上場が中止!リッチメディアのIPOの初値予想

更新日: IPO

リッチメディア

リッチメディア(6170)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は7月22日(水)~7月28日(火)、上場日は8月10日(月)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は2,380円(1単元23.8万円)です。仮条件は2,330~2,430円と上限が上振れています。

初値予想は大幅なプラスリターンです。大手初値予想会社の初値予想は5,000~5,800円となっています。

リッチメディアは、「アイディアと情熱で夢を叶える」という経営理念のもと、ヘルスケア&ビューティーメディアの運営を通じて人と人、人と企業とを繋げる懸け橋となることで企業価値の最大化を図ることを目指しています。

監査法人はトーマツです。本社所在地は東京都新宿区西新宿7-20-1 住友不動産西新宿ビル24Fです。

東証は、「予定していた新株式発行及び株式売出しの中止が決議され、有価証券上場規程に定める形式要件を満たさないこととなった」のを理由として、リッチメディアの上場の承認を取り消しました。

リッチメディアは、「当社内部統制の有効性に関して確認すべき事項が発見され、本日開催の当社取締役会において、当該確認に時間を要するものと判断したことから、募集株式発行並びに株式売出しの中止と、それに伴う上場手続きの延期を決議した」と公表しています。

リッチメディアは、「今後の上場手続きの再開時期については、当該確認の結果を踏まえ、状況を慎重に見極めたうえで総合的に判断する予定です。」とIRしています。

リッチメディアのIPO

リッチメディアとは

リッチメディアは、世界で10人に1人に利用されるサービスの創造を目指し、「ひとりひとりの1日を少しでも豊かに」をテーマに常に新たなサービス・技術を創造し、革新していくことを基本方針としています。

インターネットメディア・マーケティングを通じて、ユーザーの検索・アクセス履歴、属性、行動変容などをオーディエンスデータとして蓄積したインターネットメディアを構築し、それをもとに顧客ニーズに合致した広告サービスを提供しています。

従業員数は77名、平均年齢は30.1歳、平均勤続年数は1.9年、平均給与は473.5万円です。

ヘルスケア領域

ヘルスケア領域においては、ドクター、管理栄養士などの専門家の監修のもと、「お肌」「からだ」「こころ」の3つの軸で正しいスキンケアを学べる・実践できる場として、美容情報サイト「スキンケア大学」を運営しています。

また、化粧品会社を主な顧客としたインターネット広告サイトの制作、運用を行う「受託」サービスを行っています。

昨今のインターネットの急速な普及を背景に、ユーザーが入手可能な情報は、真偽を問わず多種多様なものとなっています。

そのような状況のもと、リッチメディアグループでは、個人の主観による口コミを主体としたメディアが多く存在している中で、ユーザーが情報の取捨選択する際に安心・安全を選択する事ができるメディア運営を目指しています。

「スキンケア大学」においては、ドクター221名、管理栄養士16名(ともに平成27年5月31日時点)、多数の美容専門家の監修のもと、ユーザーが真に信頼できる情報を提供すべく、ドクターによる医学的見地に基づいた「スキンケア講座」、管理栄養士による美肌のための「美肌レシピ」等、さまざまなコンテンツを提供しています。

また、平成26年2月には男性向けに「メンズスキンケア大学」を、平成26年11月には「ヘルスケア大学」を新たにリリースし、ユーザー層の拡大及びサービス領域の拡大を図っています。

従来のスキンケアに限らない、総合的な医学情報サイトの構築を目指し、今後増加していく高齢化問題や医療費問題に対し、健康促進や未病予防を促進するセルフメディケーションやデータヘルスに貢献することを目指しています。

これらの取組みにより、ユーザーからの支持は着実に高まっており、平成27年5月31日時点で月間PV数3,750万PV、月間UU数818万UUとなっています。

ヘルスケア領域における収益モデルは、主に化粧品メーカーや製薬会社、クリニック等の法人向けインターネット広告サービスの提供であり、企業ブランド及び商品イメージの向上、伝達を目的としたタイアップ広告、バナー広告等を提供しています。


ビューティー・サロン領域

ビューティー・サロン領域においては、主にサロン予約サイト「KamiMado」及びヘアスタイルスナップSNS「HAIR」の運営を行っています。

KamiMado」は、平成25年12月に㈱アップヒルズより事業譲受を行った「かみまど」を平成26年4月より「KamiMado」としてリニューアルオープンしたもので、ユーザーが地域、沿線等の検索から美容室への予約を行うためのシステムをサロン、ユーザーへ提供することで収益を獲得しています。

