新規上場!HANATOUR JAPAN(6561)のIPOの初値予想

更新日: IPO

HANATOUR JAPAN

HANATOUR JAPAN(6561)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2017年11月29日(水)~12月5日(火)、上場日は12月15日(金)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,580円(1単元25.8万円)です。仮条件は1,900円~2,000円と窓を開けて大幅に下振れました。

公開価格は仮条件の上限である2,000円となりました。予想PERは18.5倍、予想PBRは4.07倍(BPS 491.88)です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。大手初値予想会社の初値予想は以下の通りです。

  • 2,000〜2,200円(仮条件の上限比±0%~+10.0%)
  • 2,000〜2,500円(仮条件の上限比±0%~+25.0%)

初値予想会社の直前初値予想は以下の通りとなっています。

  • 2,000円(公開価格比±0%)
  • 2,500円(公開価格比+25.0%)

HANATOUR JAPANは韓国からの日本向けインバウンド旅行商品にかかる日本国内の各種手配業務、中国、東南アジアからのインバウンド手配業務、旅行販売専用サイトの運営等の事業を展開しています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツです。本社所在地は東京都港区西新橋3-23-5御成門郵船ビル2階です。大阪、九州、北海道、沖縄に営業所があります。

HANATOUR JAPANとは

HANATOUR JAPANの旅行事業の内容は下表のとおりです。

区分主な事業内容
韓国からのインバウンド手配旅行業HANATOUR SERVICE INC.からの送客に対し、現地のホテル、バス、レストラン、観光地等の手配業務
(有)友愛観光バスとの業務提携により、各地のバス手配
パッケージツアー、来日個人旅行者、企業の報奨旅行等の受注型企画商品の取り扱い
中国、東南アジアからのインバウンド手配旅行業アジア各国からのパッケージツアー、来日個人旅行者、企業の報奨旅行、航空券、ホテル等の手配旅行、企画商品の取扱い
フィリピン、ベトナム、インド、タイ等の現地エージェントの新規開拓営業に注力
ホテル、旅館等の宿泊のみの商品の手配、販売日本全国のホテルの仕入、年間ブロックによる客室を確保し、旅行・宿泊予約専門サイト「ジャパンリョカンネット」を運営
日本現地ツアー、オプションツアー、チケット斡旋販売各国に全国の観光地の入場券、交通パス(SUICA、KANSAI THRU PASS、SUNQパス等)、オプショナルツアーを販売
レンタカー事業沖縄への旅行者向けにレンタカー事業を展開

HANATOUR JAPANの子会社の事業の内容は以下のとおりです。

会社名セグメント主な事業内容
(有)友愛観光バスバス事業バス運行業務より快適な、より安全な友愛観光バスを目標に、インバウンドを中心とした貸切観光バスの運行・送迎バスの運行
(株)STAR SHOP&LINE免税販売店事業免税店「STAR☆SHOP」の運営・小売韓国の旅行客に好まれる商品を揃え、韓国市場に特化した免税店の運営(札幌、大阪、福岡)
空港や港、市内に近い場所に位置して、団体ツアーの利用に便利な立地で店舗を展開
バス事業九州、関西、北海道にて周遊観光バス「くるくるバス」の運営個人旅行者をターゲットに、主に九州地域の有名観光地をバスで楽に回るシティ・観光ツアーを運行
大阪地域や北海道の季節限定ツアー
(株)アレグロクスTMホテルマネジメント施設運営事業Tmark City ホテルの運営「Tmark City ホテル札幌」の運営
HANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDその他ソフトウエア開発ソフトウエア開発やWebシステム開発、運用保守管理等

今後の取り組みとしては、競争力のある旅行商品づくり、個人向け商品の拡大、旅行事業にかかるインフラとして関連事業の拡大、新規マーケットの開拓に取り組む方針です。

HANATOUR JAPANが属する業界は、個人旅行客(FIT)が更に増加することが予想されます。

京都の坂

個人旅行客は既存のパッケージ商品の購買ではなく、OTA(Online Travel Agent)を通じてホテル等を予約する傾向にあり、今後は一層拍車がかかるとHANATOUR JAPANは考えています。

しがたって、HANATOUR JAPANはOTA(Online Travel Agent)を通した旅行商品の販売を強化するため、ホテルやチケット等の商品の販売方法のオンライン化を推進することを計画しています。

また、取扱旅行客の約8割が韓国からとなっている中で、今後の更なる成長のためには、ベトナム、タイ、インドネシアなどの東南アジア諸国、中国及びインドからの訪日外国人旅行を増やす必要があると考えています。

