上場!恵和(4251)のIPOの初値予想

更新日: IPO

恵和

恵和(4251)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2019年10月11日(金)~10月18日(金)、上場日は2019年10月30日(水)です。

新規上場する市場は東証2部で、想定価格は770円(1単元7.7万円)です。仮条件は700円~770円と下振れました。

公開価格は仮条件の上限である770円となりました。予想PERは8.2倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定しています。

730〜830円(仮条件の上限比-5.2%~+7.8%)

恵和は高機能フィルムメーカーで、コア技術であるSheeting(製膜)、Laminating(積層)、Coating(塗布)に、Ultra Precision(高精度な先端技術やお客様対応)を加えることで、顧客ニーズに合わせた先端機能フィルムとソリューションを展開しています。

監査法人は有限責任監査法人トーマツで、本社所在地は東京都中央区日本橋茅場町2-10-5 住友生命茅場町ビル3階です。

恵和とは

恵和は光拡散フィルム、高機能光学フィルムの開発、製造、販売を行う「光学シート事業」、包装資材、産業資材の開発、製造、販売を行う「機能製品事業」の2つの事業に関する製品の開発・製造・販売を行っています。

従業員数は274名、平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は13.5年、平均年間給与は412.3万円です。

光学シート事業

恵和のCoating技術、Sheeting技術を活用し、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン、車載ディスプレイ等の液晶ディスプレイに利用される光拡散フィルム、偏光制御フィルム等の光学シート部材の開発・製造・販売を行っています。

主要製品となる光拡散フィルム「オパルス」は、液晶ディスプレイの光源であるバックライトユニット構成部材の1つであり、光のムラをなくし、光を均一に拡散させる機能を有するプラスチックフィルムです。

また、少ない光源で全体を明るくするため省電力の役割も担っています。

それ以外にも、恵和グループのSheeting技術を活用して、様々な特性を有する樹脂を複合的に組み合わせた高機能光学フィルムを製造しています。

ニーズに応じた機能(高硬度、耐擦傷性、光学性能、耐熱性、防汚性、反射防止等)を付加する事が可能です。

光拡散フィルムと比べて、より高精度化、高機能化が要求される各種センサー用途、次世代自動車の車載ディスプレイ等の分野での活用が期待されています。

機能製品事業

機能製品事業は、恵和創業時より長年培ってきた事業であり、安定的に収益を生み出す恵和グループの根幹の1つを担う事業です。

当事業では、紙、フィルム等にコーティングやラミネーティング加工をする他、自社でシート成形したフィルムを貼り合せる等により、特定の機能(防湿性・耐熱性・耐久性・対候性・剝離性等)を付加した包装資材、産業資材の製造・販売を行っています。

包装資材は、印刷用紙等の紙製品を湿気から保護する防湿紙、冷延鋼鈑等の金属製品を湿気から保護し、さらに錆の発生を防ぐ機能を持った防錆紙等、各産業の製造工程で必要不可欠な包装材料です。

産業資材は、工程紙とカスタム品で構成されています。

工程紙は合成皮革、ウレタンフォーム・ウレタンフィルム、炭素繊維等の製品を製造する過程において、製品の支持体になると同時に、表面に形状(凹凸模様等の型押し)を与える機能を持った産業資材であり、その用途(最終商品)は多岐に渡ります。

また、カスタム品は、顧客の機能に合わせてカスタマイズする様々な製品の総称であり、恵和では主に建築資材の製造・販売を行っています。

上記のほか、野菜・果実のハウス栽培時に入光を確保し、害虫や汚染水等から作物を守る農業資材、太陽光発電において太陽電池内部を空気中の水分や紫外線等の外部環境から保護し、長期間に渡り劣化を防止するバックシート等の製造・販売を行っています。