「KamiMado」は主に、販売代理店を活用した営業活動を行っており、平成27年5月31日時点で9,000店舗を超える掲載数となっています。

HAIR」は、平成26年5月にリリースしたサービスで、美容師及び一般ユーザーを対象として、ヘアスタイルを自由に投稿することができるものとなっています。

「HAIR」は美容室という「店舗」ではなく、その中で働く「美容師」という個人にフォーカスし、自らの仕事(ワーク)を投稿することで、個人単位でのプロモーションを行えることが特徴となります。

また、平成27年1月には女性誌「NYLON JAPAN」との共同企画としてヘアスタイリストコンテストを開催し、認知度及びユーザーの拡大を図っています。

その他

主に在外子会社であるPT.MEDIA MAKMURにて、インドネシアへの進出を検討する企業及び現地企業へのマーケティングサービスの提供を行っています。

現地で運営する美容情報サイト「Kawaii Beauty Japan」から収集したオーディエンスデータを基にサービスを提供しています。

また、日本企業向けに現地化支援サービスを行っています。

業績推移

業績面では売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

リッチメディアの業績推移

営業キャッシュフローは純利益を上回っている年度と下回っている年度があります。前期の自己資本利益率(ROE)は11.4%であり、自己資本比率は41.6%です。

決算年月平成25年6月平成26年6月
売上高(千円)1,265,639
経常利益(千円)84,550
当期純損失(△)(千円)△52,080
包括利益(千円)△59,562
純資産額(千円)578,103
総資産額(千円)821,747
1株当たり純資産額(円)401.81
1株当たり当期純損失金額(△)(円)△39.58
自己資本比率(%)69.5
自己資本利益率(%)
株価収益率(倍)
営業活動キャッシュフロー(千円)162,230
投資活動キャッシュフロー(千円)△269,264
財務活動キャッシュフロー(千円)384,150

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズは美しい右肩上がりとなっていましたが、ギリシャ大暴れでGDとなりました。その後は急速に戻したものの、予想を覆した国民投票の否決で再度波乱含みとなりました。

東証マザーズのチャート(2015年4月6日~2015年7月6日)
(※マネックス証券より)

上場規模

リッチメディアのIPOの規模は最大で約3.3億円であり、東証マザーズとしても非常に小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約9%と非常に低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は59%です。

売出人である坂本幸蔵及び貸株人である林順之亮並びリッチメディア株主であるJAIC-IF4号投資事業有限責任組合、MICイノベーション3号投資事業有限責任組合には、原則として90日間のロックアップがかかっています。ロックアップは1.5倍で解除されます。

また、リッチメディアは、取引所の定める有価証券上場規程施行規則の規定に基づき、上場前の第三者割当等による募集株式等の割当等に関し、割当を受けた者との間に継続所有等の確約を行っています。

株主名保有割合ロックアップ
坂本幸蔵45.00%
林順之亮14.63%
(株)リンクアンドモチベーション4.49% 
KDDI新規事業育成2号投資事業有限責任組合4.36%制度
(株)コンタクトセンター4.23%制度
(株)アップヒルズ4.23% 
JAIC-IF4号投資事業有限責任組合3.96%
みずほキャピタル第3号投資事業有限責任組合2.97% 
MICイノベーション3号投資事業有限責任組合2.97%
オー・エイ・エス(株)2.38% 

まとめ

業種面ではヘルスケア&ビューティーメディアの運営ということで、IPOにおける人気度は高いです。

成長性も高く、業種面でも少子高齢化時代でも確実に需要は豊富なジャンルで成長ストーリーは描けます。

約3.3億円という上場規模は東証マザーズとしても小型であり、公開比率も非常に低く、需給状況は良好です。

東証マザーズの小型ネット企業ということで初値高騰の可能性は高いでしょう。仮に市況が暗転したとしても、リッチメディアのようなプラチナIPOだと初値はしっかりでしょう。

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事はみずほ証券です。その他は、SBI証券、いちよし証券、SMBC日興証券、マネックス証券、岩井コスモ証券、髙木証券、エイチ・エス証券で申し込めます。

マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる

<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・弱気の4段階)