そのため、今年度はインドにおいて連絡事務所を設置する等、新規マーケットにおけるインバウンドを取り込むための各種施策を講じて行く方針です。

従業員数は155名、平均年齢は32.7歳、平均勤続年数は2.8年、平均年間給与は364.1万円です。


HANATOUR JAPANのIPOの諸データ

新規発行による手取金の使途については、設備投資、子会社への融資、プロモーション費用(旅行事業の海外拠点増設費等)、人材の採用・育成、アウトバウンド事業のための人材投資・ウェブサイトの購入等に充当する予定です。

HANATOUR JAPANの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益は右肩上がりの傾向となっています。

HANATOUR JAPANの業績推移

営業キャッシュフローは包括利益を下回っています。前期の自己資本利益率(ROE)は45.3%であり、自己資本比率は36.7%です。 連結経営指標の推移は下表のとおりです。

回次第11期第12期
決算年月平成27年12月平成28年12月
売上高(千円)4,620,5005,111,995
経常利益(千円)1,238,0201,405,633
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)903,109942,345
包括利益(千円)903,109942,345
純資産額(千円)1,607,6772,550,022
総資産額(千円)5,260,8096,948,713
1株当たり純資産額(円)160.77255
1株当たり当期純利益金額(円)90.3194.23
自己資本比率(%)30.636.7
自己資本利益率(%)76.545.3
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)662,461433,029
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)721,128△512,924
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)△650,241161,703
現金及び現金同等物の期末残高(千円)1,207,9421,288,577
従業員数(人)230284

提出会社の経営指標等は下表のとおりです。

回次第8期第9期第10期第11期第12期
決算年月平成24年
12月
平成25年
12月
平成26年
12月
平成27年
12月
平成28年
12月
売上高(千円)377,063617,615800,1901,498,1911,484,118
経常利益(千円)91,773268,375305,999587,669732,525
当期純利益(千円)183,998190,734192,726422,991477,444
資本金(千円)100,000100,000100,000100,000100,000
発行済株式総数(株)2,0002,0002,0002,0002,000,000
純資産額(千円)271,247425,588618,314991,3061,468,750
総資産額(千円)1,642,1191,622,9993,646,5713,411,1743,652,975
BPS(円)135,624212,794309,15799.13146.88
1株配当(円)25,000
EPS(円)91,99995,36796,36342.347.74
自己資本比率(%)16.526.21729.140.2
自己資本利益率(%)102.754.736.952.638.8
株価収益率(倍)
配当性向(%)11.8
従業員数(人)7592106131137

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数は2016年11月半ばをボトムとして長らく堅調な展開が続いていましたが、7月下旬~9月上旬は反落して軟調な展開でした。

しかし、9月6日をボトムとしてここ2ヶ月は上昇トレンドとなっています。このまま堅調に推移したら、IPOにおいて追い風です。逆に再度調整に突入したら向かい風となります。

東証マザーズ指数のチャート(2017年8月14日~11月10日)
(※マネックス証券より)

上場規模

HANATOUR JAPANのIPOの規模は最大で約75.6億円であり、東証マザーズとしてはかなりの大型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は1,000,000株、売出株式数は1,550,000株、オーバーアロットメント(OA)は382,500株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約27%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約61%です。

売出人かつ貸株人であるHANATOUR SERVICE INC.及び李 炳燦、売出人である金 英南、李 相姫、李 珉周、金 東起、金 尚昱、李 光守、並びに株主である鈴木 芳明及び富岡 正典には、原則として90日間のロックアップがかかっています。株価上昇による解除条項はありません。

株主名保有割合ロックアップ
HANATOUR SERVICE INC.70.00%
李炳燦25.79%
金英南1.00%
李相姫0.50%
李珉周0.50%
金東起0.30%
金尚昱0.25%
李光守0.25%
朴大烈0.15% 
金沢正憲0.13% 

初値予想

HANATOUR JAPANの事業はインバウンド旅行商品にかかる日本国内の各種手配業務、旅行販売専用サイトの運営等の事業ということで、IPOにおける業種の人気度は未知数です。

旅行業としてはありきたりですが、インバウンド特化という点はユニークです。

予想PERは18.5倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
6548旅工房253.613.710.00%
9376ユーラシア旅行社30.480.973.92%
9603エイチ・アイ・エス21.082.640.74%
9726KNT-CTホールディングス24.371.710.00%

約75.6億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの大型で重量感があります。上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