恵和のIPOの諸データ

恵和の業績推移

業績面では売上高は減収、経常利益・純利益は減益の年度もあり、ボックスでの推移となっています。

恵和の業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次 第71期 第72期
決算年月 2017年12月 2018年12月
売上高 (千円) 14,558,837 15,758,666
経常利益 (千円) 72,725 741,855
親会社株主に帰属する当期純利益 (千円) 226,025 451,768
包括利益 (千円) 356,573 294,992
純資産額 (千円) 2,764,371 3,057,883
総資産額 (千円) 14,680,203 13,999,374
1株当たり純資産額 (円) 466.95 516.53
1株当たり当期純利益金額 (円) 38.18 76.31
自己資本比率 (%) 18.8 21.8
自己資本利益率 (%) 8.7 15.5
株価収益率 (倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー (千円) 1,251,385 2,055,183
投資活動によるキャッシュ・フロー (千円) △1,151,598 △397,536
財務活動によるキャッシュ・フロー (千円) △1,043,454 △1,506,721
現金及び現金同等物の期末残高 (千円) 1,513,086 1,650,955
従業員数 (名) 394 386

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証2部指数は2016年7月以降は長らく上昇トレンドが続いていましたが、2018年1月23日をピークに調整局面に突入し、下落相場が続いていました。

2019年8月に崩れましたが、9月に入ってからは回復基調となっています。

再度堅調な相場に回帰すれば、IPOにおいて追い風となり、反落したら向かい風となります。

上場規模

恵和のIPOの規模は最大で約17.6億円であり、東証二部としてはやや大型です。

公募株式数は1,500,000株、売出株式数は483,000株、オーバーアロットメント(OA)は297,400株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約31%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は約24%です。

株主名 保有割合 ロックアップ
長村惠弌 70.75%
長村みどり 4.55%
江田徐紅 2.59%
石田憲次 2.30%
足利正夫 2.12%
恵和従業員持株会 2.09%
久保武 1.65%
中島由起 1.61%
東亞合成(株) 1.12%
野口順次郎 1.04%

初値予想

恵和の事業は「光学シート事業」、包装資材、産業資材の開発、製造、販売を行う「機能製品事業」ということで、IPOにおける人気度は高くありません。

予想PERは8.2倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード 銘柄名 PER PBR 配当利回り
4221 大倉工業 6.61 0.43 3.35%
4239 ポラテクノ 37.43 1.12 1.51%
4366 ダイトーケミックス 15.51 0.29 2.30%
4980 デクセリアルズ 19.77 0.98 4.26%
6988 日東電工 14.02 1.16 3.86%
7908 きもと 赤字 0.45 2.86%
7917 藤森工業 9.89 0.95 2.24%

約17.6億円という上場規模は東証2部としてはやや大型です。上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

東証2部の20億円以上のIPOの初値結果は以下のとおりです。

  • ナルミヤ・インターナショナル:-3.8%
  • 信和:-3.8%
  • オプティマスグループ:+11.2%
  • 要興業:+26.7%
  • プレミアグループ:-4.3%
  • Casa:+2.7%
  • ウェーブロックホールディングス:-3.9%
  • 船場:-7.5%
  • ジャパンミート:+3.0%
  • 一蔵:+2.1%
  • ケイアイスター不動産:+6.8%
  • ラクト・ジャパン:±0%
  • 冨士ダイス:+50.9%
  • シーアールイー:-7.3%
  • 大冷:-6.7%
  • SFPダイニング:-16.5%
  • 日本ビューホテル:-2.3%
  • OATアグリオ:-6.3%
  • 丸和運輸機関:-8.8%
  • 日本BS放送:+6.6%
  • ウィルグループ:-4.2%
  • アサンテ:+11.2%
  • ファルテック:+5.3%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。


主幹事は大和証券です。その他は、いちよし証券、SBI証券、東海東京証券、エース証券で申し込めます。

証券会社名 割当株式数 割当比率
大和証券 1,884,000 95.01%
いちよし証券 39,600 2.00%
SBI証券 19,800 1.00%
東海東京証券 19,800 1.00%
エース証券 19,800 1.00%

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込(回数制限で回避することも)
  3. 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:SBI証券以外は原則回避、対面証券はバーター取引ならOK(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
  5. 弱気:SBI証券以外は回避

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