでの推移となっていましたが、足元では復調の気配が漂っています。

軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

colyのIPOの規模は最大で約59.9億円であり、東証マザーズとしては大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は804,000株、売出株式数は522,000株、オーバーアロットメント(OA)は198,900株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約29%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は39%です。

株主名保有割合ロックアップ
中島瑞木45.00%
中島杏奈45.00%
佐々木大地10.00%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

colyの事業はモバイルオンラインゲーム開発・運営、グッズ販売・IP利用許諾などのMD(マーチャンダイジング)ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは13.6~14.2倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2121ミクシィ14.511.014.39%
2706ブロッコリー20.531.271.85%
3639ボルテージ55.691.370.00%
3672オルトプラス赤字3.440.00%
3668コロプラ21.691.571.82%
3758アエリア赤字1.440.87%
3903gumi9.651.790.56%
4751サイバーエージェント94.7010.580.49%
7803ブシロード18.232.890.00%

約59.9億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの大型です。

上位株主にVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • ウェルスナビ:+50.0%
  • ヤプリ:+65.8%
  • プレイド:+99.4%
  • Kaizen Platform:+1.7%
  • クリーマ:+35.9%
  • Retty:+36.5%
  • プレミアアンチエイジング:+37.0%
  • 日通システム:+83.3%
  • I-ne:+12.5%
  • ロコガイド:+130.3%
  • SREホールディングス:-6.6%
  • ランサーズ:+15.3%
  • JTOWER:+63.8%
  • フリー:+25.0%
  • JMDC:+32.5%
  • メドレー:-2.3%
  • BASE:-6.9%
  • HPCシステムズ:-6.0%
  • ギフティ:+25.3%
  • ステムリム:-7.0%
  • ブシロード:+16.6%
  • 新日本製薬:+13.2%
  • Sansan:+5.8%
  • EduLab:+2.2%
  • ポート:-37.2%
  • 自律制御システム研究所:-16.8%
  • SBIインシュアランスグループ:±0%
  • MTG:+21.6%
  • メルカリ:+66.7%
  • ラクスル:+9.7%
  • SOU:+24.2%
  • 神戸天然物化学:+56.6%
  • HANATOUR JAPAN:+10.0%
  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

以上を総合考慮して、初値予想はやや大きめのプラスリターンです。

主幹事はみずほ証券です。その他は、野村證券、SBI証券、楽天証券、丸三証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
みずほ証券1,166,90088.00%
野村証券132,60010.00%
SBI証券13,3001.00%
楽天証券6,6000.50%
丸三証券6,6000.50%

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<投資スタンス>
やや強気+
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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