3日前に2社、2日前に4社、前日に2社が上場して、更にイオレと同時上場である過密日程がマイナスポイントです。

IPOセカンダリー・チームならびに初値突撃隊の関心は、イオレに集中すると思われます。

しかし、絶好調で活況の株式市場はプラス材料で、IPOの初値も堅調な展開となっています。通常であれば公募割れ濃厚のような銘柄までプラスとなっています。

成長性が高い点、東京オリンピックに向けたインバウンド客の増加期待もプラス材料です。

東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ウェルビー:+28.1%
  • MS&Consulting:-2.3%
  • PKSHA Technology:+128.3%
  • ビーグリー:+0.1%
  • アイモバイル:-6.8%
  • ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
  • アカツキ:-8.0%
  • ビジョン:+10.7%
  • グリーンペプタイド:-8.0%
  • メタップス:-7.9%
  • イトクロ:+4.1%
  • ヘリオス:+22.5%
  • Gunosy:±0%
  • サンバイオ:-14.5%
  • Aiming:+12.2%
  • ファーストブラザーズ:+2.5%
  • イーレックス:+11.2%
  • リボミック:-20.4%
  • VOYAGE GROUP:+40.0%
  • CYBERDYNE:+130.0%
  • アキュセラ・インク:+27.8%
  • シグマクシス:+0.3%
  • オンコリスバイオファーマ:+34.6%
  • じげん:+191.7%
  • ペプチドリーム:+216.0%
  • UMNファーマ:-8.0%
  • ライフネット生命:-7.0%
  • ダブル・スコープ:-8.0%
  • テラプローブ:-7.5%
  • エフオーアイ:-9.4%
  • グリー:+51.5%
  • カービュー:+5.5%
  • ユー・エス・ジェイ:-4.9%
  • ゲームオン:-8.0%
  • GCA:+28.1%
  • ミクシィ:+90.3%

東証マザーズの大型IPOは、CYBERDYNEやミクシィのようなテーマ性がある銘柄か、バイオ旋風が吹き荒れている時のバイオ銘柄以外は軟調な傾向があります。

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。

SBI証券以外はパスしますが、みずほからバーター取引を持ちかけられた場合は応じていいというスタンスです。


主幹事はみずほ証券です。その他は、SBI証券、SMBC日興証券、岡三証券、岩井コスモ証券、エース証券、極東証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
みずほ証券2,295,00090.00%
SMBC日興証券102,0004.00%
SBI証券51,0002.00%
岩井コスモ証券25,5001.00%
エース証券25,5001.00%
岡三証券25,5001.00%
極東証券25,5001.00%

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今回は幹事団に入っていませんが、マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券で申込、対面証券では原則申込(回数制限やS級狙いで回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

過去のIPO初値予想の履歴

過去のIPO初値予想の履歴

銘柄名(2015年)発表時BB直前結果
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RSTechnologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気126.4%
クレステックやや強気やや強気82.4%
平山やや強気やや強気29.5%
アイリッジ強気強気429.2%
デクセリアルズ弱気弱気-3.1%
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気やや強気-10.5%
イトクロ中立中立4.1%
PCIホールディングスやや強気やや強気169.6% 
エスケーホーム中立やや強気13.8%
パルマ強気強気70.5%
メタップス中立中立-7.9%
ラクト・ジャパン中立中立0.0%
土木管理総合試験所中立中立-2.4%
アクアライン強気強気21.7% 
ベステラやや強気やや強気25.0%
STUDIOUSやや強気やや強気20.0%
JESCOホールディングス中立中立5.4%
ピクスタ強気強気34.8%
アイビーシー強気強気251.0%
ブランジスタやや強気強気43.8%
AppBankやや強気強気45.8%
グリーンペプタイド弱気弱気-8.0%
GMOメディアやや強気やや強気101.1%
パートナーエージェントやや強気強気217.5%
バルニバービやや強気やや強気130.0%
日本郵政中立中立16.5%
ゆうちょ銀行中立中立15.9%
かんぽ生命保険中立中立33.1%
ロゼッタ強気強気433.1%
あんしん保証強気強気292.5%
ベルシステム24HD弱気弱気-5.0%
ネオジャパン強気強気401.7%
いちごホテルリート投資法人投資法人中立中立-1.8%
インベスターズクラウドやや強気やや強気93.3%
鎌倉新書やや強気強気 180.6%
ラクス強気強気228.7%
ランドコンピュータやや強気やや強気103.4%
ダブルスタンダード強気強気128.8%
オープンドアやや強気やや強気23.3%
ミズホメディーやや強気やや強気156.5%
ツバキ・ナカシマ弱気弱気4.5%
アートグリーン中立中立46.2%
フリューやや強気弱気0.6%
ビジョン中立中立 10.7%
アークン強気強気262.1%
マイネット強気やや強気19.3%
ソネット・メディア・ネットワークス強気強気139.1%
ソーシャルワイヤー強気強気56.9%
ケイアイスター不動産弱気弱気6.8%
プロパティエージェントやや強気やや強気115.0%
一蔵中立弱気2.1%

  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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