上場!日本調理機(2961)のIPOの初値予想

更新日: IPO

日本調理機

日本調理機(2961)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年10月22日(金)~10月28日(木)、上場日は2021年11月9日(火)です。

新規上場する市場は東証2部で、想定価格は2,710円(1単元27.1万円)です。公募価格は2021年10月29日(金)に決定。

仮条件は2,610円~2,710円と下振れました。予想PERは8.5~8.8倍です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

2,750〜3,200円(仮条件の上限比+1.5%~+18.1%)

日本調理機は、多数の人に継続的に食事を提供する集団給食施設等向けの厨房機器の開発・製造・販売・修理を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都大田区東六郷 3-15-8です。

日本調理機とは

日本調理機の主力製品は、食器洗浄機、消毒保管機、回転釜、炊飯器、スチームコンベクションオーブン3等です。

中心的顧客は、教育としての学校給食、健康管理としての病院給食、福利厚生としての社員給食等、営利目的より社会貢献に重点を置く集団給食施設の運営者となっています。

日本調理機は社会生活に欠かせない「食」に対し、「安心・安全な製品およびサービス」を提供することにより、新たな社会の発展に貢献することを目指しています。

日本調理機は全国の集団給食施設を含む外食作業を取引対象とする業務用総合厨房機器メーカーとして、『安心、安全、こだわり』をモットーとし、製造面に関しては、厳格な品質管理体制のもと、栃木工場及びに大分工場の2工場体制で生産を行っています。

日本調理機の主たる販売先である学校・病院は、いずれも官公庁向けが主流であり、社員給食等は民間向けが主流となっていますが、発注者が官公庁の場合や民間でも大型案件の場合は、入札形式となる場合があります。

製品の製造販売のみならず、常に顧客の目線に立ち、設備・機械等のハード面から、動線・運用・アフターフォローといったソフト面を考慮した厨房システムの企画、開発、設計、生産から施工、アフターサービスに関する事業を行うことが特徴です。

その中でも日本調理機の事業の最大の特徴は、無償でコンサルティングサービスを提供し、顧客ごとのベストな「厨房」づくりを実現することです。

「厨房」づくりにあたり、当業界においては各メーカーが自社製品を推奨する営業を行うのが一般的ですが、日本調理機は「常に消費者の視点に立って考える」「顧客満足に貢献する」という基本理念に立ち、顧客ニーズの実現に努め、自社製品・他社製品の中から最適な製品の導入ができるよう事業を推進しています。

日本調理機は創業以来70数年にわたり、集団給食向けの厨房機器を日本中の様々な施設で施工しており、その実績とアフターサービス情報に基づき、顧客の施設あるいは厨房機器に関する様々な情報を蓄積しています。

従業員数は543名、平均年齢は44歳、平均勤続年数は19年7ヵ月、平均年間給与は540.0万円です。

日本調理機のIPOの諸データ

日本調理機の業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度も目立っています。

日本調理機の業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第 78 期第 79 期第 80 期第 81 期第 82 期
決算年月2016年9月2017年9月2018年9月2019年9月2020年9月
売上高(千円)16,537,66916,777,85016,605,34116,164,06915,902,295
経常利益(千円)1,053,240890,688490,977400,304491,640
当期純利益(千円)703,878582,652342,860267,232332,089
資本金(千円)597,600597,600597,600597,600597,600
発行済株式総数(株)9,735,7279,735,7279,735,727973,572973,572
純資産額(千円)4,486,4264,933,4835,139,7725,289,5795,513,369
総資産額(千円)11,726,59412,203,42912,591,68812,457,30812,339,216
BPS(円)460.82506.74527.925,433.165,663.19
1株配当(円)141412110120
EPS(円)72.2959.8435.22274.48341.1
自己資本比率(%)38.240.440.842.444.6
自己資本利益率(%)15.611.86.656.1
配当性向(%)19.323.3344035.2
営業CF(千円)△558,325443,524678,676
投資CF(千円)△154,678△32,3746,412
財務CF(千円)△236,414△219,516△198,120
現金等(千円)1,880,0882,071,2512,557,297
従業員数(名)535547556552535

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっています。

年初来高値をブレイクして堅調な相場に移行すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

日本調理機のIPOの規模は最大で約7.9億円であり、東証二部としては小型です。

公募株式数は145,000株、売出株式数は108,000株、オーバーアロットメント(OA)は37,900株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約26%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は43%です。

株主名保有割合ロックアップ
(有)第一エア工業21.08%
田中幸子10.75%
齋藤德子10.57%
日本調理機従業員持株会10.48%
齋藤隆哉8.19%
田中成和3.79%
黒澤公雄3.14% 
西山昌子3.12%
佐藤由美子3.03%
齋藤有史2.31%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

日本調理機の事業は多数の人に継続的に食事を提供する集団給食施設等向けの厨房機器の開発・製造・販売・修理ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。

予想PERは8.5~8.8倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2751テンポスホールディングス17.682.640.45%
5941中西製作所9.710.441.73%
5965フジマック29.060.542.58%
5982マルゼン13.010.901.33%
6405鈴茂器工17.600.901.16%
6420フクシマガリレイ14.271.431.14%
6459大和冷機工業22.560.922.40%
9930北沢産業28.830.512.02%

約7.9億円という上場規模は東証2部としては小型です。上位株主にはVCはなく、満遍なくロックアップがかかっています。

東証2部の10億円未満の小型IPOは、初値の勝率が高いです。2008年以降では9勝2敗。

過去実績

  • 木村工機:-14.6%
  • ダイコー通産:+12.5%
  • フルテック:+105.0%
  • ランドコンピュータ:+103.4%
  • 竹本容器:+2.0%
  • スターフライヤー:+73.0%
  • 日本ドライケミカル:+8.9%
  • 島根銀行:+22.3%
  • 電算:+2.9%
  • 八洲電機:+120.0%
  • 内外トランスライン:-7.0%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。

主幹事はSBI証券です。その他は、大和証券、三菱UFJモルスタ証券、岡三証券、極東証券、水戸証券、岩井コスモ証券、エイチ・エス証券、藍澤證券、松井証券、光世証券、東洋証券、むさし証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
SBI証券214,80084.90%
大和証券12,7005.02%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券6,3002.49%
岡三証券5,1002.02%
岩井コスモ証券2,5000.99%
極東証券2,5000.99%
アイザワ証券1,3000.51%
エイチ・エス証券1,3000.51%
光世証券1,3000.51%
東洋証券1,3000.51%
松井証券1,3000.51%
水戸証券1,3000.51%
むさし証券1,3000.51%

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日本調理機のIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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