※過去1年間のIPO初値予想の履歴

銘柄名発表時BB直前結果
インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人中立中立5.7%
ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング中立中立-7.7%
ムゲンエステート中立中立10.0%
フリークアウト強気強気250.0%
ポバール興業中立中立6.6%
OATアグリオ中立中立-6.3%
メドピア強気強気131.3%
レアジョブ強気強気169.7%
VOYAGE GROUP強気強気40.0%
鳥貴族やや強気やや強気120.7%
イグニス強気強気342.1%
日本ビューホテルやや弱気やや弱気-2.3%
ジャパンインベストメントアドバイザーやや強気やや強気126.3%
ロックオン強気強気284.6%
リアルワールド強気強気79.8%
AMBITIONやや強気強気62.0%
ジェネレーションパス強気強気119.2%
リボミック中立やや強気-20.4%
FFRI強気強気176.5%
ホットランド中立中立-1.7%
ヤマシンフィルタ中立中立19.6%
すかいらーく中立中立0.0%
リクルートホールディングス中立中立2.3%
GMOリサーチ強気強気133.3%
セレス強気強気55.4%
オプティム強気強気260.0%
アルファポリス強気強気93.2%
エランやや強気やや強気70.3%
日本ヘルスケア投資法人やや強気やや強気48.1%
SHIFT強気強気361.5%
CRI・ミドルウェア強気強気462.5%
日本PCサービス中立やや強気67.7%
トーセイリート投資法人やや弱気中立11.6%
積水ハウス・リート投資法人やや強気やや強気22.7%
弁護士ドットコム強気強気215.4%
クラウドワークス強気強気73.2%
スノーピークやや強気やや強気134.3%
ビーロット強気強気422.4%
GMO TECH強気強気135.2%
テクノプロ・ホールディングス中立中立-5.0%
アトラやや強気やや強気77.4%
マークラインズ強気強気77.3%
メディカル・データ・ビジョン強気強気135.9%
U-NEXTやや強気中立31.7%
SFPダイニングやや弱気やや弱気-16.5%
今村証券中立中立27.4%
フルッタフルッタ強気やや強気51.5%
竹本容器中立中立2.0%
gumi中立中立0.0%
大冷やや弱気やや弱気-6.7%
アドベンチャー強気強気127.2%
メタウォーターやや弱気やや弱気-6.0%
サイジニア強気強気125.8%
インターワークスやや強気やや強気16.7%
イーレックス中立中立11.2%
データセクション強気強気73.1%
綿半ホールディングスやや弱気やや弱気6.3%
ヨシックス中立中立29.4%
東京ボード工業やや弱気やや弱気-8.0%
カヤック強気強気222.0%
エクストリーム強気強気296.4%
MRT強気強気309.4%
Keeper技研やや強気やや強気49.1%
ケネディクス商業リート投資法人中立やや強気13.3%
ファーストロジック強気強気52.5%
ファーストブラザーズやや弱気やや弱気2.5%
ホクリヨウ中立中立8.9%
ALBERT強気強気115.7%
シリコンスタジオやや強気やや強気102.0%
コラボス強気強気137.6%
エムケイシステム強気強気332.0%
ショーケース・ティービー強気強気193.9%
ヘルスケア&メディカル投資法人やや強気やや強気54.5%
エスエルディー強気強気15.3%
ヒューマンウェブやや強気やや強気11.7%
イード強気強気46.4%
ファーストコーポレーションやや強気やや強気25.0%
RS Technologies中立中立-23.6%
シンデン・ハイテックスやや強気やや強気12.2%
ハウスドゥやや強気やや強気47.2%
Aiming中立中立12.2%
モバイルファクトリー強気強気99.4%
日本動物高度医療センターやや強気やや強気44.2%
プラッツやや強気やや強気70.2%
sMedioやや強気やや強気58.7%
サンバイオ弱気弱気-14.5%
海帆やや強気やや強気76.5%
Hameeやや強気やや強気67.2%
日本スキー場開発中立中立9.9%
シーアールイー弱気弱気-7.3%
三機サービス中立中立37.1%
レントラックス強気強気53.1%
リンクバルやや強気やや強気27.9%
ジグソー強気強気236.4%
Gunosy中立中立0.0%
デザインワン・ジャパンやや強気やや強気50.9%
テラスカイ強気強気350.0%
ヘリオス中立弱気22.5%
スマートバリュー強気強気344.9%
マーケットエンタープライズ強気強気167.0%
デジタル・インフォメーション・テクノロジー強気強気246.2%
エコノス弱気中立120.0% 
中村超硬弱気弱気11.8%
メニコンやや強気やや強気73.5%
冨士ダイス弱気弱気50.9%
ファンデリー強気強気102.1%
ナガオカ中立中立40.6%
サムティ・レジデンシャル投資法人中立中立 -2.9%
富士山マガジンサービス強気強気 
クレステックやや強気やや強気 
平山やや強気やや強気 
アイリッジ強気強気 
デクセリアルズ弱気  
ジャパン・シニアリビング投資法人やや強気  
イトクロ中立  
PCIホールディングス強気  
エスケーホーム中立  
  • この記事を書いた人

まつのすけ

14年に渡ってクレカ・電子マネー等のキャッシュレス決済を探求。日本のキャッシュレス化に貢献することが目標です。55枚のクレジットカードを保有し、支払年会費の総額は113万円。実生活において徹底的に活用した経験を活かして、記事を執筆しております。

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